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岩佐徹のOFF-MIKE

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評判倒れの「ヒューゴ」~「ものすごく…」は85点~12/03/07

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「ヒューゴの不思議な発明」80

1930年代初めのパリ。
広いサン・ラザール駅の構内はいきかう人々で混雑していた。
コンコースの高い位置にある大時計の文字盤の隙間からヒューゴが見下ろしている。
父が急死し、叔父に引き取られた彼は時計守りとしてここで暮らしているのだ。
厳しい公安官の目をかすめて、食べものなどを盗んで日々を過ごす孤独な少年の唯一の
慰めは父が残した壊れた機械人形を修理することだった。

ある日、彼は構内でおもちゃ屋を営む老人に盗みの現場を見つかり、大事にしている
ノートを取り上げられてしまう…
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…結論は、正直、“そこまで”の映画とは思いません。えらい愛想なし。ハハハ。
メルヘンだし 映像も楽しいですから、子供連れで見に行くのはいいかもしれません。
楽しいと思う大人もいるでしょう。しかし、私はそれほど面白いとは思いませんでした。
途中で妻が「大丈夫?」と聞いてきました。「面白いか?我慢できるか?」という意味です。
そう、初め、私の“見たい”リストからは外れていました。食指が動きませんでした。
妻は 自分が見たがっているそぶりを見せたために私が無理をしたと思っているのです。

見たくもないものを我慢して見に行く…そこまで優しいわけじゃありません。ハハハ。
アカデミー賞11部門で候補になり、5部門を制した話題の作品ですから、不定期ながら
ささやかな映画レビューを書いている以上 見なければ、と思っただけです。

主要部門が獲れなかった理由が分かる気がします。
「アーティスト」は未公開ですから 比べようがありません。
しかし、これまでに見た「マネーボール」や「ものすごく…」の方が面白かったです。

原題は「HUGO」です。邦題のつけ方に疑問あり、です。
ドラマの中の少年と不思議な発明には何の関係もないのですから。
まあ、これを言い始めるときりがないですけどね。ハハハ。


「ものすごくうるさくて…」85

パパが死んだ。崩れ落ちたあのビルで。
一緒に調査や探検ごっこをしてくれる大好きなパパだった。
学校から早く家に帰されたオスカーは留守電でパパの“最後”の声を聞いた。家族を案じ、
自分は大丈夫だと告げていた。

事実を受け入れられないオスカーだったが、1年後のある日、パパの部屋に入った。
クローゼットの棚の上から古いカメラを取ろうとしたとき、横にあった花瓶が落ちた。
粉々になった破片の中から小さな紙袋が見つかる。Blackと書かれた袋に入っていたのは
どこのものとも知れぬカギだった。

カギに合うカギ穴探しの旅が始まった。
マンハッタンの電話帳をもとにBlackという名字を持つ人の家を訪ね回った。
通りを隔てたアパートに住む祖母の“同居人”が途中から加わって調査は続く…
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世界の代表的な都市、ニューヨークはたくさんの映画やドラマで舞台になっています。
“9.11”を織り込んだものも多いです。しかし、ほとんどが大人たちの受けたキズについて
描いたものでした。
この作品のように“子供目線”であの悲劇を見たものはおそらく初めてだろうと思います。
考えてみると、あの事件で親兄弟を亡くした子供も大勢いたはずなのに 彼らの心にどんな
キズが残されたのかについての映画はなかったのです。

うわべは普通の子供のように見えるオスカーですが、深いトラウマを背負っていました。
カギだけを頼りにマンハッタンを隅から隅まで探して歩く少年の内面は初めそれほどとは
思わないのですが、かなり深く傷ついていたことが分かります。

母親役のサンドラ・ブロックがいい演技を見せていましたが、驚くのはオスカーを演じた
トーマス・ホーンです。演技の経験はまったくなく、テレビのクイズ番組に出たのを見た
プロデューサーにスカウトされたらしいですが、唸るほど見事な演技です。
もちろん、プロデューサーの眼力にもビックリです。ハハハ。


「キツツキと雨」80

南を向いた斜面の杉木立にチェーンソーの音が響いていた。
克彦(役所広司)はときどきボトルの水を口にしながら黙々と作業を続けている。2年前に
妻に先立たれ、就職浪人中の一人息子と暮らしていた。
急斜面を一人の男が上ってきた。しばらく作業をやめてもらえないかと言いに来たのだ。
近くで撮影をしている映画の助監督だった。

気のいい克彦と映画スタッフの付き合いはそんな形で始まった…
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ものすごくいい映画だと書く気はありません。しかし、上映中に席を立とうという気にも
なりませんでした。見る人の年齢層や好みによって評価には大きな差が出るでしょう。
私の採点は、85点じゃない。だけど、75点でもないなという意味の80点です。ハハハ。
小品ですが、一生懸命に作った空気が伝わります。
“ほんわか”とした空気が漂う不思議な映画です。そう思わせる源は たぶん役所広司が
かもし出す空気だろうと思います。芸の幅が広く、奥行きもある役者ですね。彼なしでは
この映画は成り立たなかったでしょう。


「人生はビギナーズ」80

オリバー(ユアン・マクレガー)が部屋を片付けている。不要になった薬はトイレに流し、
残すものと捨てるものを分別して行く。足元には犬のアーサーがまとわりついて離れない。
オリバーはこの部屋の主だった父親、ハル(クリストファー・プラマ―)が亡くなったので、
あと片づけをしているのだ。
父は母が亡くなったあと75歳でゲイだったことをカミングアウトし、ときどきオリバーの
世話になりながら気ままな人生を送っていたのだった…

“差別”する気持ちはこれっぽっちもありませんが、75歳から本格的にゲイ人生を歩む
男の映画は見る気になりませんでした。
しかし、プラマーが82歳でアカデミー助演男優賞を獲ったことで気持ちが動きました。
正直なところ、彼の演技が本当に受賞に値するのかどうか、私には判断がつきません。
個人的な好みで言えば、「マネーボール」のジョナ・ヒルの演技に強く惹かれます。

85 ものすごくうるさくて… 心に深い傷を負った少年を演じたトーマス・ホーンに驚く
80 キツツキと雨 ほのぼのした映画で2時間を楽しめる 役所広司ありきの作品かも
80 昼下がり、ローマの恋 オムニバスとは知らなかった!デ・ニーロの出番も3分の1
70 ザ・レッジ 2.5流作品 特に序盤はひどい 付き合い始めのカップルはやめた方が…
80 人生はビギナーズ これもゲイが理解できないと映画のよさが分からないのかも
80 ヒューゴの不思議な発明 アカデミーで主要部門が獲れなかったのは分かる気がする
by toruiwa2010 | 2012-03-07 09:58 | 映画が好き | Comments(9)
Commented by hiroko_joan at 2012-03-07 11:51 x
岩佐さん、こんにちは!

ものすごくうるさくて…に興味があるのですが、映画は全体的に良かったですか?

本当に良かった作品は、90or95点になるのかな?
Commented by toruiwa2010 at 2012-03-07 12:05
hiroko_joanサン、こんにちは。

85点でした。私のものさしは・・・

95:お勧めしたい
90:大満足だった
85:見るに値した
80:料金分は楽しめた
75:見なくてよかったかも
70:金と時間を返せ

・・・ですから、判断してください。ハハハ。
少年の演技には驚きます。
Commented by safina at 2012-03-07 17:51 x
こんばんは~♪
『ものすごく・・・』は『ドラゴン・・・』と同じ85点だったのですね(^^)
本当に少年の魅力には心打たれました。
と同時に、3つの「父と息子」にも面白さを感じました。
最後が何かの「鍵を開けた」で終わらなかったところと
母親とのシーンで救われた気分になったこと・・・とても良かったです。
これも原作を読んでません。
映画の前に読まなかったから感動できたのかな、とも思っています。
岩佐さんは映画を見る前に原作を読まれますか?
すでに読んだ本が映画化されるケースもあるでしょうね(^^)
Commented by toruiwa2010 at 2012-03-07 18:05
safinaサン、こんばんは。

原作を読んでいたのは「ドラゴン」だけです。
そして、小説と映画は別物だと考えてています。
Commented by hiroko_joan at 2012-03-07 19:06 x
わざわざ点数の目安まで教えて頂き、ありがとうございますm(__)m

しかし、70点で金と時間を返せとは手厳しいですね~。
Commented by toruiwa2010 at 2012-03-07 19:13
hiroko_joanさん、

70点で金と時間を返せとは手厳しい・・・
過去の実績をチャンと読めば、私の採点が
世間より5点ぐらい甘いことが分かるはずですが。ハハハ。
Commented by hiroko_joan at 2012-03-07 19:48 x
70という、中の上(上の下!?)位の点数をつけているのに、結構評価が厳しいので不思議に思ったんですよ。

私なら、20~30点で金と時間を返せって言うかなぁと思って。
Commented by toruiwa2010 at 2012-03-07 20:07
hiroko_joan サン、我慢強いなあ。
60点どころか極端に言えば31点でも金返せって言わないんでしょ?
私は、忍耐不足なんでしょう。ハハハ。
ちなみに、去年70点以下だった作品は・・・


ハウスメイド、ツリー・オブ・ライフ、アンチクライスト 、
シリアスマン、星守る犬、セカンドバージン・・・などです。

好みですからご勘弁を。ハハハ。
Commented by hiroko_joan at 2012-03-07 20:44 x
我慢強いですかね!?
知人は映画がつまらなかったら寝てしまうと言っていましたが、私は払ったお金がもったいなくて、絶対に寝ないし最後まで観ます。

ディカプリオのファンですが、アビエイターはつまらなすぎて上映の三時間『早く終わってくれ~』と思いつつも頑張って最後まで見ました。そう言う意味では我慢強いかも。

岩佐さんが70点つけた作品は何故か一つも見ていないので何とも言えませんが、過去の評価と合わせて参考にしてみますね!

テニスでは、サンプラスとナダルが好きだという共通点があるんですけどね~♪
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