ブログトップ | ログイン

岩佐徹のOFF-MIKE

toruiwa.exblog.jp

実況、ドラマなど放送全般、映画、スポーツ全般、 旅、食、友 etc

キャロル&早野宏史~この時期になると…~12/12/21

d0164636_9143169.jpg
父は完全な無宗教でした。
母はクリスチャンでした。
しかし、眠りにつく前に布団の上で手を合わせて短く祈っているのを見た記憶は
ありますが、聖書を読んだり、教会に通ったりはしていませんでした。
そんな家庭環境でしたから、家でクリスマスを祝ったことなど一度もありません。
可哀相な子供だったのです。ハハハ。

それでも、「聖夜」は幼いころから歌っていました。子供心に 美しいメロディーが
いいと思ったのでしょう。中学のころには英語の歌詞も必死に覚えました。
「日本語のアクセントは“高い・低い”でつけるけど英語は“強い・弱い”だ」と
音楽の先生に教えられたことを、アナウンサーになった後よく思い出したものです。
d0164636_915323.jpg
次に記憶に残っているのは「ホワイト・クリスマス」です。
ビング・クロスビーが甘い声で歌ったこの曲は多くの日本人の心を捕らえました。
当時はアメリカン・ポップスが雪崩のように日本に入りこんでいて、12月になると
たくさんのクリスマス・ソングがラジオから流れていました。

マンションのロビーにクリスマスの飾り付けがほどこされ、坂本龍一の「戦場の
メリー・クリスマス」が流れています。これを聞くと、必ずと言っていいほど、
子供のころに兄が歌っていた曲を思い出します。

♪諸人こぞりて むかえまつれ 久しく待ちにし 
主は来ませり 主は来ませり 主は 主は来ませり


賛美歌118番「諸人こぞりて」です。
小学校の3-4年生だったと思うのですが、とにかく幼かった私は耳から入ってくる
この歌の歌詞が「…シュワキ ませり シュワキ ませり」と聞こえました。
つまり、ボキャブラリーに“主”も“来ませり”も持っていない幼い私は「そうか、
“シュワキ”なるもの(人)が“ませる”んだ」と受け取ったのです。
“シュワキ”の正体も“ませる”が何かも分からないまま…。ハハハ。

最近はテレビからクリスマス・ソングが流れることが減りましたかね?
去年は震災がありましたからそれほど違和感はなかったのですが、今年もあまり
聞かない気がします。少なくとも一昔前にくらべたら明らかに減ってますね。
“景気”とも関係があるのかもしれません。

それはともかく、11月下旬ぐらいから商店街やテレビがひっきりなしに定番の
「ジングル・ベル」や「赤鼻のトナカイ」を流していたころは「うるさいっ」と
思ったものですが、聞こえて来なければ来ないで物足りないと思うのですから、
勝手なものですね。ハハハ。

クリスマス・ソングということになるとJR東海がCMに使って大人気になった
山下達郎の「クリスマス・イブ」がロマンチックな映像とのマッチングもよくて
断トツだったと思います。特に“♪雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ”の部分は
迎えの時間に遅れ必死に駆け付けた駅で恋人が下りてくるのを発見し、柱の陰に
隠れる牧瀬里穂の映像とともに心に残ります。
d0164636_921385.jpg
1980年代の終わりから90年代の初めにかけて「世の中にクリスマス・ソングは
これしかないのか」と言いたくなるほど、年末のテレビからはこの曲が聞こえて
きました。大好きでしたから、そんなにうるさいと思いませんでしたが。ハハハ。
この時期、街でポインセチアを見ると早野宏史さんの顔が眼に浮かんできます。
若いファンを中心にとても人気があるサッカー解説者です。
WOWOWでサッカー中継が本格化した1993年、解説陣に加わりました。
加茂周さんが推薦したほどですから、理論がしっかりしている上に、ダジャレや
ギャグも入るのですから、人気になるのもよく分かります。
初めて本格的な解説をしたときコンビを組んだのは私でした。自慢です。ハハハ。

しゃべらなかったり、話し出すとやたら長かったり、質問の意味を理解できない、
サッカー以外のことに興味がない…
アナウンサーにとって苦手な解説者にはいろいろなタイプがあります。
早野さんは、“苦手”には入りません。むしろ、コンビを組むのが楽しみでした。
ただ、お相手をするときは“緊張”したものです。
選手やボールの動きに集中するのと同時に、いきなり放りこまれるダジャレにも
注意しなければなりません。気づかないでスルーしてしまうと視聴者やスタッフに
あとで容赦なく突っ込まれるから必死です。
こまかいことは省略しますが、放送中のスタジオ部分で“イエロー・カード”を
突きつけてリベンジを果たしたこともありました。ハハハ。

2003年12月22日、早野さんと組むことが決まったときも、ひそかに企みました。
顔出しがある番組については、一応、着るもののローテーションを考えるものです。
男ですから、ジャケットとネクタイの組み合わせだけですが。
22日にはグリーンの上着を着ようと即決しました。早野さんが赤いジャケットを
持っていることを知っていましたから、「どうか赤を着て下さいよ」と願いながら。
12月22日に赤とグリーン…“クリスマス・カラー”じゃないですか。ハハハ。

深夜の控え室に姿を見せた早野さんが赤いジャケットを着ているのを見たとき、
「やったー」と思いました。期待にこたえる男なんです。ハハハ。

ハーフタイムで顔出しになり、私が一言、挨拶したあと画面が切り替わりました。
私「…2ショットになりますと、早野さんが赤で、私の緑と合わせてスタジオに…」
早「メリー・クリスマスという感じでやらせていただきます」
私「2人合わせると、ポインセチア…」
早「ああ、そうですね。私が花のほうで…」
d0164636_9211068.jpg
頭の回転が速い人と組むと楽ですし、“遊ぶ”ことができます。
こちらが何を考えているかを素早く理解して対応してくれたのは、野球の豊田泰光、
ゴルフの戸張捷、テニスの遠藤愛、アイスホッケーの遅塚研一と並びます。
この人たちと組んで実況をするのは最高の喜びでした。
中身が濃いかどうかは関係なく、自分が楽しめるし、視聴者にも喜んでいただける
放送ができるからです。
“スポーツ放送はエンターテインメント”が私のコンセプトでしたから、この点は
とても重要でした。

サッカーの解説者は真面目な人が多く、言葉のキャッチボール、ジャブの応酬を
楽しめるのは、残念ながら早野さんぐらいしかいませんでした。
年齢的に、ギャグやダジャレにうまく反応できないことが多かったのは残念ですし、
申し訳なかったと思いますが、組んだときは最大限、楽しませてもらいました。
2chに「宏史と徹=ヒロシとトオル」から一部の若者が“ビーバップ・コンビ”と
書き込んでいるのを見たことがあります。
「ビー・バップ・ハイスクール」を知らなかった私に意味が通じるまでには時間が
かかりましたが。ハハハ。

ちなみに“イエロー・カード”はそれなりに反応がありましたが、“ジャケット”は
ほとんど無視されました。頭の中で考えるほどうまくはいかないのです。ハハハ。

そんなわけで…
d0164636_9171079.jpg

by toruiwa2010 | 2012-12-21 09:44 | サッカー | Comments(4)
Commented by アンドー at 2012-12-21 10:07 x
毎日、岩佐さんのブログを楽しみにしております。

書き込みさせていただくのは2度目と思います。
岩佐さんと遠藤さんの放送が大好きでした。
以前、こちらのコメント欄でもし岩佐さんがまだ現役でいらしても遠藤さんとのペアがもうないだろうと伺いずいぶんがっかりしたことを思い出しました。
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-21 10:15
アンドーさん、こんにちは。

遠藤さんは最高のテニス解説者でした。
今は、このブログが原因で「拒絶」されていますが、
評価は変わりません。
Commented by 老・ましゃこ at 2012-12-24 00:14 x
「…シュワキ ませり シュワキ ませり」 >>>

私も同じです! しゅうわっきぃまっせえりぃ~~♪って感じで
小さい頃、声を張り上げて歌っていました(^^)
Commented by toruiwa2010 at 2012-12-24 07:22
老・ましゃこサン、おはようございます。

ツイッターの方でも反応がありました。
調べてみれば案外いるかもしれませんね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。