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岩佐徹のOFF-MIKE

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岩隈・黒田2連勝!~惜しかったダルビッシュ~12/08/21

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兆しが見えたダルビッシュ

08/18のツイート
前回のダルビッシュは味方の援護もあって
およそ3週間ぶりで勝利投手になった。
ボールが多く決していい投球とは言えなかった。
投球回数より奪三振が多い投手3人の中に
入っているが、与四球のワーストタイでもある。
コントロールに注目する。


前回からキャッチャーがソトに変わった。マダックス・コーチの助言でフォームも
少し手直ししたというダルビッシュが立ち直りの兆しを見せている。少なくとも、
トンネルの向こうに明かりが見えてきたと言っていいだろう。

ダルビッシュは4月、5月にもブルージェイズ戦に投げている。そのときに対戦し、
この日も先発していた選手は4人しかいない。詳しいことは知らないが、チームの
成績が悪いと選手の移り変わりも激しくなるようだ。故障者以外は“ほぼ不動”の
レンジャーズのラインナップとくらべるとよく分かる。

過去の対戦では2度とも勝ち投手になっているのだが、この日は1回、1アウト後、
3番のエンカーナシオンに強烈な一発をレフトに叩きこまれた。それはそれは甘い
スライダーだったから当然だ。しかし、以後14人の打者に対してはデドボールで
走者を出しただけの落ち着いたピッチングだった。
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惜しかったのは味方が1点を取って1点差としてくれた5回の裏だ。
簡単に2アウトとしたあと9番ゴーズにバットを折りながらセンターに運ばれた。
状況を考えたらシングル・ヒットで止めておきたいところだったが、センターの
ジェントリーが突っ込み過ぎて打球をはじいてしまった。一気に3塁まで走られ、
次のデービスのタイムリーで結果的に決勝点となる1点を失った。

許したヒットは3本だったが、妙に“意味のあるもの”ばかりになってしまった。
与えたフォアボールも7イニングスで1個だった。(ほかにデドボールが1個)
ストライクそのものが多かったし(71-43)、いい傾向だと思う。7月に入ってからの
ダルビッシュは、最低でも3個以上のフォアボールを出していたのだから。
ことし、7回以上投げてフォアボールが2個以下だったのは5試合あり、すべて
勝ち投手になっていた。

残念ながら、この日は味方打線が抑え込まれたために負け投手になった。相手の
ファレル監督がきちんと“手順”をふんで投手を小刻みに代えたためにやられて
しまったのだ。こういうときは気持ちを切り替えるしかない。黒田なんてもっと
厳しい状況で黙々と投げているのだから。

この日も3回 盗塁された。これで22回のうち20回の成功を許したことになる。
19/19のロドリゲス(HOU)や25/26のバーネット(PIT)ような“ツワモノ”もいるが、
いやしくも、ワールド・シリーズを狙うチームのエース格だったらキャッチャーと
協力して対策を考えないとね。盗塁の自由販売はまずいよ。ハハハ。

この日の登板を終えて、147回2/3で奪三振は172個になった。
9イニングスあたり10.48個は、シャーザー(DET)、ストラスバーグ(WAS)に次いで
メジャー第3位になる。凄いことだと思う。
奪三振数が投球回数を上回るのはピッチャーとして一つの勲章だ。
最終的に、200ニングス以上投げて奪三振も200以上なら高い評価を受けるだろう。
1970年代の終わりに大リーグ中継を始めたばかりのころ、「岩佐さん、こういう
ピッチャーをアメリカでは“アイアン・マン”と言ってね」とパンチョ伊東から
聞いた記憶があるのだが、ネット上に、それを裏付ける記述が見つからない。
ちなみに、2011年のメジャーでその両方をクリアし、なおかつK>IPだったのは
カーショー、クリフ・リー、リンスカムの3人だけだった。

残りの日数を考えるとあと9回の先発が可能だが、オフの日があり、プレーオフの
ローテーションとの関係もあるからおそらく先発はあと8試合だろう。
“200イニングス以上でXX万ドル”というインセンティブもあるはずだからぜひ
クリアしたいところだが、登板のたびに6回2/3平均が必要だから簡単じゃない。
もし、メジャー1年目のダルビッシュが200イニングス&200奪三振を達成したら
“快挙”と言っていい。

次は現地23日のツインズ戦だ。


好調が続く岩隈

ちょうどいい時間にレンジャーズの試合が
終わり、間もなく岩隈が先発するマリナーズの
試合が始まる。忙しい。前回は7-1とリードして
7回まで82球だったが、完投を逃がした。
こだわることはないが惜しいことをした。
最近目立っている強気の投球を見たい。


岩隈は中4日または5日で先発する“メジャー流”のペースをつかんだようだ。
球速は相変わらず145キロ前後だが、ボールがよく動いている。変化球も低めに
コントロールされていて、打者もなかなかバットの芯でボールをとらえられない。
先発に回った初めのころは、カウントで追い込んだあと、きわどいところをついて
凡打にさせようとする投球が目立っていたが、今は違う。どんどん、ストライクを
投げ込んで、カウント有利になると、早めに勝負に行くようになった。
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必然的に投球数が減り、マウンドにいる時間が長くなっている。球の勢い、キレ、
コントロールが悪くなっていないとベンチが認めているわけだ。
このまま、100球前後で6回プラスαをコンスタントに投げられれば来シーズンに
向けて明るい材料だ。残りの先発は8~9回だろうが、いいオファーをさせるために
せいぜい、いいピッチングをすることだ。50イニングス前後が君にとって、絶好の
“プレゼン”の場だと思えばいい。ハハハ。

ヘルナンデスが完全試合をやってのけた次の試合だったが、岩隈も快調に飛ばして、
4回まで一人も走者を出さなかった。期待した通り、46球中30球がストライクの
“積極投法”だった。大きなピンチはその完全ペースが崩れたときにやってきた。
5回先頭のモーノーに2ベースを打たれ、バックのエラーがらみで1点を失って
なおも1死満塁のピンチだった。

大げさに言えば、岩隈の今後の“メジャー人生”を占う正念場だったと思うが、
表情を変えずに粘り強く低めをつくピッチングで続く2人を三振に仕留めた。
ローテーションピッチャーにふさわしい堂々たる内容だった。

次は現地22日のインディアンズ戦になるようだ。いかん、4:40AM開始だ。


防御率2点台に入った黒田

08/20のツイート
あっぶねえ。桐光学園・松井裕樹に気を取られて
黒田の試合が始まるのを忘れていた。なんという
失礼な話だろうか。ハハハ。
いま、日本人投手として最も輝いているというのに。
スコアシートもプリントしないと いけないし、
間に合うかな。


辛うじて開始に間に合った。
前回に続いて素晴らしいピッチングが見られた。いまのダルビッシュには、いつ
フォアボールで崩れるかという恐れがあり、岩隈は一発が怖い。
2人にくらべると、黒田の安定感は圧倒的だ。
何よりも序盤で失点しないから、チームは攻撃に集中できる。“試合を作る”点では
文句なしの投球が続いている。4~5月、不安な気持ちで立ち上がりを見つめたのが
嘘みたいだ。ハハハ。
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前回は0-0のまま7回まで味方が点を取ってくれず、我慢のピッチングだった。
昨日は、1点ずつだったが1,3,4,6回と点を積み重ねてくれた。
インタビューで“慎重かつアグレッシブに”投げたと言っていたが、その通り、
決して甘くないコースにどんどんストライクを投げていた。

ストライクとボールの割合も75:37と見事な数字が残った。
低めに決まっていたことは内野ゴロの多さが証明している。
三振を除く20のアウトのうち12がゴロだった。しかも7個がセカンドゴロだ。
カノーが打者によって少しずつポジションを変えて完璧に対応していたのが光る。

これで12勝8敗とした黒田だが、シーズンの残りは44日になった。
5日に一度の登板だから、先発は最大でもあと8回だ。試合のない日があるし、
このまま5人のローテーションが変わらなければ、8試合目が10月2日になる。
プレーオフの日程とのからみで回避する可能性があり、微妙だね。
今の調子をずっと続けるのは簡単ではないだろうが、残り7~8回の先発で何勝を
上積みできるだろうか?
特筆すべきは、防御率がとうとう2点台に入ったことだ。2.96は立派だ。


イチローが元気

イチローが2打席連続でソロホーマーを放った。2本とも完璧で1本目は2階席に
打ち込んでいた。実を言えば、第1打席も“惜しかった”のだ。少しくい込まれた
だけでいい感じでボールをとらえていた。
8番という打順でこれを見せておくとプレーオフで対戦する球団には脅威だろう。
2本目のあとは珍しくカーテン・コールに応えていた。その顔がよかった。
しっかり、実績を残して行けばオフにいいことが待っているだろう。イチローには
こういう華やかなステージが似合うのだ。もっと早く決断してればねえ。ハハハ。
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いいものを見た

昨日の準々決勝で、桐光学園の松井祐樹は15奪三振を奪いながら敗れた。
試合終了の挨拶を終えたあと、光星学院の校歌を聴くため1塁側ダグアウト前に
整列したとき、泣き崩れていた。隣に立ったのは3年生のキャッチャー、宇川だった。
号泣する松井より、懸命に松井を支えていた宇川の姿が胸を打った。
高校野球に“純真さ”が残っているとすればこういうところだね。
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by toruiwa2010 | 2012-08-21 08:22 | メジャー&野球全般 | Comments(5)
Commented by 赤ぽん at 2012-08-21 12:22 x
岩佐さん、こんにちは。

黒田の安定感は本当に凄いですね、シーズン序盤の頃とは入りの安定感が段違い!
ダルビッシュの投球は見ていないのでわかりませんが、今後終盤にかけて
活躍できるか?ここ数試合が勝負どころでしょうか?

イチローはこういう喝采を受ける場面を見るにつけ、もっと早く動いておけばw
同感であります!
Commented by くに at 2012-08-21 13:47 x
こんにちは。
たしかに奪三振は凄いですね。リーグを代表する投手達(バーランダー・プライス・ヘルナデンス)と肩を並べています。三振が撮れるのは、打者から見て威力のあるボールを投げている証拠。
でも防御率は先に上げた投手達は2点台なのに、ダルビッシュは4点台。四球が多いのもあると思いますが、ボール自体は威力あるのにマウンドで生かし切れていないってことなんですかね。
Commented by shin555 at 2012-08-21 14:07 x
せめて5年早く、こんなイチローを見たかったですね♪
Commented by toruiwa2010 at 2012-08-21 15:01
赤ぽんサン、こんにちは。

ダルビッシュについては、コントロールの問題が
最大の課題ですが、克服できたかかどうか、この次を
見れば分かるような気がします。
Commented by toruiwa2010 at 2012-08-21 15:29
くにサン、こんにちは。

右打者の三振は大多数が外角に逃げる
スライダーを空振りさせたものです。

3人にくらべて防御率が悪いのはBB/9とともに
MISPの被安打率をくらべるといいと思います。
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