ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

Archives 「長生きしてくれアーチャー!~英語で小説を読む 1~」            11/08/20

d0164636_9205745.jpg
おととい、映画の帰りに近所の本屋さんで妻が捜していた本が
簡単に見つかったとき、すごく得した気分になりました。ハハハ。
テレビで見ていたエベレスト関係のドキュメンタリーの中に
覚えのある名前が出てきました。
ジョージ・マロリー…イギリスの登山家です。
「確か、アーチャーが書いていたはず」と調べてみるとやはり
ありました。「Paths of Glory」
妻の読書欲を刺激したようです。ハハハ。

邦題が分からなかったのですが、「エベレスト登山の話だ」と
言うと、店員さんがすぐに見つけてくれました。
「遥かなる未踏峰」でした。

d0164636_9232268.jpg
「ジェフリー・アーチャー」 05/07/25

A.J.クイネルが亡くなったとき、真っ先に考えたのは「これで、アーチャーが死んだら
どうなるんだ?」でした。
海外の作家で好きなのは、ほかにもK.フォレット、J.グリシャム、N.デミル、M.コネリー、
S.シェルダンと大勢いますが、中でもアーチャーはクイネルと並んで、常に新作が出るのを
待ちかねていた作家だからです。

“読書家”というほど本を読んでいませんので、偉そうなことは 言えません。しかし、
ストーリー・テラーとしてのジェフリー・アーチャーは天才だと思っています。ハハハ。
読み始めると時間がたつのを忘れるぐらい筋立てがうまく、あとで効いてくる“カギ”の
ちりばめ方やどんでん返しにもって行く展開のうまさは抜群です。さらに、短編などで
時おり見せる見事な“オチ”には舌を巻いてしまいます。

イギリス人の彼は1969年に最年少の下院議員となりますが、投資が失敗に終わって破産!
経験を必ず生かすのがこの人の特徴ですが、このときもすぐに辞任し、借金返済のために
書いた「100万ドルを取り返せ!」がいきなりベスト・セラーになって、作家としての道を
歩き始めました。
d0164636_9214171.jpg
多作、と言っていいでしょう。それもタイプの違う物語を続々と世に送り出してきます。
私は、全作品を読んでいますが、一冊たりとも駄作がないのには驚きます。
物語の展開の早さ、作品によっては適当なユーモアを交えた語り口で読者をぐいぐいと
物語の世界に引き込んでいきます。彼の作品は読み出すととまりません。次のページでは
話がどんな展開を見せるのか、とワクワクします。
「次から次にページをめくらせる、面白い本」という意味で英語では、“page turner”と
言うらしいのですが、言いえて妙、という感じです。

初めて読んだのは「大統領に知らせますか?」(Shall We Tell the President?)です。
びっくりするほど面白かったのではまってしまったのですが、日本語訳のうまさが大いに
影響していると思います。
外国作家の作品の良し悪しは、翻訳がうまいかどうかで決まってしまうところがあると
堅く信じていますが、永井淳の翻訳はアーチャーの面白さを余すところなく伝えています。

逆のケースが、シドニー・シェルダンでした。
途中から版権がアカデミー出版に移り“超訳”というわけの分からない訳し方になって、
それまでの面白さが伝わらなくなってしまいました。
「こんな翻訳で読むぐらいなら、いっそのこと原語で読んでみるか」と考えて、たいした
語学力もないのに英語のぺーパー・バックを読み始めたのはこの超訳がきっかけでした。
50歳を過ぎて新しい楽しみを見つけたのですから、感謝しなければいけませんが。ハハハ。

そういう方が多いでしょうが、一冊 読んで面白いとなると、全作品を読むのが私流です。
第1作からすべてを買いこんで、アーチャーの世界にどっぷりとつかりました。

100万ドルを取り返せ!(Not a Penny More, Not a Penny Less)
ケインとアベル(Kane And Abel)
十二本の毒矢(A Quiver Full of Arrows)
ロスノフスキ家の娘(A Prodigal Daughter)
めざせダウニング街10番地(First Among Equals)
ロシア皇帝の密約(A Matter of Honour)

d0164636_922136.jpg
どれも、文句なしに楽しめました。こういう作家に出会えると幸せを感じますね。
人間的には、いいことばかり言われているわけではないようですが、読む立場からすれば、
本が面白ければ…ですね。
これだけ、面白い作品を提供してくれる作家はそう簡単に世に出ないと思います。
できるだけ長生きして、これからも奇想天外の物語を書いて欲しいものです。
スキャンダルがらみの裁判での偽証罪や司法妨害などで実際に収監されたことがあります。
その経験を「獄中記」として出版するなど、転んでもただでは起きない彼のことですから、
まだまだ興味深い材料を山ほど持っているに違いありません。ハハハ。

今、私は「Sons of Fortune」(運命の息子)を読んでいますが、相変わらず面白いです。
慣れない単語が多くて苦労した「ダビンチ・コード」などの作家 ダン・ブラウンに比べれば
三分の一ぐらいの時間で読んでしまいそうです。
読むのが楽しいクセに「終わってしまうのが惜しい」と思いつつ読んでいます。ハハハ。

まだ、読んだことのない方には、だまされたつもりで一冊お読んでみることを勧めます。
決して、裏切られることはないと保証します。少なくとも娯楽読み物としては一級品です。
「十二本の毒矢」以外にも何冊か出ている短編集からはじめるのもいい方法でしょう。

十二の意外な結末(A Twist In the Tale)
十二枚のだまし絵(Twelve Red Herrings)
十四の嘘と真実(To Cut a Long Story Short)


ほかに 日本語タイトルが分かりませんが、「The Collected Short Stories」 もあります。
ジョフリー・アーチャーというきわめて紛らわしい名前の作家がいますのでお間違いの
ないように。ハハハ。

…これでも食指が動かなかったら、まあ、書き方が
悪いのだとあきらめましょう。
大好きな作家なので、何度か取り上げています。
また紹介することがあるでしょう。悪しからず。ハハハ。


人気ブログランキングへ

d0164636_1032692.jpg
by toruiwa2010 | 2011-08-20 09:24 | 読書・歌・趣味 | Comments(6)
Commented by tom☆ at 2011-08-20 13:03 x
こんにちは♪ お久しぶりにコメントします!
~と言うのも最近クイネルの作品をたくさん仕入れてもっか嵌ってる真っ最中なので、時間が惜しいのです☆
岩佐さんお勧めの作家で嵌ったのはこれで3人目です、私からもお勧め致します! 
本当に途中で本を置くのが辛い位面白く・しかも読み終わるのも何か惜しい様な矛盾☆
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-20 13:06
tom☆さん、こんにちは。
クイネル…面白いでしょう?
最後のほうの作品は「ちょっと
違うかなあ」と思いましたが。
Commented by miwmiw at 2011-08-20 18:35 x
はじめまして。
ジェフリー・アーチャーは高校生のときにケインとアベルを読んだのを皮切りに既刊本を全て読みあさりました。
夢中で読んでいる私を見た友人が貸してほしいと言ってきて……結果ケインとアベルの上巻は戻ってきませんでした。
当時の私には痛い出費でしたが、どうしても我慢できず買い直したことを覚えています。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-20 19:55
miwmiwさん、こんばんは。

アーチャーに関しては、翻訳者の
永井淳さんが亡くなったのが惜しまれますね。
今の人は、ちょっと・・・
Commented by jun at 2011-08-21 07:15 x
おはようございます。
ブログの内容とは関係ありませんが、お返事頂きありがとうございました。
岩佐さんみたいに、時には喧嘩し意見を真摯に聞ける方がフジテレビにいてくれたらいいと思いました。
小説は見ないのでコメントは出来ませんが、ブログを見て多少なりとも興味がわきました。
これからも訪問させていただきますので、色んなカルチャーを紹介してください。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-21 13:15
junさん、こんにちは。

錯綜していて、レスが遅くなりました。ごめんなさい。

今のフジテレビにだって「できるやつ」はたくさん
いるのでしょうが、バカたれも多いので…ハハハ。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。