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岩佐徹のOFF-MIKE

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「朝日新聞vs週刊朝日~小沢めぐってグループ内対立~」        11/02/10

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小沢氏の元秘書、3人に対する陸山会事件の公判が7日から始まった。
あれ、まだ始まってなかったんだ、という感じだ。それほど、この事件については
マスコミの報道がかなり前から騒々しかった。
裁判のキモは、取り調べ段階での石川被告の供述(その後ひるがえした)の信ぴょう性を
裁判所がどう判断するかにあるらしい。その判断がこれから開かれる小沢一郎本人の
公判にも大きく影響するからだという。
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新聞だけでは、小沢一郎がどんな罪を犯して検察審査会から強制起訴されているのかが
“漠然”としている。極論すれば、小沢=剛腕、小沢=悪、何かやっているに違いない…
という図式の中で、世論をあおっているようにしか見えない。
上杉隆というジャーナリストをはじめ“ミニコミ”の書いたものや週刊誌を読むまでは
当ブログも同じように考えていた。

しかし、検察のうしろ暗さや強引さを知らされるにつれて考えが変わってきた。
土地を購入した時期と、収支報告書に記載した時期がずれていた(“期ずれ”という)…
たったそれだけのことで、それも、捜査権を持つ“プロ”である検察が二度も不起訴に
せざるを得なかったほど薄弱な根拠で国会議員を強制起訴に持ち込んだことに大きな
疑問を持つ。

石川議員らの初公判を伝える朝日の記事の前文はこう書き初めている。
小沢一郎・民主党本代表の公判の行方も占う元秘書らの裁判が始まった。
ゼネコンからの裏金など、政局を揺るがす「政治とカネ」の問題は、どこまで
明らかにされるのか。(攻略)


3人が、政治資金規正法違反…つまり、“虚偽記載”で起訴されていることを完全に
無視している。“恣意的”と見られても仕方がない。

どうせ、長引くのだろうし、中身についてはややこしいので、あとは割愛。ハハハ。

面白いのは一連の“小沢問題”に対する、朝日新聞と週刊朝日のスタンスの差だ。

「よく、司法の場にゆだねる」というが、一国のリーダーの場合、そう単純ではあるまい。
権力をゆだねた国民に、潔白を進んで明らかにする道義的責任を常に負う。それを知らぬ
氏でもなかろうに、と思う。― 天声人語(1面)
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“小沢氏の姿勢 国会を台無しにするのか”の見出しで…
政治倫理審査会での説明が実現しない見通しになってきわめて残念。
これまで、国会で説明する機会はいくらでもあった。いまだに条件をつけたりしている。
時間稼ぎ、「逃げ切り」を図っていると見なすほかない。
自分が生みの親である政倫審で説明を果たさないのなら、氏が唱えてきた政治改革は
真摯なものだったのか、原点から疑われる。― 3面 社説

“小沢氏証人喚問 本気度は・・・?”という見出し― 4面
もっとも、小沢追求ではなく、喚問をめぐる与野党の姿勢についての観測記事。

更に19面の「耕論」には二人の意見が掲載されている。

松本健一(評論家・麗沢大教授) :ビジョン見えぬ権力闘争
政党政治を権力闘争としてとらえ、勢力を増やすためなら旧社会党系のような、まったく
自分と思想が違う人も取り込んでいく。党内を調整しまとめて行くことで権力を維持する。
そういう操縦術は誰よりも優れている。党を作ったり解体したりすることでカリスマ性を
維持することもある。政党を大きくすること自体が目的で、「何のために」が見えない。

保坂正康(ノンフィクション作家):田中政治脱し戦後語れ
田中角栄に可愛がられ、理念派ではない生活重視派としての政治姿勢を忠実に受け継ぎ、
政治家として生き抜いてきた。小沢の金の問題に私は批判的だが、それとは別に、物心が
つくころに、素朴な戦後民主主義を生で注入された彼に、昭和を貫いてきた民主主義とは
何か自問し、その世代を代表する政治家として歴史に刻印を押してもらいたい。

松本氏が一貫して批判的なのに対して、保坂氏は“期待”も語っている点が目につくが、
1月22日付け朝日新聞朝刊は、おどろくほど多くの紙面を割いて小沢攻撃を展開していた。
ここまでの集中攻撃は、最近では珍しいと思う。

ところが、同じ朝日グループから出ている週刊朝日2月4日号(1/24発売)の表紙の中央には
こんな見出しが掲げられている。全体の論調は察しがつくはずだ。ハハハ。
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巻頭から6ページに及ぶ特集記事が組まれている。
<取り調べ内容の全貌>の大見出し<小沢一郎「強制起訴」議決の“重要証拠”の一つ>、
<石川知裕衆院議員「供述」強要>の見出しがついている。

要は、「政治資金収支報告書を提出する際、小沢に報告・相談した」とする石川知裕議員の
供述調書は検察に強要されたものである、ということだ。この点は、検察審査会が小沢に
対する二度目の強制起訴を議決した最大の根拠とされているだけに重大だ。

続いて、<小沢「強制起訴」はやっぱりヘンだ>+<疑わしきは厳重に罰すべし??>、
<検審制度の問題はないのか!?>の見出しのもと、郷原信郎名城大教授(元検察官)の
「強制起訴されたから辞職すべきだ、というのは全くの暴論。検察が起訴した事件は
99%超の確率で有罪になっているから、社会的に有罪視されてきた。その検察が2回も
不起訴処分にしている。検察審査会の場合、検察のそれとは比べものにならないほど強く
“無罪推定”が働く」との発言を載せて援護射撃している。

また、囲み記事で高井康行元特捜部検事(弁護士)の「“嫌疑不十分”の事件は強制起訴の
対象から外すべきだ」という話も載せている。

続く、「通常国会開会で始まった小沢切り最終章」や、上杉隆氏、原口前総務大臣らによる
政局鼎談、「民主党の原点に戻り“新党”を作る!」も小沢サポートの流れの中にあると
思っていいのだろう。ハハハ。
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週刊朝日は、最新の4/18号でも小沢強制起訴に関連する7ページの特集を組んだうえ、
さらに、石川議員の女性秘書へのインタビュー記事を3ページにわたって掲載している。
彼女は、検察にだまされて呼び出され、“監禁”状態で10時間に及ぶ取り調べを受け、
石川議員の“供述”につながった、とされている。
彼女自身はもちろん、連絡もないまま保育所に迎えに来てもらえなかった子供たちにも
トラウマが残っているという。法廷で証言に立つというが、検察のやり方は無茶苦茶だ。

スポーツ記事に間違いが少ないと判断して、長く購読しているが、朝日は、どう考えても
“反権力”、“左寄り”の立場を取っている新聞だ。読むときはそのことを頭に置くように
している。ハハハ。 

新聞本紙は小沢問題でもこれまでの立場を“堅持”しているのに、独立した雑誌とはいえ、
グループ内から出版されている週刊朝日との落差には驚くばかりだ。むしろ、“真逆”と
言ってもいいぐらいだ。
小沢一郎vs検察&検察審査会の行方がどうなるかも気になるが、朝日新聞vs週刊朝日も
目が離せない状況になっている。山口編集長、夜道は気をつけたほうがいいよ。ハハハ。

“小沢処分”について、みっともないほどリーダーシップのなさを見せている菅総理が
今日にも小沢と会うことになるらしい。
すぐには結論が出ないに決まっているが、時間の経過とともに、残念だが小沢一郎の力は
徐々に失われて行くことになるのだろう。権力の座、あるいは、権力を操るポジションに
つくことは二度とないような気がする。大マスコミに“洗脳”されている大多数の国民は
「それでいい」と、拍手喝采だろう。本当にそうだろうか?と思う。

一連の過程で、なぜ、政治倫理審査会に出なかったのかがよく分からない。
自身の裁判に影響が及ぶ、執行部の指示に従うのは忌々しい、求心力が低下するのでは…
事情はあったかもしれないが、スパッと出て言うべきことを言い、裁判との絡みがあって
話せないことは拒む、それでよかったのに、と思う。

一部敬称略

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by toruiwa2010 | 2011-02-10 09:21 | 岩佐徹的考察 | Comments(6)
Commented by ysphoto at 2011-02-10 10:19 x
おはようございます。
私もなんとなく小沢は嫌いです。それは一連の報道の影響によるところであってマスコミが勝手に小沢のイメージを作り上げ「悪人」に仕立てているとも思います。
私のお隣の県愛知では大村・河村コンビと小沢氏が会談し、今後の連携に含みを持たせたと言います。
マスコミも「政局」が大好きですが、本当に小沢氏が何をやりたいのかどんな政治信条なのか?そして菅総理はどうなのか?谷垣氏はどうなのか?こちらを掘り下げて報道する方が大切だと思っていますがどうなんでしょうか?

民主党、小沢氏、河村名古屋市長など色々思う事はありますが、長くなるのでこれくらいに・・・ 長文失礼しました。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-10 10:31
ysphoto さん、こんにちは。
なんとなく小沢は嫌いです…派のひとり、ですね。ハハハ。
無理もありません。私は微力ですが、そういう人を一人でも
減らしたいと。ハハハ。
Commented by ふぇでらーが好きなふぇでらー at 2011-02-10 13:16 x
地元の関係で、長妻さんを良く見かけます。普通のまじめそうなおじさんですが、多くの国会議員の方々は一癖も二癖もありそうなお顔立ち。品行方正では無さそうな表情の方が多いかな。菅さんも、デビュー当時の好青年の頃と今は比べ物にならない。さながら東映の悪役みたいな顔になってきましたね。

同じグループでありながら、新聞と雑誌が違う論調で文章を書ける事は、もしかしたらもの凄くすばらしい事かもしれません。編集長がイニシアティブをきちっと発揮出来ているのかなと期待しますが、どちらの内容も希薄な感じで、文章を書いて売る人間の責任感みたいな物は残念ながら無いかもしれません。

クレムリン崩壊のモスクワの報道、現地で起きたこととマスコミの報道の差に驚きました。まあ、針小棒大にあおって本質を追いきれなくなってしまう事が無いようにマスコミ以上に検察には望もうかな。納税者としては、税金の無駄遣いにならないで欲しいです。時節柄。
Commented by takekoyama at 2011-02-10 17:59
読み応えありの本日のブログでした。
っと言いましても、毎回が読み応えありですが。
へんちくりんな社説よりも説得力ありです。
楽しめました、ありがとうございます。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-10 19:08
takekoyama さん、こんばんは。
今、映画を見て、ウナギを食して帰宅したところです。
まあまあな一日でした。ハハハ。

楽しんでいただいた由、うれしいです。
この手の発言は叩かれることが多いのですが。
ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-02-10 19:10
ふぇでらーが好きなふぇでらーサン、こんばんは。
人の顔は年齢とともに変化するものですが、
ここまで劇的に悪くなった男も珍しいですね。
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