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岩佐徹のOFF-MIKE

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好みじゃなかった3本~フラメンコ・ピアノ・PINA~12/03/22

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「フラメンコ・フラメンコ」 80

10/02/19
また「アランフェス協奏曲」だ。
40年ぐらい前ロペのCMで使われていた。
バックに流れる女性(阿井喬子さんといったと思う)の
ナレーションが絶妙だった。
あの人を上回る “声”にはその後 出会えていない。
それにしても「インッポシブルドリーム」といい、
多いなあ。


2年前のバンクーバー・オリンピックのフィギュアスケートを見ながらのつぶやきです。
「アランフェス…」を楽曲として使う選手が多かったのです。
この曲を普通に“フラメンコ”と呼んでいいのかどうかは分かりません。
しかし、この曲を聴くと 何度か訪れたスペインの風景や食べ物を鮮やかに思い出します。

若いころから、フラメンコが好きでした。
中でも 胸に響くフラメンコ・ギターは大好きでした。高校生のころ、モントーヤをはじめ
何人かのレコードを持っていました。iPhoneにも数人のギタリストの演奏をダウンロード
したのですが、いつの間にか消えています。

とにかく、熱狂的ではないものの、フラメンコは好きなんです。
ですから、この映画には期待していました。
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本作でフラメンコを通して描かれるテーマは「生命の旅と光」。
生命の旅とは、“音楽に乗って人間の一生を巡る”ことである。


帰宅後、公式ホームページを見て初めて制作意図を知りました。準備不足。ハハハ。
もっとも、知った上で見ても、感想はあまり変わらなかったと思います。
現代スペインの一流を揃えたというだけに、21曲すべてが素晴らしいものでした。それが、
人間の一生をめぐるものであろうとなかろうと。
しかし、背景が少し変わるだけのセットに次々にアーティストが登場して ひたすら踊り、
歌い、弾くだけの演出ですから、少々退屈します。

極限までそらした背中やくねる腰など、美しいフォルムを作る踊り、絞り出すような声で
歌われる悲しみや苦しみ、歌声や踊りにしっとりと“まとわりつく”ギター…
ガッカリしたのは 全部で21曲が披露されたうちの半数近くがどうも同時録音ではないと
思えるところです。とくに、歌の部分にその印象が強いです。
耳にしている声が、この体、こののどから今出ていると感じられないのです。
私の耳や目が衰えているなら申し訳ないのですが、そうではないと思います。

熱狂的なフラメンコ・ファンには、おそらく文句なしの傑作なのでしょう。
しかし、私のような“半端な”ファンはこまかいことに引っかかるのです。ハハハ。

「ピアノマニア」 85

ピアノの調律師の仕事を追ったドキュメンタリーです。
クラシック音楽は苦手な方だし、ピアノのことなど何も分からないのですが、なぜか、
この映画の存在を知ったとき、どうしても見たいと思いました。妻も同じ気持ちでした。

いやあ、なかなか面白かったです。
ピアノの調律というのは奥が深いなあ、と思いました。
演奏家一人一人が理想の音を求めるのにこたえなければいけないのですから大変です。
主人公は世界的な楽器メーカー、スタインウェイ専属の調律師、シュテファンです。
あるピアニストがバッハの「フーガの技法」を録音することになり、シュテファンは
その演奏に使うピアノの調律を任されます。2人は、綿密な打ち合わせをしながら作業を
進めて行きますが、驚くのは録音が“1年先”だということです!
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ピアノのことは分からなくても、演奏家が一つの音にこだわる気持ちは理解できます。
それにこたえるシュテファンの腕にも感心します。
録音担当のディレクターが ピアニストと一緒に 録音したばかりの演奏を聴いて「ここで
Fの音が下がりすぎましたね」と指摘する場面に驚嘆しました。
“プロ”が音の狂いに気づくのは当たり前かもしれませんが、すごいと思いました。
そう、このドキュメンタリーはプロがプロらしい仕事をする場面を見事にとらえています。
プロ同士がかわす会話の心地いいこと!

現役のころ、プロデューサーや音声さんとその日の仕事を振り返って話をしているとき、
「ああ、この男、プロだなあ」と思うことがありました。相手も同じだったと思います。
「こいつ、分かってないなあ」と思いながら話すのとでは、天地ほど違うでしょう。
この映画には、そんな会話を味わう楽しみもあります。

ピアノを弾く人、音楽が好きな人は見ることを勧めます。
関東では、新宿伊勢丹向かいのシネマート新宿でまだ上映中です。
スケジュールはこちらで確認できます。→ http://bit.ly/GFhvIo

「PINA/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」 70

恥ずかしながら、ピナ・バウシュなるバレエ・ダンサーを知りませんでした。
「そんな人には見てもらいたくない」と眉を吊り上げる人もいるでしょうね。ハハハ。
踊りの世界では相当に“名の知れた人”のようです。このところ彼女に関連する映画が
2本続けて公開されています。ネットでの評判もいいようなので見に行きました。
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…私には“猫に小判”、“豚に真珠”でした。70点はあくまで私にとってのものですから
どうか、怒らないでください。
おそらく、多少でもバレエの知識がある人たちにとっては、ダンサーたちのテクニックは
素晴らしいもの、彼らが作りだすフォルムは信じがたいものなのでしょう。
終盤のいくつかの踊りには面白いものもありましたが、残念なことに、大半はそのよさが
分かりませんでした。そんな私が見てはいけなかったのだと思います。ハハハ。

ピナを知る人、彼女のすごさを無条件にたたえる人が見るべき作品でしょう。
申し訳ないですが、もう一本の「夢の教室」はパスすることにしました。
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3Dデビュー”でした。“初デビュー”と言う人もいますが。ハハハ。
専用のメガネが重い!
確かに立体感はありますが、人物が“浮いて”見えます。
まるで“飛び出す絵本”のような飛び出し方は どこか不自然です。
そして、映画は別に飛び出す必要ないんじゃないですかね?…と言うとぶち壊しですが。
2D/3Dで選択できるときは迷わず2Dを選びますが、“3D だけ”のときはためらいます。
あの眼鏡をかけなければいけないのかと思うと。いやな時代になってきたもんだ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-03-22 08:32 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by shin555 at 2012-03-22 14:16 x
ピアノマニア、ぜんぜん知りませんでしたが非常に興味深いです。
名古屋でも今上映されているようですので是非見てみたいと思います♪
Commented by toruiwa2010 at 2012-03-22 18:41
shin555さん、こんばんは。

私が楽しめたんですから、すこしでも
音楽に興味があったら、絶対面白いはずです。
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