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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives「湯の街のテニスクラブ~柳さんが支配人だった~」 11/07/10

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実況人生ではたくさんの解説者とコンビを組みました。
楽しく実況できた人、やりにくかった人…いろいろです。
テニスの柳恵誌郎さんは、もちろん、“楽しかった”人です。

「湯河原ラケットクラブ」2004.11.01

「…それから、『おばあさんが子供を生みました。お乳をあげました。
ボニューじゃなくてバニュー』だって。ワハハハハ」


身をよじり、笑い転げながら話すのは柳恵誌郎さん。WOWOWのテニス解説でおなじみの
あの人です。聞かされている私たちは、いわば被害者です。ハハハ。

柳さんと綾小路きみまろに接点があるなんて思っても見ませんでした。
なんとダッシュ・ボードにテープを常備して、暇さえあれば聞いているのだそうです。
ですから、きみまろのネタはほとんど頭に入っていて、まわりの人間をつかまえては、
お気に入りの小話を聞かせているわけです。  
失礼を承知の上で書くなら、お世辞にもユーモアのセンスがあるとは思えないのですが、
いったん話し始めると、どこかおかしくて、柳さんのまわりには笑いがたえません。
話なら私の方が面白いはずなのに。ハハハ。

WOWOWのテニスの放送は1992年の全豪から始まりました。
制作を請け負ってくれたTBSビジョンという会社の紹介で解説は内山勝、平井健一さんに
お願いしました。全豪のあと、全仏も放送できることになり、地上波であるテレビ東京の
協力を得ることになりました。
プロデューサー、技術者一人ずつと私が現地に行きましたが、“協力”の中には、解説者を
共有させてもらうことが含まれていたのです。平井さんと坂井利郎さんでした。
ただし、「終盤の4日間は放送席がありません」と言われていました。
私は8日目が終わったところでローラン・ギャロスをあとにし、最後の4日間は辰巳の
スタジオで実況したのです。
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その解説者として選ばれたのが神和住純さんと柳さんでした。
神和住さんは、一時 タレント的な活動をされていたこともあって、テニスファン以外にも
よく知られている一方で、柳さんはその頃、プロテニス協会の仕事をしていて、世間的に
ひろく知られた存在ではありませんでした。
最近まで、全仏に向けて独自の解説者を探していたWOWOWに「こういう人がいるはず
だけど」と柳さんの名前を挙げたのは私だと思い込んで、勝手に恩に着せていましたが、
違ったようです。ハハハ。実際は、テレビ東京のプロデューサーの紹介だったそうです。

ただ、WOWOWのスタッフから「知ってますか?」と聞かれて、かつて、日本選手権の
解説を聞いたときの“好印象”を話した覚えはあります…と、まだ言ってます。ハハハ。

それから13年が過ぎました。解説・実況のそれぞれ最年長ということもあったでしょうが、
最初からコンビを組むことが多く、お互いの呼吸はよく分かります。「この質問をすれば、
どれぐらいの量の話になるか」、「この話には乗ってこないだろうな」、「こう聞けば、少し
ムキになって反論してくるな」…大体のことは分かりますから、試合の流れや話の流れを
考えながら、今、どの質問をするかを決めていました。
おかげさまで多くの方から「いいコンビだ」と言っていただきますが、二人ともすっかり
年を取りました。WOWOWの放送の中で私たちがやれることも少なくなりつつありますが、
もう少しがんばりましょうか、柳さん?

その柳さんが支配人をしている「湯河原ラケットクラブ」に行って来ました。
全仏の頃から、手術のあと温泉に行きたいなあと考えていたのですが、紅葉の季節だし、
混むだろうから、それなら、柳さんがいるここにしようかということになったのです。

支配人になったのは去年の夏でした。
全仏のころ、「(就任が)実現したら、私がずっとやりたかったことができるようになるかも
しれません」と嬉しそうに話していらっしゃいました。              
創立は1987年。その間に、バブルの崩壊をはじめ大変な時期もあったようですが、多くの
人たちの努力で、ふたたびメンバーも増えつつあると聞いています。 
もちろん、柳さんの力、顔の広さも貢献しているに違いありません。週に4日、東京から
通っているそうですが、そのうちの何日かは車を運転しての“通勤”だそうです。
きみまろのCDを聞く時間はいやになるほどあるわけです。ハハハ。
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このところ、私たち夫婦が出かける時は雨が多く、出発の日も台風24号が近づいていて
いやな感じでしたが、朝までに雨がやんで助かりました。
在来線でノンビリ行きました。それでも、東京から1時間半足らずで湯の町、湯河原です。
入院中に、テレビ東京の「アド街ック天国」でこの街が取り上げられていたのを収録して
あったのですが、残念ながらラケットクラブは取材されていませんでした。
しかし、小さな街ですから、タクシーの運転手さんも「はい、分かりますよ」と、およそ
10分で連れて行ってくれました。

フロントでチェックインのときに、「柳は今、コートに出ています」と言われました。
いきなり行って驚かせようと、病気のことも含めて何もお話していなかったのですが、
インター・ネットで予約を受けたスタッフが、柳さんに「あの岩佐さんですかね?」と
確認したとかで、あっさりばれていました。ハハハ。
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荷物を置いてすぐ挨拶に行きました。この日の午前中までイベントがあったそうですが、
参加した人たちが残って柳さんと楽しそうにプレーをしていました。
屋外コートが12面、室内に3面あって、たくさんの人がプレーできる環境が整っています。
宿泊施設も、ロッジを含めると50人分ありますから、気の合ったプレー仲間で行くには
文句なしだと思いました。しかも、たっぷりした広さの温泉つきですから。

翌日は朝から、すばらしい青空が広がりました。温泉に入るのが目的の旅で、ほかには
なにも予定はなかったのですが、この空を見て急に富士山を見たくなり、車で30分ほどの
大観山まで行きました。
標高1000メートルのそこは、かつて熱海に住んでいた横山大観画伯がこの場所まで来て
富士山を描いていたのだそうです。
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曲がりくねった道をまがったとたん、目に飛び込んできた富士山はまさに雄大。
芦ノ湖の向こう、7合目ぐらいから上に雪をいただいた姿を見ていると、自分がちっぽけな
存在に感じられます。そして、いやなことを忘れられます。やはり、日本人にとっては
特別な山ですね。
納得行くまで眺めたあと、十国峠を抜けて熱海に下りて、湯河原に戻りました。

初日、二日目ともに、女性のグループが泊り込みで賑やかに楽しんでいました。
関東や東海あたりの方なら、お仲間と一泊でテニスと温泉を楽しむには絶好の環境だと
お勧めしておきます。別に宣伝を頼まれているわけではありませんが。ハハハ。

2004年に書いた記事であることをお忘れなく。
柳さんはすでにおやめになっていること以外、ラケットクラブが
今どうなっているか、まったく情報を持っていません。

14年で引退してしまった私にくらべ、柳さんは勤続20年目です。
ウインブルドンを見ましたが、相変わらず元気そうでなによりです。


おまけ:ジーター、3003安打!!

ヤンキースのキャプテン、デレク・ジーターがとうとう3000安打を達成しました。
ゲーリッグがいた、マントルやディマジオがいたチームで初めての快挙です。
昨日の試合が雨で流れたことで今日のチケットを持っていたヤンキース・ファンは
長く記憶に残るシーンを目撃することになりました。

第一打席で三遊間を抜くヒットを放ち2999安打としたジーターは、次の打席で
左中間スタンドに打ち込んで記念すべき3000本安打を記録しました。
史上28人目、1球団だけで記録したのは6人目です。

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“Derek Jeter's Night”はこれだけで終わりませんでした。
さらに3本のヒットを重ねて、この日は5打数5安打!トータル3003安打としました。
いえ、内野安打は1本もありません。ハハハ。
全部、バットを振り切ったヒットです。ダブル・スチールのおまけまでついています。
ただでさえ、ヤンキース一の人気者、“貴公子”の面目躍如でした。

ベースを一周するジーターに尊敬の目を向けていたかつての同僚、デーモン、
ホームに戻ってきたジーターに真っ先に飛びついた同期のポサダ…
ビデオを見るだけで思わず涙ぐんでしまいます。→ http://atmlb.com/nzPGKZ

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by toruiwa2010 | 2011-07-10 08:46 | テニス | Comments(6)
Commented by コシェ at 2011-07-10 22:09 x
岩佐、柳の黄金コンビを見られなくなって本当に寂しいかぎりです。 やはり、放送以外でも仲良しだったんですね。 一生懸命に話す柳さんを「はー、そうですか!」といなす?岩佐さんの間合いが何とも言えませんでした。 お二人と比べていいかわかりませんが、ずっと以前では、藤吉次郎&渡邉康二(坂井としろう)が好きでした。 WOWOW以前の民放 、公共放送は見られませんでしたから。  もう、含蓄のある放送には巡りあわないのでしょうか。
Commented by chibita at 2011-07-11 00:34 x
私も岩佐、柳の黄金コンビが好きでした。試合よりもお二人の会話のほうに気をとられてしまう事が多々ありました。真逆なタイプなんだろうなぁと思ってましたけど、岩佐さんが柳さんを大好きなのも分かってましたよ(笑)ああ、黄金コンビ復活して欲しいですねー
Commented by しょう at 2011-07-11 01:39 x
こんばんは。
岩佐さんと柳さんのコンビは絶妙でしたね。
暴走する柳さんへの「興奮するのは分かりますが…」の発言は、
ある意味衝撃的でした(笑)。
今では柳さんの良いところを引き出させるアナウンサーが、
WOWOWにいないことが残念ですね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-11 06:53
しょうサン、おはようございます。

“相性“というのも大事ですね。
持ち味同士がかみ合わないと
うまくいかないことが多いです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-11 06:56
chibitaさん、おはようございます。
タイプは“真逆”に近いかもしれません。
でも、ケミストリーというのは不思議で
そのほうがうまくいくこともあるんです。
ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-11 06:59
コシェさん、おはようございます。

仲良しと言えるかどうかは分かりません。
仕事上でぶつかったことはいちどもなかったと
思います。一方で、現地では二人で食事に
行くこともしばしばでしたが、東京では、二人で
あったことはありません。

“手紙”とやらはどうなったのでしょうか?
送ったのが承認前ではなかったのですか?
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