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岩佐徹のOFF-MIKE

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「勝てばいい…じゃない~“エアK”に苦言を~」11/01/18

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Mens 1R
Nishikori d.Fognini 6-1 6-4 6-7(4) 6-4

錦織のスタートはまずまずと言っていいのかもしれません。
しかし、私は気がかりです。去年の有明でも同じことを感じたのですが、デビュー当時の
さわやかさを失っているように見えるのです。石川遼や斎藤祐樹と比べると分かります。

6-1 4-4…ボール交換の1ゲーム前のタイミングでチェアに戻りました。ゆっくりと。
フォリーニは「なんだよ、あれは」と言わんばかりの表情を見せていました。
その視線の先で錦織はラケットを換えていました。外したビニールのカバーをコート上の
ラケットバッグの上にふわりと落としてポジションに向かいます。
ゲーム間にラケットを換える選手はたくさんいますが、記憶する限り、トップクラスで
こんな振る舞いを見せる選手はいないと思います。
風が強かった有明でも同じことをして主審がボールパーソンに処理させましたが、なぜ、
バッグに軽く押しこむ僅かな手間を惜しむのでしょうか?
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新しくコーチになったブラッド・ギルバートには“Winning Ugly”という著書があります。
醜く勝つ…つまり、どんな手を使っても勝つ、というニュアンスだと思いますが、まさか、
それを実践しているわけでもないでしょう。ハハハ。

試合前のミーティングで主審から線審たちに「注意して見るように」との指示があったのか、
何度もフットフォルトを取られてフォニーニはいら立つ様子を見せていました。
その意味では一定の効果はあったかもしれませんが、そんなことで勝てたとしても長くは
続かないでしょう。
ごく若いうちに親元を離れて海外に出たことで、日本人の良さが失われ、“悪い意味”で
アメリカナイズされてしまったのではないかと心配です。

力強いストロークには魅力を感じますが、“勝てばいいのさ”とまでは思いません。
彼についてはデビューのころから、その“危うさ”を指摘してきました。
テニス界には、若くして成功してもまったく“スポイル”されることなくビッグになった
サンプラスやナダルのような選手もいれば、アガシ、ロディックのように“寄り道”を
してしまった選手もいます。

WOWOWの解説・実況でもほめるばかりだったようです。彼が勝ち進めば、視聴率的にも
有難いのですから、いいムードで放送をしたいのでしょう。ネガティブことを言いにくい
雰囲気があることは想像に難くありません。ハハハ。

新聞も、遼、祐樹、圭…と書いていれば普段より売れるようです。“持ち上げる”ことしか
頭にないのは当然です。
昨日の「とくダネ」で“エリカさま”を取り上げたとき、ピーコだったかおスギだったかは
あたりさわりのないことしか言いませんでした。言いたいことは山ほどあるでしょうが、
そのうちスタジオに呼ぼうと考えているに違いない番組としては、打ち合わせのときから
余計なことを言わないように、という“空気”を作っていたはずです。

そして、ファンは勝ちさえすればいいのでしょう。ツイッターをのぞくと「2回戦の相手は
ハ○デンコ…」と身体的な特徴をからかうつぶやきもありました。
(実際はマイヤーが勝ちました)
応援する、というのはそういうことではないと思うのですが。

いいアドバイザーがほしいところです。

「強さイコール優しさだと思ってるんでね。
やっぱし、試合終わって相手をたたえられない人間なんて、そのうち、すぐ負けますよ」

…本物の強さとは、と問われたボクシングの長谷川穂積がそう答えていましたね。

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by toruiwa2010 | 2011-01-18 08:35 | テニス | Comments(18)
Commented by tom☆ at 2011-01-18 09:42 x
そうなんですよね~残念です!
遼くんまでとは言いません、せめて祐樹くんくらいのサワヤカサが有ればいいのに!
★☆ナダルの爪の垢煎じて飲ませたい!!☆★
ただの錦織ファンならどうか分かりませんが、テニスファンは見逃しませんよね・あの勝ち方じゃ気持ちが離れそう。
(もしかしたらふてぶてしさのポーズ?かも知れない!)なんて思っても見るけれど、残念な気持ちは拭えません!☆
Commented by にゃお人 at 2011-01-18 09:58 x
どうも初めまして。いつもブログ読ませていただいています。

錦織私も好きじゃありません。
(世界で黄色人種がやっていくにはそのくらい必要なのかもしれませんが)①ふてぶてしい態度に、(他の選手もやりますが)②負けてくるとふて腐れた態度。
彼はそういう人間みたいです。
岩佐さんがおっしゃる通り、「ステレオタイプの」アメリカ人の短所を持ってるんでしょう。
あんまり応援したくないですし、能力的にもトップ30に入ってくるような選手ではないと思います。
松岡修造は子供を泣かせるくらいなら、錦織を指導した方がいいと思いますね。
Commented by 塩野 at 2011-01-18 10:24 x
映画を観るようにテニスを見ている私にとっては、このような角度からの解説はとても興味深いものでした。人は一人でできることは高が知れている、それでも一人でやろうとすれば人の倍の時間がかかる、というのが私が経験から学んだことですが、どんな分野でも、世界トップクラスの人々は、本人の資質に加え、周囲から愛されるということが必須です。
昨日、映画『ソーシャル・ネットワーク』を見たものですから、ついついそんなことを考えてしまいました。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-18 13:49
tom☆さん、こんにちは。
有明でも少し不貞腐れてました。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-18 13:50
にゃお人さん、こんにちは。

私はとりあえず、日本にとっては大事な選手だし、
消極的ですが、応援はしています。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-18 13:51
塩野さん、こんにちは。

「ソーシャルネットワーク」は近く見る予定です。
今、「デザートフラワー」を見てきたところです。
“深い”映画でした。
Commented by ota*i07*8 at 2011-01-18 19:09 x
岩佐さん、お久しぶりです。こちらに引っ越しをしていたのですね。確かに、錦織選手は爽やかなプレヤーではありませんね。勝ったのは嬉しいけれど、もう少しコート上では爽やかな振る舞いをして欲しいものです。とは言え、2回戦も頑張って欲しいです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-18 19:50
ota*i07*8さん、こんばんは。

特別さわやかでなくてもいいと思います。
“普通”でいいと思うのです。
なめられちゃいけないとか、心理戦で負けない…は
勝負事では大事な部分ですからね。
要は、バランスということ。ハハハ。
Commented by kumasan63 at 2011-01-19 00:04 x
岩佐さん、こんばんは。
フォニーニに関してはフットフォールトをとられないまでも、スピンサーブの時にはかなりエンドラインに足が掛かるケースが多かったですし、試合中、客席に居るコーチと話をしたりして、主審からもかなりマークされているようでした。
錦織選手に関しては、試合中のベンチ周りはとても乱雑ですので、その辺りは無頓着なんでしょうね。私も同じ日本人として応援はしていますが、どうも掴みどころが無い感じがしますし、あまり感情移入は出来ません。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-19 08:03
kumasan63さん、おはようございます。
数が多い選手については、主審が事前に線審に
注意するよう指示するので、ますます増える…
青く循環ですね。

ナダルほどの几帳面もメンドーですが、
錦織の無頓着さはいただけませんね。
Commented by koyuki at 2011-01-19 12:37 x
こんにちは。
岩佐さんのご指摘ごもっともだと思います。私はサンデーテニスプレーヤーで錦織選手も才能のある若手日本人選手として応援していますが、あの強風の日の試合でのビニール袋の放置の仕方は気配り足りないなぁと残念に思いました。

でも彼も若いですから、これからいろんなことを学んでいって欲しいです。世界のトップにはお手本になる素晴らしい選手がたくさんいますし、その彼らと接する機会もこれから増えていくでしょうから。

なんだか、会社で新入社員がちょっとしたことに気を配れない時に残念に感じる気持ちと同じような感覚です。

アガシも最後は人間にもすばらしい選手となり引退していきました。その素晴らしさをギルバードコーチが伝えてくれるといいですね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-19 13:30
koyukiさん、こんにちは。

私は、幸か不幸か、アガシの悪童時代を
知りません。キャリアの中盤以降、特に
141位までランクが下がったとの彼は
本当に素晴らしかったと思います。
Commented by koyuki at 2011-01-19 14:18 x
そういえば、先日スイスとスペインで行われたフェデラーとナダルのエキシビをwowowで放送していましたが、試合の以外の彼らの様子を追ったビデオも流れましたが、フェデラーがマイカー(?)で空港までナダルをピックアップに行った様子など、なんともいえない二人の良い関係が伝わってきました。
それから、二人がそれぞれ行っているチャリティの紹介もありました。エキシビマッチの運営費を除く収益の全てがチャリティに回ることも含めて。
やっぱり誰もが認める世界のトップは行動も素晴らしいですね。

wowowの放送も良かったです、ただ試合を流すだけでなく彼らの人柄に触れる部分を流したりして。昨今のフィギュアやバレー放送の中に流れる、いらぬプロモーションビデオみたいな内容でないところが、いいですネ!
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-19 15:08
koyukiさん、こんにちは。

たぶん、チャリティーの部分も含めて
セットで買ったのだと思います。
せっかく感心してらっしゃるのに…
ごめんなさい。ハハハ。
Commented by Locklear at 2011-01-19 20:21 x
こんにちは。Bギルバートだけに人によって好き嫌いはあるのでしょうか。"Winning Ugly”は日本語版も出ていますが、準備と戦術の大切さを謳ったもので、身体能力や技術に恵まれず華やかなプレーが出来ない選手でも、確かな戦術眼さえあればランク1位でも倒すことが出来るという内容で、軽蔑するように内容ではないように思います。サントーロにも通じるところがあるのかもしれません、タレントに恵まれなくても勝つために戦術を練ってベストを尽くせばという話だと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-19 20:30
Locklear さん、こんばんは。
ギルバートの言わんとすることは分かっています。
コーチとしての彼は優秀だろ思っています。
軽蔑しているように読めたら私の書きかたが悪いのでして。
ハハハ。
Commented by forever at 2011-01-19 21:37 x
錦織はコーチの本を未だ読んでないようですがね
ハハハ 
Commented by koyuki at 2011-01-19 22:55 x
>たぶん、チャリティーの部分も含めて
>セットで買ったのだと思います。

あはは。そういうもんなんですね、業界ってのは。
でも、そういう裏話をおもしろく紹介してくれる、岩佐さんのブログ大好きです(笑)
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