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岩佐徹のOFF-MIKE

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「6ヶ月&10年が過ぎた~大震災と同時多発テロ~」11/09/11

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地震が起きたときに「あ、これはちょっと…」と わずかでも恐怖を感じたのはあのときが
初めてだったような気がします。
3月11日の午後2時46分、私は昼寝から目が覚めたところでした。揺れ始めたことで
目が覚めたのかもしれません。初めは「すぐ収まるだろう」とタカをくくっていましたが、
2分半から3分は続いていました。長く、とても長く感じました。
不気味に揺れが続くうちに「これは…」と思い始めたのです。
震度5強とされる東京でさえそう思ったのですから、震度7だった被災地のみなさんが
あの時間をどんな気持ちで過ごしたかは想像できません。
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直後に海岸地帯を襲った巨大津波。
メディアだけでなく、個人が撮影したビデオが自然の恐ろしさを細かく記録していました。
夕方から夜、そして翌朝…繰り返し流されるその映像を前に言葉を失いました。

ビジュアルとしては、震災から2ヵ月半後に、駆け足で訪れた被災地の様子がダブります。
巨大な龍のように津波が走って行ったあとが戦争直後の焼け野原のようになっていた名取、
あまり被害の跡が見えない駅前から少し車で走っただけの港に破壊し尽くされた建物群が
残されていた石巻、何棟かのビルが根こそぎ横倒しになり、鉄骨だけになった3階建の
ビルの屋上に乗用車が裏返しになって乗っているのが見えた女川港…“自然の猛威”や
“津波の恐ろしさ”と、文字にしただけでは真実が伝わらない光景がありました。
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今でも、そのとき目にしたものはときどきよみがえります。
こわいのは、正直に書くと、しだいに“遠い”できごとになろうとしていることです。
頑張ってほしいと願う気持ちも応援する心も、変わらずに持ち続けているつもりです。
“他人事”…というのではないのです。しかし、半年が経過したいま、本当の意味での
当事者ではない“もどかしさ”を感じます。

それは、政府・行政の動きが相変わらず鈍いこととも関係があると思います。
菅政権の対応がもっと素早く、被災地からの復旧・復興のつち音が伝わってきていれば、
今頃、日本全体に“前向きな”明るい空気があふれていたはずです。
風貌にだまされているかもしれませんが、野田新総理の人柄には、少し期待を持ちました。
しかし、では、テキパキとことが進み始めたかと言えば、そうではありません。
菅前総理は「お盆までには全員を仮設住宅に」と大見えを切っていましたが、いまだに、
避難所生活をする人が6000人いるそうです。要介護者が30%増えた、とも聞きました。

もちろん、国を預かる立場が難しいものであることは分かります。私たちが口で言うほど
簡単ではないのでしょう。
それにしても 鉢呂前大臣の愚かな発言は“論外”として、流された家や店を建て直そうと
思っても、国や県の基本方針が決まらないと実行に移せない、風評被害によって、福岡で
予定されていた「ふくしま応援ショップ」のオープンが中止になった、丹精込めた野菜が
牛が出荷できるかどうかは放射線量の計測結果が出ないと分からない…これだけ理不尽な
目に遭ってもじっと耐え続ける東北の人たちの我慢強さには本当に感心しますが、もっと
怒ってもいいのではないでしょうか?
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野田政権は「福島の再生なくして日本の再生なし」などと、キャッチコピーを口にして
悦に入っている場合ではないと思います。
議論をする、法を整備する…それも大事でしょうが、新総理がやるべきことは、その中で、
被災者の胸に明かりがともるような手を打って行くことです。
乱暴な言い方をすれば 何でもいいのです。“忘れられている”“見捨てられている”と感じ、
それでも耐えている人たちに、「政府は自分たちのことを考えてくれてる」と感じてもらう
“何か”をすることです。
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震災が発生したとき、現地には雪が残っていました。朝の気温が零度以下になることも
しばしばでした。短い春が過ぎ、猛暑の夏を越えて、いま、秋を迎えています。
きっと、東北の冬は駆け足でやってくるのでしょう。それまでに、被災地のみなさんが、
はっきりと“明日への希望”を抱いていられることを心の底から祈ってやみません。


時差の関係で、アメリカ東部が9月11日の午前8時46分を迎えるのは今夜です。
10年前、全米オープンが終わって2日たった“その日そのとき”、チェックアウトのため、
泊っていたホテルのフロントに並んでいました。
世界貿易センタービル(WTC)に飛行機が衝突した…それだけは聞きましたが、はじめは
“小型飛行機”だと伝わっていました。
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それ以上の情報は持たぬまま、ホテルの前に出てスタッフが集まるのを待ちました。
帰国のため空港に行くのに予約してあったミニバスがなかなか来ません。このとき すでに
市内でも渋滞が始まっていたのでしょう。
このままでは飛行機に間に合わないと思い、プロデューサーと話して、タクシーで空港に
向かうことにしました。

最初の1台に乗ったのは柳さんと私、そばにいた女性スタッフ、Hさんの3人でした。
マンハッタンから“出て行く”道の渋滞はそれほどでもなく、順調に走った私たちの車は
何事もなく クイーンズボロー・ブリッジを渡りましたが、このとき、警察が検問の準備を
始めているのが分かりました。

タクシーの中でラジオが聞こえていたはずですが、早口の英語をとらえることはできず、
この時点でも「旅客機がぶつかったらしい」程度の情報しか得ていなかったと思います。
フリーウェーから、遠くに、WTCのビルがベージュ色の煙に包まれているのをただ茫然と
眺めながら空港に向かっていたことを思い出します。
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…私たちが通過して間もなく、マンハッタンへの出入りが完全に禁止され、スタッフと
離れ離れになってしまいました。
結局 この日、空港は閉鎖され、私たち3人は空港近くのホテルに泊まることになりました。
しかし、問題がありました。Hさんは妊娠2ヶ月でしたが、私たちに割り当てられたのは
たった一部屋だったのです!

キングサイズのベッドと貸出しのエクストラベッドを前に、どうしたものかと迷いました。
家族でもないのに、同じベッドに寝るわけにはいきませんから。
しかし、困っているのを見かねたHさんが「端と端ならいいですよ」と言ってくれました。
体が小さくて寝相もよさ“そうな”柳さんにベッドを譲って 私がエクストラに寝ることで
一件落着となりました。

晩御飯はホテルのレストランで食べました。
連絡がついたプロデューサーが「代金は会社が持つと言っていますから、おいしいものを
いっぱい食べてください」と伝えてくれましたが、残念なことに、顔ぶれは少食の柳さん、
華奢な体つきのHさんに加え、私も“大食漢”ではありません。しかも、3人とも酒は
ほとんど飲まないのです。せっかくの“お墨付き”なのに惜しいことをしました。
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“激動の一日”…疲れが出たのか、柳さんは部屋に戻るとすぐ横になり、私たちも睡魔に
勝てず早々とベッドに入りました。
…エクストラベッドは湿っぽい匂いがして嫌な予感がしてはいたのですが、夜中に猛烈な
“かゆみ”で目が覚めました。案の定だったのです。

…しかし、数1000人の死者を出したこの同時多発テロで私たちが受けた実質的“被害”は
それだけでした。生命の危険を感じた瞬間はありません。それでも、発生時に 現場から
わずか数キロのところにいたということで、この出来事の記憶が薄れることはありません。
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あの日から10年がたちました。
写真は“9.11”の朝、Hさんのお腹にいたお子さんです。
10年という時間の長さを表していると思います。


Men’s SF
Djokovic d.Federer 67/46/63/62/75


素晴らしい試合だったようですね。
起きたとき、すでに第5セットの第8ゲームに入るところでした。
4-3とリードしたフェデラーがラブゲームでブレークしました。
相手のサーブで始まるセットは、ブレークを許すと、第9-10ゲームが連続で相手のマッチ・
ゲームになるのが厳しいところです。相手が格下でも嫌でしょうが、フェデラーですから
ジョコビッチが受けていたプレッシャーは想像できないほど大きかったはずです。
よく耐えました。すごい精神力だと思います。

第9ゲーム(フェデラーのサーブ)40-15からのジョコビッチのリターン・エースはイチか
バチかのプレーだったように思いますがどうだったのでしょうか?
そこからは エースもありましたが、基本的にはフェデラーのエラーでブレーク・バックを
許してしまいました。
11-12ゲームのフェデラーはメンタルとプレーの両方でレベルが大きくダウンしました。

第11ゲーム15-30から、ラリーの中でジョコビッチが放ったフォアはベースラインの上に
落ちました。それまでにも勝負のアヤはいろいろあったでしょうが、あのフォアが試合の
行方を決める大きな要素になったと思いました。
以後、フェデラーの抵抗はわずかでした。
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2セット・アップからの逆転負け…フェデラーにとっては、ウインブルドン(ツォンガ)に
次いで グランド・スラムでは2大会連続の手痛い敗北です。
“なにか”を感じないわけにはいきません。全盛期の彼なら2セット連取からの負けは
考えられませんでしたから。

しかし、30歳になったばかりです。
サンプラスが最後のグランド・スラム・タイトルを獲ったのは2002年の全米でした。
31歳になった直後です。
プレースタイルを考えると、フェデラーにはもう少し先までチャンスが残ると思います。

第2試合はこのままナダルが押し切りそうですね。

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by toruiwa2010 | 2011-09-11 08:58 | 岩佐徹的考察 | Comments(19)
Commented by kao at 2011-09-11 11:22 x
岩佐さん、おはようございます。
準決勝は素晴らしい試合でした・・フェデラーが、マッチポイントを2つ握ったとき(第9ゲーム40-15)ジョコビッチは負ける覚悟をした表情だった・・ような気がしました。そこから放ったリターンエースは・・「どうせ負けるなら思いっきり打ってやれー!」と、やっぱりイチかバチかだったように思います^^勝負ってすごいですね。全盛期のフェデラーだったらサービスエースで決めてたと思いますが・・のんびりと応援します。ま、勝ったとしても次ナダルにやっつけられそうなので、これでよしです。。?
さすがジョコビッチ!NO1ですね!!決勝楽しみです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-11 11:46
kaoさん、こんにちは。

更新を急いでいたので書きませんでしたが、
確かに、あの時のジョコビッチは、これは無理だな…
という雰囲気が出てましたね。

今年はジョコビッチの年、ということのようです。
Commented by tom☆ at 2011-09-11 21:25 x
全米が終わる時・・・どうしてもあの出来事が思い起こされますね。ましてまた狙われてるなんて噂もありますし。。何事も無ければ良いですね!
フェデラーが勝つと思いました! ジョコビッチの反撃は寝てて観てません★★★
とにかくどうしてか今年はジョコビッチに何か憑いていますよね~((+_+))ー☆
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-11 21:39
tom☆さん、こんばんは。


あと数分です。何事もなければいいですね。
スタッフたちが帰国するまで安心できません。
Commented by オオソネ at 2011-09-11 21:49 x
うーん、フェデラー。2セットアップからの逆転負けですか。残念ながらWOWOWを契約解除してしまっていて見ることは出来ませんでしたが、岩佐さんがおっしゃるとおり“なにか”をひしひしと感じます。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-11 21:52
オオソネさん、こんばんは。

フェデラー・ファンは嫌がりますが、
事実は事実ですからね。
でも、まだ、1,2回は勝つ可能性があると。
Commented by オオソネ at 2011-09-11 22:32 x
そうですよね、もう何回かは勝てるチャンスは来る事を期待しています。
サフィン引退以来、mustな選手が僕の中にいないんですよね。誰か見つけなくては・・・。
Commented by akapon at 2011-09-11 22:38 x
3.11と9.11、日付という面では何かありそうですが、人為的殺戮行為と、
超がつく自然災害という大きな違いの中、今のところアメリカでは
何事もないようでよかったとともに、今日の日本での有感地震には心の底から
神(がいるならば)に対し、ここまで仕打ちをするほど日本が何かしたか?と
真剣に思いました。
新婚旅行で行ったWTCが今はもうないことが未だに信じられません。
JOHN LENNONが好きでN・Yには何回か行きましたが、アレ以降は行ってません。

今一度自分自身の目でN・Yに行って何を感じるか・・・確かめたいと思います。
愚かな‘大臣‘の事など構いたくないですが、つくづくあれが我が「代表」だと思うと嫌になります。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-11 22:43
akaponサン、こんばんは。

書かれたコメント、いちいちよくわかります。
私もNYにはもう一度行ってみたいと思います。
魅力のある街ですね。
Commented at 2011-09-11 22:57 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by しょう at 2011-09-12 08:06 x
岩佐さん、おはようございます。
遅くなりましたが、フェデラー対ジョコビッチを観ました。
フェデラーは肉体的にもう厳しいのでしょうか?
体力の低下に精神力も引きずられているのか、
全盛期の「静かな闘争心」が無くなってしまったような気がします。
スポーツ選手には必ず訪れる時期が、
現実的に近づいているようで、切ない気持ちになりました…。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-12 08:11
しょうサン、おはようございます。

あの場面でマッチポイントを二つ落としたことにまずびっくり。
一番驚いたのはそのあとです。がっくりと精神面のレベルが
落ちたことです。肉体が精神を支えていることがよくわかる
シーンでした。
Commented by ナオ at 2011-09-12 09:05 x
こんにちは。(まだ早いですか)

第9ゲームのジョコビッチの顔はもうあきらめたような感じを受け
ました。
あのリターン・エースはイチかバチであったかと思います。
かえって肩の力が抜けて思い切ったプレーができたのではないでしょうか?

でも、ああいう状況でゲームを取るとはすごいですね。
明日の決勝が楽しみです。

女子の決勝はセレナの相手を称えた姿に感銘を受けました。
優勝セレモニーに慣れていないストーサーに話しかけ、緊張をほぐしてあげているように思えました。
Commented by chibita at 2011-09-12 09:25 x
イワサンプラスさん(私的にかなりツボでした)おはようございます!
この3ヶ月で私の生活環境が変わってしまったので、今回のUSオープンから試合を見る時間は起きていられなくなってしまいました。残念です。フェデラー対ジョコビッチ見たかった~。
確かに、フェデラーは次の人生を考えているようにも見えます。ネットでdraw表をみて、ナダルとフェデラーの名前が両端にないのを見るとテニス界の世代交代が来たなぁとなんだか寂しい気もします…
岩佐さんの、テレビを見ているかのような解説、ぜひとも決勝もお願いしますね!!
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-12 13:28
ナオさん、こんにちは。

ジョコビッチが精神的にタフになったことは
間違いないですね。
しかし、ナダルもそろそろ勝たないと、当分
勝てなくなりそうです。
ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-12 13:31
chibitaさん、こんにちは。
世代交代はどんな世界でも常に行われていることで
それを拒む年寄りがいるとその世界は進歩が止まるのでしょう。
私は、傍観者になることにしています。ハハハ。
Commented by megaptera at 2011-09-12 13:51 x
ピートオルさん、こんにちは(ワル乗り?)写真、おもしろいです。
こんなパネルがあるのに現地では気付きませんでした。残念。

ニューヨークは好きな街です。あれから10年、グラウンドゼロ付近も
外観や住んでいる人の層がだいぶ様変わりしたようですが、
岩佐さんや実際あの事件を肌で実感した方には変わることのない心象風景があるのでしょうね・・・

初めて訪れたのはテロの3年後でしたが、街中で「この町で二度と悲劇を起こさせるものか」という雰囲気・エネルギーを感じました。

ここ2、3日テニスが見れていません。男子決勝こそは!

以前お伝えしたひよどりのひなは骨折2か所という重症の割には回復・成長が順調でお山に帰って行きました。とんでもなく懐いたので心配だったのですが。野生動物の感情の豊かさや賢さに驚きの連続でした。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-12 14:20
megapteraさん、こんにちは。

この時期でなくても、摩天楼の写真を
見るたびによみがえります。

ヒヨドリ…山に帰ったのですか。
それは良かったですね。
お山・・・この言葉のチョイスであなたが
自然に寄せる情がよくわかります。
Commented by モンプチ at 2011-09-12 15:36 x
ジョコビッチのリターンエースは出るべくして出た感じです
フェデラーが消極的なサーブを打ったと私は思いました
攻めてほしかったですね
はっきりいって今回勝ちかけたフェデラーが終わりに近付いているなどこれっぽっちも思わないです。
ジョコビッチは強くなりました
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