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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives「悲しい知らせ 届く~AJ クイネルが死んだ !!~」11/01/10

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私が愛してやまなかった作家、A.J.クイネルが死んだ!
次の作品が出版されるのを首を長くして待っていました。
なかなか出版されないのは、それだけ話が入り組んでいるに違いない、と勝手に想像を
膨らませて待っていたのです。病気(肺がん)とは知りませんでした。
戦争、内戦、不正…世界を舞台にスケールの大きな作品を次々に送り出していました。
書かれているものから、強い精神力と頑丈な肉体を持った人と想像していたのですが…
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クイネルとの出会いは今から20年近く前になります。
何を読もうかと迷っていた私にある友人が「今ならクイネルしかないでしょう」といって
「スナップ・ショット」を貸してくれました。
物語の展開の早さと登場人物の魅力で、たちまちトリコになってしまいました。
友人は「してやったり」という顔つきで「メッカを撃て」「サンカルロの対決」「燃える男」
「ヴァチカンからの暗殺者」の4冊をさしだしたのです。***

作品の中に、元傭兵・クリシーを主人公にしたシリーズがあります。
男っぽく、少し影があって寡黙、リーダー・シップもある彼は男から見ても魅力的です。
彼が活躍するシリーズは、読むのを中断するのが惜しく読み終えてしまうのはもっと惜しい…
そう言いたくなるほど、読む者の気持ちを惹きつけました。
活劇っぽい話が多く、女性向けではないかもしれませんが、男には“たまらない”作家です。

なぞの多い作家でした。
晩年は少しずつ明らかにしていたようですが、彼が扱うテーマの周辺が極めて危険なため、
正体を明かせないのだという話がまことしやかに伝わっていました。
途中から原文で読むようになったことで、彼の魅力は更に増しました。
難しい単語が使われていないので読みやすく、英語だともっとスピード感があるからです。
アマゾンなどなかったころから、アメリカに行くたびに新作を探したものです。
ただし、「こんなに面白いのになぜ?」と不思議に思うほど、どの本屋にも置いてあるという
わけではなく、しかも、新作の発表までに少しずつ時間がかかるようになっていました。
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全作品を読みましたが、もう彼の新しい物語に出会うことはありません。
特に、男がほれる男、クリシーに会えないのは悲しいです。
亡くなった場所が、彼が愛し、クリシーもまた愛した地中海に浮かぶ島、ゴゾだったのが、
せめてもの救いでした。

全米でニューヨークに行ったら、はじめに日本語訳で読んだ5作品の原語版を手に入れようと
考えています。 (2005年7月)

***アマゾンで入手できるようです。


同年代が相次いで…

先日の山下敬二郎さんに続き、昨日は高見沢宏さん、今日は横沢彪さんの訃報に接した。

高見沢さんは男性コーラス、ダークダックスの一員だった。
慶応の合唱団、ワグネル・ソサエティーから生まれたダークダックスは美しいハーモニーと
清潔感が売り物でファンから長く愛された。
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横沢さんはフジテレビの1年先輩だったが、同年齢だったこともあって、よく話をした。
フジテレビに労働組合が誕生して間もなく、日枝現会長らとともにその中心的人物として
経営者からにらまれ、一時、子会社や関連プロダクションなどに“飛ばされて”いた。
苦労人のプロデューサーは本社に戻ったあと、「THE MANZAI」、「オレたちひょうきん族」、
「笑っていいとも」などのヒット番組を生んだ。
その前に、彼が子供向け番組「ママと遊ぼうピンポンパン」のプロデューサーだったことは
あまり知られていないが、なかなかのアイディアマンだった。

テレビの世界では、強力なプロデューサーと、その下で働くディレクターたちのグループを
“シマ”と呼ぶが、面倒見がよくて人望がある彼のシマはまとまりの良さを感じたものだ。

数年前から体調が悪そうなことは知っていたが、今朝のニュースで亡くなったことを知った。
どんどん、さびしくなる。

Archivesについて
当ブログは2003年4月下旬に開設したHPに始まり、YAHOO時代を経て
今年から、こちらに移ってきました。間もなく“通算”で9年目に入ります。
中には初めからずーっと読んでいる方もおいででしょうが、書き込みなどを
見ていると、1,2年周期で“読者”が入れ替わっているようです。

そこで、気分を新たにスタートしたこちらのブログでは、古い記事の中から、
“面白そうな”ものを選んで、土日・休日に再録して行くことにします。
誰も選んではくれませんから、もちろん“自選”です。お気に召さなくても
責任はとれません。あしからず。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-01-10 08:22 | 読書・歌・趣味 | Comments(7)
Commented by 塩野 at 2011-01-10 17:11 x
クィネル作品は私も熱中して読んだものでした。シリーズ物のキャラクターに愛着が沸いてしまう気持ち、よくわかります。もしかして岩佐さんはスティーヴン・ハンターもお好きでしょうか?まだ読んでいないのでしたらお勧めです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-10 17:46
塩野さん、こんばんは。

クイネル好きの方がいてうれしいです。
もしかして…とアーカイブに取り上げたのですが
見事に引っ掛かりましたね。ハハハ。

スティーブン・ハンターは興味があるのですが、
今好きな作家だけで手いっぱいなんです。
テイクノートしときます。
Commented by 瀬戸の生ガキ at 2011-01-11 22:47 x
ピンホンパン!ピンポンパン育ちです私!
びっくりしました。
私は記憶がないですが、絵のうまいきぐるみ着た「かーたん」が
子供にくちゃくやにかかせた線を見事に「絵」にしてみせ
絵の描けない母に「かーたん」をやってくれとうるさかったそうです。

お笑いの番組でしか知らなかったですが、知れてよかったです。
ピンホンパンに出たいと言えば「あの帽子がないから出れない」とか
親にしてみればいらぬ言い訳をひねり出さなければならなかった番組でもありましたが 助かった番組でもあると思います。
私の中でもとっても大きな番組です。

ご冥福をここから・・

Commented by 瀬戸 at 2011-01-11 22:49 x
コメント出来ました。
ありがとうです岩佐さん。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-12 07:44
瀬戸の生ガキさん、おはようございます。

確か、横沢さんは」最初のプロデューサーでした。
本社に戻ってすぐだったと記憶していますが、
初めは、子供番組ということに少し戸惑って
いるように見えました。

コメントできてよかったですね。
Commented by とうきび at 2012-07-02 20:06 x
クイネル作品が読みたくなり、紛れ込んでしまいまして、すみません。

私は『燃える男』を読んではまりましたが、男性向け?とは思いませんよ。
だって私、女ですもん。

面白いものは性別関係ないでしょう?

どなたかがコメントしていた、スティーヴン・ハンターも愛読書です。
主人公のスワガーシリーズと、クリーシーがダブって感じます。

クイネルの他界を知らずにおりました。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-02 20:31
とうきびサン、こんばんは。
女性のクイネル・ファン・・・嬉しいですね。ハハハ。

よろしかったら、この2本も読んでみてください。
http://t.co/2kKD6Fq  bit.ly/on5bDQ
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