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岩佐徹のOFF-MIKE

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三宅正治アナの決断~衰え&やりきった? ウソだろう~05/24

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1993年ごろ、WOWOWでテニス、サッカー、ボクシングを担当していた。
ボクシングは後輩に譲ったが、95年からはゴルフが始まって再び3種目を
担当することになった。
フィギュアや柔道、水泳など、季節ごとに行われるスポーツならともかく、
通年で激しく戦い続ける競技をいくつも担当するのはかなり大変だ。
トーナメント、ツアー、リーグ…などの“流れ”をきちんと追って情報を
確保しておくことが欠かせないなど、スポーツ実況は放送席に座る前の
準備がたくさんあって時間と手間がかかるからだ。
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朝のワイドショー「めざまし」のキャスターに三宅正治アナが決まったとき
一番心配だったのは“スポーツ実況をどうするのか?”だった。
私の評価では、テレビ朝日の森下アナと並んで今のスポーツ・アナの中では
1,2位の男だから 本人も局も“未練”があるはずだと思う一方、ワイドショーと
スポーツ実況の両立は想像を超える難しさがあると思うからだ。

先日、ネット上をうろうろしていたとき、彼のツイッターに遭遇した。
ざっとななめ読みしていみと、先々週末の全日本柔道選抜体重別選手権や
開催中のバレーボールの世界最終予選を取材していることが分かった。
あれ、実況を続けているのかな。それはまずいんじゃないか?と思った。

二兎を追うものは一兎をも得ずと言う。
自分の経験から考えても、片手間になるし、中途半端、どっちつかず…
視聴者にはそんな印象を与えてしまう。取材や準備の時間がとれなくて
納得の実況はできないし、頭脳も体力も使って疲れがたまり朝の仕事に
影響が出る。結果として“あぶはちとらず”に終わることを心配した。
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しかし、検索の流れで 彼が3月12日に書いた公式ブログの文章を読んで
まったく余計な心配だったと分かった。
「3月いっぱいでスポーツ・アナを卒業する」ときっぱり宣言していた。
上司から「めざまし」に専念してほしいと言われたことに加えて本人にも
思うところがいくつかあったことを知る。

一つは自分の実況力が衰えたと自覚したことだという。
…合点がいかない。まだ49歳だ。衰えるわけがない。
瞬発力がなくなって自分の理想とする実況ができなくなったそうだ。
だとすれば第一線でメインを張ってはいけないと思ったとも書いている。
聴いていて“衰え”を感じたことはない。実況以外の仕事も増えてきて
集中が欠けているのではないかと思ったことはある。
特に、2年前の世界柔道には、強い疑問を持った。商品にならないほど
かすれてしまった声で、世界レベルの大会を実況するのは、やる方にも
やらせる方も問題があったと思う。いろいろな意味で、彼の力がそこまで
強くなったということだろうが。

しかし、50前で衰え…
目の前で起きていることを描写するとき、頭に浮かんだ言葉やフレーズを
流れるようによどみなく口にしていくのも実況なら、画面に語らせつつ、
言葉を選び、視聴者とともにその場の空気を共有することも実況だと思う。
若いときの理想の実況が50歳を過ぎたら変化し、より中身の濃いものに
なって行くことだってあるだろうに。

“スポーツ・アナとしてはやりきった”感があることも挙げている。
私がフジテレビでアナウンス部からの異動を希望し、人事部の幹部から
「後悔はしないか?」と聞かれたときに答えた言葉と同じだ。
実際は、辞令が出たその日から後悔が始まった。情けない。ハハハ。

円熟した彼の実況を聴きたいと思っていたほどで“衰え”は思い違いだし、
世界レベルのスポーツが身近になって大きな舞台は増えるばかりだから、
“やりきった”は自分に言い聞かせているに過ぎないのだと思う。
あれやこれやを考えると、ブログの記事を“額面通り”には受け取れない。
ただし、彼が実況から“足を洗う”ことは番組にとっても局にとっても
ベストの選択だからこれはこれでいいわけだ。
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それに、三宅は会社の期待を背負って新しい一歩を踏み出したのだから
上司とうまく行かずにギブアップした私のケースと一緒にはできない。
朝が早いのは大変かもしれないが、若い美人たちに囲まれての仕事は
アナウンサー人生の総仕上げとしては“おいしすぎる”ではないか。
ハハハ。

スタートから2ヶ月近くたったが、仕事ぶりはまだまだ“よそ行き”感が
消えていない。そろそろ、自分の色を出していいころだろう。
どこかで“朝の番組”を意識し過ぎていないか?
自然に振る舞えば、本来の明るい持ち味が番組に浸透して行くはずだ。
眉間のしわが消えるともっといいのだが、それは無理か?ハハハ。

(敬称略)

by toruiwa2010 | 2012-05-24 08:37 | アナウンサー・実況 | Comments(4)
Commented by 老・ましゃこ at 2012-05-24 10:38 x
きょうの記事とは離れるかもしれませんが…(@@)
プロフィールのつつじをバックにした写真の岩佐さん…とても素敵ですネ。
倍率を400パーセントにして拝見しました…まなざしが深くて(^^)
前回の写真に比べて(@@)1000倍良いと思いました(^^)
このお顔で!全英で!柳さんとともに!カムバックしてほしいです!
先日のアガシ・フェデラーのWOWOW再放送もとても嬉しかったですし(^^)
いろいろ失礼しました~~~(^^)
Commented by Vevey at 2012-05-24 10:52 x
岩佐さん、こんにちは。
私もめざましテレビを見ていて、ようやく最近笑顔が増えてきたなとは思いますが、めざましにいる三宅さんへの違和感は未だに残っています。
特に竜巻の取材に行ったときのいでたちにはギョッとしました。
お葬式?と思えるダークスーツ姿!災害現場に行くなら、ヘルメットにジャンパー姿なのでは?と思っていたので、やっぱり違和感あるな〜わかってないな〜と。
めざましは長いので、あの番組で見慣れていない人がメインを張ることに無理があるのかも知れませんが。
土めざを見ていて、佐野瑞樹アナでも良かった?なんて思ってしまいました。
メインキャスターと思うから佐野アナではなくて三宅アナだったのでしょうけど。
時間の流れと共に見慣れてくるとは思いますが。もう少し、肩の力を抜いて自然体で〜朝から見ていて疲れます。
最近はやじうまの若いキャスター(平石アナは優秀だと思います)が、魅力的に見えてきています。
Commented by toruiwa2010 at 2012-05-24 10:58
老・ましゃこサン、こんにちは。

この笑顔は、おそらく、構図を決めるのに
ああでもないこうでもない…と時間をかける妻に
呆れているのだと。ハハハ。

もう、舌がもつれて・・・。
視聴者には「いいもの」を提供しなくては。
ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-05-24 11:06
Veveyさん、こんにちは。
私も、なぜスーツ?と思いました。

平石アナですが、最近の「やじうま」は見ていません。
しかし、2005年に各局の若手アナについて書いた
記事の中でこう記しています。

いま、ニューヨーク支局に行っている平石直之アナは、
入社早々からニュースのリポーターとして飛び回って
いたのを見た記憶があります。 
30歳前後の若さで、情報最先端の街の空気を肌で
感じてくることは、彼にとっても、テレ朝にとっても
大きな財産になることでしょう。

「見る目」がある…と言っているわけではありません。
ハハハ。
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