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岩佐徹のOFF-MIKE

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MLB通信簿 2012 その1~青木・岩隈・松坂etc~11/01

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ワールド・シリーズがジャイアンアツの圧勝であっという間に終わってしまった。
のんびりと書き進めていた恒例の通信簿が間に合わない。ハハハ。
毎年、必ずお叱りを受ける。好き・嫌いは排除しているつもりだし、あくまで、
野球が好き、メジャーが好きな男が“余興で”書いているものだ。
気に入らないことが書かれていたら笑って済ませる…そんな”心の広い”人だけに
読んでほしい。ハハハ。

*評価はS、A+、A、A-、B+、B、B-…の順。


A+ 青木宣親(Mikwaukee Brewers:1年目)
151試合 .288(520-150)出塁率.355 10HR 50打点 30盗塁

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彼には頭が下がる。
日本球界有数のヒット・メーカーだったのに、メジャーの評価は低かった。
キャンプで“入団テスト”を受けて ようやく正式契約になるという屈辱を味わった。
言葉も分からない初めての環境の中で、家族を連れてのメジャー挑戦はわれわれが
想像する以上に大変なことだったと思う。

まず キャンプでポジションを確保することが最初の課題だったが、果たせなかった。
初めから「厳しい」と言い続けたが、この時点で ますます厳しさが増したと思った。
パワー不足は否定できず、代打というタイプではない。肩の力を考えたら 守備も
“ぎりぎり合格”のレベルだから、守備要員とも思えなかったからだ。

とにかくレギュラーになり、序盤で自分の能力を見せて首脳陣の信頼を得る以外に
生き残る道はないと書いたのだが、口で言うほと簡単なことではないと思っていた。
しかし、代打・代走要員から少しずつ実績を積み上げて行き、最後は不動のトップ・
バッターになった。不明を恥じ、その努力に脱帽する。

打率は“平凡”だが、出塁率がNLトップ20に入っているのは評価されていい。
4番目に多かった13死球に ボールに食らいついていく彼のスタイルが見える。
ブルワーズはとんでもないお宝をめっぽう安い値段で手に入れたことになる。
今年が$100万、来年は$125万で、2014年は球団にオプションがある契約だ。
このオフ、エージェントは、来年を含めた複数年契約の交渉に入るのではないか?
球団は簡単には応じないだろうが、青木と代理人のタッグは強気になるはずだ。
ハハハ。


A 岩隈久志(Seattle Mariners:1年目)
30試合 9勝5敗 防御率 3.16
16試合 8勝4敗 防御率 2.65 (先発として)

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先発に回ってからは本当によく頑張ったと思う。正直、ここまで投げられるとは
思っていなかった。日本での十分な実績を知った上でマリナーズが1年契約しか
オファーしなかったことを見ても、球団の期待度はそれほど高くなかったはずだ。
しかも、かなり年俸を抑えられて…。
悔しかったら、シーズン終了後にGMが「なんとか複数年契約を」と頭を下げて
頼んでくるぐらいの結果をバシッと出して見せるしかない、と書いたほどだ。

キャンプからオープン戦、シーズン序盤の流れを見て「やっぱりね」と思っていた。
いつ投げるかわからないまま、ブルペンのチェアに腰をおろして下を向いている
岩隈を見ては「日本にいればこんなことはなかっただろうに」と同情したものだ。
しかし、7月初めに先発のチャンスが生まれ、そこから結果を積み上げていった。
立派だと思うし、彼についても“見くびった”ことを恥ずかしいと思う。

QS(クオリティ・スタート)は16試合中9試合ある。
先発した試合で6回を自責点3以下に抑えることを指す。悪い数字ではない。
ただし、先発したときの投球回数を平均すると 6回に満たない点がもの足りない。
76球以後の被安打率が極端に悪くなるデータも印象がよくない。試合を見ていると、
80球を過ぎたあたりからベンチの動きが気になって仕方がない。おそらく、岩隈も
同じ心境だっただろう。精神衛生上あまりいいことではないなあ。ハハハ。

今シーズンの実績は先発でやっていけることを証明したと思うが、評価としては
先発の“4,5番手”だと思う。好条件でのオファーが来るかどうかは“予断”を
許さないところだ。


C- 松坂大輔(Boston Redsox:6年目)
11試合 1勝7敗 防御率 8.28

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今年の松坂は評価するのがつらい。
何度もKOされる場面を見た。最後の試合でバレンタインに肩を抱かれ、うっすら
涙を浮かべる彼を見たときは信じられない思いだった。2シーズン目の2008年に
18勝3敗という輝かしい数字を残してからたった4年、こんなシーンを見ることに
なるとは予想もしなかったし。

しかし、プロの世界は結果がすべてだから、松坂は自分も厳しい目でこの結果と
向き合わなければいけない。
去年、肘のトミー・ジョン手術を受けた。現在では数多く行われている手術だから
心配はしなかった。しかし、この手術はリハビリに時間がかかる。
4月初め、回復中の松坂がマイナーの打撃練習で151キロを記録したと聞いたとき、
順調なのはいいが、復帰を焦っていないのかと気がかりだった。
復帰が早すぎたかどうかは球団内で検討・検証してみなければ分からないことだが、
松坂にとっては すでにどうでもいいことだ。

日本野球が生んだ最高レベルのピッチャーとして海を渡った松坂だったはずなのに、
6年後の今は、来年どうする?という大問題が立ちふさがっている。
数字はどうにもならないものだったが、まったく通じなくなっているとは思わない。
最後の3試合は自信を失っていてひどい内容だったが、唯一勝った試合以外にも、
いくつかの試合でいい投球を見せていた。主軸打者に対して勝負できる球もあった。

自信を取り戻すことが急務だ。そして、彼にはその力があると思う。
あまりいい関係だったとは思えないファレルが監督としてボストンに戻ってくる。
そのレッドソックスを含めての“オファー待ち”の立場だが、来年もメジャーで
投げる松坂大輔を見たい。


A- 上原浩二(Texas Rangers:通算4年目)
37試合 0勝0敗1セーブ 防御率 1.75

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中継ぎとして抜群の働きをしたと思う。
36イニングスで43奪三振、3与四球という数字は驚異的だ。
フォークボールに切れがあり、ピンチの場面で送りだしたときコントロールのいい
フォークで三振を奪う、フォアボールは出さない。ベンチの信頼は得ているはず。
シーズン終盤の14試合は38人の打者と対戦して打たれたヒットは2本、与えた
フォアボール1個というほぼ完ぺきなピッチングで1点も許さなかった。

メジャーで活躍できる喜びを味わうように、踊るようなフォームで投げる上原を
見られてよかった。
ただし、どうしてもここという場面での“一発”の怖さが付きまとう。
クローザーへの昇格はないと腹をくくって、今の地位を確実なものにしてほしい。


C 川崎宗則(Seattle Mriners:1年目)
61試合 .192(104-20)

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本人はどんな気持ちでこの1年を過ごしたのだろうか。
「イチローさんのそばでプレーしたい。そのためだったらマイナー契約でも…」と、
マリナーズに入団したが、肝心のイチローはシーズン途中に移籍してしまった。
動機が不純だとか言うつもりはない。しかし、明らかに力は及ばなかった。
61試合に出場したが、先発したのは半分以下だ。2割に満たない打率、代走に出て、
そのまま守備に就くことが多かったが、かといって“守備固め”ではなかった。
話題になったのは、ハッスルぶりと、ピエロめいたパフォーマンスなど、プレー
以外のことが多かった。本人なりに一生懸命だったのだろうが、見ていて思わず
うなってしまった。褒めているわけではない。


C 西岡剛(Minnesota Twins:2年目)
3試合 .000(12-0)

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残念だが、完全な力不足だった。彼のメジャー・リーガーとしての生命は実質的に
去年の4月7日にスウィッシャーのスライディングを受けたとき終わっていた。
一度は復帰したが、監督・コーチの信頼を得るには至らず、今シーズンは3Aから
スタートした。8月に昇格したが3試合ノーヒットで見限られてしまった。
けがをしたのは気の毒だが、彼の場合、自分能力の分析やプレーの環境に対する
準備など、メジャーに飛び込むに際しての心構えが十分だったかどうかさえ疑問だ。


C 福留孝介(Chicago White Sox:通算5年目)
24試合 .171(41-7)

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開幕から6月初めにかけて24試合に出場したが、先発はわずか11試合だった。
7月にヤンキースとマイナー契約を結び、3Aで39試合に出たが、メジャーへの
昇格は果たせないままシーズンを終え、そのまま解雇となった。


B+ 田澤純一(Boston Redosox:4年目)
37試合 1勝1敗1SV 防御率 1.43

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苦労したが、4年目で一定の結果を出して見せた田澤には拍手を贈りたい。
B+は厳しすぎるようだが、1軍に定着しないとA以上をつけることはできない。
マイナーで開幕を迎え、4月に昇格したあとの成績も悪くなかったのに、契約上
彼しか落とせる選手がいなかったためにマイナー行きになったのは不運だった。

その後も昇格・降格を繰り返したが、過酷な環境でも腐ることなく投げ続け 立派な
実績を作った。44イニングスで45三振を奪い、与えたフォアボールがわずかに
5個という数字は首脳陣を納得させるものだ。来シーズンは入団時のピッチング・
コーチだったファレルが監督を務めるが、彼が田澤をどう評価するかによって、
役割が変わる可能性もある。オープン戦での使われ方に注目しよう。
by toruiwa2010 | 2012-11-01 09:11 | メジャー&野球全般 | Comments(2)
Commented by くに at 2012-11-03 19:49 x
岩佐さん、こんばんは。
自分としては、
岩隈はA+でいいのではと思います。
それと西岡はメジャーでたった3試合では論外で、
評価する対象外でいいと思います。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-03 19:55
くにサン、こんばんは。

人それぞれに通信簿を出せばいいのです。

岩隈が先発で働いたのは半シーズンでした。
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