ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

キャスター:好き嫌い~岩佐徹的アナウンス論89~12/11/03

d0164636_942019.jpg
1950年代に大活躍し、映画「グッドナイト&グッドラック」で描かれたエドワード・
モローはもちろん、そのあとに登場し アメリカの世論形成に大きな影響を与えたと
言われるウォルター・クロンカイトも“晩年”しか知りません。
しかし、この人たちが“キャスター”の草分けであることは間違いないでしょう。
ラジオは“声”だけですからそれほどではなかったと思いますが、テレビ時代の
到来で、ニュースを伝え、コメントするキャスターの“顔”が見えるようになると、
その影響力は飛躍的に増大して行ったのは当然のことだったでしょう
d0164636_933731.jpg
日本では、1960年代にTBS「ニュースコープ」が共同通信記者だった田英夫を
起用したのが始まりだとされているようです。
その後現在に至るまでにたくさんのニュース・キャスターが私たちの前に現れては
消えて行きました。
キャスターの好きか嫌いは完全に個人の好みにかかってきます。
以下はあくまで私の趣味によるものですから、気に入らない点もあるでしょうが、
あしからず…というか、知ったことではありません。ハハハ。

前にも書きましたが、プロになってからの番組として、強く印象に残っているのは
NHKの「ニュースセンター9時」(NC9)でした。記者出身の磯村尚徳キャスターは
英語、フランス語が堪能で、少し太めの体型を巧みにカバーするファッションが
満点の人でした。NHKの番組ですから視聴者を誘導するようなコメントは決して
口にしませんが、ちょっとしたフレーズが粋でおしゃれ…毎晩9時はほかの番組を
さしおいて、NC9にチャンネルを合わせたものです。
d0164636_93845.jpg
あとに続いた木村太郎(現・スーパーニュース)、類似番組で外信部門を担当した
平野次郎両キャスターもそれぞれ優秀な人たちでした。二人も記者出身ですが、
しゃべりがとても魅力的、かつ達者で視聴者を惹きつけました。こういう部門では
NHKもいい仕事をします。“辛口”の私がこんなにほめるのは珍しいことです。
ハハハ。

木村太郎キャスターは、その後フジテレビに移りました。ほぼ同世代で 初めは少し
傲慢な感じがあって、印象は“嫌なやつ”でしたが、数年後、“引き立て役”に回り、
安藤優子の横でコメンテーターをつとめている彼は丸くなって、いい感じです。
特に、安藤が得意げにコメントしたあとを受けて、そのことにはまったく触れず、
別の話を始める場面は夕方の楽しみです。ハハハ。

若いころ見ていたNHK夜7時のニュースには、今福祝、大塚利兵衛、西沢祥平と
ベテラン・アナウンサーが登場していました。見る側は好き・嫌いを言えません。
当時も今も、その時間にニュースと言えばNHKしかなかったのですから。
読みの間違いが少ないことと、一人が長く続けましたから、時間の経過とともに
視聴者は次第に慣れ親しんで行きました。NHK的な“継続は力なり“です。
現在、ニュースの看板アナになっている武田アナは声のトーンがいいのと、ミスが
少ない点で見る側のストレスはありませんね。ただし、「うまいか?」と聞かれれば、
「さあ」としか答えようがありません。
d0164636_921245.jpg
その点、やはり記者出身の大越健介が「ニュースウォッチ9」できちんと仕事を
果たしていることに感心します。あくまでNHKの枠の中ですが、自分の意見を
織り交ぜながら伝える手腕は、見た目が与える信頼感とともに評価できます。
つまり、武田アナと大越キャスターではやっていることがまるで違うのです。

女性アナがもてはやされた時代には、桜井洋子、森田美由紀、黒田あゆみといった
アナウンサーがニュースを仕切りました。脇から見ていて、「男性アナはさぞかし
悔しい思いをしているだろうな」と同情しましたが。ハハハ。
d0164636_913530.jpg
この女性アナたちの中では黒田アナが一番いいと思っていました。内容がきちんと、
素直に伝わる読みをしていて、それが最も大事なことだと思うからです。
一般的に最も評判が良かったのは森田アナでしょう。
しかし、私は、読みもうまいと思いませんし、苦しそうな“ブレス”(息つぎ)が
とても苦手でした。聞いていて疲れてしまうのです。ハハハ。
彼女にとっては大先輩の加賀美アナの影響を受けたのでしょう。彼女たちのことを
覚えている人はもう少ないでしょうが、若い女性アナウンサーたちには くれぐれも、
「あれがいいのだ」と真似をしてほしくありません。

民放出身なのに、キャスターのことになると民放に関してはあまり知りません。
俵孝太郎、桜井よしこ、筑紫哲也、久米宏、安藤優子、三雲孝江、古館伊知郎、
小宮悦子、笛吹雅子、村尾信尚、膳場貴子、堀尾正明・・・そんなところでしょうか。
個性が強い人もいますから、好き・嫌いがはっきり分かれるのではないかと思います。

私自身がアナウンサーでしたから、久米宏にはずいぶん注目しました。
しかし、最近も書いたとおり、きわどいタイミングで瞬間的には答えにくい質問を
ぶつけておいて、相手が詰まったところでCMに入るなど、テレビを知り尽くして
いるからこそのやり方が、見ていて“あざとい”、“ずるい”と思えて、最後まで
好きにはなれませんでした。
古舘キャスターで「報道ステーション」が始まったときも注目しました。
資質うんぬん以前に生理的に受け付けない部分があって評価できません。ハハハ。

一時、夕方のテレビをザッピングすると、女性キャスターのオンパレードでした。
“キャスター”暦で言えば、小宮-三雲-安藤-笛吹の順でしょうか。

小宮:一番、キャスターらしくないキャスター なぜ使い続けるか不思議
三雲:さばき方はうまいと思うが、全体としては可もなく不可もなし
安藤:以前にくらべ、だいぶよくなったが、時々けたたましくなることに辟易
笛吹:見る機会は少ないが、予想以上に安定していてびっくり

当時の私の評価はざっと、こんな感じでした。

比較的新しい人、たとえば、村尾や膳場はほとんど見たことがないので割愛します。
d0164636_905599.jpg
数年前に堀尾正明がTBS夕方のニュースのメイン・キャスターになりました。

ダメだと思うがなあ。能力の問題ではなく、“空気”が
合うか合わないかということ。
堀尾かあ、どうなんだろうなあ…という感じだ。
みのもんたや古舘伊知郎がやれているのだから、
とは思う。それがテレビの怖いところでもあるのだが。


当時、そう書いています。ごめん。ハハハ。

この人には注目していた時期があります。
フジテレビのプロデューサーに「岩佐、今、NHKから引き抜くとしたら誰?」と
聞かれたときすぐ頭に浮かんだのは彼の名前だったのです。
1998年ワールド・カップに向けた番組のひとつを担当して、専門ではないのに、
よく勉強し、話の回し方もうまかったのが印象に残っていました。

しかし、この時点での彼に魅力があるかといえば、首を傾げてしまったのです。
人の顔つきをとやかく言えないのは承知の上ですが、“断髪式のあと、床屋さんに
行ったばかりのお相撲さん“みたいな風貌を見るとどうしても“ニュース”という
雰囲気にはならないのではないか、と思いました。

人懐っこい話し方ですが、目は笑っていない…そんな気がしませんか?

…はいはい、異論はあるでしょうが、私が好きなことを書いているだけなので、
読み流してください。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-11-03 09:05 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(10)
Commented by S_NISHIKAWA at 2012-11-03 12:31 x
なるほど、仰る通りなんです、と読んでいき、
本題とは全く関係ないところ、“断髪式のあと、床屋さんに行ったばかりのお相撲さん“、で思わず笑ってしまいました。
Commented by デルボンバー at 2012-11-03 12:46 x
キャラクターによる合う・合わない、はやっぱりありますよね。余談になっちゃいますが、堀尾さんは北京オリンピックに行きたかったのに、局の方針で若手を中心に編成したいと言われて納得いかずにNHKを辞めて、民法の方で北京にいったらしいですが…。本人はスポーツをメインでやりたいんでしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-03 12:55
S_NISHIKAWAさん、こんにちは。

ちょっと恥ずかしいですが、結構気に入ってます。
ハハハ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-03 12:57
デルボンバーさん、こんにちは。

そんないきさつがあったとは知りませんでした。
スポーツをやりたいと言っても実況ができるわけじゃないので
難しかったでしょうね。
Commented by tommy at 2012-11-03 22:51 x
基本的な質問なのですが、キャスターで、いわゆる記者出身
と呼ばれる方はもともとアナウンサーではないのですよね?
そういう方が、ゴールデンでしゃべるにあたってしゃべるための
トレーニングとか素養とかそういうのはなにか基準がないのでしょうか?
記者出身と呼ばれる方は、確かにコメントはすばらしいかもしれませんがしゃべりというか発声・発音がイマイチで1時間聞いていられない
と思う人もいるのですがそのあたりはどうなんでしょう。
アメリカだとスポーツ選手が引退して解説者になるときにもちゃんと
アナウンスの訓練を受けると聞いたことがありますが・・・
Commented by くに at 2012-11-03 22:55 x
岩佐さん、たびたびこんばんはです。
夕方や19時は普段、見れないのですが、
木村太郎はNHKの頃から、早口でちょこちょこ言うからよく聞き取れませんでした。
NHKの大越さんは久々のヒット。民放のキャスターより大物といわれる政治家を呼んだ時も、結構切り込んでいってると思います。
久米と古舘は嫌い。スポーツニュースのとこしか見ません。
最近注目しているのが、膳場貴子。
東大卒ってことで並の男としては、ちょっと引いちゃうとこもあるんですが、彼女は第2の桜井よしこにも成れるのではと思ってます。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-04 07:12
tommyサン、おはようございます。

民放ではあまり訓練しないと思います。
やっても、かなり基本的なことだけではないでしょうか。
もともと、聞き苦しくない人を選ぶでしょうから、それで
十分だと考えると思います。

NHKでも、大越キャスターの前任者は
訓練を受けたとは思えませんでしたね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-04 07:14
膳場はあまり見ていないのでこめんとは
できません。
櫻井よしこに並ぶ・・・そうですか。
私には、ジャーナリスティックな感覚は
感じられませんが。
ま、人それぞれですからね。
Commented by 百合猫 at 2012-11-04 13:04 x
ツイッターでご意見伺っております。さてNHK今福アナ! 若かった夫と私の笑いが不意に甦りました。NHKを代表するがごとく、苦虫を噛み潰したような顔で、見ちゃおれん、というのが我が家の笑いの種。ごめんなさい、今福さん。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-04 15:17
百合猫サン、こんにちは。

苦虫をかみつぶした顔・・・
まさにそんな顔でした。

アドリブが全くきかない人でした。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。