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岩佐徹のOFF-MIKE

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「誰が“ザビエル”やねん!~長い友だちと言うけど…~」11/06/17

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人は父親の背中を見て育つ、と言います。
「自分もそうなりたい」と思うか、「ああはなりたくない」と思うかは、人によって微妙に
違いがあるでしょうが。ハハハ。
父は、新聞記者でした。子供のころ、私が学校に行く時にはまだ寝ている、寝るときには
まだ帰宅していない…ウイークデーはほとんど顔を合わすことがありませんでした。
かなりの酒好きで、たまに見かける姿は必ずと言ってもいいほど、酔っていたものです。
成人に達してからの私が“お付き合い”程度しか飲まなかったのは、体質もありますが、
そんな父を反面教師としたのか、母が露骨に嫌な顔をしていたからもしれません。ハハハ。

「あんな風になりたい」とうらやむ面もたくさんありました。
最大のものは、男としてのスケールの大きさです。それは、休みの日に我が家に集まる
友人、部下の多さが示していたように思います。
しかし、「ああなりたい」という願いはかなわず、度量の狭い、スケールの小さな男にしか
なれませんでした。トホホ。

「ああはなりたくない」と思い、その通りになったこともあります。
父を思い出すとき、よく脳裏に浮かぶのは文字通りの“うしろ姿”でした。
鏡の前で養毛剤の「ヨーモトニック」を頭に振りかけている姿です。
物心がついたころ、父は40代のなかばで、すでに頭髪の70%はありませんでした。ハハハ。
若いころから、「ああなったら、悲惨だな」と思ったものです。
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特に、テレビのアナウンサーになってからは、当然の理由でなおさらでした。母の話では、
30代の前半から「そうなった」らしく、私はその年令になるのを恐れていました。
ところが、33歳のときの写真でお分かりのとおり、全くその“毛生え”…じゃなかった、
“気配”はありませんでした。ハハハ。
逆に、勢いのある硬い髪がうっとうしいくらいだったのです。
4歳違いの兄も、14歳年上ですでに40代後半に入っていた兄も問題なさそうでした。
「これなら大丈夫だな」と、その後しばらくは心配することなく過ごしました。
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                      高校時代の身分証

中学から高校までは、七三分けでした。
髪の量が多い上に質が硬いために、風呂からあがるとネットで形を整え、乾いたあとも
ポマード、チックが大量に必要でした。
高校3年で下宿生活を始め、スポーツ刈りにしたときはすごい解放感でした。仲間からは
「芝生みたいだ」と言われていましたが、洗ったあと2分で乾くのが魅力でした。ハハハ。
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フジテレビ入社後もほぼスポーツ・アナ一筋のためそのままでしたが、70年代の初め、
報道関係の仕事もしたいと思いたち、それには伸ばした方がいいかも、とまた七三分けに
したのです。
手間を省くために、今度は「アイパー」をかけました。パンチ・パーマほどチリチリでは
ありませんが、同じようにコテを使って強引に髪を寝かせつけるのです。ほとんど同じ
髪型だった逸見政孝と、会社の理容室で並んでかけてもらったのを思い出します。

テレビでは、アナウンサーは画面に顔を出して視聴者に話しかけます。
イケメンである必要はありませんが、視聴者との距離を決める上で「見た目」は大事です。
私の悩みは、「とっつきにくい」、「かたくるしい」、「すましている」という印象を与えて
しまうことでした。付き合ってもらえばそうでないと分かって貰えるのですがね。ハハハ。

なんとか柔らかい印象を与えるようにできないかと悩みましたが、70年代後半になって
メジャー・リーグ中継で長期出張が続いたのを機にゆるいパーマをかけることにしました。
印象が変わったと思います。
フリーになった途端にパーマをかけ始めた逸見もきっと同じ発想だったのでしょう。
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           1978年 アストロドーム放送席でパンチョ伊東さんと

“形”はともかく“量”のほうは「現役の間は大丈夫だろう」と、なんとなく信じ込んで
過ごしていたある日、それは突然やってきました!ハハハ。
50代の半ばになろうかというころ、ウォーキングからもどって鏡の前で帽子を取ったとき、
汗でぺしゃんこになった髪の間に地肌が“はっきりくっきり”と映っていたのです。
青天のヘキレキでした。
妻に話すと「そうよ」と驚いた様子はありませんでした。つまり、少し前から「進行」して
いたのでしょう。「それならそうと、言ってくれようー」。ハハハ。

それでも「いざとなったら、その時はその時」と腹をくくって何もしませんでした。
しかし、定年を迎える頃には、かなりはっきりと「薄い」状態になっていました。そこで、
ちょうど発売が始まったばかりの「リアップ」を使うことにしたのです。
効果の程はよくわかりません。ただ、少なくとも、進行は止まったように思います。
とは言え、正面から見れば昔とそれほど変わらないものの、てっぺんが薄いことは本人が
よく知っています。
その頃の私は、画面で「こんにちは」と挨拶をする時も、何かの理由でお詫びコメントを
言う時も、決して頭は下げなかったものです。ハハハ。

効いているかどうか確信が持てないままリアップは使い続けました。「やめたら抜ける」と
聞いていたからです。ハハハ。
2004年のはじめ、前立腺がんが見つかり「9月に手術をするが、進行を抑えるために」と
それまでは女性ホルモンの投与を受けました。
医者の説明でも「突然、体が火照ったりお腹の周りに脂肪がついたりする副作用もあるが、
髪は増えることがある」と言われていたので、ひそかに期待していたのですが、秋ごろ、
妻に「増えたんじゃないかしら」と言われました!

確かに、増えた気配はありました。
しかし、ホルモンはいずれ体から抜けていくわけですから、手放しでは喜べません。
困ったのは、ホルモンが理由なのか、リアップがようやく“効き目”を現してきたのかが
よく分からないことでした。ハハハ。

2005年ごろだったでしょうか、原因が分からないまま。血圧が高くなっていました。
いろいろ考えた中で、リアップの説明書に「血圧の高い人は医師と相談してください」と
あったのを思い出しました。
「やめると抜ける」は怖いのですが、命を失うのはもっと怖いです。
…思い切ってやめることにしました。

かと言って何もしないわけにもいかず、化粧品店で勧められるままにアデノゲンという
育毛剤を買って使い始めました。これも、効果のほどはよく分かりません。
分からないまま“習慣的”に使い続けているところは父親そっくりです。ハハハ。

10年ほど前、週刊誌をぱらぱらめくっていると、フジテレビの同期生、露木茂の写真が
目にとまりました。「私も2001年に自毛植毛しました」のキャッチ・コピーがつけられた、
ある企業の広告でした。若い頃から確かに薄かったですから、悩んでいたのでしょうか。
彼の容貌なら、すこし薄くても違和感はないと思っていましたが、こればかりはその人の
感じ方ですからねえ。
それにしても、まさか植毛の広告塔になるとは驚きました。その勇気に乾杯!ハハハ。
「生涯生え続け、メンテナンス不要」かぁ。いいかもしれない。
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昔、「髪はながーい友だち」というコピーがありました。
「長」と「友」を組み合わせると「髪」になるじゃないかというコンセプトのなかなかうまい
コピーでした。
男たちは、この“長い友だち”と一生仲良くしていたいと思っています。すべての人が
うまく行くとは限りません。友達が減っていく時にどうするかは、人によって違います。
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                  2008年当時のルーニー
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                  2011年:術前・術後

マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニーは悩みが深かったのでしょうね。
チャンピオンズ・リーフ決勝の直後にひそかにクリニックを訪れて植毛手術を受けました。
うーん、ヘッディングは“額の生え際”で、と言いますから、分かりやすくなったかも。
ハハハ。

25歳の彼が悩んだのは分かる気がしますが、私の年齢になると気になりません。
旅に出るとき、妻が後ろ姿に向けてシャッターを切るのが分かっても平気です。
“ザビエル・はげ”か、うまいこと言うなあ。
せめて“前から来て”ほしかったなあ。ショーン・コネリーみたいに。ハハハ。
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by toruiwa2010 | 2011-06-17 09:53 | 岩佐徹的考察 | Comments(8)
Commented by モクレン at 2011-06-17 12:46 x
岩佐さん、こんにちは

昔サンプラスを見ていて「この人は絶対に大丈夫だな」って思ってました。が、ある時突然「あれっ?」って感じでしたよね・・・
夫もリアップ貯金がかなりの金額になっていますが止める気はさらさらないようです。高血圧なのに・・・。
でも最近感じるのですが、夫の頭髪は確かに減っていないのです。これまでの長~い積み重ねとバージョンアップしたリアップとの相性がイイのかもしれません・・
Commented by toruiwa2010 at 2011-06-17 12:54
モクレンさん、こんにちは。

サンプラス…確かにそうでしたね。
テニスもヘアも頑張れ、と思ってました。ハハハ。

アメリカで売ってるリアップは成分が3倍だか
5倍だかで強いんですよね。だから効く…というわけでも
ないらしいですが。ハハハ。
Commented by colfaxcove at 2011-06-17 17:13 x
私はアガシの突然にっ?がショックでした・・・
ロン毛にバンダナ巻いたやんちゃ坊主姿が好きだったのに・・・
でも、つるっつるでもアガシはステキですけどね!
異常に几帳面で、ピョコタンピョコタン歩く姿が忘れられません。
Commented by toruiwa2010 at 2011-06-17 18:03
colfaxcove さん、こんばんは。

あれだけスキンヘッドが似合う奴も
あまりいません。ハエも滑るんじゃないか
と思うほど、つるつるでした。ハハハ。
Commented by しょう at 2011-06-17 21:00 x
岩佐さん、こんばんは。
いつ「ルーニー植毛ネタ」がくるのか楽しみにしていました。
あの潔さ、少し好きになりましたよ(笑)。

テニス界ですと、
アガシは別格として、印象深いのはブレイクですね。
彼のスキンヘッドもハマっていると思います。
あとはダビデンコでしょうか、ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-06-17 21:29
しょうサン、こんばんは。

ルーニーははたして潔かったのでしょうかね。
記事をよく読んでないので知りませんが。

アガシ、ブレイクは背に腹はかえられず…
でしょうね。ハハハ。
Commented by shin555 at 2011-06-18 00:12 x
楽しく拝見しました(^-^)
私、若いころからおデコが広く「そういう」友人たちから「仲間」と思われていたのですが
彼らの症状が進むころになっても私には一向その気配がなく
一時は裏切り者扱いでした(笑)
しかし、妻に話すと「そうよ」と、の件でひとしきり笑った(失礼)後
私も50代の半ばじゃん!と気が付きました!!ヤバイか??
Commented by toruiwa2010 at 2011-06-18 07:07
shin555サン、おはようございます。
50代半ばですか。そろそろ来ますかね?
対策と言っても難しいからなあ。ハハハ。
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