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岩佐徹のOFF-MIKE

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岩佐徹的バラエティ考~大したもんじゃござんせんw~07/12

 
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10数年前「さんまのまんま」に初めて出たとき、中村玉緒は
勝新太郎の妻だった。歌舞伎役者・中村雁治郎を父に持つ
お嬢様女優でもあった。
番組としては珍しく、比較的“きちんとした”会話が続いたあと、
ふと、玉緒の指に目を止めたさんまが「それは 勝さんから
もらった指輪でっか?」と問うと、彼女は手を振って「いやだ。
これはバンドエイドなんです。ブフォフォフォ」と吹き出した。

そのあと、“ぶっちゃけた”会話になったが、玉緒に言わせると
続きがあるのだ。
終了後、挨拶に来たプロデューサーが「長めに収録してあるから
いくらでも編集できる。切ってほしいところがあったら…」と
言うので、“指輪”の部分など数か所を挙げた。
すると、彼は「玉緒さん、すみませんが、そこは全部使わせて
いただきます」と言った。

…バラエティ女優・中村玉緒が誕生した瞬間だ。
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去年8月、「笑っていいとも」で局アナAがテレフォン・
ショッキングを担当した日、くす玉が割られていた。
垂れ幕には「おめでとう!真麻」と書かれていた。
前日、IT実業家との熱愛報道があったばかりだった。
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数日後 レギュラーになって日が浅い万田久子の夫が亡くなり
1週間休んだが、番組からは一言も説明はなかったし復帰した
ときもいっさい触れず、何事もなかったかのような再登場だった。

遠く70年代、ビート・たけしの父親が亡くなった。
数日後、売り出し中のツービートが「3時のあなた」に出演したとき、
彼らは笑いながら父親の死をネタにしていた。
この日のゲストだった大物歌手・近江俊郎が次のコーナーで顔を
紅潮させて激怒した。「我々の世代では考えられないことだ」と。
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2011年7月、ナインティナインの岡村孝史が突然テレビから消えた。
病名を伏せたままの休養から4ヶ月ぶりに派手な復活をしたあとは、
「おれが 頭 パッカーンなって…」と病気をネタにしていた。
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…記憶が正しければ、かつて、各放送局は報道・娯楽・教養などのカテゴリごとに
一定の割合で番組を作らなければいけませんでした。
特に、教育を看板に開局したテレビ朝日(旧日本教育テレビ)やテレビ東京については
教養・教育番組の比率が大きく課せられました。
テレビ屋は当時から相当にしぶとかったようです。彼らは、“娯楽”としか思えない
クイズ番組さえ“教養”とするなど強引な分類で危機を乗り切りました。ハハハ。

放送番組の分類ほど“融通無碍”なものはないかもしれません。
朝のワイド・ショーも報道、娯楽、教養…どれに入れても通ってしまいそうです。
“バラエティ”とひとくくりにされている番組群はどう考えても“娯楽”でしょうが、
「それじゃあ、バラエティとはなんぞや?」と問われると、即答に困ります。
それこそ定義が“バラエティ”に富んでいますから。ハハハ。

落語・漫才・歌謡・舞踊・寸劇など諸種の演芸をとりまぜた演芸会。
またその種の放送番組


…広辞苑をみると、“バラエティー”はそのように定義されています。(その④)
いかにも辞書らしい、かちんかちんに硬い言葉遣いで、この定義から、日々、
テレビが送り出しているバラエティ番組を連想することは難しい気がします。
ハハハ。
ちなみに、 “バラエティー”と“バラエティ”、文字にすると二通りあります。
Googleで検索すると、ヒットの数は5420万:5250万でバラエティーの方が
多いですが、私はバラエティ派です。
カテゴリ、パーティ、ビューティ…以前は全部伸ばしていたと記憶していますが、
今は“ー”をつけるのが面倒になりました。レモンティーは伸ばしますけど。
ハハハ。

冒頭に挙げた例を見ると、出演者が身を削り、プライバシーを切り売りしているのが
バラエティだと言えないこともなさそうです。ただし、今のテレビ番組の“作り方”は
スポーツやクイズ、音楽でもその傾向が強いですからニュースやドキュメンタリー、
政治経済関係以外のものはすべてがバラエティと考えてもよさそうです。
政治がネタの「TVタックル」もノリはバラエティですから、ややこしいです。
ハハハ。
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定義はあいまいでも、「バラエティばかりじゃないか。しかも面白くない」と
視聴者の多くが思っていることは事実のようです。
ほかのジャンルの番組を面白く作れなくなってバラエティに走ったはずなのに、
それが“つまらない”と言われたら、テレビ局の立つ瀬はありません。ハハハ。

しかし、視聴者の反応も無理はないと思います。
クイズ番組も、昔は「タイムショック」「アップダウン」「クイズダービー」…
工夫があって楽しめるものがありましたが、今は、同類のものがあまりにも多く、
しかも、出演者がほぼ同じ顔ぶれになっています。数人の限られたタレントが“
漢字の読み”を争うだけの番組がいつまでもなくならないのが不思議でなりません。
視聴者の選択肢が狭いからそうなるのでしょうが、不幸な話です。

芸人を並べてトークを競わせるタイプの番組にも同じことが言えます。ここでも
顔ぶれは決まっています。数10人のタレントたちが使い回されています。
“腕”のある連中なので話し始めれば面白いから ついつい見てしまいますが、
「別の番組で聞いた」と思うネタが次第に増えています。ハハハ。
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ブツブツ言いながら、笑いが好きなのでバラエティ番組はよく見ています。
テレビを増長させている責任の一端は私にもあるのでしょうが、この年齢になると、
ややこしいテーマの番組、深刻な話は“ときどき”でいいです。
妻はNHK-BSプレミアムが大好きです。バラエティを見終わってリモコンを渡すと
即行でBSに変えられてしまいます。夫婦でバランスがとれているのかもしれません。
ハハハ。

バラエティ好きにとって、島田紳助の“引退”はショックでした。
大きな穴があくだろうと思っていました。特に「行列ができる法律相談所」などは
紳助抜きでは成立しないだろうと思ったのですが、関西芸人のしぶとさには
感心しました。東野、宮迫、後藤…交代でしっかりと穴を埋めています。
しかし、バラエティ番組を仕切れる人間は限られていますから、紳助の引退で
司会者に一枠“空き”ができたのは間違いありません。

目立つのは上田晋也の安定感です。
それほど売れていないころから教育テレビやBSの地味な番組に出ていましたが、
当時から、持っている知識・情報の幅の広さを感じました。つっこみや切り返しの
うまさ、紳助にくらべると、はるかに“毒”が薄く、嫌う人も少ないでしょうから、
しばらくは彼がバラエティ番組の仕切り役として引っ張りだこになりそうです。
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笑いを提供するバラエティですが、バッシングの対象になることもしばしばです。
ユーモアについての“物差し”は人それぞれですから、送り手が「面白い」と思っても
受け手が予想外の反応を見せるときがあります。
去年のフジテレビ「27時間テレビ」はその典型でした。
“お遊び”で、岡村に激しくバスケットボールをぶつけた若手の芸人にネット上で
猛烈な非難が殺到しました。バラエティ番組ではよく見られるシーンですが、
慣れていない視聴者も多かったのでしょう。加えて“付和雷同”型の参加。ハハハ。
岡村やたけしの「見なきゃいい」発言もあって物議をかもしました。
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今年の「27時間テレビ」が近づいています。
フジテレビだし、司会がタモリだし…どんな放送になるかは想像がつきます。
「見なきゃいい」とは言いません。「見ない権利は視聴者にあるんですよ」と
つつしんでアドバイスしておきます。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-07-12 10:30 | 放送全般 | Comments(4)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2012-07-13 12:49 x
東京にいらっしゃる岩佐さんのために本日の「ちちんぷいぷい」の新聞テレビ欄をご紹介します。

尾木さんがいじめ問題の疑問に答えます、ピーコがお見立てアウトレット、さば寿司、豚生姜焼き、注目の子役…

これぞまさしくバラエティに富んでますなぁ。ちなみに深夜0時20分から角淳一おとなの駄菓子屋という番組がありまして、今夜はさだまさしと「密談」をするそうです。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-13 16:04
ひろ☆はっぴさん、こんにちは。

情報、多謝。
Commented by しぐま at 2012-07-14 08:35 x
フジテレビは15年ほど前、
日本テレビとの視聴率競争で劣勢に立たされていた頃、
「バラエティ・プランナー大賞」という
一般公募によるバラエティ番組企画コンペを実施しましたが、
そこで入賞した企画がテレビ番組化された事は、
ありませんでした。
入賞した企画の中には、ゴールデンタイムでの、
レギュラー番組化の有力候補もいくつかあったのですが・・・
それ以前にもフジテレビは、
平成5年夏、バラエティ番組収録中の惨事発生で、
「タレント頼り」「ナンセンスもの依存」からの脱皮を迫られたため、
秋の改編で、企画重視のバラエティ新番組を投入しましたが、
視聴率が思った以下しか取れず、定着できませんでした。
フジテレビは「ひょうきん族」などでの成功体験が足かせになっているのか、
「メインのタレントが画面で活躍すれば視聴率が取れる」という、
考え方から脱却できないでいるのでしょうね。


Commented by toruiwa2010 at 2012-07-14 08:48
しぐまサン、おはようございます。

・・・です。ハハハ。
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