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岩佐徹のOFF-MIKE

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「おめでとう ジョコビッチ !~it’s time to grow up,Andy !~」11/01/31

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Mens Final
Djokovic d.Murray 6-4 6-2 6-3


ジュニア時代から互いを知っているという“23歳対決”はジョコビッチの“完勝”でした。
テニス・ファンの多くが見たかったのはナダルvsフェデラーの決勝だったと思います。
ジョコビッチ、マレーの熱狂的なファンでない限り…。ハハハ。
ナダルがQF、フェデラーがSF で消えた時点で、最終日に向けて盛り上がろうとしていた
気持ちが少し萎えてしまった感じです。少なくとも私はそうでした。
「若い二人もいい選手じゃないか」と言われても、それは“たてまえ”でしかありません。
異論・反論がたくさんあるでしょうが。ハハハ。
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この二人の決勝と決まったとき、“不安”がありました。
普通なら、いつかNo1を狙うことになるはずの若手同士の決勝なら、レベルの高い試合を
予想するのですが、「この二人だと、どうなるのかなあ」と疑問があったのです。
二人とも、ナダルやフェデラーに比べるとメンタルに問題があるからです。

マレー・ファンには申し訳ないが、3-0、または3-1で ジョコビッチが勝つと
予想してみる。精神的なムラがありすぎるマレー に対して、ジョコビッチの
メンタルは“やや弱い”ものの、大きく崩れることはないと。


公式練習が終わるころ、そう、つぶやきました。

試合が始まった直後、ジョコビッチが6ポイント連取して、しばらくは一方的な展開に
なるかと思いましたが、マレーが第2ゲーム、0-30から落ち着きを取り戻したあとは、
両者ともいいショットが出始め、面白い試合になりそうな雰囲気でした。
しかし、マレーにとって試合が苦しいものになる兆しはこの第2ゲームに見えていました。

サーブのキープが簡単じゃなかったのです。
第2ゲームのキープもジュース5回の末でした。最終的なデータを見ると良く分かります。
109-75…サーブの本数です。マレーのほうが32ポイントも多くサーブをしています。
サーブをしたゲーム数は14-13とジョコビッチのほうが多かったことを思えば、マレーの
サービス・ゲームがどんなに“もつれたか”が分かろうというものです。

ただ、ショットは互角に見えました。特に、高い打点から打ち込むジョコビッチのフォア、
マレーの角度をつけたフォアのクロスが素晴らしかったです。
どちらにしても、レベルの低い試合にはならないだろうと、この段階では思っていました。
問題は、くどいようですが、“マレーのムラ”でした。ハハハ。

エラーの数は多いものの、凡ミスは少なく、比較的淡々と進んだ試合でしたが、“あや”は
奇数ゲームのサーブがジョコビッチだったことです。
14年間、現場でテニスを見ましたが、トップの選手でも、相手に5ゲームを取られると
“なにがしかの”プレッシャーがかかるのが分かります。
次が自分のサーブでもスコア的に“あとがない”状態になるからです。

両者キープで進み、マレーのサーブで第10ゲームに入ったとき、スコアはジョコビッチが
5-4とリードしていました。マレーにプレッシャーがあったと思われます。
15-30からの壮絶な38本のラリーをジョコビッチがものにしました。こういう“死力”を
尽くしたポイントは、取った者と取られた者の間に大きな差を生みます。
このポイントは、セット、極端に言えば、試合全体の流れを決めたかもしれません。

第1セットをジョコビッチが先取したあと、データを眺めてビックリしました。
マレーのリターンでのポイント獲得率が19%しかなかったのです。ジョコビッチの半分です。
ファースト・サーブの成功率も、ジョコビッチの65%に対して45%と大差がついています。
これではマレーが苦しいはずです。

第2セットはジョコビッチが5ゲームを連取して優位に立ちました。
緊張がゆるんだのか、1ゲームは返されましたが、問題はありませんでした。
このセットでは、マレーが何度かやる気のなさを見せていました。グランドスラム決勝で
やる気がないわけはありません。しかし、そう見えてしまうようなプレーぶりは残念です。

<<<ムラ…
第4ゲームの途中で思わずつぶやきました。ハハハ。

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ただし、正直言って、この展開をマレーのムラのせいにしたらジョコビッチが気の毒です。
サーブを落とした第2セット第7ゲームや、たまに見せたドロップショットの失敗ぐらいで
全体としてはスキのないテニスをしていました。
一方のマレーは、第2セット最後の数ゲームで集中が少し戻った気がしました。
第3セット第1ゲームをブレークしたとき、“やっぱり”と思いましたが、長続きしません。
すぐにブレークバックを許し、6回のジュースの末、第4ゲームをまたブレークされたのが
結果的に見ると、“フィニッシュ・ブロー”になりました。

ジョコビッチの首をかしげたくなるショット・セレクションもあって第5ゲームで再び
ブレークバックしたあたりはよく頑張ったと思います。

しかし、あまりにもサービス・ゲームに問題がありすぎました。
サーブの威力でポイントを取るものの、思いがけないエラーもあってまとまらないのです。
なにより、“必死さ”が伝わらないのはまずいでしょう。
第8ゲームをブレークされると、もう跳ね返す力は残っていませんでした。

終わってみると、試合のレベルが高かったとは思いません。
ストレートで終わってよかったのは、おかげで、9時からのドラマ「冬のサクラ」を生で
見られたことぐらいです。ハハハ。

少し気が抜けたところはあったものの、ジョコビッチに危なげはなかったと思います。
フェデラー戦といい見事な優勝と言っていいでしょう。優勝スピーチでクインズランドの
洪水被災者に向けてメッセージを送ったのも“beautiful”でした。
マレーがもう少し頑張ればもっといい決勝になったはずです。
もう一度やり直しですね。いいものを持っているのにもったいない話です。
表彰式では特別なことを言ったわけでもないのに、“立派な大人”のスピーチでした。
試合中に見せる“子供っぽさ”は一体どうしたことか、と思います。
一度、ママに厳しく叱ってもらわないとダメかもなあ。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-01-31 10:04 | テニス | Comments(10)
Commented by ひろっぺ at 2011-01-31 11:55 x
岩佐さん、こんにちは。
昨日の決勝は“予想通り”ジョコビッチの優勝でしたね。
ポストフェデラー、ポストナダルにならなければならない2人の決勝で面白いカードなはずなのに、この盛り上がりに欠ける感じは何なのでしょうか・・・
やっぱり自分の中で2人の「何か」を認めてないのかなあ、なんて思ったりもします。その「何か」の表現が非常に難しいのですが。
Commented by tom☆ at 2011-01-31 12:03 x
こんにちは♪ ジョコ安定してましたね~マレーの付け入る隙が無かったくらい!
フェデラーに勝ってマレーに負ける訳はないか~と思いつつも、もう少しマレーがやってくれるかと期待してたのになー!
岩佐さんご明察! ナダルが負けた時点で(フェデラー以外なら)誰が優勝しようと構わないって気持ちでした☆
 
Commented by にゃお人 at 2011-01-31 13:18 x
 こんにちは。岩佐さんの予想通りでした。時間こそかかりましたが、フェデラー、ナダルのいない決勝戦は以前のように一方的な展開の試合でしたね。マレーがGS優勝できる日は来るのでしょうか。
 豪ドルのレートがいいために凄い賞金額ですね恐ろしい
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-31 14:25
にゃお人サン、こんにちは。
マレーもいずれは勝つ日が来ると思います。
そうならないと、フェデラーが去ったあと、
ナダルの独走を防ぐのはジョコビッチだけに
なってしまいます。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-31 14:26
tom☆さん、こんにちは。
トップ2がいなくなった時点で大多数のテニスファンは、
気が抜けてしまいましたね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-01-31 14:28
ひろっぺ サン、こんにちは。
二人自身が自分の力を信じられない…
いいところを突いていると思います。
ジョコビッチには成長の跡を見ましたが。
Commented by pon at 2011-01-31 22:52 x
こんばんは。
岩佐さん予想が的中した男女決勝戦の結果でしたね~!
土曜日はテニスの後サッカーも最後まで見たので眠かったですが、
サッカーもテニスも最後は良い結果で終わったと思います。
マレーは岩佐さんが書かれている通り「必死さ」があまり
伝わってこないプレーに見えてしまうのが気になりました。
試合終了の時と表彰式は、男女ともいい雰囲気でしたね♪
クライシュテルス、ツアーのフル参戦は今年が最後かもと
言っていたのが淋しいですが、その分今年は期待出来そうですね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-01 07:17
ponサン、おはようございます。
書きこまれたのが「最上の命医」を
見終えて寝てしまった後でした。

クライシュテルスは、息子さんのそばにいる
時間を増やしたいのでしょうね。
優先順位は妻=母>テニス…でしょうから。
Commented by ジャスパー at 2011-02-01 09:16 x
おはようございます。

私は正直この二人が決勝をに出てくることを一番期待してました。
ナダルvsフェデラーはもうちょっと「ごちそう様」の感がありましたので。
ベストゲームになることはわかっているんですけどね。

マレーのプレーにはある種の「ファミリー病」が見えましたね。
パパorママがいつも側にいる選手に昔から共通するひ弱さ。何が何でもというがむしゃらさが無くて、どこかいつも縋っている様な、、、残念です。

Commented by toruiwa2010 at 2011-02-01 10:26
ジャスパーさん、こんにちは。
ジョコビッチvsマレーをお望みでしたか?なるほど。

…何がなるほどか分かりませんが。ハハハ。
どんな競技にも“見るべきカードはこれ”があります。
二人の対戦は見逃せない、と言われるようになるのは
マレーがgrow upしてからの話で、まだまだ先でしょう。
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