ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

「S・ネットワーク」よし !心にしみた「愛する人」

d0164636_8453971.jpg

「ソーシャル・ネットワーク」90

2003年秋、ボストンのハーバード大学近くのパブで、2年生のマークはガールフレンドの
エリカと話しこんでいた。自分の優秀さに絶対の自信を持っている彼の話しっぷりには
ボストン大学に通う彼女をバカにしたニュアンスがあった。
言い争いの挙句、うんざりした彼女がパブを飛び出して行くと、腹を立てたマークは寮に
戻って、彼女の悪口や別れたいきさつなどをブログにぶちまけた。

それでも気持ちがおさまらないマークはルームメイトの手を借りて“いたずらサイト”を
立ち上げた。ハッキングして手に入れた女子学生の顔写真を並べ、投票でランクをつける
というものだったが、あっという間に学校内に広まった。1時間に22,000件のアクセス!!

大学の倫理委員会に呼び出され、観察処分が言い渡された彼に、学内の別のグループが
近づいてきた。「面白いサイトを作るので協力してほしい」と言われたマークは説明を聞き、
即答した。「I’m in」(やるよ)…
d0164636_857462.jpg
世界で5億人がメンバーになっているといわれるフェースブックが、どんないきさつで
生まれ、どう成長し、どんな問題があったかが描かれています。
ただし、フェースブックそのものについてはそれほど細かく紹介されているわけではなく、
むしろ、爆発的なヒット商品になる過程で起きた開発グループ内の友情、対立、裏切りが
中心になっています。

ウイークデーの昼間でしたが、たまたま“メンズ・デー”だったことも重なり、若い人で
8割がた客席が埋まっていました。とにかく、スピード感があって楽しめます。
こまかいことですが、ハーバード大学の学生たちが学んでいるきわめて恵まれた環境を
垣間見られたり、世界一高水準の知的レベルで交わされる会話を聞けたりしたことが
拾いものでした。

ゴールデングローブ賞で作品賞など4部門を獲得したのも納得です。

ひとつだけ、年配者には“仕組み”の理解が大変かもしれません。
この日は、始まって20分で年配の夫婦が席を立って行きました。ハハハ。


「髪結いの亭主」85

12歳の少年は近所の理容室のマダムが大好きだった。そのふくよかな体とにおいが。
「大きくなったら理髪師の女性と結婚する」と話して父親の平手打ちを受けたこともある。
年月が流れ、成長した彼は理容室のドアにもたれて外を眺めるマチルダに一目ぼれした。
調髪してもらい支払のとき、唐突に「結婚してほしい」と告げた。沈黙のマチルダ。
次に店を訪れたときの帰り際、マチルダが言った。
「この間は私をからかったのかしら。もし本当だとしたら、私は気持ちを動かされました。
お気持ちが変わらないなら、答えは“ウイ”です」

めでたく結ばれた二人は互いがいれば他には何も要らなかった。そう、思えるほど幸せな
日々が続いた。土砂降りの雨が降ったあの日まで…
d0164636_8581270.jpg
制作から20年たったのを記念するディジタル版です。
この作品は、主人公役のジャン・ロシュフォールがいて初めて成立するのだと思います。
男の妻になるアンナ・ガリエナという女優さんも素晴らしいのですが、不思議なことに、
ほかの作品でお目にかかったことがありません。
大人向けです。若い人には、この映画が描く人生の“機微”は分かりますまい。ハハハ。
これを見ると、夫婦の幸せとはいったいなんだろうかと思います。考えたりはしません。
答えは出ませんから。


「デザート・フラワー」85

果てしなく続くソマリアの砂漠の一角で遊牧民の少女がヤギの出産を手伝っていた。
少女の名前はワリス・ディリー、ワリスは“砂漠の花”を意味する現地の言葉だ。
13歳になったとき、父親によって知らない男の4番目の妻になるよう、命じられるが、
テントを抜け出して祖母のもとに走った。
のちに、祖母の手引きによってロンドンのソマリア大使館で働くようになるが、祖国が
内戦状態になって大使館が閉鎖されると行き場を失ってしまった。

街をさまようワリスを救ってくれたのは温かいハートの持ち主、マリリンだった。
マリリンの部屋に転がりこみ、ファストフード店で働き始めたワリスがファッション・
カメラマンの第一人者、ドナルドソンの目にとまる…
d0164636_8584573.jpg
ソマリアの砂漠に生まれた少女がスーパーモデルとして成功を収める、単なるサクセス・
ストーリーのつもりで見に行きましたが、もっと、深い話が隠されていました。

“割礼”は宗教的な儀式かと思っていましたが、そうではないようです。では、いったい
何の意味があって、女性に対する“非人間的”な仕打ちは続いているのか?
世界的な名声を得たあと、人前に出てこの種の過去を赤裸々に語るのは、人が思う以上に
難しいことのはずです。胸をうたれました。

ワリス役のリヤ・ケベデもアフリカ出身のスーパーモデルだそうですが、その美しさは
“圧倒的“です。


「デュー・デート」85

ピーターとイーサンが乗った車が一路、ロサンゼルスを目指して走っていた。
数時間前までは全く見ず知らずの他人同士だ。
建築家のピーターは仕事で訪問していたアトランタからロサンゼルスに帰るところだった。
俳優としての成功を望んでハリウッドに向かうイーサンは父親の葬儀を済ませた帰りだ。
空港での出会いは、イーサンにとって最悪のシナリオの始まりだった。

いろいろあって飛行機に乗れないことになったピーターが困り果てていると、同じように
搭乗を拒否され、レンタカーで西に向かおうとするイーサンが通りかかった。
「乗って行け」と誘われたピーターは、あまりにも第一印象が悪かったため迷った挙句に
助手席のドアを開けて乗り込んだ。
帝王切開による妻の出産が迫っているという、背に腹は代えられない事情があったのだ。

こうして、3200キロの珍道中が始まった…

コメディとして秀逸です。腹の皮がよじれるほど笑う場面はありませんが、“くすぐられる”
ところはいやというほどあります。自分が同じシチュエーションに置かれたら…と考えた
ときのなんとも言えないおかしさがたまりません。脚本家がうまいと思います。
一種のロード・ムービーです。STOPのたびに描かれるエピソードが全部面白いです。
絶対、ごらんなさい、とは言いません。時間があるときに見ることをお勧めします。
損はしないはずです。ハハハ。


「愛する人」90

ほとんど寝たきりの母の面倒を見ながら介護士として働くカレン(アネット・ベニング)は
自分でも“つき合いにくい”人間だと自覚していた。14歳の時に産んだ子供をすぐ養子に
出さなければならなかった遠い過去とつながっているのだ。

弁護士として成功し、大きな事務所に迎えられたエリザベス(ナオミ・ワッツ)には、いつも、
どこか満たされない思いが付きまとっていた。そのストレスを発散するため、目いっぱい
仕事に打ち込んだあと、“行き当たりばったり”の情事に走ることもあった。

遠く離れた土地で暮らしながら、互いを想う母と娘…
d0164636_8592592.jpg
これも脚本がいいですね。
会話の一つ一つに味があります。話す人の個性や性格がにじみでています。
若年出産や養子縁組が珍しくないアメリカならではの話なのでしょうが、日本人が見ても
それほど苦労せずに感情移入ができます。


80 武士の家計簿 江戸時代の終わり、代々、そろばんで藩主に仕える武士がいた
85 髪結いの亭主 唐突なプロポーズから始まった結婚生活は幸せに満ちていた…
85 アンストッパブル 暴走する列車を止める手立ては次第に少なくなっていく
85 デザート・フラワー 砂漠から生まれたスーパーモデルが抱えるトラウマとは?
90 ソーシャル・ネットワーク 学生仲間が立ち上げたサイトが大成功を収めた!
80 しあわせの雨傘 夫の病気がきっかけで経営者になった平凡な主婦が目覚めた
80 僕と妻の1778の物語 がんに侵された愛妻のために毎日一篇の小説を書き続けた夫
75 犬とあなたの物語 作者の意図がよく分からないオムニバス 子供には理解不能?
85 デュー・デート爆笑はしないものの、くすくす笑えるシーンは多い 秀逸コメディ
90 愛する人 14歳のときに生み養子に出した娘を想う母 娘もまた… 心にしみる一作 

人気ブログランキングへ
by toruiwa2010 | 2011-02-11 15:35 | 映画が好き | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。