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岩佐徹のOFF-MIKE

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“ひと耳惚れ”から決別まで:小島慶子3~岩佐徹的アナウンス論97~12/11/25

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“キラ☆キラ”よ、さらばじゃ

1970年代の後半からメジャーの中継などで頻繁にアメリカに出張していたころ、
夜のテレビを“支配”していたのはジョニー・カーソンという男でした。
深夜の「The Tonight Show starring Johnny Carson」というトーク・ショーは
爆笑の連続で他を寄せつけませんでした。とにかく、しっかり聞いておかないと、
翌日の職場で話についていけないのですから。ハハハ。

カーソンの弟子にジョーン・リバースという女性“タレント”がいました。
いかにも“整形手術受けました”という顔立ちで漫談(スタンダップ)をやるのです。
神経を逆なでするような声で、まあ、下品極まりないことをポンポン喋りまくる
タイプの芸風でした。女性ということもあって一定の人気はあったようです。
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4つ目のネットワークとして誕生したばかりのFOXがリバースを“引き抜き”、
なんと、カーソンの番組の真裏にぶつけることになって、アメリカのテレビ界は
“上を下への”大騒ぎになりました。大失敗に終わりましたが。ハハハ。

…1980年代半ばのことで記憶もあやふやですから、間違った情報が含まれている
可能性があります。どっちにしても今日の“本筋”の話にはあまり関係がないので、
雰囲気だけ分かって下さい。ハハハ。

なぜ、この話を出したか?
話しっぷりやその口元など、小島慶子に“日本版リバース”の空気を感じたからです。
2009年の秋、“魔女の一撃”をくらって安静にしている時期に、偶然TBSラジオで
「キラ☆キラ」を聴いたのが初対面でした。
切れのいいトークに引っぱられて、Podcastで聴くようになりました。
最初の印象が強烈で引き込まれてしまい、恥ずかしいぐらいに褒めすぎました。
私の記事に触発されて聴いた方には謹んでお詫びしなければいけません。ハハハ。

その小島慶子に執行猶予つきの判決を言い渡したのは翌年の5月でした。
「なんだこれは?!」と思うトークを聴いたあとです。
厳しい判決になったのは第2話で紹介した通り、“犯行”が悪質だったからです。
ラジオのパーソナリティが私的な思いを話すのは構わないと思いますが、この日の
トークは“私怨”をぶちまけただけ、簡単に特定できる個人を対象にした単なる
“憂さ晴らし”で聞くに堪えませんでした。

その日以来この番組に耳を傾ける回数は激減、文化放送「大竹まこと ゴールデン
ラジオ」を聴くようになりました。たまに、小島のトークを聴くことがあっても、
以前は気に入っていた要素が耳障りになっていることに気づきました。
「面白い!」と思った部分が“うんざりだなあ”と感じたです。

時折、説得力のある“深ーい”話に感心することもあったのは事実です。しかし、
見え見えのしたたかさ、わざとらしい乱暴な口調や露悪的な話し方、リスナーの
メールを“ギャルっぽく”読む…など、すべてに、計算・演出があります。
多くのリスナーはそこが好きなのでしょうが、私は“耐え難く”なっていたのです。
“劇薬”だったのかもしれません。効果絶大でも副作用がハンパじゃないという…。

詳しく調べたわけではありませんが、彼女はその後も似たような“暴走行為”を
繰り返していたようです。
他人がどう思ったってかまやしない、思ったことを思った通りに話す…
私の語感でいうところの“確信犯”ですから、さもありなん。今後もやらかすと
思ったので、執行猶予を取り消して“刑”を確定することにしました。
2011年7月でした。

偶然 出会った「キラ☆キラ」には、短期間ながら楽しませてもらいました。
熱烈なファンも多いようでしたから人気番組として定着すると思っていました。
しかし、少なくとも私にとってはEnough is enough…ということで。ハハハ。


第3話 了

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ご存知のように、その年(2011)の暮れごろから“きな臭い”噂が流れ始めました。
「降板するかもしれない」…
わずか数か月後にはその通りになりました。
以下は“おまけ”です。ハハハ。


小島慶子の降板騒動~去るとき:饒舌な女と寡黙だった男w~

「スポーツ紙に“キラキラ降板へ”という記事が出て
ツイッターでも私のアカウント宛てに“本当ですか?”と
質問が来ているので 私からお答えします。
TBSさんも、ちゃんとPodcastで配信してくださいね」


…笑い声が混じりながらではありましたが、きっちり制作者側に注文をつけた上で、
小島慶子が話し出したのは2011年1月26日の「キラキラ」です。

TBSラジオの看板になっていた「キラ☆キラ」は“小島慶子の…”とカンムリが
ついているぐらいですから、彼女が下りれば番組も消滅します。降板が事実なら
ラジオ界としては“大事件”です。
YAHOOで記事を読んですぐにつぶやきました。

01/26のツイート

NHKの住吉アナをフジは久々の昼ワイドに
起用するんだとか。バカバカバカ。
「プロフェショナル」で“技”を感じたことは
ないぞ。
TBSラジオの小島慶子が「キラキラ」を
卒業するらしい。いいんじゃないの。


小島の話は延々と続きました。

降板は事実であること、彼女から申し入れたことや番組へのスタンスが制作者と
決定的に違ってきたことに理由があるのだと分かりました。
番組を預かった初代女性プロデューサーとはツーカーの仲だと聞いていましたが、
このころは男性の名前になっていました。交代したのでしょう。
ありがちな“女同士の友情は続かない”だったのか、新プロデューサーとの間で
何かがあったのかは分かりません。

胸にたまっていたに違いない“思いのたけ”を吐き出したために、話はあっちに
行きこっちに飛んで…要するにどうなんだと、聞いていてかなり混乱しましたが、
小島の話を簡略化するとこうでした。

・去年(2011)は、3.11以後、「放送って何なんだろう」と考える年だった。
・リスナー一人一人との“距離感”を大事にしてきた。それがラジオだと思う。
・ふとした一言で人とつながることができる。私はそれでいい。

…そう思っているところへ番組から“要求”された。
「40~50代の男性自営業者を意識したトークを入れてくれ」と。

さらに、震災後に少女の詩を紹介したりしたが、あれではリスナーを取り込めない。

いろいろ取材を受けているが、“キラキラ”の宣伝をしてくれない…とも言われた。

私は、聞いてくれている人に向けて話しながら、その向こうにいる今は聞いてない
誰かに向かって話すことはできないと思った。
人と人にたとえたら、「ああ、元気?」と寄ってきて話してるときに、目は自分の
後ろの誰かを探してる相手と会話することになる、リスナーにしてみれば。
そんなのやだよ 私。そんなの、人との会話だと思わないから。

…そんなことで、TBSが私に求める役割と自分がやりたいことは違うと思ったので
私から降板を申し入れた。

大幅にかいつまんでいますから、彼女の真意が伝わらないかもしれません。
しかし、おおむねそういうことです。つまり、番組が期待することと彼女の考えが
どうにもならないほどかけ離れてしまったということでしょう。
言っていることにそれほどおかしなところはないのですが、太字の部分は感情を
むき出しにした言い方でした。まあ、どこまでも“激しい”女だこと。ハハハ。
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“初対面”から数か月はよく聴きました。キレのいいトークに惹かれました。
すぐに嫌な面が耳につくようになり聴かなくなりました。
この日の話も聴きつづけるのが苦痛でした。細かいことは言わず、「番組に対する
考え方が違ってきたので」とだけ言えば済む話です。どうしても“やりとり”を
さらけ出したいのなら、自分のツイッターなどほかの場でやるべきでした。
電波に乗せるという方法は、サブ(副調整室)にいるスタッフへの当てつけにしか
聴こえませんでした。局の先輩・久米宏がNステでCMに行く直前に答えにくい
質問を相手に投げつけて混乱させていたのと“根っこ”は同じです。

それだけ“自分”を前面に出しておいて「キラ☆キラはTBSのものですから…」と、
何度か口にしていました。冗談も休み休み言え、と言いたいです。
たしかに、電波と時間枠はTBSのものかもしれません。
しかし、同時に“キラ☆キラ”という番組そのものは始まったときから終了まで
小島のものだということを忘れちゃいけません。

番組側の要求は、聴取率調査で「大竹まこと…」に連敗していることと無関係では
なかったでしょう。一時は「今回もおかげさまで1位になりました」と発表のたび、
自慢げに話していましたが、このころは大竹の方が連続して勝ち誇っていた。

やってられない、と思った以上、辞めるしかないでしょう。予兆はありました。
「ずいぶん危なっかしいトークをしてるなあ」と思うことが何度もありましたから。
計算づくの話し方も鼻に、耳についていました。熱狂的ファンは違うでしょうが。
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「いいとも」にゲスト出演したときも、フジの若い女性アナを軽く“いびって”
いました。自分に求められていることだと分かっているのが見え見えでした。
「行列ができる…」に出たときも“蓮っ葉な女”を演じていました。
TBSの局アナ時代を聞かれて、かつての同僚(?)を「きれいな顔して、メンド臭い
人ばっか、と思っていた」と話していました。思い出すのもイヤとばかりに髪を
かきむしりながら。なに、一番“めんどくさい”なのは君なのさ。ハハハ。
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「なるほど。なるほど、分かりました。っへっへへ。
分かりましたってのもアレですけど。
この件に関しては、僕はまったく意見はありません。
言いようもないですしね」


…長い話を聞き終えたこの日のパートナー、ピエール瀧のかわし方が見事でした。
この時点で番組終了まであと2ヶ月でした。制作者との間に明らかな溝があると
知りつつ 相手をしなければならなかったパートナーたちも大変だっただろう、と
いたく同情したものです。

他人の話を整理することにかけては素晴らしい才能がある人だと思います。
アドリブもききます。顔は好みにもよりますから何とも言えません。ちなみに私は
初めから“品がないなあ”と思っていました。自分のことは棚に上げて。ハハハ。

前年に退社し、ラジオも終わったとき、たぶん、しばらくは、TBS以外のテレビが
面白がって使うだろうと思いました。そうか、芸もないエドはるみが毎日のように
テレビ画面に顔を出していたあの頃と同じ苦痛をふたたび味わうことになるのか。
やれやれだなあ…とも。ハハハ。

思った通り、いくつかのテレビ番組で見かけます。
雑誌のグラビアで露出の激しい水着姿を披露し、ネットにも多数流出してますね。
度胸はいいようだし、物珍しさもあるうちは出番があるでしょう。

「行列…」や「1分間の…」は我慢して見ますが、「ノンストップ」などは見ません。
はい、“いや”となったら徹底する方なのです。ハハハ。
ほとんど、ゲストとしての出演ですが、制作側が何を求めているのか不明です。
人から聞かれて面白い話ができるタイプではなく、むしろ自分から仕掛ける方が
生きるタイプです。かと言って。今更メイン司会などは考えられません。結局は
ラジオ向きなんでしょうね。来年の春以降、テレビからは声がかからなくなると
見ていますが、どうでしょう。
激しい個性が一部で受けていたラジオに戻っていくのが賢明かもしれません。
もっとも、“跡を濁して”飛び立っていった鳥に声がかかるかどうか?

テニス解説者の柳恵誌郎さんは、試合が終わったあとも「最後の解説だった」と
アナウンサーが言うことを拒んだそうです。
私は、解説者・スタッフが帰国するまで「さらばWOWOW」を公にすることを
控えました。
“美学”とは言いませんが、番組からの去り方はいろいろです。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2012-11-25 10:37 | 岩佐徹的アナウンス論 | Comments(2)
Commented by デルボンバー at 2012-11-25 12:27 x
予想通り(期待通り?)というのか、彼女のテレビでの露出はさほど増えてませんよね。個人的には例えばゴールデンタイムにあの調子でたちの悪い毒を撒き散らされなかったのにほっとしてます。
Commented by toruiwa2010 at 2012-11-25 12:32
デルボンバーさん、こんにちは。

…だからと言って、毒を吐かない彼女は
値打ちがないし。ハハハ。
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