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岩佐徹のOFF-MIKE

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「それでも…」と「下町ロケット」~7月期ドラマが終わった~           11/09/22

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7月期のドラマがほぼ終了しました。
収録してあとで見たものも含めるとこのクールは
全部で8本のドラマを見ました。
多すぎます。「もう、いいんだけどなあ」と思いつつ
見てしまったものもありますから、半分、“中毒”に
なっているのかもしれません。
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今期の視聴率ランキングはこうなっています。
ただし、どういうわけかここに含まれていない
「新・警視庁捜査一課9係」が視聴率15.8%で
前シリーズに続いてダントツでした。

岩佐流の採点で高得点だったものから“まとめ”を書いておきます。


90「それでも、生きてゆく」フジテレビ 瑛太、満島ひかり、大竹しのぶ、時任三郎

15年前に起きた殺人事件にかかわった加害者と被害者の家族の物語です。
いじめや無言電話などの嫌がらせを受けながら、懸命に絆を保とうとする加害者の家族と
癒えることのない深い悲しみを引きずり、加害者の少年だけでなく その家族への憎しみを
忘れることができない被害者一家…
それぞれに大きな傷を受けた二つの家族は15年後の今も立ち直れずにもがいています。
その中で加害者の妹と被害者の兄が出会いました…
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文句なしに今期No1のドラマだったと思います。
重いテーマゆえに 視聴率は低かったのですが、熱烈に支持する人は多かったようです。
大竹、時任、風吹ジュン、柄本明、風間俊介、小野武彦…キャスティングが完璧でした。
しかし、このドラマの成功は 瑛太と満島が素晴らしい演技を見せたことによるものです。
部分的に“無理な”セリフはあったものの、渾身の演技でした。
満島はこれまでも活躍していますが、もっと脚光を浴びていい女優ですね。

いまのテレビでこれだけ質の高いドラマが見られたのは“奇跡”かもしれません。
少しほめすぎかもしれませんが、そう言いたくなるほど、お手軽、安直なドラマが大手を
振ってゴールデンに流されています。大人の鑑賞に耐える作品を作る腕も自信もないから
フジテレビを初め、各局が韓国ドラマを流して“お茶を濁す”ことになるのでしょう。
あちらの質が高いからではなく、金がかからないから。ハハハ。
いいドラマを作るのは、いい脚本と、スタッフとキャストのドラマにかける熱意でしょう。
特に、“熱意”は見る者に必ず伝わります。この作品がいい例だと思います。


90「下町ロケット」WOWOW 三上博史、渡部篤郎、寺島しのぶ、池内博之

宇宙開発に携わって挫折を経験した男が父のあとをついで町工場の経営者になり、
再び、宇宙への夢を抱きます。しかし、その前途には幾つもの試練が待っていました。
ロケット・エンジン開発のカギを握る特殊バルブの特許を取得しますが、大企業の横暴に
振り回されます。特許侵害の訴訟を起こされて財政面で苦境に追い込まれるのです。
しかし、別れた妻の親友の助けで裁判は勝訴、仕事面では 紆余曲折の末、心が通じ合う
大企業の幹部と力を合わせて純国産ロケットの打ち上げを成功に導きました…
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WOWOWには「空飛ぶタイヤ」という名作がありますが、直木賞作家・池井戸潤の原作、
「空飛ぶ…」の脚本・監督コンビによるこの作品もよくできていました。
「それでも…」と同じように、かかわった人たちの熱意が伝わってくるとともに、丁寧に
作られていることが分かります。WOWOWドラマの良さはその一点にあると思います。

裁判やロケット製造などの過程を初め、部分的に少し急いだ印象があります。せっかくの
ドラマですからもう1~2話多くてもよかったのではないでしょうか。
三上、渡部、池内はWOWOWファミリーと呼んでもいいほど 多くの作品に出ていますが、
3人ともいい演技だったと思います。地上波ドラマへの露出が少ないのがいいです。
前期はテレビ朝日で刑事をやっていたのに、今期は日本テレビで殺人犯…というのでは
視聴者が混乱します。ハハハ。

25日にスタートする「死刑基準」も楽しみです。


85「新・警視庁捜査一課…」テレ朝 渡瀬恒彦、井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治

何が幸いするか分からないものです。
前シリーズ終盤の刑事たちの“コミカル”な動きで気持ちが冷めてしまい 今回はパスする
予定でしたが、たまたま1回目の日に見たいものがなかったので見たところ、“なんか”
面白かったのです。体調がよかったのかもしれません。ハハハ。
登場人物はほとんど変わっていません。所属部署や役職が少し変わっただけです。
その結果、それぞれの人間関係に変化が出ていました。
ケミストリー…つまり、いい“化学反応”が生まれたのだと思います。

次のシリーズも間違いなく見ます。我ながら大変な変わりようですね。ハハハ。
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80「チームバチスタ3」フジテレビ 伊藤淳史、仲村トオル、高橋克典、小西真奈美

病院内で起きた殺人事件を田口・白鳥コンビ(伊藤、仲村)が鮮やかなチームワークで
解きほぐしていきます。相変わらず面白いです。
ただし、決着を含めて“無理やり感”が漂うシチュエーションが多すぎるなあ。
仲村トオルが出ているだけで5点は上乗せされていますが、最終回で5点下がりました。

いい加減でマンネリに陥ってもおかしくないところを脚本の妙が救っています。
今回 新たに加わった小西(法医学者)と高橋(警察庁)のからませ方がうまいと思います。
特に、小西はいいアクセントになっていました。
TKO・木下隆行と加藤あいを登場させたのは“サービス”だったのかもしれませんが、
どうせなら もう少し長く見せてほしかったなあ。なぜか 木下が好きなんですよ。ハハハ。


80「ブルドクター 」NTV 江角マキコ、石原さとみ、稲垣吾郎、志田未来

反発しあいながら、どういうわけか息が合う法医学者・大達珠実(江角)と若いキャリア
刑事・釜津田知佳(石原)が協力して本当の死因を突き止めます。
4年ぶりのドラマ復帰で江角が張り切っている様子がよく伝わってきました。
大達が釜津田を呼ぶときの「カマツダーっ!」が耳についてはなれません。この役名を
考えついた脚本家(プロデューサー?)は天才かも。ハハハ。

それにしても、「新・警視庁…」を除くと、これがトップか。
だったら「絶対零度」でもよかったのに。フジだからじゃなくて上戸彩だから。ハハハ。
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80「陽はまた昇る 」テレ朝  佐藤浩市、三浦春馬、池松壮亮、六角精児、真矢みき

佐藤浩市が扮した警察学校の教官と三浦や池松ら 生徒のふれあいを描いた物語でした。
遠野の同期、捜査一課長の六角精児が少し“デフォルメ”した演技を見せていました。
この役者、なかなかあなどれません。大いに気に入りました。ハハハ。

いろいろあったあと、最後に遠野が学校に戻りましたから、シリーズ化するのでしょう。


75「胡桃の部屋」NHK  松下奈緒、竹下景子、蟹江敬三、原田泰造

しあわせな家族だったはずなのに、父親のリストラをきっかけに ガラガラと音を立てて
壊れて行きました。
向田邦子原作らしい筋立てでした。そして、いい役者が揃っているように見えました。
滑り出しも悪くないと思いましたが、全体を通して見ると、何か“釈然”としません。
向田作品ということで期待が膨らみ過ぎたのでしょう。

どこにも”破たん”が見えない作りは、残念ですが“さすがはNHK”です。ハハハ。

1回目を見たあと、そう書いたのは撤回です。ハハハ。

先週から始まった「ラスト・マネー」の方がはるかに面白いです。


70「ジウ」テレ朝 黒木メイサ、多部未華子、伊武雅刀、北村有起哉

収録して、時間があるときに見ましたが…
最初に書いた通り、やはり、黒木メイサと多部未華子にはあまり魅力を感じません。
ええ、深夜なのに平均で8.47%をマークしたのは、2人のファンが大勢いる証拠でしょう。
なにしろ、私は吉永小百合も苦手ですから。変わり者なんで、ご容赦を。ハハハ。


以下は、1~2回でギブアップした作品です。採点不能です。

「バラ色の聖戦」テレ朝 吹石一恵、芦名星、滝沢沙織、要潤

吹石一恵が出るので楽しみにいていたのですが、“無理”でした。ハハハ。

「ドン・キホーテ」 日テレ 松田翔太、高橋克実、成海璃子、松重豊、内田有紀

1回目の20分ぐらいでギブアップ。今期の最短記録でした。ハハハ。

「全開ガール」フジテレビ  新垣結衣、錦戸亮、竹内力、薬師丸ひろ子

新垣結衣だけが楽しみでした。彼女はいいのに“作り”がダメでした。

「絶対零度」フジテレビ 上戸彩、桐谷健太、杉本哲太、北大路欣也

「ブル…」と激しく“トップ”争いをしましたが、見続けることはできませんでした。
上戸彩をもっと生かしてほしいとひたすら願います。
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「華和家の四姉妹」TBS  観月ありさ、貫地谷しほり、川島海荷、吉瀬美智子

1回で“終了”。なぜ、このドラマが11.51%もとったのかさっぱり分かりません。
私の眼にはTBS看板の時間枠が泣く内容でした。

うーん、too much ですねえ。“罰ゲーム”みたいです。ハハハ。
一息つく間もなく、もう、次のラインナップが待ってます。
しかも、“とりあえず”を含めて10本ぐらいありそうなんですよ。
どうしよう。ハハハ。


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by toruiwa2010 | 2011-09-22 09:10 | ドラマ | Comments(10)
Commented by chappy@松江 at 2011-09-22 11:13 x
こんにちは、chappy@松江です。
「新・警視庁捜査一課9係」は最初のシリーズからずっと見ています。「相棒」「京都地検の女」「ハンチョウ」「おみやさん」あたりも欠かさずチェックしています。
刑事ものとはちょっと違いますが、内田康夫氏原作の「浅見光彦」シリーズも必ずチェックします。局によって主演俳優さんも脇をかためる俳優陣も、そして勿論、出来も違いますね。個人的には沢村一樹さんが好きですが、初代光彦役の水谷豊さんや辰巳琢郎さん、榎木孝明さんもステキでした。シリーズが一括でDVD化されないのが残念です。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-22 12:11
chappy@松江サン、こんにちは。
「相棒」は最近再放送を見て、10月を楽しみにしています。
及川より寺脇のほうがいいように思います。ハハハ。
「ハンチョウ」はずっと見てますが、「京都地検…」「おみやさん」は
パスしてます。
「浅見光彦」は時間があってほかに見るものがない時は見ます。ハハハ。
Commented by えそらいろ at 2011-09-22 13:41 x
こんにちは

バチスタは、相変わらず次回が待ち遠しいくらい面白かったのですが、
最終回はちょっと、あれれという感じでした。

「陽はまた昇る」は岩佐さんのブログを読んでから見始めたのですが、
六角精児の仏頂面を最初に見たとき思わず笑ってしまいました。
次に「相棒」で見たとき思い出さずにはいられないでしょう…

ところで、以前からの「相棒」ファンの私としては、
岩佐さんも「相棒」好きになられたようなので、うれしいです ^^
寺脇康文の方がよかったですよね。

関係ないですが、映画「孤高のメス」がテレビで放送されるのに気づき、岩佐さんがいい評価をされていたように思ったので見ました。
淡々としているのに胸に訴えかけてくるような、いい映画を見ることができました。

Commented by toruiwa2010 at 2011-09-22 14:19
えそらいろサン、こんにちは。

「バチスタ…」の最後はちょっとねえ。
せっかく85点で書いていたのに、あれでは
下げざるを得ませんね。ハハハ。

私の記事がきっかけで「孤高のメス」を
見たいただいた由、なんだか嬉しいです。
堤も夏川もよくて、作品も上出来でしたから。
アカデミーをとった「悪人」より上だったと思ってます。
Commented by 空耳 at 2011-09-22 18:08 x
初めまして、
私も今期は”それでも”が一番でしょうかね。

言われる通り心に残るドラマや映画て金を掛けなくても
本が良くて、役者を含む作り手側が(見る側に対して)
誠実に熱意をもって作っていれば出来ると思うんです。
そういう部分が今のドラマの多くに欠けているような
気がします。

実力のある役者を使っても本が駄目駄目で酷かったり、
不必要に実力の伴わない人気アイドルやモデルを起用したり。
ある意味、見る側を馬鹿にしている物が多い気がします。
そういう事続けてたら視聴者はどんどん離れて行きますよ。

”下町ロケット”見て見たくなりました、レンタルでたら見てみます。

最後に次期で見てみたいと思うドラマは”南極大陸”位かな。





Commented by toruiwa2010 at 2011-09-22 22:57
空耳さん、こんばんは。

おっしゃる通り、今の日本のドラマは
あまりにも現実離れしていて、面白くないですね。
「下町ロケット」の前に、「空飛ぶタイヤ」を
ご覧になるといいですよ。DVDが出てるはずです。

ごめんなさい。「南極大陸」はおそらく見ません。ハハハ。
Commented by さざんか at 2011-09-23 02:34 x
岩佐さん、こんな時間に失礼します。

『それでも、生きてゆく』、周りの友人にもハマっていた人が結構いたので、
そんなに数字低かったのかあ・・・という感じです。

こういう作品は録画組が圧倒的に多いんでしょうね。
だけど録画してあるから何回でも繰り返し見てしまう・・・で、ハマるという。

ちょうど20年前になるんですね、『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』から。
『東ラブ』の脚本を担当されていた坂元さん、監督だった永山さん、
『101回目』の伝説のシーンを監督した宮本(石坂)さん、
20年経ってこういう作品を見られたことは嬉しかったですね。

最終回の中盤はとにかくもどかしくて切なかったです(笑)。

辻井さんの奏でるピアノ曲の中で(ショパンの雨だれの前奏曲とリストのため息は良い選曲だったなあ)、
唯一使われた(?)アッカーマンのギターの曲『The Impending Death of the Virgin Spirit』が何とも言えない空気を醸し出してました。
この1曲だけで登場人物の気持ちが伝わってくる感じで。
Commented by toruiwa2010 at 2011-09-23 07:22
さざんかサン、おはようございます。

ずいぶん“深い”時間ですね。業界ではそういいます。
眠れませんでしたか?
「それでも」を相当しっかりごらんになったようですね。
脚本etcのスタッフや音楽まで、コメントを読んでびっくりしました。

多くの人がこのドラマにひかれたらしいことが分かってうれしいです。
Commented by heutes at 2011-10-07 11:58 x
こんにちは。
古い記事へのコメントですみません。
「それでも、生きてゆく」にはかなりはまっていたのでコメントをしたくなりました。。笑
このような素晴らしいドラマが平均視聴率10%以下ってことになっていまう状況はかなり深刻ですよね~
制作サイドもこれでもだめか~って思ってしまう。

ほんとこのドラマは多くの人に見てもらいたいと思ったのですが・・
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-07 12:16
heutesさん、こんにちは。

作る側も視聴率的には苦戦することを覚悟していたと思います。
確かに、大勢に見てほしいですが。
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