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岩佐徹のOFF-MIKE

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連載「ハシシタ」始まる~“過激”・週刊朝日にびっくり~12/10/18

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朝刊で週刊朝日発売の広告を眺めていると面白そうな記事が目に飛び込んできた。

「ハシシタ 救世主か 衆愚の王か」

“緊急連載”とあった。筆者は佐野真一というライターだ。本を読んだことはないが、
名前だけはよく聞いている。
もちろん、ハシシタが大阪市長・橋下(ハシモト)徹を指すことはすぐに分かった。
いつか 天下を取ってしまうかもしれないこの男には興味があるし、“DNAをさかのぼり
本性をあぶり出す”というコピーにもインパクトがあって買いものに出る妻に頼んだ。
「はて、DNAってさかのぼれるものだったっけ」という疑問はありつつ。ハハハ。
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見出しも相当に“勇ましい”が、中身にはもっと驚く。
名前は知っていても、読んだことがないから佐野真一がどの程度の書き手なのかまったく
知らないのだが、この文章はどうなの?と思う。6ページにおよぶ全編に、激しい言葉、
憎しみに満ちた文章がちりばめられている。

新党の結成宣言はテキヤの口上

聴衆の関心を引きつける香具師(やし)まがいの身振り

カメラが回るとわざとらしい作り笑いを浮かべ、回っていないとわかると暗い顔になる。
裏に回るとどんな陰惨なことでもやるに違いない。(懲戒請求・入れ墨調査が例証)

彼の言動を突き動かしているのは、その場の人気取りだけが目的の動物的衝動

そんなおべんちゃらと薄汚い遊泳術で生きてきた

(市議・府議など)こういう下品な連中は、私から言わせれば“人間のクズ”という


…今日はこれぐらいにしといたろか。ハハハ。
とにかく 筆者はよほど橋下が嫌いらしい。そして、橋下が権力の座に近付いていることに
底知れない恐怖を抱いていることもわかる。しかし、ここまで書くかというリポートだ。
立花隆がロッキード事件で田中角栄の金脈を追及したときも、多くのメディアが書いた
反小沢一郎キャンペーンの記事でも、これほど憎悪・嫌悪の感情をむき出しにしたものは
見かけなかったように思う。

もともと、そういう傾向の文章を書く人なのかもしれないが、“露悪趣味”があるのかと
疑ってしまうほどに品のない記述に辟易する。(“ ”は当ブログ)

…議員が語った、耳が“勃起”してきそうな裏話

新しいものなら“うんこ”でも飛びつきそうなテレビ局御用達のお手軽評論家連中…


このブログでも、ときに特定人物を批判するが、これほど“ばっちい”言葉は使わないし、
対象の人格まで傷つけるような書き方はしたことがない。…ないはずだ。ハハハ。
しかし、佐野のペンにはブレーキが付いていないらしい。とどまることを知らない。
この書き方が編集部の狙い通りなのかどうかは分からないし、たとえ、思惑と違っても
依頼した以上、手を出すことはできないのだろう。最後までこの筆致が続くことになる。
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言葉や書き方の汚さとは別に気になる記述を二つだけあげておく。

“日本維新の会”の旗揚げパーティで会ったTBS「報道特集」にコメントを求められて
こう答えたと書いている。

「日本の歴史が暗転する瞬間に立ち会ったというのが、実感です(後略)」

“日本維新の会の旗揚げ=日本の歴の暗転”と読めるが、根拠は語られていない。
ここは、“暗転し始める”、もしくは、“暗転するかもしれない”瞬間…ではないのか?

日本の政治を取り巻く環境がある時代の外国の状況と似ているそうだ。
それは、ワイマール憲法下、少数複数政党の連立内閣が乱立して政策の安定性を欠き、
ヒットラー率いるナチ党が台頭する温床となった1920年代のドイツの政治状況を指す。

今起きていることを江戸時代や明治のころと比較することはあるから、こういう書き方も
“ないではない”。しかし、戦後生まれという筆者がこう書いても説得力を持たない。
本当に似ているかどうかについても疑わしい。単に“橋下 →独裁 →ヒットラー”という
図式に持っていきたいだけではないのか? それ、好きじゃないなあ。

今はだいぶ沈静化しつつあるようだが、“決められない政治”の時代に橋下徹的が人気者に
なるのはある意味“必然”なのかもしれない。ただし、強い“拒否反応”があって当然だ。
当ブログも地方行政と国政の違いを思えば、“危うさ”を感じないわけにはいかない。
しかし、この「ハシシタ」1回目を読むと別の危うさも感じる。
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この緊急連載の主たる目的は橋下徹の人物像を明らかにすることだそうだ。そのためには
過去にさかのぼって、出生や家庭環境まですべてを明らかにしていくらしい。
すでに、彼が被差別部落の出身であることや、父親が麻薬中毒の揚句に自殺したこと、
親戚に金属バットで殺人事件を起こした者がいることなどが記されている。

橋下が被差別部落出身であることはすでに知られている事実だ。
タイトルの“ハシシタ”は名前の由来、つまり、橋下の出生そのものにつながるのだろう。
“あざとい”と思う。“反則”だと思う。
権力の頂点に立つ男かもしれない政治家を語ろうとすれば、その“出自”を問うことは
避けられないのだろう。しかし、この書き方はひどい。たぶん、インパクトを与えようと
考えたのだろうが、“品”というものがない。

朝日は…少なくとも週刊朝日は小沢擁護のときと同じように、徹底して橋下を攻撃すると
決めたんだね。相手は市長だが、有能な弁護士でもある。原稿のチェックは十分すぎる
ぐらいやった方がいい。法律には暗いが、1回目だけでも名誉棄損になりそうな書き方が
いくつも見られる。この連載が無事に最終回を迎えるかどうか注目しよう。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-10-18 08:50 | 岩佐徹的考察 | Comments(16)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2012-10-18 09:35 x
同じ「朝日」でも大阪の朝日放送には、橋下市長のブレーンである古賀茂明氏や東国原英男氏がレギュラー出演しています。他の在阪局と同様に橋下市長には批判的な報道は見受けられません。しかし橋下市長はこの件を発端に朝日放送と朝日新聞の取材を拒否するとのこと。毎度のことですが大人気ないですねぇ。世間の耳目を票に換えるためには、こういうことが必要なんでしょうか?私は興味を持てません。
そんなことよりヤンキース三連敗!なんとか黒田にリベンジの機会を!!
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-18 09:47
ひろ☆はっぴサン、こんにちは。

大阪には大阪の事情これあり・・・。
こちらには判断材料もなくて。ハハハ。
Commented by ポセイドン at 2012-10-18 20:49 x
ミヤネ屋が橋下市長の会見を生中継している間、知りたがりは玉置浩二を取り上げていました。
どういった意図だったのでしょうか?笑
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-18 20:57
ポセイドンさん、こんばんは。

ずっと「ミヤネ屋」を見ていたので、意図はわかりません。
しかし、「知りたがり」の作り方はだめですね。伊藤が気の毒。
Commented by トレバー at 2012-10-20 11:09 x
朝日は失敗したと思います。維新の会の支持率が下がるタイミングで、橋下市長にうまく尻尾をつかまれたのです。すでに文春や新潮が同じような特集を組んでいますが、橋下市長からの反論はありません。この記事は彼の政治手法を問題にしていることをもっと明確にするべきでした。佐野氏も孫正義しの半生記で在日問題に触れていたが、何の反論もなかったので、同和問題に関して油断していた節があります。

朝日としても、覚悟の上での連載であったはずなのに、意外にあっさりと負けを認めたのはどういうことでしょうか?なにか大きな圧力があったのか?
もはや朝日は橋下市長に逆らうことはできないでしょう。
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-20 11:21
トレバーさん、週刊朝日が負った傷は大きいでしょうが、
編集長・スタッフが替わったら、「そんなことあったっけ?」で
終わるでしょう。
…だと思います。ハハハ。

そして、連載中止は橋下の反論とは直接の関係は薄いのでは
ないかと思っています。
Commented by クレーマー&クレーマー at 2012-10-20 13:20 x
本当に週刊朝日の連載の趣旨がわかりません。こういうことを書けば橋本氏本人から徹底的に反撃されることはわかっていたはずです。それでも連載したのは、裁判になっても勝てるとでも思っていたのかと思います。とても信じられません。
Commented by あきれたしみん at 2012-10-20 13:56 x
佐野の橋下批判は素晴らしい、正鵠的を射ている、と擁護し、連載が中止になった後も、佐野への批判は間違っている、批判で人を傷つけるのは避けられない、これは言葉狩りだ、今の世論は異常だとなおも擁護しているそっち系の有名ブログを見て、どんなものかと思ったら、相当に下品ですね。
しかも、悪意のある主観ばかりで、具体的な業績について論評しているわけでも、本人の偽りを暴いているわけでもない。

還暦過ぎた老人がこんな中傷ばかりの記事を書くなんて。
佐野本人の釈明もひどいものでした。
こんな記事を賞賛して擁護したがる神経も、これに不快感を覚える世間を異常だと罵る感覚も分かりません。

Commented by toruiwa2010 at 2012-10-20 14:03
クレーマー&クレーマーさん、こんにちは。

企画から無理がありましたね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-20 14:07
あきれたしみんサン、こんにちは。

他人のブログは読まないので、どんなものか
分かりません。不遜なのではなく、時間がないんです。

佐野リポートは、内容もひどいですが、私が辟易するのは
文章の汚さです。一流と言われるライターが書くものとは
思えませんでした。著しく評価を下げましたね。
Commented by とくめい at 2012-10-20 23:19 x
私は朝日は昔は偏見や差別と闘う側だと思っていました。
しかし助長させる側についたこと、それを編集が通したことに大変な失望感があります。
そして、一番大事なことは、(大阪に嫁ぎましたが、差別は根深く驚いていたのですが)橋下氏を通して、出自を隠して(隠さざるを得ない)懸命に真面目に働いている人達が実際いるわけです。その人達の心をも朝日は傷つけ、偏見はやはり横行するものだと知らしめたと思っております。
本当にひどい話だと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-21 07:24
とくめいサン、おはようございます。

5年間、大阪・千里山で過ごしました。
50年以上前のことです。
中学の生徒の中にもその地域の人がいました。
全く知識のないまま、彼らと喧嘩をしてクラスメイトに
忠告されました。
私個人には、「差別」の気持ちは全くあありません。
あなたが何歳かわかりませんが、嫁がれたころに
まだ、そういう状況だったと聞き、少し驚いています。
Commented by とくめい at 2012-10-21 11:21 x
お返事ありがとうございます。
私は40歳です。約8年前に大阪に嫁ぎました。
大阪に嫁いだ当初はどうして「人権」という言葉が電車や区民ホールにあるのか分かりませんでした。
知った時大変なショックでした(私は東北出身です)
(私の親の知人の祖先は長野で、豪富だったのに自分の財産をなくすほど部落解放に力を注ぎ使った人だと聞き、親から人は生まれで差別をしてはいけないと聞かされて育ったため差別は許されないと思っていました。)

だからこそ、朝日の今回の報道は非常に失望しました。
今だってしつこく出自を探され、結婚がだめになる人がいます。
表には出ません。差別区域が守られることで逆差別だと訴える人もいるでしょう、しかし、そこに住む多くの人が真面目に生きているんですよ。それを今回の朝日は橋下氏を通して「いいか、どんなに努力したってお前らはしょせん〇〇出身なんだろ!だからどうあがいたって無駄なんだよ!」と付きつけたようなものだと思います。
本当に橋下氏が言っていた「社会の一定のルール」をぶった切った卑劣なことだと強く思います。
長々と失礼しました。
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-21 11:34
とくめいサン、こんにちは。

熱いお気持ちが伝わります。
する側に恥ずかしいという気持ちが生まれない限り
差別はなくならないのでしょうね。
Commented by H.N. at 2012-10-22 13:21 x
差別を助長してるんじゃなくて、これは紛れもない差別ですよね。橋下氏に対しての。被差別部落団体系からも相当なクレームが来ると思いますが、朝日はどう対応するんでしょうかね。返す返す軽率なことをしたものです。
Commented by toruiwa2010 at 2012-10-22 15:24
H.N.さん、最新号に載せたわび文もひどいものです。
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