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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives「Watch watchng??~時計に魅せられて~」

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今日は13日目、女子決勝の日でした。私はスタンドで観戦していました。
今年から女子の決勝は田中アナがやることになったからです。
テニス・アナとして十分の経験を積んでいますから、きっと、張り切っていい放送したに
違いありません。ただ、私にとって、13日目に仕事をしないのは初めてのことなので、
時間をもてあまして、何かがおかしいです。ハハハ。
そんなわけで、今日もまた、テニスとは関係のない話です。

「さて、何時かな?」と左手に目をやると、時計がない……そんなことが多くなりました。
以前は、家にいる間も必ず時計はしていたものですが。
どこに行っても時計はありますから不自由はありません。
それよりも、打ち合わせ、会議など、時間に縛られることが減って気が緩んでいるのが
大きな理由でしょうか。
もちろん、今のように、仕事で海外に来る場合、時計は常にしていますが。
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腕時計には若いころから結構凝ったものです。
幸いなことに、ローレックスほど高級なものにはそれほど興味がなく、広告を見るたびに、
いつかこれを買おうと憧れたのが、宇宙飛行士が使っているという、オメガのスピード
マスター/オートマチック(写真右)でした。
「ビックカメラ」などはまだなくて、日本で買おうとすればびっくりするほど高かった
のですが、免税で買えば大幅に安くなることは分かっていました。

入社3年目ぐらいに、スポーツ部の後輩が局長のお供でヨーロッパに出張すると聞いて、
「絶好のチャンス」とばかり、頼み込みました。2週間後の帰国を、まるで恋人の帰りを
待つような気分ですごしたものです。ハハハ。

やがて帰国した彼は私にこう告げました。
「岩佐さん、あの時計は体がごっつい私の腕にも大きすぎて格好がつきませんでした。
そこで、少しおとなしめのこれにしましたよ」と。
たしかに、毛むくじゃらの彼の手首にも似合わないのでは仕方がないと思いつつ開けた
箱から出てきたのが写真左のオメガ・シーマスターでした。

「なにか、違うよなあ」と思ったものの、無理に頼んだ以上文句は言えません。
“シブシブ”使い始めたのですが、なじんでくるとだんだん好きになり、37年たった今も
大事に、大事に使っているほど気に入ってしまったのですから分からないものですね。
数年たったあと、似たようなものがもうひとつほしいなと思い始め、探したのですが、
見つけることができませんでした。手に入らないとなると余計ほしくなるのが人情ですが、
どうにもならないまま年月だけが過ぎていきました。

そして、90年4月、スイス出張の機会が舞い込んで来ました。
アイスホッケー世界選手権の取材です。
その年の11月からWOWOWの試験放送が始まる予定でした。
あとで実況・解説を入れるために現地で見ておいてほしいという指示があったのです。
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「なにスイス? スイスといえばオメガ。きっと、日本には来ていないデザインのものも
たくさんあるに違いない。しかも安いはず」と、胸をふくらませながら、古都ベルンに
向かいました。
自分の愛用品を見せては「こういう時計を探しているのだけど」と、行く先々の時計屋で
聞いてみました。しかし、返ってくるのは「今はそういう時計は作ってないよ」という
つれない返事だけで、結局あきらめざるを得ませんでした。

そうなると、「せっかくオメガの本場に来ているんだから、何かほしい」という気持ちが
出てきて、迷った挙句に買ったのが写真中央のシーマスター/プロフェッショナルです。
「探していたものとは違うけど安かったし、まあ、いいか」と納得して帰国したのですが、
しばらくして立ち寄ったビックカメラで、同じ時計がほとんど変わらない値段で売られて
いるのを知ったときはがっくりしましたよ。ハハハ。

十分に使える時計が二つあれば、もう買う必要はないはずですが、趣味の世界はそんなに
簡単なものではありません。
若いころに憧れた宇宙飛行士御用達のスピードマスター/オートマチックを買ったのは
2年ほど前にヨーロッパ出張から帰る途中の空港でした。
見ればほしくなるのだからと、時計売り場には近寄らないようにしていました。
本屋に並んでいる、腕時計専門の本なども手に取らないようにしていたのに、このときは
乗り継ぎまでの待ち時間があったために空港内をうろうろしていて、ついうっかり見て
しまったのが不運でした。ハハハ。

しかし、この3本の時計たちは幸せだと思いますよ。
大事に使われてるし、何よりも、持ち主の愛情をワケ隔てなくもらっているのですから。


それぞれのコラムのところに書き加えましたが、補足を二つさせてください。
「from DOWN UNDER」で「オーストラリアの人がイギリス人を“POMMY”と呼ぶとき、
“意味ありげ”だ」と書きました。
「POM」は「Prisoner of Mother England」だそうです。つまり、「母なるイングランドの
囚われびと」です。
「俺たちは、こちら(オーストラリア)に来て自由にやってるけど、君らは相変わらずだね」
とからかっているのでしょう。やはり「意味あった」のですね。ハハハ。

また、「メルボルン発 3」で、「ハカリを、固い床に置いたときと、やわらかい素材の上に
置いたときでは、示す数字が違うはずなのに、この日は同じだった」と書きました。
その後の「調査」では、やはり、違いがありました。
固い床の上のほうが、カーペットなどの上に比べると、1kgほど多い数字を示しました。
私の説明を鼻の先で笑ったように見えた外国のご婦人を探して、この事実を突きつけて
やりたいものです。ハハハ。

2004年1月 全豪13日目に書いた記事です。

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by toruiwa2010 | 2011-01-29 08:13 | 岩佐徹的考察 | Comments(2)
Commented by 遊び人の優さん♪  at 2011-01-29 09:40 x
おはようございます♪
岩佐サンがオメガを愛用されているとは…。

自分もオメガ・シーマスター(ジャック・マイヨール2001)を
普段愛用しておりまして…。もうすぐ10年経過しそうです…。
お気に入りの時計はホントの宝物ですからね~!
(彼の死後、すぐ購入したんですが思い入れある品です。
昔、伊豆のとある寺でジャック本人に遭った事もあるので…。)

スピードマスターに対する思い入れは何となく理解出来ますね。

アポロ計画の頃(自分は幼少の頃、TVの前で観てましたが…)
の写真を観ると彼らの手に誇らしげに巻かれてるオメガの時計は
今観てもイイですよね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-29 10:29
遊び人の優さんサン、おはようございます。
このネタに反応があるとは!ハハハ。
思い出・思い入れは人それぞれですね。
私は、腕に目をやって針が3本ないともの足りません。
ハハハ。
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