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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ジーターの記念ボールが…~美談のまま終わらないのか~」           11/07/14

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先週の土曜日、ヤンキー・スタジアムはジーターの3000本安打達成で大いに沸きました。
第1打席でヒットを放ち2999安打としたジーターが次の打席で、左中間にホームランを
打ち込んだとき、球場のボルテージは最高潮でした。

“貴公子”と呼ばれ、メジャーNo1の人気者、ジーターがヤンキースで初めての3000安打!
間違いなく、ビッグ・ニュースです。本人の話はもちろん、監督やチームメイトの談話、
ファンの言葉…翌日の紙面はこの関連の記事で“大賑わい”でした。
“サイド・ストーリー”が花を添えました。
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記念となるホームラン・ボールを手にしたのは23歳のクリスチャン・ロペスさんでした。
父親の手からこぼれたボールを彼が拾ったようです。
まず、事前に指示を受けていたセキュリティにエスコートされ、父親とともに球団社長の
部屋に案内されました。
社長は「なにがお望みですか?」と聞いたそうです。
「サインボールを二つと、ユニフォーム、バットなんてどうでしょう」と答えました。
「お安いご用です」と球団社長。

オークションにかければ、どんなに安くても数万ドル、うまく行けば10万ドル単位になる
“はず”のボールを青年は、その程度のものでジーターに渡すつもりだったのです!!
彼には返済しなければいけない奨学金が10万ドルもあるというのに。
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ヤンキースも“ケチ”な球団ではありませんから、それだけでは終わらせません。
ポスト・シーズンを含む残り試合の特別席(Champions Suite)のチケット4枚のほかに、
ジーターのサインが入ったバット3本、ボール3個、ユニフォーム2枚、さらに、翌日の
レジェンド・シートを4席(1席:$1358.90=約11万円!)、 提供しました。

ロペス青年は感激しました。「だって、ボールは当然、ジーターのものだ」からです。
そして、見知らぬ他人から誉められるだけで十分だと考えているようです。
「そういうことには値段がつけられないじゃないですか」

ふつうは、“美談”で終わるはずの話が妙な方向に向かっています。
一連の流れを見ていたはずのIRSが黙っていないだろう…というのです。
IRS、つまり国税局です!! そう、どこの国でも税務署はこわいんです。ハハハ。

ロペス青年がヤンキースから受け取ったものは“収入”とみなされるという説です。
専門家は「彼は、得たものを収入として申告しなければいけないだろう」と話しています。

オークションをすると、普通、ジーターのサイン入りアイテムの値段はこんな感じです。

ユニフォーム:$1000
バット:$900
ボール:$600


チケットは、公式戦32試合分だけでトータルで$44800~$73600!!
プラス、ポスト・シーズン分


…諸説ありますが、納めるべき税金は日本円にして100万円単位になるそうです。
ロペス青年は、払わなければいけなくなったら両親から借りると言っています。
そして、バットとボールはガールフレンドに上げることになっています。もともと、彼が
観戦に出かけたのも、彼女からチケットをもらったからなのです。

うーん、美談が美談のままで終わらないのが、ちと残念。ハハハ。

おまけとして書き始めたのですが例によって長くなりましたので独立させました。
連日の“メジャーねた”になりました。興味がない方、ごめんなさい。ハハハ。


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“100%善意”の人と思われるロペス青年に課税の可能性ありと伝えられて
世の中不条理なり…と思った人は多いと思います。
しかし、いい知らせ、聞いてハッピーになる話もあるようです。

サイン入りのユニフォームなど、スポーツの記念品を販売する会社の社長と
スポーツ・グッズの社長がロペス青年の善行に感激して、15万ドルにもなる
彼の奨学金のうち、少なくとも5万ドルを助けようと言っているらしいです。
直接 金銭を提供するのではありません。
"Christian Lopez Week."と呼ぶイベントを催してロペス青年とジーターの
サイン入りのボールなどをオークションにかけ、その売り上げの5%を…
ということのようです。粋じゃありませんか。

スポーツ・カードを作っているTopps社からは面白いオファーがありました。
彼の野球カードを作りたいというのです!!
「彼の行為は野球やToppsの本質そのものだと思うから」だそうです。

あるコラムにこんな“フェイク”カードが載っていました。
いずれ作られる正式なToppsカードとは別に、こんなのはどうだろう?と
作ってみたのでしょうが、結構、笑えます。
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表(左)と裏だと思います。
右上に見える“DJ3K”は“Derek Jeter 3000”を意味します。
“守備位置”のところに“レフトスタンド”とありますね。ハハハ。
“誕生日”が不完全なのは、そこまで調べていないのでしょう。
成績欄の下には「7月10日、ジーターの通算3000安打のボールを
本人に返した。何の見返りも求めずに」と書かれています。
実際は7月9日ですが。ハハハ。

最後に“どうやら、good guyらしい”…。めでたし、めでたし。

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by toruiwa2010 | 2011-07-14 10:40 | メジャー&野球全般 | Comments(4)
Commented by えそらいろ at 2011-07-14 10:57 x
えええ~!?
もし、ロペス青年がボールを渡さずに持って帰ったら、それにも税金かかるんですか?

この件が最終的にどうなったかわかったら、ぜひまた記事にしてください。
お願いします。

Commented by toruiwa2010 at 2011-07-14 11:01
えそらいろ サン、こんにちは。

普通に持って帰る分にはノータックスでしょう。
でも、ボールをオークションにかけたら、その時点で
税金は発生するはずです。
Commented by マオパパ at 2011-07-14 13:26 x
美談は美談で終わって欲しいですね。それにしても3000安打はすごい
記録ですね。ジーターが首位打者、ホームラン王、打点王になっていないのが不思議です。
Commented by toruiwa2010 at 2011-07-14 16:08
マオパパさん、こんにちは。

その後どうなったかと思ってネットを
見たら、さらなる続報がありました。

追記しておきました。

.347 マウアー
.344 ジーター

…いちばんチャンスがあったのは2006年でしょうかね。 
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