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岩佐徹のOFF-MIKE

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「2ヶ月が過ぎました~転倒・骨折 始末記~」11/12/13

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2011年10月8日、私はテニスのジャパン・オープンを観戦するため…正確には ナダルを
見るために有明テニスの森に向かっていました。
普段ならゆりかもめの最寄り駅から徒歩で行くのですが、この日は家を出るのが少し遅れ、
会場に着くのがぎりぎりになりそうだったので、お台場公園駅で降りました。
ここからだとワン・メーターなのでタクシーに乗ることにしたのです。

改札を出て階段をトントントンと“軽い足取り”で降りて行きました。11時40分でした。
降りきったとき 無意識でしたが、気持ちは 視界に入る道路を走る車の中からタクシーを
探していたのだと思います。そのために足元への注意がおろそかになっていたようです。
最下段から数メートル先にあった5cm足らずの段差に気づきませんでした。
右に曲がって歩道に出ようとしたとき、この段差にかかった左足首が左側にグキッ…
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よろめいて勢いがついた体はコントロールできず、2,3歩つんのめるのが分かりました。
「まずい、このままだと顔面から路面に突っ込むことになる」と思い、とっさに体を左に
ひねりました。背中から落ちようと考えたのです。しかし、悲しいかな 73歳の運動能力は
脳からの指令を忠実に実行することができませんでした。私の体は十分に回転しないまま、
右肩から激しく歩道にたたきつけられたのです。回転の途中で胸のポケットからiPhoneが
飛びだして路面をすべっていきました。あちゃあ。

「あっ」という女性の声が聞こえました。
まず、頭に浮かんだのは「やっちゃったよ」、続いて「相当みっともないことになってるぞ。
人がいる。しっかりしようぜ」でした。
かなりの“修羅場”なのに、体裁が気になっているのですから手に負えません。ハハハ。

「転がったままではカッコ悪い」と思い、上半身を起こしてその場に座り込みました。
不思議なことに、持っていたペーパーバック、薄手のセーターと駅で買った水のボトルは
手から離していません。体をひねったとき、抱え込むような体制になったのでしょう。
両手が自由だったらひじや手のひらをすりむいていた可能性があります。
もうひとつ、体が回りきらなかったことで鎖骨を折ってしまいましたが、“計画”通りに
回転していたら頭を打っていたかもしれないのです。
思い通りにならず、却って 致命的なケガをせずに済んだとも言えるのです。
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そんなことは、もちろん、あとになって考えたことです。
人が近づく気配があって「大丈夫ですか?」と、中年の男性から声をかけられました。
「はい、大丈夫です」と答えました。
歩道のほぼ真ん中でしたから、邪魔にならないよう 車道の方に行こうと考えました。
立ち上がろうとしたとき、右の肩甲骨のあたりがしびれているのが分かりました。

いざ、立ち上がると左足の甲に痛みが走りました。構わず車道との境にある柵をまたいで
そこに腰をおろしました。「さて、どうするか?」…
iPhoneを見ると斜めにキズがついていましたが壊れてはいません。救急車を呼ぶべきか
どうかについて考えましたが、答えはすぐ出ました。Noです。
肩も足も 痛みは我慢できる範囲だったからです。

テニス会場に行けばドクターがいることを思い出しました。
選手だけでなく、観客の病気やけがに対応するためにどんな大会でも医務室はあるのです。
診断の結果「病院に行け」と言われたらそうしよう、と考えました。グッドアイディア!
ナダルの試合も見たいしなあ、という未練もありつつ、タクシーで会場に向かいました。
ハハハ。
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…ドクターは専門外だったようですが、丁寧に診てくれました。
この時点では腫れもなく、腕は横にも上にも動かせました。
「折れてはいないようですね。ただ、冷やした方がいいですよ」という診断でした。

試合開始の時間がせまっていたので、足を引きずりながらスタンドに上がり、記者席に
陣取って試合を見守りました。
フィッシュとの準決勝…第1セットは少しもつれたものの、結果的にはナダルが順当に
勝って、決勝進出を決めました。

試合の途中から足の痛みが増していました。甲の左 外側です。
もともと、ナダルの試合だけで帰る予定でしたから、引き揚げることにしました。
タクシーで海浜公園駅に戻り、ゆりかもめで新橋に向かっている間にも、少しずつ痛みは
増して行きました。
「これはまずい。病院に行った方がいい」とそのとき初めて思いました。

土曜日の午後だったので 妻に電話をかけ、近所で週末も診療している病院を調べてくれと
頼みました。10分後にかけ直すと、行ったことがある病院が4時半までなら受け付けて
いることが分かりました。歩くことが相当厳しくなっていたので、贅沢ですが、そこから
タクシーに乗って向かいました。

病院は混んでいて、診察室に入るまで1時間半ぐらいかかったでしょうか。
看護師がセットしたレントゲンを見るなり 年配のドクターは「ああ、折れてますねえ」と
“こともなげに”宣告しました。その瞬間まで、折れているとは思っていなかっただけに
虚をつかれました。 “骨折=腫れ”という先入観念がありましたから、「腫れていないし、
どうせ“強度の打撲”という診断だろう」とタカをくくっていたのです。

骨折は 左足小指(第5中足骨)と右の鎖骨の2ヶ所でした!
このとき、頭に浮かんだ言葉…分かりますかね。
「わあ、ディアゴナルじゃないかあ」でした。スペイン・バルセロナの中央を“斜めに”
切り裂いて走る大通りの名前です。
サッカーの戦術の中でも使われる言葉ですが、意味は“対角線”です。ハハハ。
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いや、笑い事じゃありません。
73年の人生で初めての骨折です。痛かったわけです。

鎖骨をやられているので松葉づえは使えません。左足は添え木をした上で包帯を巻かれ、
肩は姿勢を正しくするためのストラップをつけられて家に帰りました。
その日から窮屈な生活が始まりました。

右手にものを持つと肩に痛みが走る。
よって、スプーン、フォーク、歯ブラシ…右手で扱いにくくなる。
おなじく、食事は箸を使わないでいいメニューを妻に頼む。
さらに、歯ブラシは電動式を使う。

歩くとき、左足はかかとで着地しなければいけない。
よって、家の中では妻特製の靴下をはく。
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寝るとき、肩のストラップや足の添え木が気になる。
肩と足 ともに負荷をかけたくないので寝がえりを打つのが怖い。
よって、安眠ができない。

いずれも 少しずつ改善されて、今では“日常生活”にかなり近づいています。
ただし、かかと着地はまだ続いています。足首固定のホルダーもつけているので
普通に靴を履いて外出することはできません。
ひたすら、時間の経過を待つだけです。

お年寄り、および、お年寄りが身近にいる方は“段差”にくれぐれもご注意を。
“発生”から現在に至る経緯は毎週土曜日に報告してきたとおりです。
興味ないでしょうけど。ハハハ。

駅周辺の写真は海浜公園駅を利用している方にお願いしたものです。
ツイッターで呼びかけた結果です。ありがとうございました。

by toruiwa2010 | 2011-12-13 10:11 | blog | Comments(12)
Commented by Vevey at 2011-12-13 13:55 x
岩佐さんこんにちは。
駅の出口の様な不特定多数の人が利用する所に、何故5cmもの段差
を作るのでしょうかね?1cmでも骨折すると言われていますが。
設計した人は転んで骨折した人がいると知るべきです。アメリカなら訴訟もの?

かく言う私も3月に自宅で階段を踏み外して、右足親指を骨折してしまいました。でも添え木はしませんでしたね。
人差し指を添え木代わりにして、ギブスで固定されただけです。
それでも普通の靴は全く履けないので、通販で介護用のシューズを買いました。左右サイズ違いや片足だけでも購入可で、取り替えも自由、右足25.5cm5E、左足23cm2Eなんて選べるので、両足同じ高さで歩けるだけでも楽なんだとわかりました。トホホ。
親指なので、テニス再開するまで4ヶ月かかりましたが、小指なら
もう治っている頃では?
ギブスを外して驚いたのは、折れてない隣の指も全く動かなくなっていたことでした。自己流リハビリでしょっちゅう指を動かして、かなり改善してきましたが、曲がりは治らないようです。
鎖骨の方がやっかいですね〜お大事に!
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-13 14:15
Veveyさん、こんにちは。

アメリカなら確実に訴訟ものですね。
いろいろ情報、ありがとうございました。
参考にさせてもらいます。
私の場合は完全無職なのでのんびり
やらせてもらってます。ハハハ。
Commented by しょう at 2011-12-13 19:24 x
岩佐さん、こんばんは。
痛みに強いばかりに早めの対処ができず悪化させる、
というお手本のようなエピソードですね。
ナダルがすぐそこにいるんですもの、
少々の痛みは放っておいたお気持ちはよーく分かります。
私も痛みに強い方ですので、恐らく同じ選択をすると思います。

しかし、冷静に読み直してみると、
一歩間違えば頭部強打で救急搬送にもなりかねなかったではないですか。
笑い話にできるほど、順調に回復されているのですね?
何よりです。
Commented by 老・ましゃこ at 2011-12-13 19:39 x
介添えされる心づかいのお手本のよう!
岩佐さんのおみ足に世界一優しい靴下を拝見させていただきました…(^^)
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-13 20:06
しょうサン、こんばんは。

骨折=腫れる…が、なぜか強く刷り込まれていたのが
敗因ですね。確かに、重傷と紙一重でした。
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-13 20:08
老・ましゃこ サン、こんばんは。

ゆったりした靴下は去年私が買ったものです。ハハハ。
Commented by kanada at 2011-12-13 23:29 x
岩佐さんこんばんは。
少しずつ回復しているようで、何よりです。
きっと今年は紅葉を楽しむような機会がなかったと思います。少し気が早いですが、桜の季節にはまた自由に飛びまわれるようになるといいですね!
Commented by Shin at 2011-12-14 01:59 x
岩佐さん、こんな時間に失礼しますが、おはようございます。
私がシドニーに駐在中、当時63歳の上司が出張で来て、会議後の会食で泥酔して、2階にあるバーの階段で足を踏みは外して6段下の踊り場に落下、頭を強く打ってそのまま意識を失いました。セキュリティがすぐに救急車を呼んでくれて、そのまま緊急入院。診断結果はクモ膜下出血で血栓が溜まり、頭蓋骨に穴を開ける緊急手術。生死を彷徨いましたが、奇跡的に後遺症もなく、退院後に帰国していきました。拝読していると当時の光景を思い出しましたが、頭を打たれなくて本当によかったと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-14 09:05
kanadaサン、おはようございます。
紅葉は全くダメでした。
桜まで待たせないでください。せめて
梅の季節には・・・と。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-14 09:07
Shinサン、おはようございます。

先輩アナにも、泥酔して新宿駅の階段から転落し、
いまも体の不自由な人がいます。
考えれば考えるほど、ラッキーだったかも、と
思います。
Commented by 瀬戸の生ガキ at 2011-12-14 18:03 x
大人になってふいに転ぶと 思わぬ大怪我になりますね。
みなさんの話も 大事(泥酔とくに)で怖いですもんね・・

冷えてくると痛みはありませんか?岩佐さん。

私は交差点の真ん中で、靴紐が反対の靴にひっかかり転んだことがありますが、一瞬の出来事のようでも地上までの間
スローモーションの様にいろいろ見えていたり 考えていたりしますよね(笑)

でもやはり「お体裁」が一番先に来るのはなんなんでしょうか・・
私は手のひらとあごを擦りむきましたが、たおれたまま気を失ったふりをしようかと ホント思いました。トホホです

もう少し我慢がいるかもですが、温かくしてキッチリ治してくださいね。
Commented by toruiwa2010 at 2011-12-15 07:41
瀬戸の生ガキ さん、こんばんは。

骨折や傷は寒いと痛むとよく言いますが、
幸い今のところ、そんなこともなく・・・。
もっとも外に行きませんからね。ハハハ。
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