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岩佐徹のOFF-MIKE

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「4ヶ月が過ぎた~言いたくはないが…~」11/07/11

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3月11日2時46分…日課の昼寝をしていた。
ゆっくりとベッドが揺れ始めた。地震だ。すぐに収まるだろうと
タカをくくっていたが、それは長く、長く続いた。
1分ほど経過したあと起き上がり居間に行ってからも揺れていた。
体に感じるだけでも2分以上は続いたと思う。
72年の人生で最も長い地震だった。怖かった。地震のさなかに
怖いと思ったのは初めての経験だ。

震度5強の東京にいてもそうだったのだから、東北でこの地震に
遭遇した人たちの恐怖は比較にならないほど大きかったはずだ。
さらに、数十分後に襲った想像を絶する大津波が被害を増大した。
宮城県名取市の田畑の上を巨大な龍のようにうねりながら走った
どす黒い津波の映像は、いまもはっきりと目に焼き付いている。

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数日後、がれきに覆い尽くされた町に村に雪が降っていた。
春が訪れ、生き残った桜が咲き、そして梅雨明けの酷暑が待つ。
あの日から今日で4ヶ月になる。いま、被災地は、そこに暮らす
人々の生活はどうなっているのか?

新聞・テレビの報道を見るかぎり、政府や地方自治体の対応は
相変わらず、“後手後手”に回っているようだ。がれきの処理も
全体の35%しかできていないという。組織力が頼りになるはずの
自衛隊はかなり引き上げたようだ。本当にそれでいいのか?
繰り返しになるが、何よりも温かみに欠けるのが腹立たしい。
原発避難者のうち77人の高齢者が亡くなったと聞く。
地震・津波被災者を加えれば、避難先で亡くなった高齢者の数は
その数倍に上るのではないか。
すでに何度も書いたが、せっかく未曽有の災害を生き延びたのに、
打つべき手が打たれなかった“人災”で、こんなに大勢の生命が
失われることにむなしさを覚える。

地震発生から2ヵ月半後に現地を訪れた。なんの肩書もないが、
ブログで震災関係の記事を書いたりする以上、少しでも実態を
見なければ“真実味”に欠けると思ったからだ。

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駆け足の“取材”だったが、どれほど大きな自然災害だったかは
よくわかった。終戦から数ヵ月後に戻った東京の焼け野原に似て、
人が生きていた証し、暮らしの痕跡がすべて消え去っていた。
もちろん、目にしたものはあくまで“そのあと”でしかないから、
突然、牙をむいて襲いかかった自然の力の恐ろしさを“そのとき”、
現地の人たちがどう感じたかは分からない。想像も超えている。

就任からたった9日で辞任した“ドラゴン”復興相が「被災者の
気持ちに寄り添って仕事をしてきたつもりだ」という主旨の話を
していた。暴言・方言・失言はともかく、彼は民主党政権の中で
“普通の感覚”を持っていた人物のように見える。その彼でさえ
ほとんど何もしないうちに職を辞した。“菅を辞めさせるためだ”
という説もあるが、それなら、もっと“決定力”のあるやり方が
ほかにいくらでもあっただろう。

もともと我慢強く、自分の“思い”をなかなか口にはしない東北の
被災者たちの多くが「怒りを通り越してあきれてしまう」と言う。
それを言わせてしまったのはだれの責任になるのか?

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“一定のメド”とうそぶき政権の座にしがみつく菅直人に投げつける
言葉はもうない。自民党にお灸をすえ、政権交代を望んで民主党に
一票を投じた責任は当方にもあるのだが、こんな“低タラク”とは
想像もしなかった。同じ思いの国民はどれだけいるのだろうか。

4カ月が過ぎた。“無為に”とは言わない。
しかし、被災者の実感はそうだろう。

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by toruiwa2010 | 2011-07-11 07:14 | 岩佐徹的考察 | Comments(7)
Commented by ふぇでらーが好きなふぇでらー at 2011-07-11 16:22 x
岩佐さん、こんにちわ。

早いもので4ヶ月ですね。昨日は、福島県いわき市へボランティア出動でした。行きの常磐道で地震が有ったのを知り、津波警報も出てしまたので、出向き先での業務がどうなるかと心配でした。

海外からのボランティアもメンバーにおりましたので、まず被災地の一つ=久之浜と言う場所へ連れておきました。初めてボランティアに参加した人たちは言葉を失い呆然と津波で破壊された街の景色を見ていました。

津波警報が街中に鳴り響き、消防の指導と出向き先の方の案内で一旦山側の四倉高校へ避難したのですが、そこにはすでに10軒くらいの方々が避難してきていました。30分後に警報は解除。未だにそう言った緊張感の中で生活をされている方々が東北には沢山居ます。

なんとなく、震災が風化しているような昨今、皆さんの善意で支えられている人たちの為に、被災者の事を忘れないで上げてくださいとこの場を借りてこのBLOGへ来られる方々へお願いしておきます。

すみませんでした。こんなコメントで。
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-11 17:20
ふぇでらーサン、こんにちは。

ボ連ティアを続けておられることに
感服します。ご苦労様です。
いわきは“におい”はどうですか?

私が、ほんの少し訪れた、石巻、女川の
経験から、これからはあのにおいが一番
きついのではないかと心配しています。
Commented by ふぇでらーが好きなふぇでらー at 2011-07-11 21:00 x
岩佐さん、こんばんわ。

いわき市は、久之浜・四ツ倉・薄磯・豊間・小名浜と津波で被災したエリアを分ける事が出来ます。その中で漁港としては小名浜が一番大きいのだろうと思います。

幸いな事に、宮城から岩手の様な「臭い」の問題はこの場所ではありません。すでにかなり綺麗に片付けられております。しかし、海沿いのエリアは未だに電力が復旧していませんが、日産のいわき工場を中心に、街中の大小町工場も密集する小名浜は確実に復興へ向けて狼煙を上げています。

あくまで私個人の考えですが、いわき市が1日も早く復興を遂げ、そして宮城や岩手の手本となるようなノウハウを沢山分けてあげられるような存在になって欲しいです。福島は原発の問題が深刻ではありますが、津波の被害も甚大でした。そんな中、いわき市は復興は進んでいるのだと足を運ぶたびに実感します。

Commented by えそらいろ at 2011-07-12 08:27 x
おはようございます。

この大震災の被害について、私たちは忘れているわけではないのですが、
今回は、原発の事故が起こってしまったことが全てのような気がします。

原発事故の収束、放射能汚染、電力不足、これからのエネルギー問題…
本来ならもっと地震・津波被害の被災地がクローズアップされていたでしょうに、
どうしてもより身近にあるこれらの問題に気を取られてしまい、
被災地の惨状が少し遠くなってしまっているのでは、と思えます。

そしてエネルギー問題をお得意のパフォーマンスに利用し、
首相の座にしがみつく菅直人に対しては、
多くの国民は、私も含め、岩佐さんと同じ気持ちだと思います。

Commented by toruiwa2010 at 2011-07-12 11:52
えそらいろさん、こんにちは。

支持率が軒並み10%台になったのも分かりますね。
私は3月7日のブログですでに菅政権の評価を
“20テイタラクを割った”と書いていますが、
ようやく世論が追いついてきましたね。ハハハ。
Commented by えそらいろ at 2011-07-12 13:34 x
私は菅直人が厚生大臣時代から大キライだったので、
彼が首相就任に決まったときの岩佐さんのブログに、
「彼の顔を見たくないからテレビからなおさら遠ざかりそう」とコメントしたら、
岩佐さんから「はげ同」をいただいたのを覚えてます(*^_^*)
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-12 20:57
えそらいろサン、こんばんは。

自民党の大臣ばかり見ていた目には
新鮮に見えたものですが。
あれが、すべての間違いの出発点なのかも。
ハハハ。
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