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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ツリー・オブ・ライフ~35分で席を立ったぜ~」 11/08/22

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HELP !「ツリー・オブ・ライフ」を見て
途方に暮れている情けない奴です。


月曜日に 話題の映画「ツリー・オブ・ライフ」を見たあと、つぶやきました。
35分でギブアップして“しっぽを巻いて”帰ってきました。ハハハ。
シニア料金の1000円だから退席できましたが、一般料金の1800円を払った人はなかなか
決断できなかったのでしょう。費用対効果。

テレンス・マリックだか誰だか知りませんが、ショーン・ペンとブラッド・ピット…
せっかくビッグ・ネーム二人を揃えたというのに、なんという無駄遣いをしたものか!
そして、私たち夫婦以外にもきっと多かったはずの「2人が出るから」と劇場に来た観客を
絶望と混乱のどん底に突き落とした罪は深いと言わざるを得ません。ハハハ。
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オープニング・シーンから、果てしなく繰り返される神との一方的な会話、35分のうち
最後の15分は意味の分からぬ映像が続きました。
宇宙、天地創造を表すような映像、深海をさまよう巨大クラゲ、激しく噴火する火山、
深い原始の森、プラス ビッグバンを意味するようなCGのイメージ映像…
恐竜が出てきたとき、いよいよダメだと思い、森の中の、“バンビ”かと思った動物が
“やっぱり”恐竜らしいと分かって、隣を見ると、妻も“帰り支度”で賛意を表しました。
ハハハ。 いや、ほんとに笑うしかないんですって。

「監督、どうしちゃったのかしら」が劇場を出たあとの妻の第一声でした。
たしかに、冒頭の35分間で観客に伝わるのは、両親も成長した子供も信心深い人たちだと
いうことと、3人の子供の一人が死んだことだけ…
聖書を読まない人にもこの映画が理解できるとは思えません。ツイッター上には「分かる」、「秀作だ」という意見もありますが、理解できることが不思議です。
いくらなんでも、もう、物語が動き始めるだろうと思いましたが、その前に堪忍袋の緒が
切れてしまいました。ハハハ。

つぶやきに対して数人の方からリプライがありました。

・何かを期待してしまい、最後まで席を立ちませんでした
・キャスティングにお金を払いましたが、それゆえ退席する勇気もなく
・何かあるはず、何かあるはず・・・で、最後まで。 別に何もなかった・・・


うーん、きっと、みなさん 1800円 払ってるんでしょうね。
結局、よかったですよというコメントはありませんでした。言い出しにくい空気を作って
しまったかもしれませんが。ハハハ。
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ただし、全体を見ると、これほど評価が大きく割れている作品も珍しい気がします。
私がレビューを登録して、ほかの人の評価を参考にすることもあるgoo映画には12人が
レビューを寄せていますが、30点から95点まで!!
私のように、基本的には“非日常”を楽しみたいと考えて見に行く一般の映画ファンには
理解しにくい作品であることは間違いないようです。
そして、高く評価する人が果たして本当に理解できているのかどうか…。
どんな脳みそならこの映画を理解できるのかを知りたいものです。
「分かる。傑作だ」と言わないとカッコ悪いと思っていないでしょうね。
映画通として、「理解できる」と言いたいだけじゃないでしょうね。意地悪。ハハハ。

ぶったまげたのは、金曜日の朝日夕刊の映画評です。絶賛でした。

映画の表現に制約はない。自由である。
ただ、独創性を発揮する作家は極めて少ない。
断崖に咲く花を、危険を冒して摘みとる胆力と哲学とを要するからである。


…まことに文学的な書き出しで始まる一文は評論家・秋山登氏によるものです。

過去4作、いずれも鏤骨(岩佐 註:ルコツ=骨を刻むほど苦心すること)の秀作だが、
特にこの新作は、その表現の独創性において、卓絶している。――悠久の時空に、
はかない人間の営みを対置させ、生命の意味を考察するのである。
その眺めの壮大は驚嘆に値する。(中略)

随所で大自然と生命の神秘を詩的映像で語り、観客を幽玄の境へと誘うのである。


引用はもうやめましょうか。この記事のシメはこうでした。
「巨きな(おおきな)映画である。人々の記憶に永く残るに違いない」

…永く記憶に残る、か。そうかもね。“なんだか訳が分からなかった映画”として。ハハハ。

ちなみに、“高名な”評論家・品田雄吉は週刊誌で“一食ぬいてもぜひ”の星四つ…
ね? おすぎは“料金の価値あり”の星三つでしたが、名のある人ほど、酷評することは
ためらうようで、「ここは、ほめとくか」という感じになってます。
まあ、映画評ほど、首をかしげたくなる、あるいは、ややこしいものはありませんけどね。
人のこと言ってる場合じゃないですけど。ハハハ。

思い出せるものだけですが、これまで、途中で席を立った作品群を参考までに。
左は、我慢できた時間です。ハハハ。

20分 ACACIA
40分 第9地区
40分 ゲンスブールと女たち
40分 色即ぜねれいしょん
40分 インセプション


途中で帰りたくなった「アウトレイジ」はレビューを書くためだけに最後まで見ました。
***「北野武、再びこけた!~「アウトレイジ」を見た~」 http://bit.ly/o44Jt4

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by toruiwa2010 | 2011-08-22 07:56 | 映画が好き | Comments(21)
Commented by ysp at 2011-08-22 08:36 x
岩佐さん、こんにちは。お久しぶりです。ysphotoあらためyspです。
かの映画私も見ましたが、1800円支払ったせいか私には席を立つ勇気はありませんでした。でもエンドロールが始まった瞬間に席を立ちました。最後まで見るのが苦痛で・・・
そして帰宅後各種レビューを見ましたが、ここでも評価が大きく分かれていました。大絶賛している人もいました。そしてその人のコメントを読むと、この映画が理解できない自分が凡人に思えて情けなくもなりました。
こんな複雑な気持ちにさせる映画は初めてでした・・・
とりあえず今言いたいのは「金返せ!」でしょうか・・・(汗)
Commented by まりあ at 2011-08-22 08:37 x
こんにちは。

第9地区、レンタルショップの100円の日に借りて見ました。

100円でよかった・・・。

辛抱強い夫は最後までなんとか見てましたが、私は手がアレになってこうしてあーしたくらいからGIVEUPを宣言しました。

yahoo!では評価が高かったんですがね・・・(汗)
映画の論評ほどアテにならないものもないなあと・・・。

寂しい話ですが、1800円払う世代なので超安全パイしか映画館で見れないです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 08:46
まりあサン、おはようございます。

<<<手がアレになってこうしてあーしたくらいから

ハハハ。たぶん、私も同じところだったような。
1800円だと考えちゃいますねえ。同情します。
Commented by masa at 2011-08-22 10:01 x
岩佐さん、こんにちは。
最近、1回見ただけではわからない映画が増えましたよね~
これじゃ映画館に足を運ぶ人が減るんじゃないかしら…

「インセプション」はWOWOWで夫が何回も巻き戻して見てやっと理解できたようですが、私はそこまでして見ませんでした。
見終わった後にストレスがたまる映画はいやですね(>_<)
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 10:13
masaさん、こんにちは。

巻き戻した揚句とはいえ、「インセプション」が
理解できたご主人はえらい!
一応、私の代わりに、「本当に分かったの?」と
聞いてみてください。ハハハ。
Commented by chibita at 2011-08-22 13:01 x
最近の映画館は、せっかく椅子も座りやすくなったのに満足して帰れる映画は少なくなりましたね。
飛行機に乗ったとき機内上映ををみていた日本人以外の人たちの笑いやため息が私にはさっぱりわからなくて(私が笑っても誰も笑ってなかったり)好みだけでなく、お国柄もあるんだろうなー、と思ったことがありました。
エンドロールが終わっても暫く席を立ちたくない映画がみたいですね~
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 16:08
chibitaさん、こんにちは。

私は、自分の採点で点をつけるときは
満足できますけど、月に一本あるかないかですね。

エンドロール・・・は全く同感です。

Commented by kyon at 2011-08-22 18:01 x
岩佐さん、こんにちは。
ツリー・オブ・ライフの評価、思わず笑ってしまいました。映画通“ぶってる”人ほど、絶賛しそうな監督ですし。映画評論家、映画通もどきに対して感じる普通の映画ファンの疑問をズバリ指摘してくださって、なんだかすっきりしました。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 18:09
kyonさん、こんばんは。

いつもの「読者」さんのHNが見えると
ホッとします。ハハハ。

一番嫌いなのが、普通分かるはずのものを
「わかる」と言う奴です。内心、ふざけんなと
思いますが、ジェントルマンなもので…ハハハ。
Commented by しょう at 2011-08-22 18:50 x
岩佐さん、こんばんは。

映画は芸術?娯楽?
私は後者です。
楽しみ、泣き、怒り、笑い、ときめくモノでなければ!

岩佐さんのレビュー、参考になります。
でも私、前にも言いましたが、
第9地区は好きな映画ですよ(しつこい笑)。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 19:00
しょうサン、こんばんは。

参考になると聞くと張り切っちゃいますけど。ハハハ。
「第9地区」が好きなら、きっと、相当いろいろなものが
好きなんでしょうね。うらやましい。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 19:03
イノウェイさん、

悪意の詰まったコメント、ありがろう。
ユーモアのつもり…などと言っても
ダメダメ。ご苦労様。
Commented by shin555 at 2011-08-22 19:13 x
朝日夕刊の映画評を読んで以来この日を楽しみに待っていました(^-^)
私は短髪のブラッド・ピットを観る気はありませんが
あの評論はスゴかったですよね(笑)
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 19:16
shin555さん、こんばんは。

「自分の文章に酔っているかのような」というフレーズを
入れたかったのですが、うまくはまるところがなくて…
ハハハ。
あそこまでほめると、次も必ず…となりますから
大変ですよね。
Commented by さざんか at 2011-08-22 22:42 x
岩佐さん、こんばんは。

久しぶりに劇場で見た作品がこの作品になってしまいました。
見る前から、自分に合う映画じゃないかもと思っていたのに、
最後まで見てしまった自分を今はただ責めたいと思います・・・あああ。

chibitaさんにおっしゃるエンドロールが・・・っていうのいいですよね。
エンドロールが終わり、フッと館内の照明が明るくなる瞬間はたまらないです(自分が気に入った作品の場合のみ)。

部屋の棚を整理していたら、10年くらい前の作品のDVDがいくつか出てきたので、
それを見て余韻に浸ろうと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-22 22:49
さざんかサン、こんばんは。

それは最悪でしたね。
映画ファンを映画嫌いにするとは
この監督、ものすごいパワーの持ち主ですね。
Commented by モクレン at 2011-08-23 09:46 x
岩佐さん、おはようございます

このまえ《コクリコ坂から》を見てきました。つい《ココリコ坂・・》と言ってしまってる自分が情けなかったです。

最近はコメント数の動向を気にしながら覘いています。
来週から全米が始まりますね。伊達選手が心配ですが、楽しみにしています。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-23 12:40
モクレンさん、こんにちは。

「コクリコ坂」…テーマ・ソングはいいんですけどね。
アニメは“ごめんなさい”カテゴリなので…ハハハ。
来週にはこのブログも“日常“に戻るでしょう。
Commented by toruiwa2010 at 2011-08-23 16:20
ysp さん、こんにちは。

ご存じのような状況だったので
レスを忘れていることに気付きませんでした。ごめんなさい。

理解できない自分が凡人…いいえ、理解できると主張する
ひとが変人なんです。

<<<エンドロールが始まった瞬間に席を立ちました。
最後まで見るのが苦痛で・・・

ハハハ。十分、最後まで見ちゃってるじゃないですか。
途中で席を立つのは、自分の中でケジメをつけるためです。
Commented by ナオ at 2011-09-04 17:42 x
こんばんは。

この二人であったら観たいと思いますよね。
私がすごいと思ったのは、岩佐さんご夫婦が同じタイミングで
席を立ったことです。

同じ感性をお持ちのご夫婦はうらやましいです。
夫と私はたぶんおもしろくなくともきっとそのまま観る、あるいは
私がおもしろくないと思っていても彼は面白かったと言うでしょう。
それくらい映画の趣味が合いません。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-04 17:54
ナオサン、こんばんは。

実際は、私は10分前に「こりゃダメだ」と思いましたし、
妻もどうやら、そのタイミングだったようです。
どっちにしても感覚は似たようなものです。
ただし、考えが違うものもたーくさんありますよ。
ハハハ。
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