ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

カズ・日馬富士・サッカー~メディアの伝え方~12/11/16

d0164636_919291.jpg
先日の朝日新聞スポーツ面に興味を惹く記事があった。
ただし、私だから面白いと思っただけかもしれません。いえ、私に特殊センサーが
備わっていると言っているわけではなく、細かいことが気になるタチなんです。
お前は杉下右京か!と突っ込まれそうですが。ハハハ。


カズへのリスペクト?

まず、フットサルだ。
…思えば 生で見たことないし、当ブログでフットサルを取り上げるなんて珍しい。
日曜日、ベスト8進出をかけて戦ったウクライナとの試合に敗れた。
月曜日は朝刊がなくて、試合の戦評などは夕刊に載っていた。かなり大きく。
キング・カズの効果は絶大だったね。ハハハ。
試合の経過を書いた記事には三浦のミの字もない。ただし、談話が載っているし、
試合後のチームメートを慰める彼の写真が使われていた。

面白いな、と思ったのはその翌日の朝刊に載った“フォロー”の記事だ。
“カズ、貫いた献身 日本8強逃す”とタイトルがついている。

…日本はウクライナに3-6で敗れた。
サッカー日本代表の45歳・三浦知良(J2横浜FC)は、
最後まで献身的にチームに尽くした。

…相当な重圧があった。9月の代表候補合宿から
「1次リーグ突破が最低条件と、プレッシャーを
かけながらやってきた」。1次リーグ突破が見えたとき、
疲れた表情で明かした。

…歯がゆさは残ったが、得たものも大きい。
「素晴らしい仲間もできた。コートに立てなかった
選手も含めてみんなに感謝したい」。
カズは最後まで飾らず、言葉を続けた。

d0164636_9195598.jpg
この記事のどこが面白いのか、と思うだろう。
記者のカズに対する半端じゃない“思い入れ”がうかがえるところだ。
リスペクトと言ってもいいかもしれない。
“これ、普通だと思うけど”と言う人もいるだろうが、一般紙でここまで記者の
思いが込められた記事を見るのは珍しいと思う。試合当日や翌日の記事ではなく、
“2日後”だったからかもしれない。記者はどうしても書きたかったのだろうし、
デスクも同じ思いだったのだろう。

書いたのは若い記者だろうなと思った。少年のころカズにあこがれて育った年代…
20代の後半からせいぜい30代前半ではないか、と推定する
なにか分かるかもしれないと思って検索してみると、年齢は分からなかったが、
彼が早稲田大学の学生新聞、“早稲田スポーツ”の出身らしいことが分かった。
それを知って合点がいった。感情のこめ方がいかにも学生新聞という印象なのだ。
そして、それが抜けきっていないのは、まだ若いからだと思う。

この記者が50過ぎだったりしたらびっくりだ。
もし、こちらのとんでもない勘違いで、50歳を過ぎた記者だったら、皮肉でなく、
その年齢まで持属しているパッションに深い敬意を表したい。ハハハ。


新横綱への歯がゆさ?

もう一つは2日目で早くも土がついた新横綱・日馬富士に関する記事だ。

…いきなり金星を提供した。投げ潰された
正面の土俵下で、ぼうぜんと天を仰いだ。


と書き出している。
そして、元横綱・北の富士が「日馬富士にとって、立ち合いがすべて」と語った
言葉を紹介したあとにこんな記述が続く。

白鵬のように、横綱は格の違いを前面に出すことで、
立ち合いを自分にあわさせる特権を握っている。
だが、日馬富士にはまだ、その風格が足らない。

見せどころなど何もない、完敗だった。
「5連勝のあと負けるのと2日目に負けるのとは
違いますよ」と北の湖理事長。さらに気になるのは、
この黒星で自らの攻略法をさらしたことだ。
相手から「出足さえ止めれば、クンロク大関と
大差なし」となめられてしまうと、厳しい昇進場所に
なりかねない。対平幕初戦で金星配給。「何だかんだ
言っても、負けは負け。きょうは僕の負け。以上です」。
一気にそう語ると、不機嫌そうに背中を向けた。

d0164636_9202611.jpg
…この記事も,面白いと思ったのは文章から漂ってくる記者の“感情”です。
相撲の内容なのか、対応の仕方かはわからないが、腹に据えかねることがあった
のではないかと思うのだ。
記者だって人間だから取材する過程で対象にムカッとすることもある。しかし、
普通は感情を抑えて冷静に書く。実際には結構乱暴な言葉づかい・ニュアンスで
話されたコメントも「 」内に収めるときにはやわらげて書くものだし、形容詞も
感情的にならないように気を付ける。この文章からは、微妙だが、その配慮が少し
欠けているように見えるのだ。少なくとも、若い記者だったらこういう書き方は
しないと思う。

ちなみに、この記者はどう若くても40代後半から50代前半だと想像する。
記事からうかがえる日馬富士との“距離感”がそう思わせる。


何を言いたいのか?

この2件に関しては、不満ではなく、記者の書き方が変わったなあと感じるだけだ。
しかし、中東の酷暑の中でサッカー日本代表がオマーンに粘り勝ってワールド・
カップ出場に近づいたあとのわがスポーツ・ジャーナリズムの論調にはあきれる。

試合中のNHKの放送が前田交代に長い時間こだわっていたときも違和感があった。
スポーツ紙を購読していないが、ネットに見るその論調には、批判が目立った。

ザックの弱気采配を選手が救った
不安なその場しのぎの交代

d0164636_920521.jpg
二つ目はセルジオ越後だからそのつもりで読まなければならないが。ハハハ。
とにかく、選手交代を含めたザッケローニ采配が気に入らないらしい。
サッカーでメシを食ってる連中はほめたら仕事にならないのだろうか?
ピッチに一番近いところにいて、プレーしている選手、ベンチにいる選手全員の
コンディションをすべて把握しているのは監督だよね。岡目八目、スタンドから
見ている方が分かるという考え方もあるが、選手の息遣いや体調・気合いなどは
監督が最もよく理解しているんだ。責任をとらなくてもいい立場で勝手なゴタクを
並べるのはいい加減にしてもらいたい。

困るのは、評論家やジャーナリストたちが采配を批判するとそれを鵜呑みにして
“頭でっかち”になったサポーターまでがごちゃごちゃ言い始めることだ。
金子、杉山、大住、セルジオ…君たちがまき散らす害毒は大きいぜ。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-11-16 09:27 | スポーツ全般 | Comments(6)
Commented by デルボンバー at 2012-11-16 21:08 x
誉めるもけなすも要はバランスじゃないですかね…。プレスやファンが適度に緊張感を与えるのは必要だと思います。特に今の日本サッカーにとってアジアはぬるいですよ。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-16 21:32
デルボンバーさん、こんばんは。

はいはい、私が書くものは
バランスが悪くてすみませんねえ。
ハハハ。
Commented by golf39877 at 2012-11-16 21:46 x
オマーン戦は勝って勝ち点3を取ることが、最大の目的だったはずです。
そして中東のアウェーの戦いで目的を果たしたのですから、
ここまでの采配批判はおかど違いだと思います。
何でも批判すれば自分の言動が際立つと勘違いしている、
解説者が多いですね。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-16 21:53
golf39877さん、こんばんは。

ザックはいい仕事をしていると思います。
外国人には物が言いやすいのか
「難癖」に近いですね。情けないです。
Commented by しぐま at 2012-11-17 17:31 x
サッカー日本代表チームは、
ここまでチームが勝ち星を重ね、強いチームにまで登りつめた今日、
一方でますます、「常勝」「圧勝」「無失点」を宿命づけられているのでしょうかね。
勝ち点制で得失点差なども順位に大きく影響する、
W杯予選リーグになると、なおさらだと思います。
テレビ朝日は一連のW杯予選中継の日が近づく度に、
いつも「運命の一戦」とあおっていますが、
あおればあおるほど、
余計なプレッシャーが
実際の競技者である代表選手の皆さんに、
重くのしかかってくるのではないでしょうかね。




Commented by toruiwa2010 at 2012-11-17 18:52
しぐまサン、こんばんは。

テレビのおあおりでプレッシャーは
かからないでしょう。
オオカミ少年化してますからね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。