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岩佐徹のOFF-MIKE

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吉見&ダルビッシュ…~先輩・メジャーの考え方~12/07/06

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監督とコーチの対立!

07/06のツイート
落合が去った中日で内輪もめとか。勝手な
推測にすぎないがエース・吉見の起用法を
めぐって高木監督と権藤投手コーチの意見が
合わなかったと見る。2人とも私と同世代の
野球人だ。プロ野球で飯を食った男はおおむね
頑固だし自分の考え方にこだわる傾向がある。(続


ここ数年、政治家が“ガバナンス”という言葉をしばしば口にするようになった。
マネジメントとどこがどう違うのか、説明を聞いても、ヒッグス粒子と同じぐらい
よく分からない。ハハハ。
いや、「それなら、分かるように解説してやろうか」と思わなくて結構、ご親切は
有難いが、面倒なので“管理能力”という日本語を使うからいい。

たまに、テレビの中継を見ると、ベンチで背中を丸めるようにして戦況を見ている
中日の高木監督が映ることがある。日向ぼっこのお爺ちゃんみたいだ。
ツイッターで問いかけられて“トップ2”の仲が悪いらしいことを知った。
推測だけで判断するのは乱暴だが、確認の手段がないから許してもらうと、
どうもこの監督には管理能力がないらしい。
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6月末の巨人3連戦で1,2戦を落とした高木は3連敗を嫌い、中4日でエースの
吉見を投入したかったようだ。しかし、投手を預かる権藤は反対した。
間違っていたら申し訳ないが、ざっとデータを見ると吉見の登板は中5日、6日が
普通のようだから当たり前の話だ。推測が正しいなら高木はアホだと言うしかない。
そこで投げさせたいなら、事前の微調整をしておかなければ指揮官とは言えない。
ネットで検索してみると、3連戦前にローテーション表を見せられた高木が権藤に
注文をつけて却下されたようだが、“基本”は同じことだ。

思い出すのはシンシナティ・レッズの監督だったスパーキー・アンダーソンだ。
1978年の夏、レッズがドジャースと首位争いをしているさなか、地元で記者たちが
ざわめいているのを目撃した。
スパーキーが、8月27日のカブス戦と31日のカージナルズ戦にトム・シーバーを
先発させると発表したからだ。“中3日”…。なぜか。
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スパーキーたちレッズの首脳陣は“先の日程”をにらんでいたのだ。
レッズは9月18-20日(@LA)と24-26日(@CIN)ドジャースと対戦する予定だった。
9月6日と21日、25日が旅行日のために、中4日でシーバーを起用していくと、
大エースのシーバーを大事な2度の3連戦、6試合で一度も使えなくなるのだ。
さあ、どうする?
考え抜いたすえ、どこかで一度だけ“中3日”で登板しておけば、あーら不思議、
あとは中4日で投げ続けて、ドジャース戦に2度先発できる事実を発見した!

8.5ゲーム差でドジャース戦を迎えたレッズはシーバーが計算通りに2勝するなど
6試合を5勝1敗として4.5ゲーム差まで追い上げた。最終的には及ばなかったが。

スパーキーがシーバーのローテーションを崩すと発表したのは8月上旬だった。
1ヶ月以上先を見通して、このプランを実行したのは見事と言わざるを得ない。
雨による中止が多い日本で同じことをやれと言うつもりはない。
しかし、先の先まで読んで戦略を立てるメジャーから学ぶことはあるはずだ。

そして、ことの是非はともかく、言うことを聞かないコーチを雇っちゃダメだ。
この件は必ず尾を引く。もっと大事な局面になったときにきっと再燃する。


先発を回避

レンジャーズが現地の土曜日に予定していた
ダルビッシュの先発を取り消したという。
球宴が中2日になるから打者一人か二人だと
思っていたが、球団はもっと長い目で見て
いたようだ。選手は球団の「財産」だから
大事に扱うのは当然だ。(続


ワシントン監督は手綱さばきが巧みだと思う。「行こう、行こう」と“はやる”
ダルビッシュの扱い方がみごとだ。ときどき、好きなようにやらせてストレスを
発散させ、ここというときに絶妙なタイミングでブレーキをかけている。
6月に1週間休ませたのもそうだし、今回の先発回避も同じ狙いだろう。
最後の一人を選ぶFinal Voteで球宴に出ることが濃厚になっているため、
財産を守るにはどうすべきかを考えたのだ。
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ダルビッシュは「大丈夫」と思っているだろうが、球団は用心深い。
すべてが初めての環境の中でプレーしているダルビッシュには、本人が気づかない
肉体的・精神的ストレスがたまっていると、基本的に考えているのだ。
“選手は球団の財産”はメジャーのコンセンサス。まして、大金を投じて獲得した
ダルビッシュの心身の状態は球団が“顕微鏡”で観察していると思っていい。
今回の件も「球団が決めた」と監督は話している。

予定通り土曜日に先発して球宴に出ると実質的に休みはなくなる。
しかも、球宴に出れば 数日間、メディア…特に日本メディアの狂想曲が待っている。
追いかけ回されて、ますます休むひまはない。その状態で後半戦に臨ませることは
なんとしても避けたい。それが、球団や監督が考えたことだろう。

「すべては最大限 彼の能力を発揮してもらうためだ」と監督は話す。
…そして、球団の財産を守るためだよね、ロン? ハハハ。
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日本時間の今朝、Final Voteの結果が発表され、ダルビッシュが選出された。
自分はふさわしくない、と言い続けていたが、「このようにファンに選ばれるのは
名誉なことだからとても感謝している」、そして、「I voted for Peavy.」…
「僕はピービーに投票したよ」とダルビッシュは言ったらしい。
勝ち星と奪三振数以外では自分より上のホワイトソックスのエースにリスペクトを
示したのだろう。初めのころにくらべたらはるかにメディア対応がうまくなったね。

アメリカン・リーグの監督はワシントンだから、いい場面で効果的に使うだろう。
負担がかからないように、イニングの頭から…。
今年のオールスター・ゲームは目が離せない。
by toruiwa2010 | 2012-07-06 08:32 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
Commented by 赤ぽん at 2012-07-06 14:21 x
岩佐さん、こんにちは。

落合監督時代にはほとんど聞こえてこなかった「不協和音」、トップの”御大”が
本当に仲が悪いのなら困った事ですね。そして高木監督のガバナンス!
駄目ですね。

それに引き換えスパーキーの先を見越した”戦略”、お見事ですね。
今日の記事を読んでいて感動しました!
ビッグレッドマシーンとして来日した時、オリオールズ以来のメジャー観戦で
一投一打、そして走塁がすごいなぁ!と思ったことを覚えています。
もう遥か昔の話ですねw
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-06 14:34
赤ぽんサン、こんにちは。

レッズ来日のときには、スポニチに
コラムを書きました…記者が「ゴースト」を
務めてくれました。私が書いたんじゃ、
締め切りに間に合わないからですが。ハハハ。

甲子園?の試合のときは関テレの「ゲスト」で
メジャーの話をした記憶があります。
遠い昔の話ですね。
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