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岩佐徹のOFF-MIKE

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「海猿」90「ヘルター…」70~話題作2本を見た~12/07/16

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07/15のツイート
2日続けて話題の映画の初日を見た。人生初経験だった。
13日の「海猿」は前作に続いてよかった。
エンタテインメントとして立派に成立していた。
14日の「ヘルタースケルター」は狂気と混沌…
ひどかった。レビューはいずれ。


「The Brave Hearts 海猿」90

羽田空港近くにある海上保安庁の仙崎(伊藤英明)の官舎が賑やかだった。
後輩の吉岡(佐藤隆太)が恋人の美香(仲里依沙)を連れて遊びに来ていたのだ。
2人は、選び抜かれた隊員だけが入れるトッキュウタイ(特殊救難隊)の一員として
同じ職場にいた。

翌日の朝、訓練に備えてロッカーで身支度をしながら、昔の“ノリ”が抜けずに
じゃれあう仙崎と吉岡に副隊長の嶋(伊原剛志)が鋭い言葉を浴びせた。一本気な
彼には新参の二人の態度が気に入らないのだ。特に仙崎に対しては「過去の活躍は
運がよかっただけ。周りに迷惑もかけている」と厳しかった。
「トッキュウタイに必要なのはスキルと冷静な判断力」が彼のモットーだった。
厳しいことを言われた吉岡の顔には「やりにくいなあ」と書かれていた…
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初日の2回目13時10分からの回でしたが、13日金曜日のTOHOシネマズ渋谷、
3番スクリーンは297席が95% 埋まっていました。
2年前の前作「The Last Message 海猿」には“海猿シリーズ完結編”の文字が
あったはずです。“完結”はすなわち、“完全に終わった”、“続きはなし”です。
そのときのレビューの最後にこう書いています。

“Last message”となっていますが、怪しいです。
「帰ってきた海猿」とか。ハハハ。


“知らん顔”で、仙崎が平然と戻ってきました。相変わらずカッコよく。
今回も出来はいいと思います。最後の最後は「おいおい」と言いたくなりましたが、
映画だからしょうがないかと納得しました。欲を言えばきりがないですが、CGの
完成度も高く、スケール感のあるスペクタクルにこまかいことは吹っ飛びます。
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私が男だからでしょうが、“男の世界”を描いた映画は 見たあとがすかっとして
気分がいいですね。男っぽさ、男くささ…言い方はいろいろありますが、男同士の
友情は美しいと思います。前作から劇場で見ています。なかなか面白かったので
最初の2本もテレビで見ました。
どちらかと言えば地味な存在と言っていい海上保安官にスポットライトを当てて
見事なエンタテインメントに仕上げていることに感心します。

一点だけ、医療ドラマの手術シーンなどにもよくありますが、このシリーズでは
1作に数回、「君たち時間がないんだよね?話してる場合じゃないんじゃない?」と
つっこみたくなるシーンが必ずあります。今回も。
1秒を争う緊迫した場面で「言わなきゃいけないことがあるの」と、長い会話が
始まっても“3分かかっているけど実際は5秒”だと思って見ないといけません。
歌舞伎の黒子が、“見えているけど存在しない”ことになっているのと同じように、
“約束事”ですから、つっこんじゃダメなんでしょう。ハハハ。

母局制作なので点が甘いかもしれませんが、男女を問わず、落ち込んでいる人に
お勧めします。2時間後には、一時的にせよ 元気を取り戻しているはずです。
海難救助の話ですから、ハラハラする場面がありますが、筋書きは想像通りです。
それでも、手に汗をかき、持っていた洋書の表紙がベトベトになりました。ハハハ。

そのままで、ぴったり当てはまるので、前作のレビューの一節を再録しておきます。

あなたが女性なら、三つのことを保証します。

いやなことを忘れて元気になれます。
“男の絆”の素晴らしさに涙します。
伊藤英明のかっこよさに惚れます。


「ヘルタースケルター」70


テレビでもファッション誌でも彼女の顔を見ない日はないほどのトップモデル、
りりこ(沢尻エリカ)は人気絶頂、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった。
しかし、スター独特の気まぐれや身勝手にマネジャーの羽田(寺島しのぶ)をはじめ
まわりのスタッフは振り回されっぱなしだった。トップの座を守るためなら体も
投げ出すりりこ。しかし、絶えず なにかにおびえ、いら立っていた。
人気の源、美貌と完璧なボディは全身整形で手に入れたものだったからだ…
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「ああ、やっぱり、色がきれいだなあ」と思いました。
ただし、それは初めのほんの数分間でした。
オープニング・シーンから音量が大きすぎて頭が痛くなりました。何かを訴えたい
作家の意図なのか劇場の責任なのかは分かりません。分かるもんですか。ハハハ。

序盤に集中するりりこが荒れる場面やsexシーンとそれに伴う露悪的なセリフの
“いかにも”感に辟易しました。以後、全編を通して描かれているのは狂気です。
朝日新聞で監督のインタビュー記事を読みました。

「血へどを吐きながらも凛と立つスターの姿と、彼らと接する
大衆の無責任な姿との温度差をずっと気持悪く思っていました。
ワイドショーを見て『へええ』なんて反応している私自身も含め、
大衆への怒りを表現したかった」


はっきり言って、それが制作意図なら あなた見事に失敗してます。ハハハ。
敢えて収穫を探せば、映像作家出身の監督らしい色彩の美しさが“何シーン”か
あったことと沢尻の胸の形がきれいだったことだけでした。

上記の蜷川実花監督の発言を受けて、記者のシメはこうなっていました。

こんな危険な劇薬をエンターテインメントとして気軽に消費する観客。
しかしこの構造に気づいた瞬間、私たちも第三者という安全地帯には
いられなくなる。


日本語で書かれているのは確かなのに、言わんとすることが私には理解できません。
映画関係者って、みんな狂ってるってことですかね。ハハハ。

予約が簡単に取れるので新宿ピカデリーに見に行きました。土曜日の2回目です。
予告編が始まるころは満席にはほど遠い状態だったので、「話題先行で、見ようと
思う人は少ないんだ」と思いました。しかし、本編上映までの15分間に飲み物と
ポプコーンのトレーを手にした観客がどんどん入場して、予告編が終わるころには
580席が90%の入りになっていました。ビックリしたのは、若い女性グループが
ものすごく多かったことです。見渡すと8割ぐらいが女性客でした。

場内が暗転し、いきなり画面に「WOWOW FILMS」の文字が現れたとき思わず
ずっこけそうになりました。まったく知らなかったからです。
金を出しただけではなく、制作にも立ち会ったでしょうが、担当者はどんな思いで
撮影を見守っていたのでしょうか。私なら「こりゃ、ダメだ」と思ったでしょう。
これで、案外ペシミストですから。ハハハ。
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沢尻…美しいか?と聞かれれば、「美しいっちゃあ、美しいけど人工的なもの」と
答えますね。物語の影響ではなく。
水原希子がかもし出す“構えない”美しさとくらべたら魅力が断然違います。
ほかの作品を見たいと思わせるのは水原の方です。彼女は「ノルウエーの森」でも
光を放っていました。

TBSドラマ特別企画「悪女について」を見たあと、“うっかり”こう書きました。

人間としてはとても好きになれないタイプですが、どんな演技をするのかには
興味があったので見てみました。物語としてはキメが粗くていいと思いません。
しかし、ワイドショーで顔を見るのも好きじゃなかった私が最後まで見たのです。
うーん、沢尻エリカ、タダものじゃない。
この女優は人を惹きつける何かを持っているのではないか?
化けるかもしれないぞ。


…うっかりと言うより、どこか体の具合が悪かったのかもしれません。
記事は削除しませんが、前言撤回です。ハハハ。

“化けるかも”はまだ可能性があります。
しかし、この人に“実力派女優”などとレッテルを貼ることには違和感があります。
この作品でも、“演技力”は感じませんでした。
オールヌードになったり、激しいsexシーンを見せたりして、“体当たり”ですが、
それは演技とは無関係ですね。泣いたりわめいたりする場面を指して、「すげえ」、
「半端じゃない」と称賛する声があるようですが、嫌でも迫力が出るシーンです。
この映画で演技力を見せたのはもちろん、りりこの母親&事務所の社長を演じた
桃井かおりでした。セリフの言い方、仕草の一つ一つに凄味がありました。

ちなみに題名のhelter skelterは“でたらめな”、“混乱した”という意味だとか。
ああ、そんなら分かるわ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-07-16 15:03 | 映画が好き | Comments(4)
Commented by らすかる at 2012-07-16 15:37 x
土曜日に前作をテレビで見ました。若手もベテランも魅力的な男優(俳優ではなく)がたくさん出ていて男性の顔は生き方を反映するなあとあらためて思いました。
今、とても落ち込んでいるので「海猿」を見に行くことにします。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-16 15:58
らすかるサン、こんにちは。

映画のレビューは他人さまの参考のために
書いていません。自分の記録のためです。

満足なさるかどうかは分かりませんが、
元気にはなると思います。保証はできませんが。ハハハ。
Commented by しょう at 2012-07-16 18:15 x
岩佐さん、こんばんは。

『ヘルタースケルター』
演技力があるということと激しいシーンを熱演したということ、
同じではないですよね。
普通の人の普通の感情を台詞なしで表現してみせるほうが
余程難しいと思うのですが。

好みと言えばそれまでですが、
蜷川監督作に限らず、こういった「女のすべてをさらけ出す」
タイプの作品は観ていて気持ち悪くなります(私女ですが)。

朝日新聞のインタビューのシメ、私もちんぷんかんぷんですw
そして監督の考えも。
スターは大衆に怒りを感じているんですかね?
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-16 19:30
しょうサン、こんばんは。

考えすぎ・・・この作品で強く感じるのは
そのことです。
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