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岩佐徹のOFF-MIKE

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“言葉の省略”の続き~岩佐徹的アナウンス論 16~12/02/25

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・・・つづき

言葉の省略とは意味が違いますが、センテンスを短くすると伝わりやすいと思います。
「WOWOWの岩佐ですが なにか?」という自費出版の本を書いて、友人や希望される
視聴者に配ったときアドバイスをもらいました。
出版社勤務の経験がある友人から「ひとつひとつの文章が長すぎる」と言われたのです。
一瞬ムッとしましたが、読み直してみると、短くできるところを意味もなくつなげている
ところが多いことに気づかされました。無駄に長い…最低です。ハハハ。

たとえば、フジテレビ入社試験のところにこう書いています。

数日後に行われた、簡単な原稿を読むだけの1次音声テストでは、
控え室で目を通すと、「只管」という文字があって、これをどう読むのか
分からず、あせりました。


今なら、こう書きます。

数日後に1次音声テストが行われました。簡単な原稿を読むだけですが、
控室で目を通すとその中に「只管」という文字があって、焦りました。
どう読むのか分からなかったのです。


「たいして変わらない」などとは言わないでください。ハハハ。
明らかに違いがあって、あとの文章の方がずっと頭に入りやすいと思います。
文章は目の前に文字がありますが、テレビやラジオでアナウンサーが話すことは文字で
確認できません。長くなると、主語と述語の関係や全体の流れが分かりにくくなるのです。
センテンスを短くすれば、それぞれの文章の中で“完結”するので、全体も理解しやすく
なるのだと思います。
このことは、同じことを伝えるのでも、プロなら言葉数を少なく、というアナウンサーの
あるべき姿とも合致します。

ブログでも、ここ数年の記事はできるだけセンテンスを短くするように努力しています。
記事全体は相変わらず長いままですが。ハハハ。
毎日 やっていると、やがて文章を短く“きざむ”作業が楽しくなるから面白いものです。
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ツイッターを始めてからは 言葉の省略とセンテンスを短くすることが一つになりました。

私のツイートは長いのが特徴です。せっかくつぶやく以上中身のあるきちんとしたことを
書こう、と思うわけです。迷惑な人もいるでしょうが気にしません。ハハハ。
つぶやきたいことをとりあえず書いて見る。長くなったら、削る。140文字に収める…
大体、そんな作業です。言葉を省略すればセンテンスを短くすることにつながりますし、
全体として文章がスリムになります。150~160文字だった文章をうまく添削して、最後の
「。」でちょうど140文字になったときには快感があります。ハハハ。

ツイートには2種類あるようです。何かが“ひらめいた”瞬間に、その思いを言葉にする
文字通りの呟きと、まとまった意見・感想として世間に“発信”するツイートです。
私の場合はほとんど後者です。文章を整理する作業に時間がかかり、送信したときには
少しタイミングが外れていることが多いのが特徴です。どんな特徴やねん!ハハハ。

話が少し横道にそれますが、“言語”は面白いと思います。
日本語に比べると英語のほうが短い時間により多くの情報を伝えることが出来る…
従来、そう言われてきました。
映画の“吹き替え”を考えると分かりやすいでしょう。
英語のせりふを忠実に日本語に置き換えてvoice over(吹き替え)すると、こぼれます。
日本語のほうを削らないと、俳優はすでに口を閉じているのに、まだセリフが流れてくる、
という珍現象がひんぱんに起きてしまいます。
一定の時間内に伝えられる情報量は圧倒的に英語のほうが多いのです。
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しかし、ツイッターを始めてから今さらのように気付いたのですが、“文字数”で考えると、
逆の現象が起きます。

The Larry King Cardiac Foundation dinner is 3/6 at the Ritz Carlton in DC.
Aretha Franklin is the entertainment. For ticket info LKCF.org
…アメリカの有名なテレビ司会者、ラリー・キングのつぶやきですが、たったこれだけで
138文字もかかっています。

ラリー・キング心臓病財団のディナーは3月6日、DCのカールトン・リッツで開催。
アレサ・フランクリンが唄う。チケットの情報はLKCF機構まで。
…どこか間違っているかもしれませんが、私が訳した日本文は72文字です!

キツネにつままれた気分でした。

ただし、少し考えれば 英語は子音と母音が別々なのに対して日本語には漢字がある上、
ひとつのかな文字にも子音と母音が同居するなど“有利な点”は多いのです。
ツイッターで情報を伝えるとき、日本語は英語よりはるかに少ない文字数でいいのです。
何かを勘違いしているような気もしますが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-02-25 08:40 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(10)
Commented by ヤップンヤン at 2012-02-25 14:49 x
勘違いされていないと思いますよ。香港は英語と中国語の両方が公用語なので、政府の文章、携帯電話の請求書などすべて2ヶ国語が準備されています。日本語同様、漢字だけの中国語は英語と比べると圧倒的に短いです。法律関係の本などでは厚みの差は全く違います。言語にはそれぞれ特徴があるのでおもしろいですね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-02-25 14:58
ヤップンヤンさん、こんにちは。

勘違いは・・・いずれアナウンス論に書きますが、“保険”です。

1971年にリトルリーグの中継で台湾に行った時を思い出します。
テレビでドラマをやっていました。私の耳には中国語に聞こえるのに
字幕が出ていました。画数の多い感じが矢継ぎ早に・・・。
コーディネーターに聞くと、大陸から台湾に逃げてきた人には
理解できないからだ、ということでした。

テロップ書くやつは大変だ、と思ったものです。ハハハ。
Commented by ヤップンヤン at 2012-02-25 15:37 x
台湾の北京語と中国本土の北京語はなまりが違うからでしょう。”英語”と”米語”以上の差があります。私は台湾人の話す北京語のほうが聞きやすいです。
香港ではニュース番組もドラマも、バラエティーも全て字幕が入ります。耳が聞こえない人のための配慮もあるらしいです。映画は英語と中国語の2ヶ国語の同時字幕表示。私は話すのは英語のほうが得意ですが、字幕は漢字を見ます。英語で難しい医療専門用語は単語を知らないとお手上げですが、漢字字幕を見ると一発でわかりますので(笑)。比較できるので英語と中国語の学習にもなってます(私にとってですが)。
Commented by toruiwa2010 at 2012-02-25 16:10
ヤップンヤンさん、ちょうど、台湾に滞在中に
雫石で民間機と自衛隊機が空中衝突する事故がありました。
新聞の記事で、ボーイングを「破音727」と書いてあったと
記憶しています。正しいですか?
Commented by ヤップンヤン at 2012-02-25 16:53 x
波音だと思います。ちなみに中国語では波(bo)、音(yin)(=ボーイン)と発音します。できるだけ原音に近い漢字を当てています。カタカナ表記に近い考えですね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-02-25 16:55
ヤップンヤンさん、そうそう波音でした。
思い出しました。
Commented by えそらいろ at 2012-02-25 21:35 x
こんばんは

ツイッターの文字数は全角/半角は考慮しないんですね。
日本語にしても中国語にしても、文字数は少なくて済んでも、
画数は圧倒的に多そうですね(笑)
Commented by toruiwa2010 at 2012-02-25 22:03
えそらいろサン、こんばんは。

文字数と情報量は必ずしも比例せず。ハハハ。
Commented by 2nd_gess at 2012-02-28 05:49 x
こんにちは。
日頃から自身のブログの文をあーでもない、こーでもないと読み返したり編集したりする私は「センテンスを短くする」というところに食い付いてしまいます・・・楽しんでる訳ではないのですが。
一度投稿したエントリーを(誤字も含めて)修正・編集することもよくあるんですが、やはり反則でしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2012-02-28 08:15
2nd_gessさん、おはようございます。

投稿後に修正することはしょっちゅうあります。
指摘されたり、自分で気づいたり、いろいろですが、
よりいいものを、と思っています。
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