ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

“ひと耳惚れ”から決別まで:小島慶子1~岩佐徹的アナウンス論95~12/11/23

d0164636_8585186.jpg
前職がアナウンサーだったから、当然あらゆる種類のおしゃべりに興味があります。
同業のアナウンサーはもとより、キャスター、パーソナリティ、司会者…テレビや
ラジオで話しているのを一般の人と同じように“普通”に聞くことはできません。
言葉の選択・使い方、読み間違い、イントネーション、意味が通じない話し方など
ありとあらゆるものが気になります。
いつも偉そうに書いていますが、“上から”ものを言っているつもりはありません。
私自身のしゃべりも現役時代には多くの人の首をかしげさせただろうと思います。
ハハハ。

3年前のちょうど今頃、一度聴いて、たちまち“ブックマーク”したラジオの
パーソナリティがいました。すでに番組自体が終わったTBS「キラキラ」…
そう、小島慶子です。
激しい恋にも似て、あっという間に魅力に取りつかれて聞き惚れたものの、やがて
“アバタ”がアバタであることに気づき、いやな面を何度か見ると嫌気が差して、
最後は仏の顔も三度まで…で「サヨナラ」しました。ハハハ。

3連休はそのてん末を、当時の記事を下敷きにして書こうと思います。


第1話:「ウン○踏め、ウン○踏め」の衝撃

「残念ながら今週もお時間が来てしまいました。来週のこの時間は・・・」
日曜日朝のTBS「時事放談」、画面左上の時刻表示が「6:42」に変わると間もなく
フレームに入ってきた彼女が視聴者にそう語りかけていました。淡々と、無表情で。
いくつかの番組で見かけたことはありますが、すべて、お堅いものばかりでした。
したがって、視聴者が彼女に持っていたイメージも“堅かった”はずです。
d0164636_859167.jpg
TBSアナウンサー、小島慶子(当時)。
ウイークデーの午後1時、TBSラジオを聴いたとき、まったく別のキャラクターを
持った彼女を発見して驚愕しました。2009年の11月頃でした。
「時事放談」のときには想像もできなかった激しい言葉や下ネタの連発でした。
その声で トカゲ食うかや ホトトギス…そんな川柳を思い出したものです。
ハハハ。

一例を挙げれば…

美容室で とある女性と椅子が隣り合ったとしますか。
先月も見かけていて、いかにも仕事ができそうで、ファッション雑誌から抜け出た
ような、見かけもかっこいい女性だったので、小島は憧れさえ抱いたようです。
しかし、YouTubeにはその部分がないので詳しいことは分からなかったのですが、
その女性が発した“一言”が小島の“逆鱗”にふれました。
彼女をアナウンサーと知らなかったのか、アナウンサーやテレビなどに出演する
人たちを“商売道具”と表現したらしいのです。

…だんだん腹が立ってきちゃって。なんか。大体何なのよ、そんなに一分のすきも
ないみたいに着飾ってね、女優みたいな顔してるけど、なんなの、美容師さんと、
なに楽しく話しながら、そんな、なんか汚い、なんか、話とかしてるわけ?とか
思って。
だったら、お前、きっと友達とも、ずっと人の悪口言ってんだろう。とか思ってね。
そう思ってから鏡越しに見たら、だんだん顔が鬼みたいに見えてきて。

ビビる大木(その日のパートナー)「えーっ?数分前まで憧れてるとか言ってたじゃ
ないですか?」

あんなに憧れてたのに、よく見たら目もきついし、とかって。
なんか、あの、ファンデーションの下から、なんか、どす黒い雲みたいなものが
もやもや出てるし、なんだ、こいつ、なんてねえ、思ったりして。
だんだん腹が立ってきちゃって。その人のほうが先に切り終わってね。なんか、
私のうしろを通って、あの、しゃなりしゃなりとね、帰ってったの。
d0164636_962219.jpg
そこの美容室、あの、切ってもらってたのが2階だったの。2階から1階に下りる
階段がね、すごい急で、金属で出来てるの。で、下がスケスケなんです。
そこを、細いピンヒールの、グレーのスエードのブーツでね、しゃなりしゃなり
降りてったから…私、鏡越しにずっと、「落ちろ、落ちろ、転がり落ちろ、転がれ
転がれ」って、ずっと念じてたんだけどね。

ビビる「どうでした?」

それがね、又、悪運が強いって言うかね、しゃなりしゃなり、下まで降りてね。
「じゃあ又ー、来月ー」って帰ってったから、「ウンコ踏め」って思ってね。
家に帰るまでに、絶対あの真新しそうに見える、あのう、グレーのスエードの
ブーツで犬のウンコ踏めばいいのに。「ウンコ踏め、ウンコ踏め」ってしばらく、
ずっと念じてたの。
だからたぶん踏んでると思う。ウッハッハハ。
(「小島慶子 キラ☆キラ」2009.11.09 OA)

1分21秒、ほとんどノンストップでまくし立てたのであります。ハハハ。
“腕”は持っているはずのビビる大木がほとんど口を挟めませんでした。
プロデューサーから、「この人は猛牛だから、いつ、暴走するか分からないけど、
その場合は好きなようにしゃべらせてやって」と言われていたのかもしれませんが。

小気味いいマシンガン・トークは男の私でも耳に心地いいのですから、おそらく、
女性にはもっとこたえられない快感があると思います。
ステトレスがたまっていたり、悩んだり落ち込んだりしているときにこれを聴けば、
ガスター10や大田胃酸以上に効くはずです。ハハハ。

言葉の選択はプアですが、リズムに乗った歯切れのいいしゃべりは見ごとです。
アナウンサー、特に、女性でこれだけ“キレ”があるトークは初めて聴きました。
現役・OBを問わずに考えると、日テレ・大神いずみ、フジ・阿部千代、テレ朝・
南美希子…あたりが彼女に近いキャラクターを持っているかもしれません。
しかし、とても、とても…。誰一人、このしゃべりは絶対に出来ないでしょう。

名前を挙げた女性たちも、話に聞く小島慶子と同様に“ひとくせ”ありそうですが、
よほど、何かを吹っ切らないと、とてもじゃないけど、ここまで“突き抜けた”
しゃべりは不可能です。
TBSラジオ、いい素材を発掘したものだと思いました。ギャラ不要だし。ハハハ。

それはともかく、いるんですよねえ、小島が腹を立てたようなタイプの女。
マンションの廊下でときどきすれ違う40代前半の奥さんもそうです。
廊下の途中にあるガラスドアのところに来たとき、向こうからやって来る彼女が
見えたので先に通り抜けたあと、ドアを支えてあげました。
…何も言わんのです!
「余計なことしなくて結構です」と言わんばかりに、無言で行ってしまいました。
「ウンコ踏め」と、強く念じました。明らかに小島の影響です。それまでの私なら
決してそんなこと考えなかったでしょうから。ハハハ。
d0164636_971762.jpg
TBS在職中は「時事放談」にも出続けていました。
番組の最後で彼女が現れてお断りのアナウンスを始めると「毎週、毎週 こんなこと
言わされるのはウンザリなんだけどね。仕事だからしょうがなくてやってるわけ。
たまに顔出しもやっといたほうが“キラ☆キラ”のためにいいかも知んないし」と
思いながら言っているように見えていました。ハハハ。

とにかく、それから2,3ヶ月は日課の昼寝が始まる午後1時が楽しみでした。
ぎっくり腰になったのがきっかけで、意外な才能にめぐり合ったのです。
“拾い物”をした気分でした。
下ネタも平気ですが、決して“あけすけ”ではないところに好感を持ちました。
トーク全体にリズムがあって、ぶっ飛んでいると言ってもいいでしょう。ハハハ。

平日の午後1時に在宅している女性には、一度、耳を傾けて
みることをお勧めします。心地よく笑ったあと、晩御飯の
支度にかかるとき、思わず腕まくりをしてしまう…そんな
気分になっているかもしれません。

…そんな風に書いたこともあります。
やがて、愛想をつかすことになるとは思いもせずに。お恥ずかしい。ハハハ。

第1話 了

by toruiwa2010 | 2012-11-23 09:07 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。