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岩佐徹のOFF-MIKE

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パンダ・高齢出産・ピストリウス~君子、敢えて危うきに近づいてみる~07/24

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なんか変なんだけど、そう思ってるのは自分だけかも知んないし、なにかを言って
“おかしなヤツ”だと思われるのも間尺に合わんしなあ、ということがよくある。
最近だけでも3件あった。その度に、つぶやこうかなとキーボードに向かったが、
思いとどまった。余計なことを言って、これ以上嫌われてもなあ、と思ったからだ。
今日は書くことがない。やめておく方がいいと分かっているのに、あえて危うきに
近づいてみることにする。なんたって、打たれ強いから。ハハハ。

赤ちゃんパンダが死んだ

悲しいニュースだとは思う。動物園の園長や飼育係が涙を流しながら会見するのも、
訪れた親子連れが悲しむのもよーく分かるつもりだ。
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しかし、どうなんだろう。

この話題を伝えるワイドショーのスタジオで、パネリストたちが、揃いも揃って、
“さも悲しげな”沈痛な表情を浮かべて並んでいるテレビ画面を見ても違和感を
覚える人はいないのかなあ。
不謹慎かもしれないが、思わず、「ウソつけ!」と言いたくなるのさ。ここはまあ、
世間と歩調を合わせておくか…そんなとこじゃないの?と突っ込みたくなる。
外国メディアの中には、日本のテレビがトップ項目で扱うことに驚いたところも
あったらしい。たぶん、当方と同じ違和感があるのだろう。


快挙と言うべきだろうが

ラジオでさっぱりした語り口を聞かせてくれる好きなパーソナリティ、坂上みきが
妊娠を公表した。53歳で!!
ほしいのに子供を授からない女性は多いという。赤ちゃん誘拐事件まで起きる。
子供を持たず、それを悲しいとも辛いとも思わなかった者には、理解できないが、
結婚以来 不妊治療を続けていたという本人や夫はさぞ嬉しいに違いない。
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しかし、どうなんだろう。


もちろん、産むつもりだろうし、そのことを非難する権利は誰にもない。
ただ、これって、100%親の意志で決まったことだよね。
母親は子供を産むかどうかを選べるが、子供にはその選択肢がないんだよね。
責めるつもりは毛頭ないが、53歳で子供を産むことにした彼女は、では、子供の
幸せについてどう考えたのだろうか…ぜひ聞いてみたいと思う。

このニュースを聞いた多くの人が「産まれる子が成人に達するとき…」と簡単な
算数をしたはずだ。それ以前に、母体の安全が確保できるのかという心配もある。
先日、石田純一の夫人が「妊娠中の子供がダウン症になる可能性が高い」ことを
公表したのも記憶に新しい。染色体の関係で母親の年齢が高くなるほど可能性は
高まるのだという。それでも、危険を承知で産むらしいが。

さまざまなリスクを覚悟で高齢出産に踏み切る女性の勇気はすごい。強いと思う。
しかし、素直に“めでたい”と言う気持ちになれない自分がいる。


ブレード・ランナー

南アフリカのオスカー・ピストリウスのオリンピック出場をIOCが認めた。
両足とも膝から下に炭素繊維製の義肢を装着して走る陸上選手だ。北京のときは、
国際陸連が認めなかった。その後、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定で出場資格は
得られたが、出場のために必要な標準記録を突破できなかった。

この件も、とても微妙なのでツイッターに書き込むのはためらったが、念のために
チェックしてみると、去年の世界陸上のときにこうつぶやいていた。

2011/08/29のツイート
世界陸上:義足のランナー、ピストリウスを
初めて見た。黙って応援すればいいのだが微妙だ。
何か違う気がする。
規則的に“バネ“をどう考えているのだろうか。
乳酸がたまるということもないわけだし。
ほかの競技ではどう扱っているのか、純粋な
気持ちでとても興味がある。


CASの裁定を受けて、国際陸連・IOCが調べた上で最終的にOKを出したのだし、
どこかの国から強硬な抗議が出ているという話も聞かない。詳細を知らないまま、
素人が異論を唱えるのは“勇気”が要る話だ。
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しかし、どうなんだろう。

偉大な“挑戦”であるのは間違いない。そして、下手をするとハンディキャップを
持っている人たちへの差別ととられかねないだけに、誰も言いたがらない。しかし、
“問題あり”という気がする。何かが違う。強い違和感がある。

陸上選手が世界新記録を出したり、金メダルを獲ったりすると、ゴールの直後に
シューズを脱ぎ、それをカメラに向けて掲げてみせる。スポンサーとの約束事だが、
記録やメダルのカギがシューズにあったことをアピールしている面もある。
実際、“後日談”として、シューズ開発の苦労話がメディアに登場したりする。

それほど、陸上競技におけるシューズの力は大きい。特にソールに使われる素材の
反発力などは成績にかなり影響があるはずだ。トップになればなるほど、選手は
メーカーとタッグを組んで、よりよいシューズを求めて改良に血眼だと聞く。
生命線だから当然だ。

さて、ピストリウスだが、彼はシューズを履かない代わりにスプリント競技用に
作られた特別な義足を装着して走る。カーボン繊維を使って特殊な弾力構造を持ち
衝撃を吸収してバネのように動くのが特徴だと伝えられている。
また、国際陸連の依頼で研究者がさまざまな分析をしていて、義足の方が蹴る力を
より効率的に推進力に変えられるし、疲労物質によるロスも少ないと発表している。

一方で、義足には、スターティングブロックが使えない、コーナーが不安定なので
減速せざるを得ない…などのマイナス要素もあるという。
ただし、ネットをうろついてみると、多くの記事が彼の後半の強さを認めている。

バネと乳酸などの疲労物質…陸上競技では優劣を左右する要素だろう。たとえば、
“歩幅”はどうなんだろう?カーボン繊維であれば、当然バネがある。だとすると、
バネがある義足の方が健常者より広いのではないか?現段階では、明らかな差は
ついていないのかもしれない。しかし、開発が進み10cm、20cmと差が広がると
どうなるのか?誰もが納得する基準を設けるのは難しい。

世界陸上では準決勝で敗退した。
しかし、これが、オリンピックや世界陸上で決勝に出て優勝を争う力をつけたとき、
ほかの選手がどう反応するか?
さらに、彼は100,200,400メートルを走るが、同じような義足でマラソンなど
長距離を走る選手が出てきたとき、どうするのか?
もちろん、挑戦自体はすばらしいことだから、世間は称賛の声を挙げるだろう。
しかし、仮に、長い距離を走っても義足と肉体の接着部分に支障がないとしたら
やはりバネや乳酸の関係でかなり有利になるではないのか?足の裏にマメができて
苦しむ選手もいるが、その心配もないのだから。

より速く、より高く、より強く・・・
オリンピック憲章に記されている“モットー”だ。
それはあくまで、男女を問わず、人間が 器具の助けを借りずに自らの五体だけを
使って挑むものだと思う。
要するに、“別物”だという気がするのだ。

3件の中でも、最も微妙なので気を使って書いたつもりだが、それでも“差別”と
感じる人がいたらそれは見解の相違だ。
考えている通りに書いたし、これ以外の書き方はない。
by toruiwa2010 | 2012-07-25 09:17 | 岩佐徹的考察 | Comments(14)
Commented by eita3 at 2012-07-25 09:55 x
岩佐さんこんにちは。
パンダの件に関してはとにかく報道が大きすぎですよね。しかしどうして上野のパンダの話題はここまで大きいのに和歌山のパンダのはそうでもないんでしょうかね。あちらも妊娠、出産ときているだろうし。中には死んでしまったのもいるだろうに。

高齢出産についての考察は全く同感です。応援しないわけではないけど生まれてくる子供の人生まで考える必要がありますよね。でも不妊治療続けてやっと授かった…を考えるとやっぱり応援してしまうのは親しか見ていないからでしょうね。

このことに限らず、角度を変えた見方は必要だと思っています。十人が右を向いた意見を言っているとき、果たして左のことは考えなくていいのか?とよく感じて反対意見をあえて口に出す、ということは私もします。なので岩佐さんのそういうところ、私は全く否定しません。

最後の話は是非乙武さんにコメントいただきたいですかね。彼なら説得力たかいですからね、この件に関しては間違いなく。

長々と失礼しました。
Commented at 2012-07-25 10:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tom☆ at 2012-07-25 10:17 x
こんにちは、岩佐さん♪ あえて危うきに近づいてみるとは、さすがですね! 
私どれも同感なのであえてコメントする事も無いかとも思いましたが、一票を投じたくて☆
義足のランナーが今回出場するのは知りませんでした、違和感どころか反則だろうと強く感じます。
【義足】なんだからパラリンピックが相応でしょうに、どうして許可がおりたんでしょうね? そのメーカーがスポンサーだとか?!
裏事情はともかく、彼に負けた選手はさぞ複雑だろうと思います☆
Commented by ダブルダウン at 2012-07-25 13:16 x
とてもよくわかります。
全て危ういですが、ほぼ同感です。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-25 13:57
eita3さん、こんにちは。

MrOtotakeのコメント、私は特に聞きたいとは
思いません。ここでも危うきに…ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-25 13:59
デルボンバーさん、こんにちは。

個人個人の捉え方、主観の問題としか・・・
その通りだと思います。
そして、私は私のブログで私の捉え方を
書いたわけでして・・・。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-25 14:01
tom☆さん、こんにちは。

考えてみれば、昨日の記事も
十分に近づいてるんですがね。ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-25 14:02
ダブルダウンさん、こんにちは。

アプルーブ、ありがとうございます。
きつい、反応がなくてホッとしてます。
Commented by 赤ぽん at 2012-07-25 15:39 x
岩佐さん、こんにちは。
危うきに近づきすぎでしょうw
打たれ強く、打たれ慣れている?!岩佐さんならでは?

私もパンダ報道、高齢出産、義足の選手、どれもほとんど同意です。
特に義足の選手は前からなにか釈然としないものを感じております。
パンダに至ってはそこまで報道するか?!とテレビに突っ込んでました。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-25 15:51
赤ぽんサン、こんにちは。
あまり賛同されるとまた書きたくなります。ハハハ。

ツイッターの方はモス少し辛口ですが、なぜか、
この1-2週間フォロワーが増え続けています。
へそ曲がりは世間にたくさんいるということですかね。
ハハハ。
Commented at 2012-07-25 17:36 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by H.N. at 2012-07-28 12:34 x
産科医をやってる者です。
東尾理子さんはお子さんに染色体異常がある確率が高いのではなく、他の人に比べ少し高いくらいで85分の1とかそんな確率だったと思います。50代での出産というのは野田聖子さんの時もそうだったんですが、他人からの卵子提供を受けての妊娠の可能性が高いと思います。要するに女性が45、46歳くらいで妊娠できなくなるのは卵子の問題(排卵しなくなる)であって子宮自体は何と60代でも機能できるものなんです。卵子提供っていうのも人によって意見の分かれるとこでしょうね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-07-28 13:03
N.H.さん、こんにちは。

門外漢なので、ここは、あまり「あやうき」に
近づかぬよう、石田夫人について、「異常」という言葉は
使っていないのですが、紛らわしかったらごめんなさい。
Commented by N.H. at 2012-07-28 14:50 x
染色体異常は染色体の異常があるという事実なので差別的な意味は全くないので大丈夫だと思いますよ。ダウン症は染色体異常の一種なんです。こちらこそややこしい言い方をしてすみませんでした。
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