ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

「よいお年を」とは言わない~自分の“感覚”を優先する~12/14

d0164636_821507.jpg
ザッピングしていると「知りたがり」で年賀状のマナーの話をしていました。
「“賀正”は省略形だから、年上や上司に使ってはいけない」と。
幸いなことに「こいつ、マナーを知らないなあ」と思われたことはないはずです。
子供のころから“賀正”は形がうまく取れないので使ったことがないですから。
ハハハ。
d0164636_822743.jpg
断・捨・離の一環として今年から年賀状を出すことをやめました。
現役を引退した時点で、“社会生活”のしきたりやルールからも解放されました。
何年も“年末恒例の挨拶”をしていません。毎年 いまごろは多くの人たちが、
新年まで会いそうもない友人・知人などとかわす「でよいお年を」という挨拶を。

誰もが、ほとんど習慣的にそう言っていますが、ちょっと待ってください。
ネット上でこのフレーズについて“疑問”が投げかけられた形跡はないようですが、
どこかおかしくはないですか?
“丁寧さ”を心がけるにしても相手への敬意を表すにしても“所有物”でもない
名詞に“お”をつけるのはどうなんでしょうか?

“年”は普通名詞に過ぎません。
年齢を指す場合には、「失礼ですが、お年は?」などと言うのも“あり”です。
しかし、単に“2013年”を指すのだとしたら話は違ってきます。
尊敬すべき相手であっても「今年はどんな年でしたか?」と聞くときに“お”を
つけることはないでしょう。
一方で、普通名詞でも、「素敵なお着物ですね?」などという言い方もしますから、
ややこしいですが、いずれにしても「よいお年」には、違和感があります。

現役最後のころは年末の挨拶をするとき「よい年を」と言うようにしていました。
違いが微妙なので気づかない人も多かったでしょうが、“個人的に”こだわりました。
手紙やメールなら「(あなたにとって)いい年になりますように」と書いています。
d0164636_8225783.jpg
関西出身の逸見政孝がインタビューで相手を「おたく」と呼んでいるのを聞いて
「やめたほうがいいよ」と注意したことがあります。アクセントには絶対の自信を
持っていた逸見も、このときばかりはきょとんとしていました。
標準語では“あなたの家”を「お宅」と言うのは間違いではありません。しかし、
普通の人は「あなた」を「おたく」とは呼びません。…呼ばないはずです。ハハハ。

そう呼ぶとしたら、相手を少し“軽く”見ている場合です。
広辞苑には「相手または相手方の尊敬語」となっているのを見てビックリします。
74年生きてきましたが、常識をわきまええた一般人が年長者や上司に「おたく」と
呼びかけているのを聞いたことはないですもの。

辞書にどう書かれていても関係ありません。もし、私が後輩からそう呼ばれたら
「お前なあ」と説教するか、しないまでも「この野郎」と思いますね。ハハハ。
東京で生まれ育った人なら同じだと思うのですが、どうでしょう?
私の経験では、関西では割合気軽に相手を「おたく」と呼ぶようです。
しかし、その場合、相手へのリスペクトは含まれないだろうと思います。
関西在住の方、違っていたら教えてください。

広辞苑にも前述のように書いてありますから、“国語的”に私の考え方が正しいか
どうかはあやしいです。しかし、私は自分の感覚を大事にしたいと思っています。
こんな些細なことに疑問を感じなければ、楽なのでしょうが、なまじ“言葉”を
道具に仕事をしてきただけにどうしても気になってしまうのです。
考えれば考えるほど、「日本語は難しい」ということですね。ハハハ。


話しは変わります。(註:ここで“閑話休題”と書くのは間違いですw)
仮に、3x10メートルの大きな看板を“おおかんばん”と読むアナウンサーがいたら、
遠慮なく“大馬鹿野郎(おおばかやろう)”と突っ込ませてもらいます。
芝居の世界では“おおかんばん”以外にないのでしょうが、普通名詞に歌舞伎の
きまりを持ち込まないでほしいです。“大舞台”についても同じ考えです。
「もともと芝居から来た言葉でして…」と“したり顔”でそいつが説明し始めたら
「うるさいっ!受け売りは聞きたくない。お前の言葉で話せ」と言ってやります。
ハハハ。
d0164636_8232528.jpg
つねづね“だいぶたい”で構わないと思ってきました。
しかし、放送では、間違っていると思われるのもアホらしいので、“大きな舞台”と
言い換えていました。
“おおぶたい”が歌舞伎から来た言葉…はその通りなのでしょう。
でもね、私が口にするときには、主にスポーツの世界でここ一番という“大勝負”
(おおしょうぶ ハハハ)の場を指すことがほとんどですから、歌舞伎とは無関係の、
“大きな舞台”という意味の“だいぶたい”で問題はないと思うのです。

…言葉については書いたこと、書きたいことがたくさんあります。
正月明けの「アナウンス論」では、それをまとめていく予定です。

年上、上司には「賀正」ではなく「謹賀新年」がいいそうです。
蛇足ですが、「謹賀新年」のあとに「あけまして…」は笑われます。

by toruiwa2010 | 2012-12-14 08:33 | 放送全般 | Comments(2)
Commented by えそらいろ at 2012-12-14 21:42 x
こんばんは
「よいお年を」は私も違和感があって、なるべく「よい年をお迎えください」と言うように心がけています。

「おたく」は方言なんでしょうね。
親しみをこめて使う「あんた」よりは、少し丁寧な言い方だったりとか、よそよそしいニュアンスがあると思います。
自分自身はどちらも使いませんし、関西といっても、地域によって若干違いがありますからあまり自信がありませんけど…
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-14 22:20
えそらいろサン、こんばんは。

「おたく」は東京でも使う人がいます。
関西でも使う人、使わない人、それぞれでしょうね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。