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岩佐徹のOFF-MIKE

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女性アナの系譜(後篇1)~異論・反論 あるでしょうけどw~12/05

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「俺たちのころは送別会で仲間から“気の毒に”という目で見られたものさ」…
まるで島流しになるのを見送られる気分だった、と先輩アナによく聞かされました。
フジテレビができたとき 資本系列が同じだったニッポン放送、文化放送から来た
アナウンサーたちです。
日本テレビが産声を上げた1953年から60年代ぐらいまで“テレビの将来性”は
それほど明るいものとは映っていなかったのです。

しかし、カラー放送が始まり、人気番組が増えてテレビが華やかな存在になると
画面に登場する俳優やタレント、スポーツ選手がもてはやされるようになりました。
アナウンサーもそうした人気者の仲間に入って行きました。
先陣を切ったのは クイズ番組の司会などで活躍したアナウンサーです。
今でこそ お笑い系の人が巧みな話術で番組を仕切るのが“普通”ですが、初めは
男性アナウンサーが司会をすることが圧倒的に多かったのです。
番組制作者の頭の中には“司会者=話す=アナウンサー”という単純な発想しか
なかったのでしょう。ハハハ。

一方で、テレビの歴史が浅かったころの女性アナウンサーは 大変申し訳ないことに
とても“軽い”扱いを受けていました。フジテレビなどは、1970年代の初めまで、
なんと“契約制”だったのですから!
同期の女性4人は、同じアナウンサー試験を受けて入社したのに、“2年延長を含む
2年契約”でした。最長でも4年間しか働けない仕組みになっていたのです。
当時のテレビ局が女性アナの存在をどう考えていたかがよく分かります。

ニュース番組で一緒にスタジオやブースに入っても やることと言えば、終わりに
近いところで“桜が満開です”、“羽子板市が始まりました”と言ったトピックスを
読むだけでした。開局時に入社して“定年制”の適用外だった10年先輩の女性と
入社早々の私が組んでも同じです。彼女たちはよく我慢したと思います。

やがてアナウンサー以外のタレントが司会する番組が増えてきました。そうなると、
放送の中で“時間を管理”するためや“いろどり”として女性アナが起用される
ようになりました。今は達者な人が多くなりましたが、初めのころはおしゃべりは
うまくても、残り時間のことなどに気を遣わない傾向があったので、ナビ役として
女性アナが必要だったのです。それも、若くて美人の…。ハハハ。

成り行き上必然の結果として、採用方針もその方向に向かいました。
死語でしょうが、“カワイ子ちゃん”が増えていったのは当然です。
見ていると「かわいいだけじゃないの。私にだってできるわ」と思うでしょうね。
なめちゃいけません。それなりの経験と才能がなければできません。ハハハ。

初めは“わき役”として登場するようになった女性アナの中から、容姿だけでなく、
番組の中で光る部分を見せる女性が少しずつ現れはじめました。
参考:「女性アナの系譜(前篇)~ラジオデイズから“88年組”まで~」
  → bit.ly/rp9HYk


記憶を掘り起こしながら、多くの人が“元年”と呼ぶ1988年前後から現在に至る
華やかな女性アナの系譜を書いてみたいと思います。

まず“番組ありき”ですから、見る局がどうしても偏ります。
古いことは記憶もあいまいです。
当然ですが、“好み”が色濃く投影されているはずです。

以上のことをあらかじめお断りしておきます。
4回に分けて更新しますが、二度は断りませんから、よーく覚えておいて下さい。
ハハハ。

チャンネル順(関東)に行きましょうか。

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NHK

見ていると、採用基準そのものが民放とは明らかに違います。
家柄のしっかりした女性を採用する銀行と似ています。悪い意味ではありません。
人さまの金を預かる銀行と、国に監督されて少しの間違いも許されない放送局…
身元がきちんとした人間を採用したいと考えるのは当然です。
どこの局でも、採用を決める前に“身体検査”をします。いわゆる素行調査です。
NHKの場合はかなり徹底的に調べるのではないでしょうか。

だから、というわけでもないでしょうが、歴代の女性アナを見ても、“堅実”です。
“見た目”だけでなく仕事もです。めったなことでつまらないミスはしません。
眉をひそめさせるような言動もきわめて少ないです。
この業界である程度の経験を積んだ人なら分かりますが、若い人でさえ、とても
落ち着いているのに驚きます。よほど教育がいいのでしょう。
そして、同じNHKでも、男性より女性の方が“出来上がる”のが早いようです。
絶対数が少ない女性は早くからいろいろな番組を任されるからかもしれません。

私より先輩の野際陽子がまず脚光を浴び、同期入局の加賀美幸子、広瀬久美子が
読みのうまさで頭角を現して行きました。いま20歳代以上の読者で彼女たちの
声を聞いたことがない人はたぶんいないと思います。
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印象に強く残っているのは山根基世です。派手な活躍をしたわけではありませんが、
柔らかな 落ち着いた声で「日曜美術館」の司会などをしていました。
ナレーションもとてもうまい人でした。女性アナではベストだと思います。

元厚労相・小宮山洋子はNHK時代、ニュースを読んでいましたが、うまかった…
という印象はありません。
渡邊(旧姓黒田)あゆみは東大出身でありながら、そしてNHKのアナでありながら、
美人だということで話題になりました。No,言ったのは私じゃありません。ハハハ。
長いスパンで見ると、“才色兼備”という意味では、野際陽子以来だったでしょう。
はい、そういう目で女性アナを見るのはいけませんが、これも世間の評価です。

惜しまれるのは渡邊の翌年に入社した目加田頼子です。
NHKのフレームをはみ出さない範囲で“達者な”トークをする人でした。
ベタベタしたところはなく むしろサッパリした印象の持ち主で、一時期はNHKの
超売れっ子でした。もっと長く、もっと幅広い活躍ができたはずなんですが、
“何か”がありましたね。興味ないですが。ハハハ。

女性として午後7時の看板ニュースを読んだのは桜井洋子と森田美由紀です。
桜井は“歴史”を作りましたが、“うまかった”のは森田だったような気がします。
はじめ契約職員として採用され、のちに“スター”になった異色のアナでした。
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彼女がニュースを読んでいたころ、“息つぎ”の仕方がとても気になっていました。
大先輩・加賀美アナと同じで、聴いていてこちらが息苦しかったのです。
先日、「日曜美術館」で司会をしているのを見ましたが、元気そうでした。
体型まで先輩に似るんだと、苦笑してしまいました。

草野満代、久保純子、膳場貴子、有働由美子、青山祐子、住吉美紀…記憶を頼りに
書き出してみると、視聴者を惹きつける女性アナが切れ目なく出ています。
“惹きつけられる視聴者”から 私はとりあえず外しておいてください。ハハハ。

現役アナはどうでしょうか。
それぞれが担当している番組を見ると、小郷知子(土・日:7時のニュース)、鈴木
菜穂子(月~金:朝のニュース)、井上あさひ(NW9)に局の期待がかかっているのが
よく分かります。
3人とも美貌と知性を兼ね備えているように見えます。ただ、いまの雰囲気のまま
民放を受けたら不合格になるかもしれません。民放が求めるものとは違うからです。
もちろん、NHKの中で育ったからこそあの雰囲気になったのでしょうが。ハハハ。
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小郷と鈴木はいい勝負ですね。2人が競争して行けば“顔”になりそうです。
ただし、NHKがウイークデーの夜7時のニュースを再び女性に読ませる時代が
来るかどうかは疑問です。

評判がよかった青山のあとを引き継いだ「ニュースウオッチ9」の井上は、当初
かなり緊張していました。少しずつ柔らかくなっていますが、まだまだ硬いです。
NHKの看板番組を担当する重圧は想像を超えるでしょうから当然かもしれません。
どちらにしても、あの番組では“自分の色”は出しにくいでしょうが。ハハハ。

ザッピング中にNHKを“通過”するとき、「あれ、こんな女性アナがいるんだ。
NHKも変わったなあ」と思ったのは最近フリーになった神田愛花アナです。
決して悪い意味でなく、派手な顔立ちで かつてのNHKにはいなかったタイプです。
そのせいなのか、能力不足か分かりませんが、あまり“活躍”できませんでした。

もう一人、“意地悪”と言われるのを覚悟して書きますが、「継続は力だなあ」と
実感するのは小野文恵アナです。
「ためしてガッテン」をときどき見ますが、容姿・技能ともに、際立ったものを
持っているようには見えません。しかし、長期間 担当し続けることで視聴者との
関係を築いてきたのでしょう、幅の広いファンがいるようです。
民放は、視聴率という“制約”があって、“我慢して使い続ける”、“育てる”ことが
できませんが、NHKではそれが可能です。

つづく・・・

(敬称略)


ワードのプロパティを見ると書き始めたのは去年の9月!
“前篇”を更新した直後からとりかかったのに、1年以上かかってしまいました。

参考:「男性アナの系譜~思い出すままに…~」
→ http://bit.ly/lGeBSp

by toruiwa2010 | 2012-12-05 09:21 | アナウンサー・実況 | Comments(18)
Commented by photobra7 at 2012-12-05 09:57
岩佐さん、おはようございます。
プロによるプロに対する本音の評価というものは、例え興味のないジャンルでも引き込まれますねえ。
最近は腹が立つことが多いのでテレビのニュースは滅多に見ませんが(汗)
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 10:43
photobra7さん、こんにちは。

プロによるプロに対する・・・
プラス、74歳の元フジテレビの男性アナの
バイアスはかかってますから。ハハハ。
Commented by デルボンバー at 2012-12-05 12:42 x
目加田さん懐かしいですね。サンデースポーツのメインキャスターされてたときはよく視ていましたが。妹さんがたまにサンデーモーニングのコメンテーターで出てますね。政治学者だそうですが…。
Commented by BBB at 2012-12-05 13:23 x
岩佐さんこんにちわ。
NHKの現役女子アナで私が一番好感を持っているのは夜7時のニュースの
サブキャスターの守本奈美さんです。
単に見た目がかわいいというのもありますがw 声のトーンが
落ち着いていて聞きやすいなと。
オヤジ週刊誌の美人女子アナ特集ではスルーされていますが、
まあ派手な美人という感じではないので仕方ないかもしれません。
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 14:21
デルボンバーさん、こんにちは。

妹さん、しばらく見かけないような・・・
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 14:24
BBBさん、こんにちは。

かわいい、きれい・・・は人によって
基準がまちまちですから。

私の目には、メディアがスルーするのも
当たり前かなと。ハハハ。
Commented by 赤ぽん at 2012-12-05 14:50 x
岩佐さん、こんにちは。

山根さん、広瀬さんのナレーションは好きとか上手いとかより、もう安心・安定
THE NHK!wのような、声に包まれてしまいそうな感覚で、映像が何割か
よく見えた?!気がしますw

若手では小川さんが好きです。井上あさひは、観ているこちらまで“固く”なります。
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 14:56
赤ぽんサン、こんにちは。

井上アナはどんなニュースでも
「世の終わり」かと思ってしまうような
悲壮感が漂って苦手です。
Commented by eita3 at 2012-12-05 15:30 x
岩佐さん、大作お疲れ様です。興味深く拝読させていただきました。
しかしこの調子でフジテレビに到達するのは…5年後ですかね(苦笑)次回は日テレですね。フジテレビを楽しみにしています。
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 15:41
eita3さん、こんにちは。

苦労した割に中身は薄くて。ハハハ。
Commented by ヤップンヤン at 2012-12-05 18:15 x
NHKといえば後にフジテレビに移籍し、S家に嫁いだYアナはいかがでしょうか?
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 19:01
ヤップンヤンさん、こんばんは。

能力的には特筆すべきものはなかったと。
歌謡祭が始まったので、失礼。ハハハ。
Commented by Vevey at 2012-12-05 22:26 x
小郷アナは顔は知的できれいだなと思いますが、声がどうでしょうか?聞いていてこっちが咳払いをしたくなるような声で聞きにくいですね。

しかし、FNS歌謡祭は全部が事前収録のVTRに見えますね?V6と玉置のところでようやく生かなと思いました。
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-05 22:33
Veveyさん、こんばんは。

小郷アナ、確かに声はね。

歌謡祭・・・えっ、そうですか?
圧倒的にナマが多いと思ってますが。
Commented by 一関西人 at 2012-12-06 09:56 x
私の中では、NHKといえば木村太郎さんと宮崎緑さん、というぐらいお二人は強烈な印象が残っています。
子供だったので、宮崎緑さんってすごい美人だなぁと思ってるだけでしたが、アナウンサーとしてはどうだったのでしょう?
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-06 10:03
一関西人さん、こんにちは。

彼女はNHKのアナではなかったような・・・。

たしかに美人なんでしょうけど、そして、能力は
認めるものの、私はあまり魅力を感じませんでした。
すみません。
Commented by 秋草新太郎 at 2012-12-06 11:13 x
井上あさひアナは どんな内容なことを振られても 一切動じない冷静さがある方だと思っています。その冷静さは作られたものではなくって とっても天然に冷静なのです。 なので どんな大ニュースが来ようとも 緊急大急ぎな事項でも ごくごく自然に冷静にアナウンスが出来る人ということで ニュースウォッチ9に起用されたのでは と思っています
面白味に欠けるかもしれませんが これがNHKなのかな と思います
NW9では 番組の最後の最後の時に キャスターが肩の荷を下ろすような感じのトークもありますが この時の受け答えもとても冷静なので こんな時くらいはもちっとゆるんだ一瞬を見せて欲しいと思います
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-06 16:01
秋草新太郎さん、こんにちは。

クールにもほどがありますね。ハハハ。
画面の彼女からは人間味が全く感じられません。
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