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岩佐徹のOFF-MIKE

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ダルビッシュ投げ勝つ~2人ともよかったからよかった~12/04/26

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04/25のツイート
NYYvsTEX:黒田とダルビッシュの対決が近付く。
先発メンバーを見るとほぼベストだ。TEXの中軸は
すごいね。NYYの中軸はいまいちだがジーターの打率、
グランダーソンのHR,スウィッシャーの打点に驚く。


ヤンキースの黒田博樹とレンジャーズのダルビッシュが直接対決しました。
およそ10000キロ離れたボストンで日曜日に降った雨のおかげで、日本の野球ファンは
いい夢を見ることができました。
「こんな時代が来るなんて、ねえ、岩佐さん」天国でパンチョが言っているでしょう。
ヤンキース・タジアムのどこかに彼がちょこんと座っているような気さえします。
見せてあげたかったなあ。
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“対決”と言っても、それぞれの打線が相手ですから、互いを意識することはそれほど
ないのかもしれません。意識するのは相手打者でしょう。
数日前に、ダルビッシュがヤンキース打線については「タイガースに投げられたので、
そこまで怖さを感じていない」と話したそうですが、“君子危うきに近寄らず”だよ、と
言っておきたいですね。もちろん、悪気はないでしょうが、この言葉が英語に訳されて
伝わったときのことを考えたら、相手を刺激するようなことは言わない方がいいのです。

…そこまで書いたところで試合開始になりました。
開幕から1試合平均 6点以上を叩き出しているヤンキース打線を相手に“見下ろし”で
投げていました。イランの血が混じっているとはいえ、同じ日本に生まれて育ったのに
メンタリティがわれわれとは違いますね。松坂も向こうっ気の強さを見せていましたが、
どこか“取ってつけた”感じがあったのに対して、ダルビッシュは本物みたいです。
“そこまで怖さを感じない”発言は単なる強気ではなかったようです。ハハハ。

黒田もよかったと思います。“ここまでの12失点中、1回に6点”というデータ通りに
先頭打者ホームランを浴びました。スコアを見ると、3回までに9点も失っています。
1試合は無失点ですから、データは実質2試合でのものです。
もっと悪いのは3回の失点です。2死からフォアボール&盗塁、ハミルトンのヒットで
点を取られました。ベンチが一番嫌がる失点パターンです。
粘りのピッチングで試合を作りましたが、味方の援護点がなかったために勝ち投手には
なれませんでした。こういう日もあります。
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メジャーに行ってからのダルビッシュは、ワインドアップからノーワインドアップ、
そして昨日はセットポジションから投げていました。4試合目で3種の投球フォームも
彼らしいですが、球の勢いやけキャッチャーのサインに何度も首を振ったところまで
“らしさ”が見られました。ハハハ。

現地テレビのデータでは、投球の70%以上がストレート系だったそうです。
「ファストボールが右にも左にもムーブするのが素晴らしいね」とあちらの解説者が
言っていましたが、コントロールもよかったのでカーブやスライダーがますます威力を
発揮しました。三振の数も多くなるわけですが、7回にマーティンのヒットをはさんで
三つのアウトすべてを三振で奪ったところは鮮やかでした。
こういうとき、アメリカのコメンテーターは「struck out the side」と言います。

コントロールがいい…は“ストライク先行”程度の意味ですが、微妙なところの制球が
十分だったとは思いません。ヤンキースの中軸に対しても目をつぶりたくなるボールが
何球もありました。打ち損ねたり見逃したりしている、とツイートしましたが、それは
たぶん、私の見方の間違いで、手元でこまかく変化している証拠なのでしょう。

最も危なかったのは、もちろん2-0とリードして迎えた3回です。
先頭のチャベスがヒットのあと、マーティンのフォアボールでノーアウト1・2塁。
最後の一球、右打者の外角低めのきわどい絶妙なカーブをボールと判定されたことが
尾を引いたかもしれません。続くジーターのバントは自分が追わなければいけないのに
棒立ちでした。フィールディングのいい彼にしては珍しいことです。無死満塁。
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しかし、ダルビッシュの精神力の強さは半端じゃないようです。
長打もあって警戒しなければいけないグランダーソンをブレーキのあるカーブでこの日
唯一の見逃し三振に仕留め、続くロドリゲスはサードゴロでダブルプレー!!
無死満塁のピンチで三振とゲッツー…守備側が理想とする形でしのぎました。
グランダーソンが見逃したカーブは日本でいう“はちまき”…つまり、ホームベースの
外側を巻いた“ボール”だったかもしれません。そして、Aロッドが打ったボールは
“危ない球だった”とつぶやきましたが、私の間違いで、“立派な”2シームでした。
この回の無死満塁をしのいだ場面は試合のハイライトでした。
ちなみに、監督が最も気に入ったのも“走者を背負ってのピッチング”だそうです。

7回が終わったとき、100球を超えていましたが、続投すると思っていました。
なにしろ、当ブログはデビュー戦で110球投げたのを見てから「彼の契約書の中には
“100球を超えても下りない”という投球数についての特別条項があるに違いない」と、
かたく信じていますから。ハハハ。
ただし、9回の続投は“ランナーを出したら交代”が約束ごとになっていたと思います。
そのためにクローザーがいるわけだし、“打つべき手を打ってチームを勝利に導く”のは
監督のしごとですから当然です。

ネーサンが1球で試合を終わらせました。
レンジャーズのヤンキース戦完封は2000年以来12年ぶりだそうです。2人がかりの
完封ですが、英語ではこういうとき“combined complete game”と言います。
2007年、中日が日本ハムを相手に日本シリーズで完全試合を達成しましたが、あれも、
山井と岩瀬による“combined perfect game”です。
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元広島カープで レンジャーズのNo1ピッチャー、ルイスはこの日の試合前 地元記者に
「今日の彼はやるよ。本当に準備ができてるんだ。きっと、アグレッシブな投球をする。
ストライクを投げ、バッターに向かって行き、フォアボールは少ないと思うよ」と
話していたそうです。ビンゴ!ハハハ。

今回は スタンディング・オベーションに対してtip(帽子のひさしにさわる)したあと、
その手を上げてファンにあいさつしました。やっぱり、このほうがいいです。
有=Yuですから、プラカードも作りやすいようです。
“Yu the man”…大物だねえ。やるじゃないか。男だねえ。特に意味はないのかと。
“Yu so cute”…有ってかわいい。
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タイガースに続いてヤンキースもしっかり抑えたのですから、ファンのボルテージは
今後、ますます上がって行くでしょう。
ボールに違和感を持っている雰囲気がなかったことも明るい材料です。
この試合で唯一 ネガティブな印象が残ったのはキャッチャーのナポリとの“呼吸”です。
後半に何度かサインが合わず、ダルビッシュの嫌いな間合いが生まれていました。
投げたい球を投げさせてくれる、余計なところでマウンドに来ない…ダルビッシュが
キャッチャーに望む条件を満たしてほしいですね。ハハハ。

日本が自信を持ってメジャーに送りこんだ2人のピッチャーの対決はダルビッシュに
軍配が上がりました。ファンとしては、胸が躍ると同時に どちらかが打ちこまれる形で
決着がつくのはつらいなあと思いながら見ていました。結果は、2人とも内容のいい
ピッチングをしてくれてよかったです。
残念なのは、地区が東西に分かれているために、対戦数が少なく、次の対戦は8月に
予定されるヤンキー・スタジアムでの4連戦まで待たなければなりません。できるなら
黒田にリベンジの機会を与えたいですね。
ちょうどお盆の時期でもありますし、“4連戦”ですから直接対決はなくても、ケガさえ
なければ、連戦中に2人が登板する確率は極めて高いです。このシリーズのチケットは
間違いなく“プラチナ”化することでしょう。ハハハ。

えーと。読んでみて面白かったらでいいんですが、お気持ち次第で
記事の右下にある「イイネ」アイコンをクリックしてください。
控えめにお願いしておきます。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2012-04-26 09:31 | メジャー&野球全般 | Comments(11)
Commented by at 2012-04-26 11:20 x
「イイネ」を押したいと思ったのですが、エキサイトブログか何かにログインしないとできない、と表示が出てしまいました。。。><?
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-26 11:47
紅サン、こんにちは。

そうですか。会員登録しないとダメなんですね。
無料ですが、お手間をとらせるわけにはいきません。
忘れてください。
Commented by ヤップンヤン at 2012-04-26 14:09 x
ダルビッシュ、黒田ともよかったですね。こちらで見られないと思っていたら、ESPNがYESの中継を利用してこちらで放送してくれました。解説がケン・シングルトンだったのですが、岩佐さんがメジャーを中継していたころ、現役時代だったと思います。私は幼少期だったので彼のプレーは知らないのですが、実況も担当したことがあるのですか?
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-26 14:17
ヤップンヤンさん、こんにちは。

シングルトンはエディ・マレーと並ぶオリオールズの主砲でした。
スイッチヒッターで、シュアなバッティングをするバッターでした。
懐かしい選手の一人です。
Commented by ヤップンヤン at 2012-04-26 16:06 x
岩佐さん、彼は主砲だったのですね。小錦との話、日本はサービスチャージがなかった!など自身の日本のエピソードを交えて、解説していました。
Commented by マオパパ at 2012-04-26 16:43 x
岩佐さん、こんにちは。岩佐さんのおっしゃる通りパンチョさんに見て欲しかったですね。シーズンは長いのでまだどうなるかわかりませんが、昨日のようなピッチングとテキサスの強力打線で、ダルビッシュは18勝いけそうですね。私の予想を訂正しなければならないかもしれません。
松井もレイズに決まりそうですね。ダルビシュとの対戦が楽しみになりました。
Commented by 赤ぽん at 2012-04-26 17:30 x
岩佐さん、こんばんは。

日本人投手の対戦、見ごたえありましたね。しかも打線があのTEXとNYYですから!
ダルは変に抜ける球もほとんどなかったし、黒田の黙々と投げる姿もかっこよかった!
ダルの帽子のつばをさわる挨拶!かっこよすぎでしたねw
黒田は前半の失点の多さと点の取られ方は確かに良くない。
とりあえず2人の今季の活躍に期待大です。
しかし日本人打者はどうしちゃったの?ってくらい淋しいですね。
それにしても内野手の肩の強さは毎回見ても驚きます!突っ立ったままビシッと
投げられる強さはちょっと真似出来ないですねw
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-26 22:36
ヤップンヤンさん、
マレーもシングルトンもスイッチで、
右打席からも左打席からもHRが打てる
相手チームにとっては厄介な打者でした。
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-26 22:38
マオパパさん、こんばんは。

私の予想でjは、黒田に18勝、ダルビッシュには
15勝を期待していましたが、逆になる可能性もありますね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-04-26 22:39
赤ぽんサン、こんばんは。

昨日のピッチングを見れば二人とも、
シーズンを通してローテーションを守れそうです。
どこかで二人の登板日がずれてくれることを期待しています。
ハハハ。
Commented by 赤ぽん at 2012-04-26 23:16 x
なんとなく岩佐さんが前に書かれていたように、黒田の勝ち星に恵まれない
不運?!、が気になります。
なぜかあの無骨な(黒田さん、失礼w)ピッチングが好きなんで、つい応援して
しまうんですが、イマイチ勝ち星がついてこない感じがします・・・
ヤンキースで活躍できたら、それこそカッコイイんですけどね!
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