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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives「開幕直前のローラン・ギャロス~ファンにはたまらない日々~」           11/05/22

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グランド・スラムは、終わりが近づくにつれて試合の数が減ります。
スタジアム・コート以外では選手の姿が見られなくなって行きます。
逆に、1-2回戦は試合数も多く、テニス・ファンにとってはたくさんの
選手を間近で見る絶好のチャンスです。
ですから、会場が最高ににぎわうのは初日から4日目ぐらいまでです。
日本時間では今日の夕方、初日を迎えるローラン・ギャロスも、きっと
多勢のファンでごった返していることでしょう。

「開幕直前のローラン・ギャロス」2003.05.23

今日から会場に入りました。火曜日から予選が始まっています。
まだ、この大会独特の華やかさは見られません。あるのは、本戦を目指して懸命に戦う
若者たちの姿です。

ここに来るのは1992年から連続12年目です。
フラッシング・メドウズやメルボルン・パークと同じように、ローラン・ギャロスも年々
姿を変えてきましたが、どうやら、今年で一段落のようです。
私たちにとって一番ありがたいのは3年前に各国の中継局が集まるテレビ村が一新されて
住環境が大幅に改善されたことです。
会場の“メインストリート”をはさんでコート・フィリップ・シャトリエが目の前にある、
絶好のポジションです。
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特にみんなのお気に入りは屋上のテラスでしょう。
以前は薄暗い部屋で気持ちもなんとなく浮かないまま食べていた食事も今はこのテラスで
外の空気をいっぱい吸いながら心から楽しむことが出来るようになりました。
スタッフは昼も夜もお弁当です。メニューにそれほど変化がなく、決しておいしいとは
言えないお弁当ですが、同じものでもテラスで食べるとおいしく感じます。

放送関係者にとって雨の日はかなり憂鬱なものですが、その雨が上がるのを待つ時間さえ、
テラスから色とりどりの雨具を見下ろしていると飽きないどころか、この時間が続いて
欲しいと思ったりするから不思議なものです。ハハハ。
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ローラン・ギャロスのイメージはなんと言ってもレッド・クレー=赤土ですよね。
そして、放送席から見るとスタンドの向こうに広がるブローニュの森の緑もこの大会と
切り離すことは出来ません。大会のシンボル・カラーがレンガ色と緑なのも納得です。
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「ひと雨ごとに緑が増す」とよくお話しするのですが、本当はよくわかりません。ハハハ。
でも、イメージはまさにそうなんです。
90年代の終わりごろまでは右手スタンドの向こうに遠くエッフェル塔が常に見えました。
ところが植えた木がどんどん大きくなったために、今では生い茂る葉の陰に隠れるように
なってしまいました。いずれにしても、視線をどこに向けてもこのレッド・クレーの色と
緑が目に入ります。

開幕へ向けて準備は着々と進められています。
恒例の美女軍団ももうちらほら見かけます。会場内の案内、VIPラウンジの係り、まだ
オープンしている店は多くありませんがグッズ売り場のお嬢さん、私が楽しみにしている
ハーゲン・ダッツの売り子さん…粋でおしゃれなパリジェンヌが華を競います。
これがローラン・ギャロスです。
写真の美人たちは場内を15分ほど歩いただけで見つけました。
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…そういえば、私はテニスの仕事でここへ来てるんでしたね。ハハハ。
サンプラス、サフィンが欠場なのは残念ですが、前哨戦から送られて来る情報によると、
特に男子は予測不可能なほどの混戦になりそうですね。
アガシがこのところ試合をしていないので心配でしたが、水曜日にローラン・ギャロスで
元気に練習をしていたと聞いて安心しました。

スペイン勢は誰が出てきてもおかしくありません。
おまけに、今年はナダルという16歳の新鋭が飛び出してきて話題を集めています。
89年にチャンが優勝した時が17歳でした。相当の力を持っているようですから、優勝は
ともかく、注目を集めるのは間違いないでしょう。
くわえて、この大会は予選からの挑戦になりましたが、イタリアにもヴォランドリという
21歳の選手が頭角を現しています。アルゼンチンを初めとする南米勢、中でも3回優勝の
クエルテンを候補の一角からはずすのは抵抗がありますし、こうして見ると どう考えても
混戦は免れませんよね。

女子は面白かろうが、面白くなかろうが(ちょっと乱暴ですが)、やはりウイリアムズ姉妹を
中心にした優勝争いになるのは避けられないところです。
ただし、第2シードにクライシュテルズが食い込んだことで、もしかすると5大会ぶりに
グランド・スラムのファイナルが“姉妹対決にならない”かも知れません。
明日のドローは世界中のファンが息をひそめて見つめることになるでしょう。
各国のテレビもそろそろ違う顔合わせをと願っているはずです。ハハハ。

その候補一番手はやはりクライシュテルズだと、みんなが思っています。
力は十分あるのですが、気になるのは、全豪のSFであそこまでセレナを追い詰めながら
逆転負けしたあとの記者会見で見せたあっけらかんとした“欲のなさ”でしょう。
私は、まったく信じられませんでした。もちろん、それが彼女の性格でしょうし、本来の
スポーツのありかたとしてはあれで正解なのでしょうが、今のプロの世界ではなかなか
通用しないと思うのです。
多分、彼女は、勝てなくても今の自分でいいと考えていると思います。
となると、なにがなんでも勝ちたいという欲がなくても勝てるぐらいの力をつけないと
いけない…という“ややこしい”ことになりますね。ハハハ。

いい意味でその欲を持っているのはエナン・アルデンヌです。今シーズンは絶好調です。
チャンスをつかむかもしれません。
そして地元の期待は、またしてもモレズモーにかかってきます。これは宿命です。
これまで何度も重圧に負けてきた彼女が今年はそのプレッシャーをどう乗り越えるのか、
“人間観察”としても興味のあるところです。
ヴィーナスはマイペースで勝ち進むでしょうし、カプリアティの存在も忘れるわけには
いきません。そして、言っても仕方のないことですが、ここにヒンギスがからめば…と
考えてしまうのは私一人ではないと思います。

こうして見ると女子もなかなかの顔ぶれが揃っています。
レッド・クレーのドラマは常に意外な展開を用意しています。
さあ、開幕です。

期待したナダルはケガのためにドローの直前に棄権しました。
私が彼に触れたのはこのエントリーが始めてだったかもしれません。

ちなみに、この年の全仏の結果は…
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Men’s final
Juan Carlos Ferrero d.Martin Verkerk 61/63/62

Women’s final
Justine Henin-Hardenne d.Kim Clijsters 60/64


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by toruiwa2010 | 2011-05-22 08:21 | テニス | Comments(10)
Commented by えそらいろ at 2011-05-22 13:21 x
懐かしい~
フェレロ、大好きでした(*^_^*)
フェルケレク、長身ですごいサーブで決勝まで勝ち上がったんでしたね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-22 14:29
えそらいろサン、こんにちは。

“百面相”・フェルケレクはこのときだけ、でしたね。
気の毒ですが、“スポイラー”と呼ばれても仕方がにですね。
Commented by shin555 at 2011-05-22 15:11 x
8年前なんですね、懐かしい~♪
テラスから見下ろす会場とか15分で集めた美女写真集とか覚えてます。
流石に美女の方々のお顔までは覚えてませんでしたが・・・(笑)
このころのクライシュテルスはエナンに勝てる雰囲気が無かったですね。
私はどちらも好きでしたが二人の対戦は一方的になってしまうので微妙でした。
Commented by ヤップンヤン at 2011-05-22 15:49 x
2000年秋ごろパリに行ったとき、ローランギャロスの建物を観にいったのですが、フィリップシャトリエかスザンヌランランが工事中で中に入れず、悲しい思い出があります。何もしないのは悔しいのでロンシャン競馬場でお茶を濁しましたが(苦笑)。
ですので岩佐さんのこういった写真は会場内の雰囲気が垣間見れるので好きです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-22 15:57
shin555 さん、こんにちは。

クライシュテルスはスライドが下手でしたから
もともとレッドクレーは好きじゃなかったと思います。
そして、ファイトむき出しのエナンのようなタイプは
人間として苦手なのでしょう。
よくわかります。私も同じですから。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-22 15:59
ヤップンヤンさん、2000年秋なら
たぶん、フィリップ・シャトリエだろうと
思います。

私はロンシャン競馬場に一度も行かなかったことを
悔いています。“おあいこ”ですよ。違うか。ハハハ。
Commented by ヤップンヤン at 2011-05-22 16:39 x
確かに”おあいこ”ですね(笑)。
ウィンブルドンやカンプノウには博物館があって非常に楽しめた記憶がありますが、ローランギャロスには博物館はあるのでしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-22 17:10
ヤップンヤンさん、ローラン・ギャロスの
博物館は2001年か02年ごろにできました。
Commented by ヤップンヤン at 2011-05-22 17:48 x
ご回答ありがとうございます。
それは俄然行く気がわいてきました。いつかこの季節に行きたいと思います。岩佐さんも凱旋門賞の時にぜひロンシャンへ…。
Commented by toruiwa2010 at 2011-05-22 17:52
ヤップンヤンさん、今、思い出しましたが、
サフィンがたたきつけてぐにゃぐにゃになった
ラケットも飾られていました。粋…ハハハ。
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