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岩佐徹のOFF-MIKE

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実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

「生ナダル・恩讐・講演etc~思うことさまざまありて…~」11/10/05

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恩讐の彼方…

年齢は私より下だが、市川猿之助は慶応で1年先輩だった。
三田の構内でもなんどか見かけたことがある。当時は團子と言っていた。

15年後、フジテレビのワイド・ショー「3時のあなた」で寺島純子が
司会を始めたころゲスト出演したときは“三代目・猿之助”だった。
“女優・藤純子”としての生活が長かった純子さんは台本を丸暗記して
番組に臨んでいた。のちに、司会者として視聴者から支持された彼女も
当時はアドリブがきかなかった。
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台本に書かれていることをセリフとして覚え込み、その部分は完璧だが、
時間が余ったとき、フリーの会話で埋めることはまだできなかった。
“歌舞伎界つながり”で出演した猿之助とのやりとりは温かみがあって
よかったのだが、台本に用意されていた質問項目が全部終わったとき、
時間は1分以上残っていた!

2人だけの対談だったので、セットから外れたところで台本を見ながら
進行を見ていた私は途中から、これはまずい 時間が余る…と思っていた。
その通りになったとき、仕方がないのでセットに入りこんだ。
最後のコーナーだからそこで調整するしかなかったのだ。「えー、私、
同じ時期に慶応におりまして…」と愚にもつかない話で時間を埋めた。

息子・香川照之が歌舞伎の世界に入るそうだ。市川中車を名乗るという。
四代目・猿之助を襲名するいとこの亀治郎と会見に臨んだ香川の挨拶は
過去のわだかまりを捨てて病気の猿之助を引き取り、歌舞伎に挑戦する
心境を熱っぽく語って感動的だった。
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最後に登場した猿之助は「(元妻の)浜さん、ありがとう。恩讐のかなた。
ありがとう、ありがとう」とおぼつかない口調で話した。

…うーん、そう来たか、と思った。
“恩讐の彼方に”とは、恨みつらみを忘れて という意味のはず。
たしか、彼が「照之を頼む」と言って浜木綿子のもとを去り藤間紫との
“道ならぬ”愛に走ったのだと記憶する。
猿之助の口から出た“恩讐の彼方”を浜はどんな思いで聞いたろうか?

講演なるもの…

巨人の剛腕エースだったB氏がコメントの最後を「ガハハハ!」という
豪快な笑いで締めくくるのは「プロ野球ニュース」の“売り”だった。
出番が減った晩年の彼は「ギャラは安くてもいいから続けさせてくれ」と
スポーツ部の幹部に頼んでいたと聞く。
B氏のオフは1日の休みもなく、手帳は講演の予定で埋まっていた。
テレビに出て顔を売ることは講演に呼ばれるきっかけにもなるし、当然、
高額の謝礼にもつながるわけだ。
そりゃ、「プロ野球ニュース」のギャラなんてどうでもよかったはずさ。

大相撲が始まると、元NHKの大物Sアナがしばしば画面に映り込む。
取材なら そこでなくてもいいはずだが という席にいる。
そう、たぶん、B氏とまったく同じ理由でテレビに映っておきたいと
思っているのだろう。あてずっぽうだが、まず間違いない。

先日、朝日新聞などが主催するシンポジウムに呼ばれた。
前立腺がんの啓もう運動、「ブルークローバー・キャンペーン」の一環で
患者としての経験談を話せと言われた。
会場は新大阪のホールだったが、ホテルは大阪駅近辺にと頼んだ。
京都と芦屋を何度となく往復しているが、大阪に泊まるのは久しぶりだ。
エスカレーターに乗るとき、「関西にいるんだなあ」と実感する。
習慣で左側に乗って目を上げると、みんな右側に寄っている。
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お好み焼きを食べたくて事前にリサーチもしてあったが、雨だったので
駅ビルの中でうなぎを食べた。永福町の佐原屋の方がずっとうまいわ。
部屋に戻ってテレビをつけると関西テレビ「アンカー」が放送中だった。
好きなニュース番組だ。民主党両院議員総会であいさつした野田総理が
少し“くだけた”言い方をしたのを受けた山本アナ、「こんなときに
軽口は聞きたくありません」と頭から湯気をたてんばかりに怒っていた。

7時からは、これも大好きな上沼恵美子の「怪傑 えみちゃんねる」。
ゴールデン・タイムにトーク番組か…。ヤマヒロ・キャスターと言い、
この編成と言い、“関西のノリ”を感じる。いや、いいと思う。
東京だったら、いろいろ批判されるだろうが。

さて、講演会だ。
事前の打ち合わせで持ち時間が25分だったので東京を出発するまえに
確認のメールを入れると「紹介のアナウンスなどがあるので“23分”と
思ってください」という返信が来た。
「ウワー、ずいぶん細かいんだ」とビックリ。
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大阪のホテルからタクシーで会場の楽屋口に着くと、朝日新聞関係者が
迎えに出ていた。その“ものものしさ”にまたビックリ。
カメラやマイクが相手なら怖くないのに、大勢の前で話すのは得意では
ないのだが、経験を話すだけだからと、タカをくくっていた。
「しかし、これは…」とにわかに緊張感が増した。

控室のテレビに映る客席は満員だ。主催者の話によると、収容能力を
上回る応募があったらしい。
私の前に、3人の専門医による講演があった。
どなたも、与えられた時間は23分のはずだが、いざスタートすると、
最初のドクターがいきなり30分以上話した。一気に気が楽になった。
そりゃそうだ。話がうまくても時間の管理などできるわけがないのだ。
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3人の先生は全員がタップリと話し、私が演壇に立ったとき、予定より
25分“押して”いた。
「私の持ち時間は3時57分までと言われております」と始めた講演で
強調したのは2点だった。ほんのわずかな量の採血でがんの可能性が
あるかどうかが分かる“PSA検査”の存在を広めることと ひとつの
病院ではなく“セカンド・オピニオン”を求めることだ。

自分の時計ではほぼぴったりに終わった。「さすがはプロ」と言われた。
中身はともかく…。

“生ナダル”を見る

好天に誘われてテニスを見に行ったが、有明は遠いなあ。
しかし、現役を引退したあと、生でテニスを見られるのは 年に一度の
ジャパン・オープンだけだから我慢せねば。
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新宿で映画を見たあと有明に向かい、到着は第2試合の途中ぐらいの
予定だったが、会場に入って見ると第1試合がファイナル・セットに
もつれ込んだところだった。「この分だと、ナダルの試合が始まるのは
だいぶ遅くなるなあ」とかなりへこんだ。しかも、結構 寒い。

第3試合に錦織圭が登場してスペインのフェレールと対戦した。
ファンの期待を一身に集める錦織だが、何かが足りない。
ユニフォームの着こなし、コート上の振る舞いを含め、見ていると、
あらゆる面でフェレールが上回っている。
何より、ショットの強さ、正確さ、安定感、ポイントの組み立て…
トップ10は明らかに違うと思わざるを得ない。

ここというところでのポイントのとり方に差が出て錦織は敗れた。
サーブに力強さが出ているのでランキングはもう少し上がるだろう。
これまでの日本選手最高位、松岡修造を抜く日も近そうだ。
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ナダルははるか格下の添田豪を相手にしても、いつも通り100%の
プレーをした。もたつく場面もあったが、1回戦はそんなものだ。
それでも No1,No2はまた次元が違う…というところを見せていた。
人が何と言おうと、この人のプレーを見るのは楽しい。年に一度、
冷たい風に吹かれ、記者席の固いイスに座ってでも見たいと思う。

帰りに新橋で食事をすることにした。
飲兵衛相手の店ばかりで困った。地下街に適当な店が見当たらず、
地上に出て歩き回ったあげく、「イタリアン&バー」という看板の
店が目に入った。

カウンターに案内され、生ビールで、ポテトとキャベツのサラダ、
エビのガーリック炒め、ホタテの串揚げをバゲットとともに食す。
目の前に懐かしいJack Daniel’sのボトルがあった。
ビールを飲み干してから、ロックを作ってもらった。
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エビはユーロ2004で訪れたポルトガルで“はまった”ガーリック・
シュリンプを思い出して頼んだ。
ジャック・ダニエルはメジャーを追ってアメリカ中を旅した時期、
食事のたびに飲んだ思い出につながるバーボンだ。

…どちらも、思い出の中の味と少しずつ違った。
ジャック・ダニエルはここまで薬っぽかったっけ。

マージャン

月に一度のペースでフジテレビ時代の旧友たちと卓を囲む。
数日前に書いたばかりで結局中止になったが、台風が東京を直撃する中、
旅行や映画なら“即とりやめ”だが、麻雀なら少々無理でも出かけるぜ
という気持ちだった。年寄りに残された数少ない楽しみの一つだもの。
気心が知れた仲間だから、気色ばむこともなく和気藹々と楽しむことが
出来て これ以上はないストレス解消法だ。

出会いは高校3年生のときだ。同級生が“悪の道”に引きずり込んだ。
たちまち、とりこになり、時間がたつのを忘れてのめり込んだものだ。
受験に備えてしっかり勉強しなければいけない時期なのに そんなことは
“どこ吹く風”だった。
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大学に入り、社会人になってもこの楽しみは続いたが、“ゲーム世代”の
若者の増加とともにメンバーを集めるのが難しくなって行った。
このゲームのだいご味や奥深さが今の世代には分からんらしい。
“月例会”に集う連中の平均年齢は毎年確実に上がっていく。痛風、糖尿、
坐骨神経痛、逆流性食道炎…みな、何かしら健康の不安を抱えている。
“代替メンバー”を探さなければならなくなる日も遠くなさそうだ。

楽しい時間が過ごせればいいのであって、勝ち負けに強いこだわりはない。
やる以上は うまいマージャン、自分で納得できるマージャンを打ちたい。
“ひっかけ”リーチや1000点で“逃げて”まで勝とうとは思わないのだ。

ボーハイジョーレー?

ラ抜き言葉にしても「寒っ」「高っ」にしても、現代人の意識下にある
“時間短縮”を求める気持ちのなせる技だ。
ボーハイジョーレー…暴力団排除条例を略すとそうなるのだそうだ。
はじめ、“ボージョレ・ヌーボー”かと思ったぜ。

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by toruiwa2010 | 2011-10-05 10:17 | 岩佐徹的考察 | Comments(20)
Commented by kao at 2011-10-05 10:42 x
岩佐さん、おはようございます。
昨日の楽天オープン!私も行ってました。岩佐さんも観戦されていたのですね^^何か・・感激です。
錦織選手の試合を観ましたが(最近の試合いつもですが)何か腑に落ちないものを感じていました・・何なのかわからなかったのですが、岩佐さんが教えてくれました!!
コート上での振舞い!これです!(いろいろありますが・・)
誰か教えてあげないのですか??
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 10:46
kaoさん、こんにちは。
おどおどしちゃいけない、遠慮することもない。
でも挑戦者であることを忘れてはいけない・・・
杉田にも同じことを感じました。“虚勢”を張っているように
見えるのは残念です。
寒かったですね。
Commented by 老・ましゃこ at 2011-10-05 12:04 x
3人の専門医を前座に従えて(^^)講演された岩佐さん、スーツ姿が決まっていて…とても素敵な写真ですネ。
今日のブログは、5つの短編集といった趣でしょうか…なかでも≪“生ナダル”を見る≫は何というか雰囲気があってとてもいいなと思いました。
Commented by なな at 2011-10-05 12:06 x
岩佐さん、こんにちは。
昨日岩佐さんも会場にいらしてたんですね。
もしかしたらと密かに探してみたんですが、見つけられず…。

初めて見た生ナダルに興奮しました!
昨日は第1試合から見ていましたが、コート上での振る舞いの差、岩佐さんの仰る通りだと思います。
なんというか、トップ選手は別格だなと改めて実感しました。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 12:31
老・ましゃこ サン、こんにちは。

本当はジーパンで勘弁してほしかったんですが。ハハハ。
短編も集まると結構なボリュームになりますね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 12:33
ななサン、こんにちは。

コート上の振る舞いはなかなか難しいですね。
それなりに経験がないと…。
センタ^コートに入る以上、着るものから
ちゃんと考えてほしいものです。
Commented by shin555 at 2011-10-05 12:44 x
なるほど!3人の専門医さんは前座だったんですね♪

我家は正月など家族マージャンが常識でしたので
私が引きずり込まれたのはなんと小学2年!しかも姉と従姉に(笑)
でもここのところずっとパイに触っていませんね。
ところでこのカンチーピン、ツモったんでしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 12:48
shin555さん、こんにちは。

リーチごに4ピンを引いたせいで
“結果として”ひっかけになって
誰かが振り込んだような。
たぶん、4ピンをひいたときは
にんまりしたと思います。ハハハ。
Commented by hunt at 2011-10-05 13:23 x
私も楽天オープン見に行ってました。錦織はまだまだフェレールには勝てないレベルですね。
コートでの振舞いですか。ランキングが上がって、変わってくればいいのですが。
岩佐さんが実況なら、放送でなんと表現したことでしょうか?
そんなことをテニス中継を見るたびに考えてしまうのが、"実況:岩佐"無きあと、わたくし岩佐ファンとしてのつねであります。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 13:34
hunt さん、こんにちは。

ひとつひとつ、小姑のようには言わないでしょうが、
去年のケースでは一言言ってしまったかもしれません。
http://bit.ly/ijgcVT
Commented by きのぴち at 2011-10-05 22:15 x
振る舞いは確かに気になりますが、プロの世界なので結果が全てでしょうね・・天然君なので直らないでしょう。岩佐さんの毒のある実況を聞きたかったな~。
私の中でツボNo.1は、チリのリオスを「薄汚い」とおっしゃったことです。大爆笑でした!



Commented by toruiwa2010 at 2011-10-05 22:23
きのぴちサン、こんばんは。

薄汚い・・・そんな失礼なこと言わんでしょう?
本当に言いましたか?まずいなあ。ハハハ。

たぶん、1994年の全仏2回戦でサンプラスと
センターコートで対戦したときの印象を話したのでしょう。
ボールボーイが迷い込んできた感じだったのです。
67/67/46で惜敗しました。

いまさらですが、彼の名誉のために言うなら
ニューヨークのエレベーターで一緒になったときの
外出姿のリオスはものすごい2枚目でした。
Commented by しょう at 2011-10-05 22:42 x
リオスと聞いてやってきました、リオスファンのしょうです。

エレベーターのリオスエピソードはよく覚えています。
柳さんと盛り上がっていましたよね!
薄汚い発言は記憶にないのですが、
無精髭を話題にしていたことがあるような…、その流れですかね?
しかもリオスは靴下の長さがちぐはぐだったり、
ベンチの荷物が乱雑だったりしていたので、
そんな印象が声に表れていたのでは?(笑)
Commented by yukky528 at 2011-10-06 01:16 x
こんにちは。久々のコメントです。
私は今日有明に行っていました。生憎の雨でしたが、素晴らしい試合が続きました!ティプサレビッチvsトゥルスノフ、マレーvsバグダディス1回戦にはもったいない好カード!楽しみました。

昨日は3000本達成記念だったのですね。おめでとうございます。
コメントにはなかなか登場しませんが、継続してお邪魔していますよ。いろいろ騒動はありましたが、これからもマイペースに楽しみながら記事を続けてくださいね。こちらも毎日ではないですがマイペースに読んでいますので(笑)
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-06 06:58
しょう サン、おはようございます。

エレベーターで出会ったリオスのカッコよさ…
しょうサンだったら気絶したかもしれません。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-06 07:02
yukky528さん、おはようございます。

私にとって、ジャパン・オープンはナダルを見るための大会ですから
昨日は行きませんでしたが、カードを見てしまったと思いました。ハハハ。
読む人は毎日でなくていいのでしょうが、こちらは毎日「書かねば」の
気持ちに追いかけられているのです。ハハハ。
Commented by しょう at 2011-10-06 20:51 x
リオスのことを語れるのが嬉しくてまたまた来ましたw
はい、気絶したでしょう。
エレベーターですから至近距離ですね、間違いありません。

360度回転リターンや超逆回転ドロップ、ジャックナイフクロス返し等々
彼のテニスが大好きでした!
コート上でのふてぶてしさも。
錦織選手の振る舞いを見ていると
「あーもう中途半端だな、いっそのことリオスくらいやればいいのに」
などと思ってしまいます(笑)。
冗談はさておき、
プレースタイルからしても、目標としてもいいんじゃないでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-06 20:54
しょうサン、こんばんは。

私は同じエレベーターで
シャラポワと二人きりでしたが
気絶はしませんでした。ハハハ。
Commented by t at 2011-10-06 22:41 x
こんばんは。昨日の有明は好カードだらけだったみたいですね。
わたしも「しまった」と思ったひとりです・・・

ナダルですが、黄色とか赤とか黄緑の明るい色のイメージなので写真の紫のウェアは個人的には地味すぎてさびしいです。

お祝いを申し上げるのが遅れましたが、3000本達成おめでとうございます。これからも楽しく読ませていただきます。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-07 12:18
tさん、こんにちは。

昨日の試合のあと、「紫は好きな色の一つだ」と
言ってましたね。コート上で見ると、いい色ですよ。
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