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岩佐徹のOFF-MIKE

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「結果は…1勝1敗 !~コーエン兄弟の2作品を見る~」11/04/15

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はじめにお断りしておきますが、コーエン兄弟が好きな人、“まともな”映画レビューを
読みたい人はこの記事を読まないほうがいいと思います。時間の無駄です。ハハハ。

たまたま、ローテーションがそうなっただけでしょうが、今月前半は、コーエン兄弟の
作品を2本見ることになりました。
「パリ、ジュテーム」、「ノーカントリー」…これまでに2作品を見た経験から、彼らの
映画には十分気をつけなければいけないことは分かっていました。
なにしろ、この2作についての私のレビュー(抜粋)はこんな感じでしたから。

「パリ、ジュテーム」65
5-6分のストーリーが18本…そう、オムニバスなのですが、正直言って 三つ目が終わった
あたりで席を立ちたくなりました。
長編映画の一部を切り取っただけのような中途半端さがどのエピソードにも共通していて、
オチのないショート・コントを続けさまに見せられている気がしました。ハハハ。
別にオチがなくたって構いませんが、監督たちは、逆に話を完結させないところがいいと
思っている…つまり、作り手だけが悦に入っている感じで少しも面白くなかったのです。

「ノーカントリー」80 
大金をかすめ取った男とそれを追う殺人鬼…どこがいいのかよく分からん。
本作を「いい」と考える人がいても、まったく問題はありません。
「さすがはコーエン兄弟」とか「ノーカントリー、よく分かる」という人がいても少しも
おかしくないと思います。オスカーを獲った作品ですから、「分からん」と言うほうが、
間違っているのでしょう。たぶん…。別にいいけど。ハハハ。
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“ハハハ”と言ってる場合じゃないんですが、彼らの映画が私の好みに合わないことは
ほぼ、はっきりしています。
お好きな人から見れば、「君は映画が分かってない」ということなんでしょう、きっと。
お言葉を返すようですが“映画は、基本 エンターテインメント”と私は思っていますから、
分かりにくいもの、おぞましい映像(避けられない場合を除き)、楽しくないもの、鑑賞後の
気分が悪いもの、全部ダメなんですよ。ハハハ。
簡単に人が死んでいく「ノーカントリー」、「第9地区」、「アウトレイジ」、「十三人の刺客」、
最後まで見ても何を描きたいのかが理解できない「トスカーナの贋作」、「ゴースト」…
話題になっているから見ておこうかと思って出かけましたが、受け付けませんでした。
 
今回も同じです。
「シリアスマン」は去年のアカデミー賞の候補作品だし、「トゥルー・グリット」のほうは
今年のアカデミーの作品賞候補ですからねえ。
数年前まではアカデミー賞候補になったと言えば、それだけで“値打ち”がありましたが、
10本もあるいまはそれほどのものではありません。それでも、映画ウォッチャーとしては
見ないわけにはいかないだろう、となったのです。

…結果は、1勝1敗でした。ハハハ。

「シリアスマン」70

平凡だが満ち足りた生活を送っている大学教授のラリーを、突然、不幸が襲い始めた。
敷地の境界線をめぐる隣人とのもめごと。妻からの離婚要求。そして、韓国人学生からは
採点についての強硬な抗議。娘は鼻の整形を計画し、息子はクラスメイトに脅される。
一難去ってまた一難。降りかかる火の粉を懸命に振り払うラリー。ひとつずつクリアして
終わりかと思えば、また新たな難題が持ち上がりそうな気配のところでエンディング…。
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善良な人物に次々に牙をむく災難、という構図はよくあります。勧善懲悪の真逆?
少し、違いますかね?ハハハ。

ラリーを主人公とするこの話そのものが数十年前の設定ですが、映画の冒頭には“昔”の
物語が短く紹介されています。雪が降りしきる深夜に帰宅した亭主が女房に客人を連れて
きたと話します。荷車が壊れて困っているとき、知り合いの男が助けてくれたのでお礼を
したいのだと言って。
しかし、話を聞いた女房は「その人はとっくに死んだ。死霊に違いない」と言い張ります。
入ってきた男は女房にナイフで刺されて飛び出していきます。
夫婦はあとを追いませんでした。

当然、あるはずのこの物語と“本編”のつながりが、私には理解不能でした。
ラリーがユダヤ教徒であることとも関係があるのでしょうが、それも分かりません。
キツネにつままれた気分で劇場をあとにしました。
私とは違う角度からものが見える鋭い感覚の持ち主の妻もやはり首を振っていました。

帰宅後、何人かのレビューを読みましたが、さっぱりです。高く評価している人ほど、
コーエン兄弟の言わんとすること分かるようです。それがきわめて不愉快です。
彼らの作品を“分かる”と言う人の理解力を尊敬しますが、基本的には疑ってます。
なわけねえだろうと。ハハハ。

ざっと“我が身に起きるすべてのことをありのままに受け入れよ”というのが共通した
とらえ方みたいですが、それにしては、何とも分かりにくい作り方をしたものです。
チラシにこう書かれています。

今やアメリカを代表する巨匠となった彼らが、さらにストレンジで、
シュールで、どうしようもなく切なくて滑稽な悲喜劇を完成させた。

人間のおかしさが弾け、人生の不条理が暴走する
“世界一不幸な男”の想像を絶する運命とは?


うーん、宣伝マンもどう説明したらいいのか大いに悩んだ、というのが真実かも。ハハハ。


「トゥルー・グリット」85

父親が殺された。酒を飲んでケンカを始めた雇い人のチェイニーを止めようとして。
遺体を引き取りに来た娘のマティ(ヘイリー・スタインフェルド)は復讐を誓う。
しかし、彼女はまだ14歳、いくら聡明で芯がしっかりした少女でも、先住民の居留地に
逃げ込んだチェイニーを一人で追うのはとても無理な話だった。
なんとしてもチェイニーに裁きを受けさせたいと願うマティは金を工面して連邦保安官の
ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を雇うことにした。

これまでに悪党を20人以上殺していると称するルースターは頼もしい助っ人だった。
二度の離婚歴があり、大酒のみのルースターは、はじめ、幼い娘を相手にしなかったが、
マティの熱意と報酬に負けて、チェイニー探しを手伝うことに同意し、居留地に向かった。
別の事件でチェイニーを追っている誇り高いテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・
デイモン)も加わって…
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なによ。
ずいぶん分かりやすいじゃないですか? 同じ監督の作品とは思えません。
スティーブン・スピルバーグが噛んでいるからですかね。
枝野官房長官のような“持って回った言い方”を避けて小泉純一郎のようなストレートな
物言いでこの映画を撮っているのがいいですね。気に入りました。
たぶん、コーエン・マニアには“ひねり”がきいていないところが物足りないでしょうが、
おかげで普通の映画ファンが普通に楽しめる映画です。分かりやすいのが一番!ハハハ。

ただし、作品賞候補になるほどの映画だとは思いません。ジェフ・ブリッジスが主演賞に
ノミネートされているのも不思議です。去年、オスカーを獲った「クレイジー・ハート」と
同じタイプの演技をしているのですから。

しかし、14歳の少女、スタインフェルドは見事です。見る者を惹きつける力がありますね。
オスカーは「ザ・ファイター」のメリッサ・レオに譲りましたが、いずれ、手にする日が
来るのは間違いないでしょう。
将来を約束された女優…見ながら連想したのは蒼井優でした。ハハハ。

この映画は、冒頭に「悪しき者は追われなくても逃げる」(箴言の28章1節)という言葉が
紹介されています。思わせぶりな“前ふり”がつくところが2作の共通点です。ハハハ。

75 お家をさがそう 彼女の妊娠をきっかけに生活の基盤となる家探しの旅が始まった 
70 アンチクライスト 分かんねえだろうなと思いつつ見たが 案の定分からなかった
70 シリアスマン コーエン兄弟らしいと言えばいいのか 回りくどい作りに辟易する
85 サラエボ、希望の街角 人も羨む仲のカップルに亀裂が 主演女優の瑞々しさが最高
80 トゥルー・グリット “父の仇を”…少女の依頼に飲んだくれ保安官が立ちあがった   

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by toruiwa2010 | 2011-04-15 10:11 | 映画が好き | Comments(6)
Commented by ERF at 2011-04-17 14:15 x
岩佐さま、映画について一言生意気なコメントを。メインストリームな視点ではないと自覚はしていますが、映画は思考というルールから離れるともっと拡がる可能性を持った媒体です。感じるルールを思考を抑えて立たせると見る側の独自な世界が顕現すると言う、どちらかというと音楽・詩に近い表現だと個人的には思っています。言い換えると上映時間内で答が提示される映画ほどつまらないと僕は映画を高く買っています。アンタイクライストは、その物差しを必要とする今の時代には稀有な映画と擁護します。
Commented by toruiwa2010 at 2011-04-17 16:29
ERFさん、こんにちは。
後段は少し分かりますが、前段は
まったく理解不能です。
たぶん、“だから”分からない映画が多いのでしょう。
ハハハ。

PS もう一度読んでみましたが、後段も
理解できません。ごめんなさい。
少し、難しく考えすぎではないですか?
Commented by ERF at 2011-04-17 20:02 x
コメントありがとうございました。共感のメカニズムを感じるルールと言う言葉だけで置き換えたことに無理がありましたね。言葉足らずで失礼しました。鑑賞後にわからないとか、でも心に引っかかるるという気持ちを時間をかけて解きほぐすのも面白い感じるルールの一つだったりするのですが、余計にまた混乱してしまいますね。ハハハ、しつこくてスミマセン
Commented by toruiwa2010 at 2011-04-17 20:43
ERFさん、無理です。
そんな風に映画を見たいとは思いませんし。
楽しみ方は人それぞれだと。
Commented by オーヤマ at 2011-04-18 13:43 x
目上の方に対して失礼を承知で書きます。

岩佐さんは映画の見方は人それぞれと言いつつ、シリアスマンを高評価した人の意見に対し、
「そんなわけねえだろ」と書かれています。それも人それぞれだと思うのですが。
以前のツーリスト評で低評価した人達の意見に対する嫌味も酷いなあと思いました。
私は岩佐さんが個々の映画をどのように評価しようが、それは一つの意見だと思い、
納得したり反対意見をもったりしていますが、他人の評価にまで口を出すのは
少々横暴ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2011-04-18 14:30
オーヤマさん、こんにちは。

意見が合わないのは残念ですが、よくあることです。
書き方…については、これが私流ですから、今後も
変えるつもりはありません。

他人のブログにコメントする時にはもう少し違った
文体にするかもしれませんが、ここは、私のブログ
ですから、私の好きな書き方が許されると思っています。
どうしてもおいやなら、“読まない”という選択肢も
あるのではありませんか?
私なら、黙って立ち去り、二度と近寄りません。

ついで、ですが、私を“目上”と思う必要は
どこにもないと思いいます。
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