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岩佐徹のOFF-MIKE

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話題のハーパー球宴へ~黒田は勝利を逃がし、イチローは…~  12/07/09

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1年目をシングルA,2A で頑張り、2年目の今年は3Aでの実績が認められた彼が
メジャーのユニフォームを着たのは開幕から21試合目だった。
デービー・ジョンソン監督はいきなり、7番レフトで起用した。

…“スピード出世”だが、目を見張るほどではない。
しかし、ブライス・ハーパーがまだ“19歳の若者”だとなると話が違う。
私がメジャーを追いかけはじめた30数年前には考えにくい若さだ。
アメリカのドラフトは高校卒業と大学2年終了の選手が対象になるのだが、能力に
応じて、A,2A,3Aと、段階を踏んでじっくり育成してからメジャーに送り出す。
この過程を 熟成する、慣れさせるという意味で“seasoning”と呼んでいる。
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高校卒でプロに入った選手は最短でシーズニングに3~4年かかるのが普通だから
19歳の若者がメジャーでプレーすることはきわめて珍しいことなのだ。たとえ
彼が2010年のドラフトでワシントン・ナショナルズから全国1位で指名された
有望選手であっても。ハハハ。

ドワイト・グッデンが19歳でデビューしているし、デーブ・ウィンフィールドや
ボブ・ホーナーのように大学2年終了時にドラフトされ、“いきなりメジャー”を
条件に入団し、即デビューという選手もいた。しかし、20歳前の選手がメジャーで
活躍するのが“レア・ケース”であることは変わらない。長いメジャーの歴史でも
20歳の誕生日前にデビューした選手は20人をわずかに超えるぐらいらしい。

ケガ人が出たことでオールスター・ゲームの補充メンバーで出場することも決った。
史上3番目の若さ、野手では最年少での出場になるそうだ。
今年の球宴にはエンゼルスのマイク・トラウトも選ばれている。20歳だ。
彼が座るアメリカン・リーグのダグアウトには38歳のデレク・ジーターがいるし、
ハーパーのナショナル・リーグには40歳のチパー・ジョーンズがいる。

ハーパーが前半戦で残した数字は以下の通りだ。

出場試合:63…昇格以後、連続出場中
打率 .282(248-70) 8HR 25打点 出塁率.353 盗塁10(失敗3)


19歳のルーキーとしては上々だろう。
彼は 別の“事件”でもアメリカ球界をにぎわしている。
5月6日のフィリーズ戦でホームスチールを成功させたのだ。昇格から8試合目、
メジャーで初めての盗塁だった。

まず、1回、2アウト走者なしで打席に立った彼の背中に相手の先発、コール・
ハメルズの92マイル(148キロ)の速球が突き刺さった。
1,3塁になり、ハメルズが左投手特有の牽制球を1塁に送ったとき、3塁にいた
ハーパーは一瞬のためらいのあとホームに向かって走り、キャッチャーのタッチを
かわして滑りこんだ。
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話題になったのは本盗そのもではなく、ハメルズが、あとになって デドボールが
“故意だった”と認め、5試合の出場停止処分を受けたことだった。
処分の“キモ”はハメルズがもともと中4日で投げる“ピッチャー”だということ。
フィリーズは10日がオフだったために、5試合出場停止を受けた彼は、中6日で
13日にはきっちり先発している。意味がない“処分”だったわけだ。ハハハ。

たぶん、記者の中にも「デドボールに対する罰は1塁を与えることだけで十分だ」と
書くものがいるほどで、アメリカ球界にはペナルティを課すほどのことではないと
考える人たちがいるということだろう。
わざとぶつけたことが公になった以上、リーグも放置はできないが。ハハハ。

なぜ、ぶつけたか は定かではない。
「僕が若いころ、ストライクゾーンは狭かったけどなにも言わなかったものさ」と
ハメルズが語っていることから、メジャーに上がって間もないころにハーパーが
ストライクゾーンについて言ったことが気に食わなかったのかもしれない。
たぶん、「そうやってベテランは若者にメジャーでの野球のやり方を教えるのさ」と
ハメルズは言いたいのだろう。

ちなみに だが、きっと誰の目にも故意だと分かったのだろう。3回に、2アウト
走者なしで打席に入ったハメルズもデドボールをもらっている。“お返し”だ。
この一連の流れからは MLBの底流に共通する考え方が垣間見える。ハハハ。

ハーパーの年俸だが、今年は50万ドル(4000万円)、2015年でも100万ドル…
代理人は 今から指折り数えていることだろう。ハハハ。
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せっかくの大量援護なのに

07/07のツイート
黒田がフェンウェイで投げる。
相手は上位に左を並べたが今の黒田は
気にしないだろう。BOSOXのメンバーを
書き込みながらビックリした。
松坂が入団したころのレギュラーは
オルティズだけだ。
ちょっと目を離すとこれだもんなあ。w。

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先々週は3日連続で日本人ピッチャーが4人先発するのを見たが、先週は黒田だけ。
深夜や早朝の試合が続くとぼやくくせに、こうなると、ちょっとさびしい。ハハハ。
それぞれに事情があることは分かってるけどね。

開幕当初、黒田の登板試合は援護点が少なく、なんとかならんかと思ったものだが、
前回までの5試合では、3回までに17点も取ってくれていた。
この日も1回に打者一巡で5点を取ってくれたのだから言うことはなかった。
こうなったら、ピッチャーが考えることは、走者をためて相手にビッグイニングを
作らせないことだけだ。

しかし、黒田はそれができなかった。同じく 打者一巡で5点を失った。
開幕からの7試合中5試合で初回に失点していたが、直近の7試合はゼロだった。
8試合ぶり…がとんでもないことになった。
43分かかっって1回が終わったとき、ベケットが33球、黒田は35球…いかにも
メジャーの野球だ。

その後もしっかり立ち直ることができず、112球7失点(自責は6)で降板した。
6回を投げ切ることができなかった。球宴前最後の登板がこの内容ではすっきり
しないだろうが、ゆっくり休んで後半に備えてほしい。


深刻度は増している

今シーズン2度目の休養のあと10試合ほど
好調だったイチローだがこのところまた
ヒットが出ていない。四球もないから
出塁率は.290!第1打席のバッティングも
崩れてるね。球宴休みが控えていなければ
休養のタイミングじゃないのかな。

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現地6日の試合を見ながらそうつぶやいた。多少体が崩れながらでもバットの芯で
ボールをとらえることがうまい選手なのに、空振りが目立ち、芯を外した打球で
平凡なフライやゴロになることが多いような気がする。

「後半は休養やDHが増えて、先発しないことが多くなると、英語の実況アナが
言っていた。シアトルの局だと思われるので裏付け情報があってのコメントだろう。
先日の記事にも書いたが、イチローを取り囲む環境は確実に変わった。

最後の2試合は打順を2番に下げられた。監督の頭の中ではイチローの再生より、
若手を育てるためにイチローをどう使うかに傾いているのではないか。
2安打ずつ打って意地を見せたが、球宴休み中に考えるべきことは多い。

金曜日に主な日本人選手の「中間報告」を書く予定です。
ウィンブルドンがらみの話は明日書きます。大したもんじゃないけど。ハハハ。

by toruiwa2010 | 2012-07-09 09:42 | メジャー&野球全般 | Comments(7)
Commented by デルボンバー at 2012-07-09 12:24 x
今年ボストンの試合はまめに視てないのですが、と言うことは、ペドロイアやエルズベリーも出てないんですかね?ユーキリスが移籍しちゃったのは残念でしたが…あ!バリテックも?
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-09 12:52
デルボンバーさん、こんにちは。

エルズベリーは4月から、ペドロイアはつい先日から
故障者リストに入っています。
Commented by toru at 2012-07-09 13:03 x
岩佐さま、初めてコメントします。ちなみに私もtoruです。私はフェデラーとテニスの大ファンでだいぶ以前からこちらのブログは度々拝見していました。今日もたまらず訪問しましたが、ちょっと先走りでしたね。私が決勝を見終わっての感想。まずマリーの進化、あんなにハードヒットするマリー、私はイメージにありませんでした。守備的なカウンターの得意な選手だと思っていたので。今後ますますこの男子4強の試合、そしてオリンピックが楽しみです。いつも読み逃げでした、すいません。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-09 15:00
toruさん、こんにちは。

テニス・ファンは「そのとき」だけしか
きませんし、読み逃げは普通なので
気にしてません。ハハハ。

フェデラーは立派でした。
Commented by toru at 2012-07-09 16:31 x
ナダルとサンプラスご贔屓の岩佐さんにフェデラーは立派なんて言われると、本当に涙が出そうなほどうれしいです。岩佐さんのその冷静でいつもフェアなコメントに魅せられていましたから。
ナダルは今回は残念でしたね。でも彼はまだ若いからすぐにまたランキング1、2位に戻ってくるでしょう。私も好きな選手の一人です。好きといえばマレーのコーチのレンドル、私の最初のテニスアイドルでした。
長文失礼しました。では。
Commented by oiroku at 2012-07-09 21:13 x
こんにちは。
選手もみな割り切ってるのでしょうが、MLBのアンリトゥン・ルールというやつだけは理解したくもないですね。
アメリカらしからぬ?ケチくさい考え方だと思います。
大体まともに当たれば死ぬボールをぶつけてるわけですから、わざとやったと認めた以上、傷害罪でブタ箱にぶち込んでやればいい、と思うのは私だけでしょうか(笑)

ガッツポーズ禁止も、ファンから感動を奪うのも大概にしてほしいと思うので大っ嫌いいな慣習の一つです。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-09 22:09
oirokuさん、こんばんは。

それは残念です。
面白いものもあります。
全部を否定する気にはなれません。
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