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岩佐徹のOFF-MIKE

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「 ああ、徳俵の大相撲 !!~八百長問題:言うは易く…~」            11/02/09

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初めて大相撲を見たのは小学校の低学年だった。1950年前後のことだ。
私の年代の者が小学校低学年で“見た”と言えば、それは“国技館で”ということだ。
その頃は、まだテレビ中継などなかったのだから。
“国技館”といっても、“どこの?”と聞かれると答えに困る。
日大講堂だったような気もするし、“旧”国技館だったかもしれない。時期が特定できれば、
分かるのだが、今となっては知る由もない。

2階席だったか、かなり高いところからで、柱が邪魔で見づらかったことを記憶している。
今のような“房”に変わって見やすくなったのはだいぶあとのことで、土俵の周囲には
四本柱が立っていたからだ。その後、屋根が”つり下げ”式になり、柱もなくなったとき、
“青柱・赤柱…”から“青房・赤房…”に変わったのだ。
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結びの一番に横綱・東富士が登場し、ラジオでは耳にタコができるほど聴いていた有名な
“怒涛の寄り”で勝ったことも覚えている。
当時、人気が最高だったのは同じ横綱、“突っ張り”の千代の山だったが、幼いころから
二番手が好きな“ひねくれ者”は、以後、東富士を熱烈に応援することになった。ハハハ。

ほぼ60年…気の遠くなるような時間が経過したが、相撲を生で見たのはあとにも先にも
そのときだけだ。しかし、ずっと、相撲は好きだった。
褐色の弾丸・房錦、立ち上がるとすぐに相手を引っ張り込んで全く動かなかった出羽錦、
数々の名勝負を見せてくれた栃錦・若乃花、柔らかくて強かった大鵬、“歯切れのいい”
取り口の北の洋、速くて強かった千代の富士、愚直に突っ張った寺尾…ただ、好きなだけ
だから好みの力士にも脈絡がない。ハハハ。
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ここまで読めば、決して“熱烈な”相撲ファンでないことが分かるはずだ。
それでも、今回の“八百長”事件については猛烈に腹が立つ。
詳しいことを聞いたわけではないものの、“大相撲に八百長はつきもの”は、かなり前から
言われ続けてきたことだ。どんな根拠があったかは分からないが、担当のディレクターが
「そりゃ、やってるさ」と、あけすけに告げたこともある。
それを聞いても全く違和感はなかった。それほど、“当たり前”という空気が漂っていた。

よく耳にしたのが“片八百長”だった。
自分の弟子に勝ち越しがかかっているA親方が千秋楽の相手力士のB親方に頼み込んで
負けてもらう。B親方に言われたほうの力士は分かっているが、勝つ力士は“事情”を
知らないままだ…それが“片八百長”である。“無気力相撲”という言葉が登場したとき、
「あー、あのことだな」と思った好角家は多かったはずだ。

7勝7敗で千秋楽を迎えた力士が勝つ確率は高い。
特に、昔は、年間3場所、4場所制で、一度落ちた番付を取り返すのが大変だったからか、
今よりもっと“露骨”だった。
すべてが八百長とは言わないまでも、素人が見てもおかしな相撲は多い。

そう言っても、これまで、うやむやにしてきて、急に“厳しく”と言っても無理だと思う。
八百長に被害者はいないんだからいいじゃないか…などは暴論としても“ムラ社会”と
呼ばれる大相撲で“根絶”の難しさは想像に難くない。
親方の言うことは絶対、兄弟子という字は“ムリへんにゲンコツ”と書く、番付がすべて…
そういう世界に、一般の常識を持ち込んでも、それを理解させるには時間がかかるだろう。

内情をよく知っているわけではない。だから、書いていることは推測の域を出ないのだが、
多くの親方たちも、脛にキズを持ち、腹を探られたら相当痛いに違いない。
根は深いのだろう。どこまで掘っても、“根”に辿りつことはできないのかもしれない。
相撲協会が抱え込んだ問題はとてつもなく大きいものだ。
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ここ数場所、中入り後の後半の取り組みが行われているときでも客席はガラガラだった。
5月場所(もしかすると7月?)で再開したとき、半分しか埋まっていなくても驚かない。
公表されたメールであそこまであからさまに“八百長”が行われていると分かった以上、
ファンに見放されても当然だ。
どちらも無理だとは思うが、言われている“すべてのウミを出し切る”か、ファンが
“八百長も含めて大相撲”と割り切って見てくれるようになるまで待つしかない。

3月場所の中止が決まったときに思ったことが二つある。 
ひとつは、ドキュメンタリー番組で取り上げられているのを見て、人柄の良さに惹かれ、
それとなく応援してきたブラジル出身の魁聖(友綱部屋)が、せっかく幕内に上がったのに、
その晴れ姿を見るのが先に延びてしまったことだ。

さらに、「もし、初場所が終わったときに白鵬が68連勝しているタイミングだったら…」
という他愛もない疑問だ。ハハハ。


言わずもがなだが、伊藤座長なる人物に“いかがわしさ”と“軽さ”を感じるのは
当ブログだけではなかろう。ハハハ。

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by toruiwa2010 | 2011-02-09 09:08 | 大相撲 | Comments(10)
Commented by ysphoto at 2011-02-09 10:06 x
おはようございます。伊藤座長の胡散臭さはインタビューとかみていると感じますね。
それよりも気になるのが、最近の「人情相撲」とか言って八百長を肯定するような発言をマスコミが流していること。日曜のテレビ朝日の朝10時の番組でのコメンテーターの発言は、いかにも必要悪であるかのような発言に加えて大相撲を神格化するようなことまで言っていた。
これには怒りを覚えましたね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-09 10:11
ysphoto サン、おはようございます。
この数日、全体の“論調”が変わってきてますね。
相撲を特別視することから変えていかないと…
まあ、他とは違うのも事実ですがね。
Commented by kanada at 2011-02-09 11:14 x
私も千代の富士びいきでした。強すぎる北の湖が嫌いでした(笑)いつもは弱いのに突然強くなる北天佑や若島津も好きでした。千秋楽に優勝が決定する時など、朝からドキドキ、ワクワクして落ち着かなかったことを覚えています。古き良き大相撲が今となっては懐かしいですね…
Commented by レニ at 2011-02-09 11:28 x
こんにちは。

私は小さい頃、星取表を見て足し算引き算を、しこ名を横綱から序ノ口までノートに書き取って漢字を、力士の出身地を地図で確かめて日本地理を覚えた相撲少年でした。
当時から七勝七敗の力士が千秋楽に勝つ確率が高いことは感じていて、大関同士の無気力相撲が問題になった時は、ああ、やっぱりね、と納得できました。

しかし今回の騒ぎで一番いかがわしいのは、元NHKアナの某氏では。
テレ朝の渡辺アナの番組で盛んに悲憤慷慨して見せてましたが、よくもまあいけしゃあしゃあと……。
いや、なんの証拠もないんですけど。

Commented by toruiwa2010 at 2011-02-09 13:10
kanada さん、こんにちは。
千代の富士は時間いっぱいの時に回しをたたく姿が
様になっていましたね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-09 13:12
レニさん、こんにちは。
某氏…先場所、何日めか覚えていませんが、
夜の番組のキャスター、与田が来たときは
いつもの席を追い出されてました。ハハハ。
Commented by ふぇでらーが好きなふぇでらー at 2011-02-09 15:56 x
昔から5:59:59pmにNHKの相撲放送がちゃんと終わる事に疑問を抱いてました。野球みたいに「放送時間を延長」って記憶に無いです。プロレスリングも終了1分前に3カウントでゴングが鳴り響く。同じ理屈だと勝手に想像していましたが、ははは!
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-09 16:16
ふぇでらーが好きなふぇでらーサン、こんにちは。

水入り、物言い、撮り直し…
中入り後の早い段階で起きた時には、制限時間を
調整することでできるだけ6時打ち出しにしようと
しているのがわかることがありますが、
放送の延長がないわけではありません。
実際に何度も見ています。
しかし、それを八百長と結びつけるのは
無理があるでしょう。ハハハ。
Commented by m at 2011-02-10 08:36 x
柱のある土俵の写真を始めてみました。柱時代は大昔の事だと思っていたので写真があることにちょっと驚きました。(すみません、何もしらなくて。)因みに中継でアナウンサーが説明するまで、あの房の色に意味があることすら知りませんでした。
つり天井にしたアイデアはナイスだし、写真判定もテニスよりずっと昔から導入していました。新しいことをちゃんと取り入れるときもある一方、悪い習わしというか、そういうものをなかなか直さないところはいったいなんなんだろう・・・
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-10 09:33
mさん、おはようございます。
柱がなくなったのは、私が見に行った直後のようです。
写真判定…相撲とテニスを同じレベルで比較するのは
無理だと思います。相撲はどちらが先に倒れたか、
足は出ていたか、などチェックする場面が限定的ですが、
テニスは広範囲でコンピューターの発達を待たなければ
いけなかった事情があると思います。
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