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岩佐徹のOFF-MIKE

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オベーションと前途多難~黒田&ダルビッシュ ふたたび~12/4/16

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見事なホームデビュー!

04/14のツイート
朝6時半から録画でヤンキース戦を見る。
黒田は、満員のスタンドを見渡し、試合前、
昨シーズン限りで引退したポサダへの
温かみのあるセレモニーを見て感激したはずだ。
ドジャースからヤンキースと伝統の球団を経験し、
日本に戻る気持ちはなくなったことだろう。w


全部で21のメジャーの球場に行きました。しかし、大半はすでに取り壊され、その後、
新しいものに生まれ変わっています。どの球場も素晴らしいです。フェンウエーや
リグレーは歴史を感じさせますし、改築された球場には近代的な美しさがあります。
日本からメジャーに移った選手たちが口をそろえて「野球が楽しい」と言いますが、
たぶん、最初に心が浮き立つのは球場の空気に触れたときだと思います。
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黒田は、“ドジャー・スタジアムからヤンキー・スタジアム”ですから最高でしょう。
この両球場に観戦に行くなら、高い位置の席から見るといいかもしれません。ゲームは
どうでもいいやという気持ちになるのは困りますが。ハハハ。
もちろん、黒田はマウンドからスタジアムを見上げたわけです。
しかも、ヤンキースのホーム・オープナー(本拠地開幕戦)の先発、くわえて、目の前で
ceremonial first pitch(始球式)をしたホルへ・ポサダを包んだ温かい拍手…
先輩を大事にするメジャーのあり方に感動したことでしょう。

1回はヒット、2回はフォアボールで先頭打者を塁に出しましたが、後続を断ちました。
味方が1回に3点とったあと、3回、5回にホームランで1点ずつを加える 理想的な
バックアップをしてくれましたから、終始 気持ちよく投げられたと思います。
3回の最後のバッターから6回まで、連続10人を退けました。9回の先頭バッターの
ショートゴロもアウトにできそうでしたが、前進したジーターがグラブからボールを
うまく出せなかったためにセーフになりました。
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109球投げていたこともあって交代しましたが、重圧もあったはずなのに、堂々たる
ピッチングでの見事なホーム・デビューでした。ピンストライプもよく似合っています。
この試合の主審だったマイケル・ディミューロ(星野仙一に恫喝された男:懐かしい)が、
右打者の内角、左打者の外角の球をストライクに取ってくれたのも大きかったですね。

いいなあと思うのは、試合後の会見で「完封は自己満足に近いと、大リーグに来てから
思っている。次の登板に影響が出ては迷惑がかかるので」と語っている点です。
メジャーの戦い方をしっかり理解しています。完投や完封、少しでも長く投げることに
こだわるのは愚の骨頂です。
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7回表の攻撃が終わったところで“準国歌”が歌われました。
普段着でホームプレート後方に立ったブロードウエーのスター、ポウル・ノーランが
“God Bless America”をアカペラで歌いあげました。聞かせました。
しかも、テレビ画面にはVIP席のキッシンジャー元国務長官やアカデミー賞授賞式の
司会をしたビリー・クリスタル、スタンドのブルームバーグ市長が映し出されました。
まさにNational Pastime(国民的娯楽)…要職にある人もサラリーマンも、金持ちも
そうでない人も、大人も子供も、みんなが楽しんでいる雰囲気が素晴らしいです。
Jスポーツはスルーしていましたが。
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こんなシーンもありました。
ヤンキースのダグアウト前に上がったファウル・フライをキャッチャーが追いましたが、
捕れませんでした。スロー再生で、リアルタイムでは使われなかった映像が流れました。
突っ込んでくるキャッチャーを真正面から撮っています。つまり、ダグアウトの中から
撮った映像です。必死の形相でキャッチャーがカメラに迫ったとき、アナウンサーが
言いました。「Watch out,Paul !」
やばいぞ、ポウル・・・ポウルはカメラマンの名前でしょう。粋じゃあーりませんか。
ハハハ。

時間がかかるかも…

04/15のツイート
ダルビッシュ :前回の登板のあとコーチから
体重移動など、具体的な指導をうけていた。
時期的にもメジャーでは珍しい。編集してあるから
何とも言えないが明らかに不満そうだった。
納得しているように見えなかった。それこそ
「プライド」だろう。注目したいところだ。


午前1時55分に目覚ましで起きました。間違いなく翌日が辛いからビデオでいいや、
と思いつつ、誘惑に負けました。ついつい…。ハハハ。

ノーワインドアップにしたのがコーチの指示だったかどうかは分かりませんが、本人は
セット・ポジションならともかく、この二つは基本的に変わらないと答えています。
いずれにしても、「どこに行くかはボールに聞いてくれ」状態だった前回にくらべれば、
投球は安定しているように見えました。大半の打者に対して2球目までにストライクが
入っていましたから、ある程度、改善のあとは見られたと言っていいのでしょう。
本人も「9安打の中には打ち取ったものもあるのでそれは仕方がないという感じだ」と
話しています。
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弱みを見せないところはメジャー流です。悪くありません。
「アメリカに来て2ヶ月ぐらいだから、環境に溶け込むのに時間がかかるし、コーチや
キャッチャーとのコミュニケーションの取り方なども調整しているところ。いきなり、
日本と同じ防御率1点台…とかだったら天才だ」とも言いました。
“天才”をどう訳すか通訳さんは迷った挙句にそのまま“genius”と表現したとき
現地記者と思われるグループから笑い声が起きていました。
強気はいいですが、一つ間違えると“cocky”(生意気・自信過剰)と見られます。結果が
出なければ、ブーイングを浴びることも覚悟しないといけません。

2回に不運なヒットもあって失点しましたが、4回は自分のファイン・プレーで1点を
防ぎました。2死1・3塁からの投球はキャッチャーが横にはじきワイルド・ピッチかと
思いましたが、素早い動きでホームベースをカバーし、ナポリからの送球でホームに
突っ込んだ走者を刺しました。
3回にも基本に忠実なカバーで1塁強襲の“ヒット”を防ぐなど、フィールディングの
よさが光っています。芸は身を助ける。ハハハ。

「投げた瞬間にワイルド・ピッチだと思った。前に落とせる球ではないと思ったので
すぐにスタートした」と試合のあと語っています。
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6回2-2同点、102球で降板。
トップのスパンに不用意な投球が目立った。
前回に比べればストライクが入っていて少しは
改善されたが、最後のマウアーへのストレートの
フォアボールはひどいものだった。自責点は
1点だがまったく納得していないだろう。
前途多難。


たぶん、ダルビッシュのポテンシャルを考えたらまだ80%の出来だと思います。
本来の投球ができるようになったらこんなものじゃないと信じたいです。
本人は話しませんが、彼の場合、“滑るボール”がかなり深刻だという話も聞きます。
違和感が強い選手と、気にしない選手…感じ方には個人差があるのでしょう。

この試合で評価できるのは 初球か2球目でストライクが取れていたことぐらいです。
それも最後ははっきりしたボールが増えて、デビュー戦と同じ6回途中の降板でした。
レンジャーズの先発陣で2回とも6回を投げ切れなかったのはダルビッシュだけです。
QSにはなりません。残塁が11あります。2死からの走者が多すぎます。
同点にされた6回も、2死からスパンにやられました。デッドボール、フォアボールで
満塁になったところで交代になりました。首脳陣の評価はむしろ悪いかもしれません。
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1番のスパンに3安打されましたが、ビックリしたのは2本目です。
左バッターの内角低め、膝より下のストライク・ゾーンから外れたあの球をライト線に
引っ張られた経験は日本ではないのではないでしょうか。体つきは日本人並みですが、
パワーがあることに驚きました。
再放送のNHK-BSをチェックすると、武田一浩が「難しい球だった。あの辺が日本と
違うところだ」と言ったのはさすがです。ハハハ。それが普通の感覚だと思いますが、
Jスポーツのコメンタリー陣は誰も何も言いませんでした。おやおや。ハハハ。

ワシントン監督は「かなりよくなった。バックがきちんと守れば6回まで投げ切れた。
いい方向に向かっている」と語っているようです。私の印象とはだいぶ違います。
「バックが…」は事実ですが、もともと彼らは味方の選手についてネガティブなことは
めったに言いません。監督の言葉が本音だといいのですが。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-04-16 08:21 | メジャー&野球全般 | Comments(5)
Commented by shin555 at 2012-04-16 13:56 x
どちらの試合も見ていませんが、黒田はいいみたいで嬉しいですね♪
本筋とは離れますが下の2枚の写真(ダルビッシュとスパン)
どちらも見事なタイミングを捕らえた素晴らしいカットで臨場感が伝わってきます(^-^)
Commented by ヤップンヤン at 2012-04-16 14:45 x
ネガティブなことはいわない・・・アメリカ人の各種スポーツのヘッドコーチのみならず、アメリカ人も全体的に本音を結構隠す印象を私も持っています。彼らがそうする心情をわからないわけではありませんが、日本人のことを本音をなかなか言わない民族と非難しているくせに、と思ってます(笑)。
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-16 16:50
ヤップンヤン さん、こんにちは。

…つまり、本音を語る人間というのは、
極めて珍しい存在ということですね。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-16 16:51
shin555 さん、こんにちは。


写真・・・権利を考えたら、本当は
いけないことなんですが、みなさんへの
サービスということで。ハハハ。
Commented by ヤップンヤン at 2012-04-16 20:23 x
本音を語る人間は珍しい・・・そういうことだと思います。
最初から本音を言わない民族って非難しなければいいのにと思いますが、そこがアメリカ人の短絡的なところですね。ロジックを重視する国民性だけに、余計にそんな思いがあります。
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