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岩佐徹のOFF-MIKE

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Archives 「残念でした 村上春樹 3~突っ込みどころ満載だった1Q84~」11/10/10

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見落としているだけかもしれませんが、村上春樹が
今年もノーベル賞の選考から漏れたことについて
大きく取り上げた記事をほとんど見かけませんね。
それほど有力ではなかったということでしょうか。

文学賞は業績全体が対象になっているのでしょうが、
「1Q84」だけを取り上げれば、この物語を外国人が
理解し、評価するとは 私にはとても思えません。

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「読んでたまるか“1Q84”~分かった“フリ”はやめようぜ~ 」10/04/17

「予約したほうがいいかしら?」
「大丈夫ですよ、売れないから。前の2部だって評判よくなかったし…」
「私は好きで、ほかの作品も全部読みましたよ」
「そうですか(不満そうに)」
「主人には悪評でしたけどね」
「私と同じだわ(満足そうに)」

数日前、行きつけの本屋の店頭で妻と本屋の奥さんが交わした会話を
おおざっぱに再現するとこんな感じだったようです。
話題の中心はもちろん、村上春樹の「1Q84」BOOK3です。
昨日の午前零時に発売開始とかで、中には行列ができた本屋もあった
らしいですね。iPadの売り出しじゃあるまいし。ハハハ。

ここ10数年は、ほとんど原書(ミステリー&小説)しか読まない
生活をしていますが、時々は日本語のものも読みます。
「1Q84」はその数少ない“例外”のひとつです。
あまりにも大きな話題になっていたのと、妻が購入したからです。
わざわざ買う気はないけど、そこにあるなら読んでみようか…
それぐらいの関心度でした。

正直、2冊読むのにかかった時間を返してほしいと思いました。
読んでいるうちに、猛烈に腹が立ち、読了後と合わせて2度も
ブログに長文の記事を書きましたから、その時間も。ハハハ。
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村上ファンは若者を中心に大勢いるらしいですね。
あもししかも、翻訳されて海外でも高い評価を得ていますし、ノーベル・
文学賞の候補にさえ取りざたされているほどですから、その才能は
疑う余地がないのでしょう。

しかし、「1Q84」を読んだ限り、私にはその良さが理解できません。
純文学にありがちな“比喩”の多用…、いや“乱用”にあきれます。
はいはいはい。それこそが村上文学の面白さ・真髄じゃないか、と
言われることは覚悟しています。あれが好きなら“はまる”でしょう。
私にとっては、感心するような比喩はほとんどありませんでしたが。
また、純文学なら読んだあとに何かが残るはずなのに、私には混乱と
脱力感しか残りませんでした。

<<<皮肉でなく、この本に書かれていることを理解できた、と言う人は
“すごい!”と思います。私には、とても無理です。
ただし、文学って、こんなにややこしいものでいいのか?という疑問が
残ります。そして、“理解できた”人たちが、「“理解できない”とは
格好悪くて言えないから」との思いから、そうおっしゃっているのでは
ないことを祈ります。ハハハ。

…BOOK1-2読了後の「“駄作”としか思えない・・・」の終りのほうに
そう書いています。
どうか皆さん、正直になってください。分かった“フリ”をするのは
お互いにやめましょうよ。本当は分からないでしょう?ハハハ。

もちろん、BOOK3は読みません。
もっと言えば、読んでたまるか!の心境です。
青豆や天吾の運命にも、リトル・ピープルや空気さなぎとは何かにも
全く興味がありません。ハハハ。
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読んでみようかどうしようかと悩んでいるのでしたら、以下の2本の
記事をどうぞ。少しは参考になるかもしれません。
ただし、世間的に評価の高い人や物を簡単には認めないことが多い男、
つまり、私が書いた記事であることをお忘れなく。

・村上春樹「1Q84 」を読む~げに 純文学とはややこしきもの~ 
 http://bit.ly/9p58Pw
・「“駄作”としか思えない」 
 http://bit.ly/bVGeQT

タイミングがいいので、放送関係のシリーズを中断して
お届けしましたが、あまり反応がありませんでした。
関心がない…ということですかね。


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by toruiwa2010 | 2011-10-10 08:44 | 読書・歌・趣味 | Comments(22)
Commented by しょう at 2011-10-10 09:30 x
おはようございます。

本当にコメントが少ないですねえ。
タイムリーで、毒があって興味深い内容だと思うのですが。
ただ、村上ファンの皆様はコメントするのが難しい記事ではありますね(笑)。

純文学というジャンルは分かるようで分からないのですが、
コメント3に投稿されていた
<アンダーグラウンドに一部の固定ファンがこっそり楽しむタイプの娯楽>
というのは的を射ている表現だと思いました。
はっきりと2層に分かれてファンが存在し、
表立って騒ぎ立てる層だけを取り上げ、それがブームになっているために、
どことなく違和感を覚えてしまうのではないでしょうか。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 11:19
しょうサン、こんにちは。

よみかえしてきると
我ながらよく書けているのですが・・・
自分で言うしかありません。ハハハ。

ただ、“違和感”を覚えたのは間違ってなかったと
自信が持てます。ハハハ。
Commented by shin555 at 2011-10-10 12:00 x
私、クラブ・読むもんか!の会員ですし、当然読んでいませんし
ノーベル賞候補になっていたなんで知りませんでしたし、興味ないですし・・・

と、コメントさせていただきます(^_^;) 失礼しました(笑)

ただし面白かったこのエントリーをまとめて再読できたので
3日間、楽しい連休の朝になりました♪
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 12:09
shin555さん、こんにちは。

会員らしいコメント、結構でした。ハハハ。
Commented by ヤップンヤン at 2011-10-10 15:26 x
私の相方は外国人で、先ごろ、英語版のノルウェイの森を読んだみたいですが、"So-so”というという言葉が返ってきました。
好みの問題、翻訳レベルの問題ですかね…。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 16:20
ヤップンヤンさん、こんにちは。

最初の記事で指摘した“妙ちきりん”な
文章の中には日本語としても通じないものがあります。
訳者が外国人ならもっと理解不能でしょう。
まして、それをほかの国の言葉に置き換えるなんて・・・

それはまるで 番地のない見知らぬ街で初めて訪ねる
親戚を探し当てるような途方もない作業だった・・・と
ハルキなら書くかも。ハハハ。
Commented by masa at 2011-10-10 18:37 x
岩佐さん、こんにちは。
「1Q84」なんだかなつかしいです~もちろん私はBOOK3読みましたよ。ちょっと帳尻合わせっぽかったですけど。

もしかしてノーベル賞が取れなくて村上春樹もがっかりしてるような報道のされ方してませんか?
ご本人は賞を取るために小説を書いてる訳じゃないから賞に関心はないけど、賞金がついてくるからもらえるものはもらうって発言を以前してましたがどうなんでしょうね。
ノーベル賞って確か賞金の額、大きいですよね(^^;;;
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 18:50
masaさん、こんばんは。

賞金は確か1億円ぐらいだったですよね。
「1Q84」でナンボ稼いでんねん、と
突っ込んでる人が多いことでしょう。ハハハ。

ま、金のため・・・っていうのは、字義どおりではなく
なにか意味があるんでしょうけど。
Commented by らすかる at 2011-10-10 20:17 x
岩佐さん、こんばんは。
コメントが少ないのは連休でお天気が良かったからではないでしょうか。

「ノルウェイの森」を読んだとき、ああもうこの人の作品はたぶん読まないだろうなと思いました。
なぜかを真剣に考えたことはなかったですが今回のブログを読んで明確になりました。
私には(も?)文章がなかなか入ってこず読むのに疲れてしまったからです。ですので「IQ84」も読んでいません。
今回その点を指摘されていて、同じような方はいらっしゃるのだなと思いました。

あとは好みの問題なので私はオリジナル作品を「読まない」を選択しますが、
ドキュメンダリーの「アンダーグラウンド」や翻訳ものを目にすると("読む”ではなくて”文字を追うと”の意味です)あまり感じません。これもなぜだろうと思っていましたがたぶん同じ理由だろうと思います。フィクションの時は想いを込められるのでしょうね。
Commented by 赤ぽん at 2011-10-10 20:31 x
岩佐さん、こんばんは。

連休中出掛けておりまとめてこの数日分を読ませていただきましたが
大変面白かったです。
僕は短編集の地底に居るかえるくんが世界を救うようなのを読んで
???マークが浮かんで以降、皆さんと一緒で読むもんかクラブの
会員です(笑)まったく理解ができませんでした。
比喩の乱用・・・なるほど納得です。
流行り物に弱い日本人(の一部)はこれからも読み続けるのでしょうね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 20:36
らすかるサン、こんばんは。

連休を考慮に入れても・・・
ブロガーは欲張りなので。ハハハ。

純文学でも読みやすいものも
あるんですけどね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-10 20:39
赤ぽんサン、こんばんは。

はやりもの・・・というより、
一種の“ファッション”になっているようなのが
気になるのです。
Commented by chibita at 2011-10-10 23:03 x
岩佐さんこんばんは。
単純な疑問なのですが、村上春樹をここまで持ち上げたのは一体いつ、どこで、誰が、なんでしょう?いつのまにか…ですよね。

きちんと読んだ事はないので何ともいえませんが、村上春樹っていいよね。って言う人に会うと、一時ボジョレーヌーボー解禁に群がってた妙な人々の光景に似てる気がします。
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-11 07:06
chibitaさん、おはようございます。

ブームの仕掛け人は必ずいます。
今なら広告代理店などがからんでいるでしょう。
村上本の場合は、発売まで秘密主義をとるなど、
出版社が売るための画策をしてますよね。
BOOK3の発売はたしか、真夜中でしたね。
商魂…ハハハ。著者に責任はありませんが、
あざといですね。
Commented by hiroyuki229 at 2011-10-11 14:58 x
高校生頃、当時ベストセラーと評判だったノルウェイの森を読み、読了後直ぐに燃やしました 
ムラカミはファッションであって文学ではない
私もそう思います
Commented by toruiwa2010 at 2011-10-11 15:05
hiroyuki229さん、こんにちは。


ハルキ=ファッション説は成立する・・・ということで。
ハハハ。
Commented by ゼンマイ at 2014-03-11 02:36 x
はじめてコメントさせてもらいます。

「比喩の乱用」的を得た表現ですね。そこにファッション性があるなら一つのブランドとしてよろしいのではないでしょうか。
学生の頃を思いだし、大人になった今読んでみましたが、相変わらずの村上ワールドでした。ただ、若い人達が興味持って文学のあれこれを日常会話に盛り込むきっかけとなるなら村上ワールドもまたよしではないでしょうか。

私は物書きではないので、誰のどんな文章を読んでも、いつも活字の魅力に満足して本を閉じます。
マスメディアの背景まで読み取りだすと、ジャーナリズムが絡んできますので、ただ、純粋に書物としてとらえれば、面白いストーリーだったと思います。

デジタルは肯定から、アナログは否定から入ると言われておりますが、賛否両論含め、良し悪しを自分で判断しながは文字と向き合える楽しみで見れば、楽しめる作品だと感じました。

それも踏まえて作中では
「ただ、目の前の事を受け入れなくてはいけないのだ」と念をおすように何度も言われていたのかもしれませんね。

長くなりコメントスペースを汚してしまいましたが、他の記事も楽しみにブログ閲覧させてきただきます。
Commented by toruiwa2010 at 2014-03-11 07:01
ゼンマイサン、おはようございます。

古いエントリーをよんでいただいて・・・

この本がほとんど初めて読む村上春樹の小説だったので
あなたが言うファッション性に面喰いました。
そして、自己満足しか感じ取れない比喩オンパレードを
分かったように言うハルキストに違和感がありました。

まあ、自分に文学を語る素地がないことは自覚してますが。
ハハハ。
Commented by ゼンマイ at 2014-03-11 10:45 x
岩佐さん、とても早いお返事ありがとうございます。

ハルキスト・・・良くも悪くも巷で耳にすることが増えました。出版社の方達が、意図して作った皮肉なのかもしれませんね。

過度な擁護は時に怖さを感じます。村上春樹さんはそれを望んで自分の世界を執筆しているかもしれませんが。
私も大きな事を言えるほどの才は持ち合わせていませんが、このような場で、沢山の意見の一つとして埋もれることは純粋に楽しませてもらってます。(あまりハルキスト寄りには行きたくありませんが)

話はそれますが、自分はあまりネット媒体からの情報は得ません。リーズナブル過ぎて、一過性よりも素早く意識から去ってしまうからです。ただ、岩佐さんのブログはとても熟読させてくれます。

発信する方の熱意と思いに引き込まれます。

是非今後も楽しみに拝見させていただきたいと思います。

Commented by toruiwa2010 at 2014-03-11 11:02
ゼンマイさん、こんにちは。

熟読・・・ありがとうございます。
どれだけ思いを込めても伝わらないことが多くて。
ハハハ。
Commented by おまめ at 2017-03-03 01:08 x
僕はついこの前、国公立大の試験が終わり、何か本が読みたかったので、とりあえず1q84を読んでみようと思い、手に取りました。(村上作品は初めてです)
受験で活字に触れていなかったせいか、村上氏の比喩の乱用による丁寧な描写がとても新鮮で美しく感じました。読み終わった後味もじわじわと温かいもので、個人的にはこの作品をとても気に入りました。

しかし、このサイトに来て経験豊かな方が読むとそんな風に見えるのかと衝撃を受けました。実際僕は内容はほとんど理解できていないと言ってもいいぐらいなのでしょうが、それでも、読んでよかったとは思いました。
まだまだ読書の仕方も知らず、大した批評もできませんが、ちゃんと本を読めるようになりたいと思いました。

またちょこちょこおじゃましに来ると思います。ありがとうございました。
Commented by toruiwa2010 at 2017-03-03 10:09
おまめサン、こんにちは。

比喩の乱用が新鮮…
入口で私と違う反応だったんですね。
村上作品に抵抗なく入れたのは
めでたいのかもしれません。
妻は愛読者ですが、私はダメでした。
そういう作家なんだと思ってます。
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