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岩佐徹のOFF-MIKE

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「良くも悪くもコーエン兄弟?~4月の映画は6本だけだった~」               11/05/08

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災害の発生以後、なぜか、映画館に向かう足がためらうようになってしまいました。
4月末までに10本しか見ていません。4月は6本だけ!今月はまだ1本も…。
風邪をひいたり、ゴールデン・ウイークの人込みを避けたりしたからですが、これから
ペースを上げて行かないと、“年間100本”が怪しくなります。イチローの半分。ハハハ。

たまたま、ローテーションがそうなっただけでしょうが、先月前半は、コーエン兄弟の
作品を2本見ることになりました。
「パリ、ジュテーム」、「ノーカントリー」…これまでに2作品を見た経験から、彼らの
映画には十分気をつけなければいけないことは分かっていました。
なにしろ、この2作についての私のレ評価は低く、彼らの映画が好みに合わないことは
ほぼ、はっきりしています。
お好きな人から見れば、「君は映画が分かってない」ということなんでしょう、きっと。

「まあ、話題だから見ておこうか」…ぐらいの気持ちで出かけました。
「シリアスマン」は去年のアカデミー賞の候補作品だし、「トゥルー・グリット」のほうは
今年のアカデミーの作品賞候補ですからねえ。
数年前まではアカデミー賞候補になったと言えば、それだけで“値打ち”がありましたが、
10本もあるいまはそれほどのものではありません。それでも、映画ウォッチャーとしては
見ないわけにはいかないだろう、となったのです。

…結果は、1勝1敗でした。ハハハ。

「シリアスマン」70

平凡だが満ち足りた生活を送っている大学教授のラリーを、突然、不幸が襲い始めた。
敷地の境界線をめぐる隣人とのもめごと。妻からの離婚要求。そして、韓国人学生からは
採点についての強硬な抗議。娘は鼻の整形を計画し、息子はクラスメイトに脅される。
一難去ってまた一難。降りかかる火の粉を懸命に振り払うラリー。ひとつずつクリアして
終わりかと思えば、また新たな難題が持ち上がりそうな気配のところでエンディング…。
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善良な人物に次々に牙をむく災難、という構図はよくあります。勧善懲悪の真逆?
少し、違いますかね?ハハハ。

ラリーを主人公とするこの話そのものが数十年前の設定ですが、映画の冒頭には“昔”の
物語が短く紹介されています。雪が降りしきる深夜に帰宅した亭主が女房に客人を連れて
きたと話します。荷車が壊れて困っているとき、知り合いの男が助けてくれたのでお礼を
したいのだと言って。
しかし、話を聞いた女房は「その人はとっくに死んだ。死霊に違いない」と言い張ります。
入ってきた男は女房にナイフで刺されて飛び出していきます。
夫婦はあとを追いませんでした。

当然、あるはずのこの物語と“本編”のつながりが、私には理解不能でした。
ラリーがユダヤ教徒であることとも関係があるのでしょうが、それも分かりません。
キツネにつままれた気分で劇場をあとにしました。
私とは違う角度からものが見える鋭い感覚の持ち主の妻もやはり首を振っていました。

帰宅後、何人かのレビューを読みましたが、さっぱりです。高く評価している人ほど、
コーエン兄弟の言わんとすること分かるようです。それがきわめて不愉快です。
彼らの作品を“分かる”と言う人の理解力を尊敬しますが、基本的には疑ってます。
なわけねえだろうと。ハハハ。

ざっと“我が身に起きるすべてのことをありのままに受け入れよ”というのが共通した
とらえ方みたいですが、それにしては、何とも分かりにくい作り方をしたものです。
チラシにこう書かれています。

今やアメリカを代表する巨匠となった彼らが、さらにストレンジで、
シュールで、どうしようもなく切なくて滑稽な悲喜劇を完成させた。

人間のおかしさが弾け、人生の不条理が暴走する
“世界一不幸な男”の想像を絶する運命とは?


うーん、宣伝マンもどう説明したらいいのか大いに悩んだ、というのが真実かも。ハハハ。


「トゥルー・グリット」85

父親が殺された。酒を飲んでケンカを始めた雇い人のチェイニーを止めようとして。
遺体を引き取りに来た娘のマティ(ヘイリー・スタインフェルド)は復讐を誓う。
しかし、彼女はまだ14歳、いくら聡明で芯がしっかりした少女でも、先住民の居留地に
逃げ込んだチェイニーを一人で追うのはとても無理な話だった。
なんとしてもチェイニーに裁きを受けさせたいと願うマティは金を工面して連邦保安官の
ルースター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を雇うことにした。

これまでに悪党を20人以上殺していると称するルースターは頼もしい助っ人だった。
二度の離婚歴があり、大酒のみのルースターは、はじめ、幼い娘を相手にしなかったが、
マティの熱意と報酬に負けて、チェイニー探しを手伝うことに同意し、居留地に向かった。
別の事件でチェイニーを追っている誇り高いテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・
デイモン)も加わって…
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なによ。
ずいぶん分かりやすいじゃないですか? 同じ監督の作品とは思えません。
スティーブン・スピルバーグが噛んでいるからですかね。
枝野官房長官のような“持って回った言い方”を避けて小泉純一郎のようなストレートな
物言いでこの映画を撮っているのがいいですね。気に入りました。
たぶん、コーエン・マニアには“ひねり”がきいていないところが物足りないでしょうが、
おかげで普通の映画ファンが普通に楽しめる映画です。分かりやすいのが一番!ハハハ。

ただし、作品賞候補になるほどの映画だとは思いません。ジェフ・ブリッジスが主演賞に
ノミネートされているのも不思議です。去年、オスカーを獲った「クレイジー・ハート」と
同じタイプの演技をしているのですから。

しかし、14歳の少女、スタインフェルドは見事です。見る者を惹きつける力がありますね。
オスカーは「ザ・ファイター」のメリッサ・レオに譲りましたが、いずれ、手にする日が
来るのは間違いないでしょう。
将来を約束された女優…見ながら連想したのは蒼井優でした。ハハハ。

この映画は、冒頭に「悪しき者は追われなくても逃げる」(箴言の28章1節)という言葉が
紹介されています。思わせぶりな“前ふり”がつくところが2作の共通点です。ハハハ。

75 お家をさがそう 彼女の妊娠をきっかけに生活の基盤となる家探しの旅が始まった 
70 アンチクライスト 分かんねえだろうなと思いつつ見たが 案の定分からなかった
70 シリアスマン コーエン兄弟らしいと言えばいいのか 回りくどい作りに辟易する
85 サラエボ、希望の街角 人も羨む仲のカップルに亀裂が 主演女優の瑞々しさが最高
80 トゥルー・グリット “父の仇を”…少女の依頼に飲んだくれ保安官が立ちあがった   
80 SOMEWHERE 離婚して気ままなホテル暮らしの俳優「俺は何をしているのか?」

***
自分のメモ代わりのエントリーです。
数時間後に~げに ツイッターは難しい 2~を更新します。


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by toruiwa2010 | 2011-05-08 06:31 | 映画が好き | Comments(6)
Commented by shin555 at 2011-05-08 17:03 x
トゥルー・グリットで紹介されている写真、いいですね。
二人の表情、帽子、引き込まれます。
こういう写真を見ると帽子を被ってみたいな~と思うのですが難しいですよね。
トゥルー・グリットなら見てみたいと思いますが
それより気になるのは、サラエボ、希望の街角です。
主演女優の瑞々しさ!う~ん気になります♪
Commented by しょう at 2011-05-08 17:09 x
SOMEWHERE
個人的に注目している映画です。
もう少し岩佐さんの感想をお聞きしたかったです。

コーエン兄弟、実は私もよく分かりません。
「ファーゴ」とか、それで?という感じです。
すみません、浅くて(笑)。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-08 17:54
shin555さん、こんばんは。
この写真、我ながらいいのを見つけたと思います。

個人的には「トゥルー・・・」より「サラエボ」が
好きですね。宗教がらみでちょっと分かりにくい
ところもありますが。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-08 18:02
しょうサン、こんばんは。
3月中旬以後、レビューがおろそかになってしまって…。

「SOMEWHERE」は売れっ子のハリウッド俳優の物語です。
離婚して、娘ともめったに会えず、高級ホテルでうだうだと
怠惰に過ごしています。「俺はな何をしてるんだろう?」という
気持ちになるのは分かります。

妻は「悪いけどあんまり好きじゃない」と言ってましたが、
私はとりとめのなさが結構好きです。

女性にはわかりにくいかもしれませんが、細かいところで
フェラーリのエンジン音はやっぱりいいわ、と思いました。
運転免許も持っていないのに。ハハハ。
Commented by さざんか at 2011-05-08 22:34 x
岩佐さん、こんばんは。

映画館に足を運ばなくなって10年以上経ちます。

コーエン兄弟、巨匠と呼ばれるまでの監督になっていたのですね。
「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」の頃、よく見ていましたが、
結局印象に残ったのは「ヘンな顔」のスティーブ・ブシェミの顔だけでした。
友人によく勧められましたが、
どうも私には苦手なタイプの作品が多かったです(汗)。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-08 22:38
さざんかサン、こんばんは。

私には苦手なタイプの作品が多かったです・・・

同じく、でございます。ハハハ。
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