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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ハリケーン“セレナ”~断固として主審を支持!~」11/09/13

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Women's Final
Stosur d.Serena W. 62/63

女子決勝は山場の少ない試合だった。
ストーサーがここまで強くなっているとは想像もしなかった。
セレモニーを終えてストーサーがコートの出口に差しかかったとき、
マイクを手にしてハグしたアリシア・モリクのほうがオーストラリアの
将来を背負う選手として大きな期待がかかっていた。

オーストラリア女性の全米優勝は1973年のマーガレット・スミス・コート
以来のことだそうだ。
積極的に攻めるというゲーム・プランを実行しての優勝を讃えたい。

見事な決断をした、この試合の主審もほめておきたい。
ストーサーがボールをプレーする前にセレナが大きな声を出した。
hindrance・・・相手のプレーの邪魔をしたと判断された。
プレー中に帽子が飛ぶのと同じことだ。
ショットが見事なウイナーだったし、セレナの地元、アメリカでの
大会だけに難しい判断だったと思うが、主審のファインプレーだった。
あれを認めてしまうと、テニスの形が変わってしまう。声の大きい
選手が有利になる。練習メニューの中に“発声”を入れることになる。
ハハハ。

勇気ある決断をした主審に拍手を。(07:40AM 加筆)

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…昨日の記事にそう書きました。

「主審のファインプレー…」に対して“クレーム”がありました。
放送席の説明も十分ではなかったので、無理もありません。
普通、帽子が飛んだり、チェアに雑な置き方をしていたタオルが風に飛ばされてプレーが
中断したり、全豪でビーナス(?)がヘアにつけていたビーズを落したりしたとき…などは、
“警告してポイントのやり直し”だったと思います。現場を離れて6年もたつので記憶が
少しあいまいですがご容赦ください。ハハハ。

しかし、“故意”と判断されたら、即失点です。

この試合の主審はギリシャ人のエヴァ・アスデラキさんでした。彼女にとって、グランド・
スラムの決勝を裁くのは初めての経験でした。“初めて”だったことは関係ありません。
終始はっきりしたアンパイアリングだったと思います。
彼女が、“故意”だとして、ストーサーにポイントを与えたのかどうかは分かりません。
大多数の記事は、「意図的なhindrance(妨害)だったのでペナルティーを課した」という
ニュアンスで書いていますが、現時点では、まだ誰も判断理由を聞いていないはずです。

US OpenのHPに出ている記事が少し引っ掛かります。
主審がストーサーのポイントとしたのは「グランド・スラム・ルールの指示するところに
従って」と書かれているからです。
私は“否定的”ですが、この書き方からは、GSでは、有無を言わさず、相手のポイントに
なるというニュアンスが感じ取れます。(確認できません)

どちらにしても、主審は、根拠なしに判断したわけではありません。しかも、迷わず、
毅然とした態度でジャッジを下しました。「拍手を…」と書いた理由はそこにあります。
ざっと読んだ限りでは、このジャッジに異議を唱える記事はどこにも見当たりません。
セレナの“荒れかた”がそれほどひどかったからでしょうが。ハハハ。
大事なポイントでしたから、どうしても判定が気に入らなければ、セレナはトーナメント・
レフェリーを呼んで抗議することもできたのです。それをしなかったのは彼女の選択です。
とにかく サーブが35%しか入らず 惨めなプレーで12ポイント連続で失って第1セットを
落としたセレナにはフラストレーションがかなりたまっていたのでしょう。
自分を抑えることができませんでした。
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「あなた、前にもここで私をコケにした人じゃないわよね。***
私のこと 見るんじゃないわよ。廊下で私を見たら そっぽを向くのよ。
自分の意見を言ったらコードバイオレーションですって!こないだチェックしたけど、
ここはアメリカなのよ。どうしたらそんなことができるわけ?どうにもなんないわ。
どうにもなんないわね。あんたは他人が憎いのね。負け犬だわ。
内面が醜いのよ」

かなり意訳していますが、おおむねそんな意味のことを主審にぶつけました。
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***明らかにセレナの思い違いです。
「前にもここで…」は2年前の全米準決勝(vs クライシュテルス)での騒ぎを指しています。
試合の終盤でフットフォルトを取られました。東洋系の女性の線審でしたが、このときも
セレナは大爆発。「このボールをあんたの“おし○”に突っ込んであげましょうか」…
おかげで高額の罰金を課せられ、2年間の執行猶予となっていました。
奇しくも、全米の決勝は、ちょうど、その“執行猶予”の最後の試合だったわけです。
改めて罰金を取られる可能性は大ですし、グランド・スラムへの出場が禁止されることも
考えられます。1度や2度じゃないから、心証は著しく悪いのです。ハハハ。

ウインブルドンなどで、good loser だなあ、と思ったこともあるのですが、今度ばかりは
救いようがありません。
試合終了後、主審と握手をしなかったのもよろしくないですね。
セレモニーを待つ間 ストーサーの隣に来て話しかけていましたが、ストーサーは明らかに
当惑していました。ネットをはさんで反対側にいた彼女にはセレナの言葉がよく聞こえて
いたでしょうから、当然です。“正体”を見ちゃったんですから。ハハハ。

知りませんでしたが、ストーサーは3回戦(vs Kirilenko)で全米史上最長の3時間16分、
第2セットでは17-15という、これも最長タイブレークを勝ち抜いています。
その粘りが初のグランド・スラム優勝という形で実を結んだのでしょう。

今日、アメリカテニス連盟はセレナ・ウイリアムズにたいして
罰金2000ドル(16万円)を課したそうです。
「ストーサーのラケットが触れたことによって、セレナが声で
プレーを妨害したと判断した」ものです。
それ以上のペナルティはないようです。


ついでと言ってはなんですが、準決勝でジョコビッチに
逆転負けしたフェデラーの2011年はとうとう、グランド・
スラムのタイトルがないまま終わりました。
2003年から年間、最低でもひとつは獲っていたのですが、
偉業に終止符がうたれたことになります。

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by toruiwa2010 | 2011-09-13 05:06 | テニス | Comments(22)
Commented by masa at 2011-09-13 07:39 x
岩佐さん、おはようございます。
今朝は男子シングルス決勝を見ながらブログをチェックしている人がたくさんいることでしょうね。
ジョコビッチ強いです!今のところ…(ナダルが逆転することを願って)

プレー中って必死になるので思わず”正体”が出てしまうんでしょうね~
私もそれを見せられて一緒にプレーするのが嫌になった方が何人かいます(^^;;;
Commented by レニ at 2011-09-13 08:35 x
おはようございます。

マーガレット・コート、懐かしい。
あの時代の女子選手は、よく「夫人」とあとに付けて呼ばれましたね。
コート夫人とかキング夫人とか。独身だと「嬢」とか。
そのせいか、紳士淑女によるお行儀のよいスポーツだと思って、小学生時代の私はテレビを眺めてました。
いや、今がどうという訳ではありません。

Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 09:57
masaサン、早朝からツイートしっぱなしで疲れました。ハハハ。

セレナには改めてがっかりです。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 09:58
レニサン、お久しぶり・・・ですよね?

今のテニスは格闘技です。
Commented by tom☆ at 2011-09-13 10:07 x
解説ありがとうございました!(私はクレームを付けたつもりは無かったのですが)
主審の方にそんな失礼な発言をしていたのですね、聞き取れなかったものですから 場が荒れた事だけが残念に感じたのです!
それでもストーサーはあまり動じませんでしたね、杞憂でした★ 主審の方も毅然としていてさすがでした☆
それにしても執行猶予だったならこのケースは即刻退場になっても良いのでは?と新たな疑問がわきますが、試合中にそれは無いのでしょうか?! ☆
Commented by BeginningEgg at 2011-09-13 11:16 x
岩佐さん、こんにちは。

“故意”かどうか、あの場面で他者が判断するのは難しいですよね。
きっとプレーヤーにとっては時間が止まって見える局面があるでしょうし、
セレナはショットを放った瞬間にコースやストーサーの体勢などから、本能的に「ウィナーだ」と確信したように、私の目には見えました。

一般人にはジャッジの細かいルールは分かりませんが、
肝心なのは岩佐さんの仰った『あれを認めてしまうと、テニスの形が変わってしまう。』という点なのだと思いました。
私も最初は「警告もなしに?」と思いましたが、主審の英断ですね。

そういう意味では、トスアップ前のボールトントン・・・も気になっています。
秒数など明確な基準を作るのは難しいのでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 11:20
BeginningEgg さん、こんにちは。

よくわかりませんが、ゴルフと同様に、
どんなふうにプレーすべきか…ということだと
思います。
ボール、とんとんについては警告がありましたが、
もっと早く警告して試合を作るのも主審の仕事かと。
Commented at 2011-09-13 11:21 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2011-09-13 12:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by BTB at 2011-09-13 12:24 x
93年から毎年一つはグランドスラム大会を制していたサンプラスの記録が途切れたのは丁度10年前の01年でした。
サンプラスとフェデラーの間の妙な因縁を感じます。
サンプラスは翌年の全米で奇跡の復活優勝をしましたが、フェデラーはどうでしょうかね。今大会でジョコビッチを一番追い詰めた訳ですから
可能性はあると思いますけど。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 15:09
BTBさん、こんにちは。

フェデラーもあと一つや二つは勝つチャンスが
あると思っています。
Commented by noeluce at 2011-09-13 15:28 x
セレモニーを待つ間のセレナの態度、ほんとに奇妙でしたね。
セレナの「come on!」は確かに早過ぎましたが、本当に良いショットだったので、無意識に出ちゃったんだと思いますし、ストーサーが返球できなかったのもそのせいではなかったんじゃないかと思います。
ショットが決まってから叫んでもポイント取れていただろうに、あの重要な場面ではもったいなかった。
でもそれもプレイヤーの資質ってことでしょうか。私も主審を支持します。

そもそも最近の女子テニスは叫び過ぎで五月蝿いですよ。
Commented by ヤップンヤン at 2011-09-13 15:35 x
ジョコビッチに勝てないナダル
ナダルに勝てないフェデラー
一方でジョコビッチに勝つ可能性があるフェデラー
大雑把な表現ですが、今のこの微妙な相関関係が好きです(笑)。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 15:46
ヤップンヤン さん、こんにちは。

三すくみですか…ジョコビッチが頭一つどころか
二つも三つも抜け出てますからね。
Commented by ヤップンヤン at 2011-09-13 16:20 x
私も岩佐さんと同じでジョコビッチが抜けていると思います。
”フェデラーに勝てないジョコビッチ”と書ききれないところがつらいところです。
Commented by しょう at 2011-09-13 18:32 x
岩佐さん、こんばんは。

セレナは自分でイメージを悪くしていることに気付いてほしいですね。
それにしても、この罰金額では痛くも痒くもないような気がする…。

テニスはマナーを重んじるスポーツだと思っていたのですが、
最近の発声大会ぶりを見ていると、そうでもないのかな、と感じます。
渾身のショットの際に出る声は、聞いていても不快感がありませんが、
例えばシャラポアのようにファーストショットから
「ひゃーっ!」と叫ばれると、
プレーに関係のない部分でその選手を嫌いになってしまいます(汗)。
シャラポアファンの方、ごめんなさい。

どなかたもコメントされていましたが、
セレスの時代にショットの際の叫び声が問題になったと記憶しています。
その議論は反故になってしまったのでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 18:44
しょうサン、こんばんは。

セレナにいまさら学習を求めても無理でしょうね。
シャラポワについては 左側下の検索欄に
「スポーツ報道に見る」と入れてみてください。
Commented by しょう at 2011-09-13 19:20 x
「スポーツ報道に見る」再読しました。
忘れている部分が大半でした(笑)。

シャラポワのプレースタイルは嫌いではありません。
豪快ですし、あの根性には目を見張るものがあります。
私はミーハーとコアの中間辺りのテニスファンだと思うのですが、
それでもあのシャラポワフィーバーがあったことによって、
現在の彼女への視線が少し斜になっているのかもしれません。

ショットの際の叫び声を規制するのは私も無理だと思います。
クレームが多ければ協会が動くのでしょうが、
何もないということはあまりクレームもないのでしょうか。
まあ、最近では声を出さない選手の方が珍しいくらいですからね…。

セレナの問題とズレてしまって(しかも長々と)申し訳ありませんでした。
Commented by あおき at 2011-09-13 21:23 x
こんばんは。。
男子の優勝はジョコビッチになりましたね。
出勤前に少し見た感じでも、余程の事が無い限りは彼の方が有利なのかなとは思いましたけど、ボールトントンの警告を受けても普通にプレーするのを見て「強い」と確信しました。
今後はナダルの反撃にも期待しつつ楽しみたいです。
セレナには改心して欲しいです!選手として一個人として、、無理でしょうけど、プロレスならヒールですが、テニスプレイヤーですからね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 21:45
あおきサン、こんばんは。

遅延行為の警告はしょっちゅう受けているはずなので
影響は私たちが考えるほどにはないのでしょう。
それにしても、もう少しやりにくいという空気を出すと
思っていました。
Commented by chibita at 2011-09-13 22:01 x
岩佐さんの視点はいつも面白いですね!
女子決勝でセレナがまたやってしまいましたか…。やはりパワーはあってもメンタル面が弱い所があるんでしょうかね。
私も女子の“おたけび”はあまり好きではありません。かえって疲れるんじゃないかと思ってしまいます。
以前深夜にシャラポアの試合を見ていた時、ギャーギャーうるさいなぁと思っていたら外で鳴いてた鷺でした(笑)ホントです
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-13 22:16
chibitaサン、こんばんは。
セレナの場合、メンタルが“弱い”のではなく
“問題”がある・・・ということでしょう。
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