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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives 「友・ダバディに告ぐ~ジャーナリズム論の出発点?~」11/04/09

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フロラン・ダバディをご存知ですよね?
日本人なら、名前は知らなくても、2000年から2002年にかけて
イヤというほどテレビの画面で見かけたフランス人です。
そう、サッカー日本代表監督、フィリップ・トルシエの通訳を
していた彼です。
テニス中継を通じて仲良くなりました。会わなくなりましたが、
この男、油断がなりません。聡明、多才、達者…頭の中がどう
なっているのか、一度のぞいてみたい気がします。
最近、テレビでも見かけなくなりましたが、ワールド・カップが
終わってトルシエが去ったあともマルチな活躍を見せていました。
なんたって、日本語のうまい外国人に日本のマスコミはきわめて
弱いですからね。

以下は、自分のブログで熱く語っているのを見かけて、ついつい
書いてしまったものです。ハハハ。

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「ダバディーに告ぐ」(2004.04.07)

おしゃれなホーム・ページに、ほとんど毎日、何かしら書いています。
多趣味のせいか、好奇心が強いからか、書いていることの幅の広さには驚くばかりです。
「アンチ」もいることを自覚してか、掲示板は置いていません。頭のいい奴です。ハハハ。
「実はサッカーよりテニスのほうが好き」と言いながら、なに、サッカーのことになると
めちゃくちゃ熱い!ハハハ。

特に最近切々と訴えているのは「スポーツマスコミの成熟」についてです。サッカーの
U-23やフル代表の試合についてのテレビ、新聞の伝え方が気になるようです。

*サッカー文化とサッカーに対する愛がこの日本に十分にある。
「おたく」でもあり、とにかく高いレベルの日本サッカーファンに合わせた
高いレベルのスポーツマスコミをそろそろ提出したほうがいいのではないか。
私はそのために4年間トルシエ監督と一緒に、日本のスポーツマスコミと戦って、
喧嘩をして、討論を投げたのだ。
そしてお互い成長したはずだった。日本のサッカー文化の向上。将来のために、
本当のサッカーを語ろう。

*スポーツマスコミ(主にスポーツ新聞と民放テレビ)の改良、向上、進歩の
ために戦いましょう。

*環境というと、まずいつも訴えるメディアの成熟、メディアが本当にサッカー
文化を抱くように、切り口、アプローチを変えないといけない。居酒屋っぽい
戦術論や監督論、ナショナリズムや“大衆のあおり”、バラエティっぽいサッカー
番組のつくりをやめよう。本当のサッカーを語ろう!
短期間で視聴率が落ちても、“全大衆”を相手にしなくても、長期間で考えろ!
子供のサッカー情熱、文化、その火をつけろ!


…抜粋の仕方は少し乱暴ですが、文章はそのままです。いやあ、熱いでしょう?
愛するものをなんとかしたいという気持ちが痛いほど伝わってきます。
しかし、おいフロラン、いやさ、ダバディ。君は言葉の不自由さを感じることなく、
長くこの国に住んで、まだそんなことを言ってるのか、と言いたい。
そんなにナイーブだとは思わなかったなあ。

気持ちは分かるけど、君が求める、スポーツ新聞や民放テレビの改良、向上、進歩など、
100年かかっても実現しないと思うよ。
いくら、「居酒屋っぽい戦術論や監督論、ナショナリズムや“大衆のあおり”、バラエティ
っぽいサッカー番組のつくりをやめよう」と訴えても無駄、無駄。
彼らは「それこそが大衆の望んでいるもの」と勝手に決め込んでいるのだから。

テレビ局が「短期的に視聴率が下がっても…」と高い志で番組作りなどするわけがない。
90年代のはじめ、視聴率・三冠王をとり続けていたころのフジテレビには、少しそんな
雰囲気があったけど、今はそんな悠長な考え方はどの局もしないはず。
分かった上で言ってるんだろうけど、君が彼らに期待するとは思っても見なかったなあ。

残念なことに君が解説したチャンピオンズ・リーグの放送は見てないけど、フジテレビが
まともにサッカー文化を語ってもらおうと考えて起用したとは思えない。
たとえば、ワールド・カップ決勝がイタリア対フランスになったら、ジローラモと君を
起用して“愛国心丸出し”の応援合戦をしてもらおうと考えるのが日本のテレビだから。

新聞も同じこと。
スポーツ紙にとって大事なのは「売る」ことだし、そのためにはセンセーショナリズムや
センチメンタリズムを持ち込むことに躊躇はないのさ。代表戦の翌日のスポーツ紙は
何ページも紙面を割くけど、選手の談話以外に読むべき記事はどれほどあるだろう?
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ただし、一般紙や雑誌の一部には“ジャーナリズム”を感じさせるものがあると思う。
彼らは記事を書くとき、話題性ばかりを追うのではなく、何を伝えなければいけないかを
まじめに考えているように見える。
君が探しているものはたぶんその周辺にあると思う。悪いことは言わない。スポーツ紙や
民放テレビは、今あるがままを受け入れた方が楽だし、時間とエネルギーの節約になるよ。
ハハハ。

日本のマスメディアは確かに未成熟だと思う。
ジャーナリズムとビジネスを“ハカリ”にかけるとき、どうしても、ビジネスに傾くし、
売るためだったら、“なんでもあり”。外国人の言葉をありがたがるのもそのひとつさ。
おっと、君も外国人だったっけ。しかも、WOWOWも仕事を頼んでいたんだ。
ごめん、ごめん。

それにしても、フロラン。
サッカー、テニス、映画、ファッション、NHLまでは許すとして、メジャー・リーグまで
語るのかい? 私に断りもなく? 参ったなあ。君がまだオムツの世話になっているころ、
私はメジャーの実況をしていたことをお忘れなく。ハハハ。

それはそれとして、ムッシュ・ダバディ、ローラン・ギャロスでは仲良くやろうよ。

中身は“私なり”にまともなんですが、大真面目に書いても面白くないだろうと
考えて全体を“茶化した”感じにしました。WOWOWで実況していたころで
読む人はほとんど“常連さん”でしたから、問題はないと思っていました。
ところが、この記事に対しては批判的な書き込みをいただき、各種掲示板でも、
かなり叩かれました。

最後の数行が“上から目線”だという内容のものが多かったです。
ダバディと私の関係を知っている人にはジョークとして通用したのでしょうがね。
ひとつ、勉強しました。その後も改まっていませんが。ハハハ。

この記事がそのあとの「スポーツ報道に見るジャーナリズム―反省をこめて」を
書くきっかけになりました。明日、更新します。


*3月11日の発生から31日まで、このブログにせっせと書いた記事をまとめて
PDFにしました。テレビを中心に災害報道についてもかなり書きました。
“紙質”がいい本みたいで中身がグレードアップされたような気分になるから妙です。
ハハハ。
http://bit.ly/fLMM10 をクリックしてダウンロードしてください。


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by toruiwa2010 | 2011-04-09 09:46 | 岩佐徹的考察 | Comments(1)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2011-04-10 02:11 x
日付は既に4月10日に変わりましたが、どなたもまだコメントしてませんね。日韓W杯から9年になろうとしていますが、月日の流れということなんでしょうか。ダバディは我が道を行くという感じですが、トルシエの方はすっかり過去の人ですね。缶コーヒーのCMも長続きしませんでした。中島みゆきの歌のように「あんな時代もあったね」と言えるだけの時間がたったんですね。道理で私も歳をとるはずです(来年前厄です)byひろ☆はっぴ
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