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岩佐徹のOFF-MIKE

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正月:箱根駅伝を見た~元祖はテレ東&実況・解説など~01/06

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01/02 箱根駅伝

間もなく箱根駅伝がスタート。
日本人は大学駅伝が好きだね。ドラマチックだからだ。
いい天気に恵まれて好レースが期待できそうだ。
予備知識は持っていないが「断続的に」見ることになる。
無理だろうが実況はできるだけ感情を抑えてほしい。
感動はレースの中にあるんだから。


“箱根駅伝”がすっかり定着したが、東京箱根間往復大学駅伝競走が正式名称だ。
“東京”も、“往復”も“大学”もいつの間にか抜け落ちて見事に簡素化された。
コンテストや行事などをうまく広めるには、タイトルが短い、あるいはきれいに
略すことができるに越したことはない。
考えてみると、関東ローカルの大会に過ぎないのに、サッカーの代表選をしのぐ
視聴率をたたき出す“モンスター”・イベントになった。今では正月の風物詩として
なくてはならないものになっている。
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普通なら「今の人は知らないだろうけど」と前置きして書き出す話がある。
30年近く前には、読売の主催なのに“テレビ東京が中継していた”という事実だ。

駅伝やマラソンの中継は金がかかる。
カバーする範囲がとんでもなく広いからディレクター、アナウンサー、解説なども
大勢必要になる。中継車やカメラなど、機材の数も半端じゃないし、ビルの谷間や
箱根の山道から電波を届けるのにヘリコプターを飛ばしたり、高い所に中継点を
設けたりするなど、金も手間もかかるのだ。

テレ東の中継は今の日テレにくらべたらレベルが低かった。距離も短く、きわめて
簡素なものだったと記憶する。土・日の昼間ではかかった費用をスポンサーから
回収するのも大変だ。だからこそ、予想できる視聴率と費用を“はかり”にかけて、
「とても商売にならん」と、日テレは当初 手を出さなかったのだ。

テレ東は昔から、よく“工夫”する局だった。金もなく、ネットワークも弱いから
権料が高いコンテンツは見送らざるを得ない。他局が見落としているものを見つけ、
人気番組「ダイヤモンド・サッカー」や日本リーグ(Jリーグの前身)、全仏テニス、
ボートの早慶レガッタなどを放送してきた。当時の関係者の努力を知っている。
高く評価する声には全面的に賛同する。
ただ、“先見の明”があると持ち上げることには違和感がある。“窮余の一策”だし、
“苦肉の策”でもあるのだから。“工夫する局”ならハゲ同だ。ハハハ。

開局間もないころ、放送するソフト不足に困っていたテレ東にフジテレビが持つ
アトムズ(現スワローズ)の放送権を譲ったことがある。巨人戦を除く神宮の試合を
開始から終了まで放送していた。アトムズのことを悪く言われてもいけないので
「解説・アナウンサーはフジの人間を」と条件を付けていた。私のプロ野球実況の
デビューはテレ東だった。

「なぜ、手放したんだろう?」、「この人気を予想できなかったのか?」…ネットには
そんな声も多い。その“ワケ”は単純だ。
テレ東が数年中継をする間にリサーチをした日テレが「行ける」と判断したのさ。
主催者の読売が「悪いけど日テレに売るから」とストレートに言ったか、それでは
“あんまり”だから、テレ東が出せない額まで権料を釣り上げたか…。それだって
十分に“あんまり”だが。ハハハ。
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箱根駅伝:実況の中に新谷アナの名前がない。
理由を知りたい。去年は2号車を担当していた。
出番はそれほど多くなかったが1号車の
「くさい」実況に比べはるかにすがすがしい
実況をしていて今年を楽しみにしていたのに。
日テレはしばしばこういうわけのわからんことをする。


本人の希望じゃなさそうだし、スキャンダルめいた話も伝わってこなかったのに、
ある日突然、中堅スポーツ・アナが消える、つまり、ほかの部署に飛ばされる…
日テレの特徴だ。事情を知らないまま外部の人間がとやかく言うのもなんだが。
ハハハ。

ま、それは人事の話で、このこととは直接は関係ない。
しかし、新谷アナは日テレの若手の中では将来性を感じる一人だから、実況陣から
外すのはもったいないと思ったのさ。
鶴見中継所の担当になったと聞いて、思わず“降格”じゃないかとつぶやいた。
出番が極端に減るのだから。

しかし、実際に鶴見中継所の実況を聞いて気持ちが変わった。

前言少し訂正:実況陣から外れた新谷アナについて
「降格人事」と書いたが違うかもしれない。
鶴見中継所は「込み合う」から実況が難しい。
そこを任された可能性はある。4分間の描写は
よどみなく、しかも適確だった。
一般視聴者には分からないだろうが「あっぱれ」だった。


1区から2区への中継点である鶴見はそれほど大きな差がついていないことが多く、
2校、3校がもつれるように入ってくることもしばしばだ。大学の名前を間違えず、
順位を的確に伝え、走ってきた選手と走り出した選手をきちんと言い、その間に
トップからの差まで伝えるのは容易なことではない。
それを、彼はしっかりやってのけた。
最初の中継所で間違えたり、もたもたしたりするのは避けたい。腕を上げている
新谷に任そう。もし、ディレクターがそう考えたのだとしたら拍手を送りたい。
一般の視聴者には気づかれなかったかもしれないが、狙いは的中していたもの。


箱根駅伝:ランナーとしては素晴らしかった瀬古だが
解説はつまらないね。見た目通りのことと情報は
早稲田がらみだけ、その早稲田の1区の選手の調子を
完全に見誤った。しかも、そのことに一言も触れない。
信用を落とすから日テレが触れさせないのだろうが。
ハハハ。


早稲田の学生だったころから彼の走りには人を惹き付けるものがあった。
監督・中村清の薫陶を受けて、ストイックな面が表面に出て、面白みのない男だと
思っていたが、実際は“愉快な奴”という評判も聞く。
この際、評判などどうでもいい。解説の仕事をちゃんとやりなさいと言いたい。
1区のランナーたちが10キロあたりを走っているとき、早稲田が上位グループから
落ちていった。彼が「1区に使うのはもったいないほど調子がいい」と言ってから
10分も過ぎていなかった気がする。長距離を走るランナーには予期しないことが
起きるものだから、仕方がないが、そのまま“頬かぶり”はまずいだろう。

私の“有毒”ツイートを読んだ友人から「監督でも見誤る。解説が見きわめるのは
難しい」と“ダメ出し”された。じゃあ、見誤ったことを責めるるのはやめよう。
しかし、“言わなかったことにする”のはやっぱりダメだ。ハハハ。
瀬古が本当は“愉快な奴”なら、それらしい話を聞きたいも。「悪ふざけをしろ」と
言っているのではない。彼のキャリアと実績なら、聞きたい話がたくさんある。
引き出し役が悪いのか?瀬古が“伝統の重み”に遠慮しているのか?
今のままでは彼を1号車の解説にしておく理由が見つからない。
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日大・ベンジャミン君が快走!
フォームなど関係ないね。
生まれ持った心肺機能と強いばねで
自由に走ってる。ある意味「温室育ち」の
日本人はかなわないよ。


ダイナミックな走りを見て感心するが、正直、気持ちはかなり萎える。
理由は言うまでもないだろう。3年前に書いたことをそのまま貼っておく。

アフリカ系のランナーたちに“恨み”も“差別”もありません。
しかし、毎年、箱根駅伝、高校駅伝を見るたびに思います。
志を抱いて留学した学生が“たまたま”能力を持っていたので、
陸上競技部に入った…というのなら、文句はないのですが、
長距離走にかけては、生まれつきの能力を備えたアフリカ系の
青年を留学“させて”、伝統の大会で好成績を収めることに
どんな意味があるのでしょうか。

学校の名前を上げるために効果的であることは分かります。
甲子園を目指すための“野球留学”や国体で恥ずかしくない
成績を残すために、開催する県が“ジプシー選手”を招くなど、
スポーツに“純粋さ”を求めることは時代とともに非常に難しく
なっています。オリンピックが商業化して以来、全体が方向を
間違えてしまった感じで、今や、何を言っても空しい状況です。


ラグビー、バレーボール、バスケットボール、サッカー…学生スポーツで留学生が
活躍するケースは増え続けている。議論になっていいはずなのに、スポーツ紙は
もちろん、一般紙でも、この件を取り上げた記事にはお目にかかったことがないが、
それはなぜか?
“排他主義”で言っているのではない。


うわー、長くなってる。こんなつもりじゃなかったのに。ハハハ。

今年も山登りにドラマがあった。
実況が声を張り上げる気持ち、分からんではない。中継車のディレクターも実況に
負けないぐらい興奮して大声で「ここだ、盛り上げろ!」と叫んでいるのだろう。
だから、ある程度は我慢する。しかし、おおむね行き過ぎていて楽しめない。
山登りの中盤で日体大、早稲田、東洋が三つ巴のデッドヒートを演じたところは、
しゃべり続けないで 短いフレーズでリズミカルに描写する方が効果的だったと
思うのだが、民放のアナにそれを求めても無駄だね。あとで担当ディレクターから
「おい、あそこで盛り上げられないんなら、どこで盛り上げるんだ。やめてしまえ、
ばか野郎!」と、ののしられるのがオチだもの。ハハハ。

アナウンサーで言えば…

箱根の山にオレンジ色のたすきがのぼって
まいりました。まさにRising Sunであります!

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法政のランナーについていたアナがセンターから振られて開口一番、言い放った。
このフレーズには虚を突かれた。ここ数年を象徴する一言だったと言っていい。
「栄光への架け橋」以後、この手の実況が増えている。
箱根駅伝では、「出番が来たらなにかやってやろう」…アナ全員がその意気込みで
放送に臨んでいることが手に取るように分かる。

1号車を担当しているベテラン・アナはゴールが近くなってからは、たまっていた
資料・情報をこれでもかと放り込んできた。その総仕上げはこうだった。

…そして、この大会前、別府健至駅伝監督は「試合前は
東洋、駒沢、早稲田の3強、そういった文字が躍ったけれど、
私は学生にはその表現は見せたくなかった。
なぜならば、先入観にさいなまれてしまう。
日体大の伝統はそんなことでついえるものではない。
今、けれんみなく(?)その評判に立ち向かってほしい。
その思いが、今、結実してまいります。


5秒後にゴール担当のアナが引き取って話し始めた。

「去年、悔し涙した大手町で…」

もう少し間をおいて、もっと低いトーンで出たら、1号車担当アナの実況はさらに
“浮いて”しまったに違いない。ときに“歌い上げる”こともテクニックとしては
ありだと思うが、“のべつ幕なし”では聞く方は辟易する。

復路は、明治の選手にブレーキが起きた以外、これという出来事もなく、日体大が
往路で作ったリードをさらに広げて30年ぶりの総合優勝を飾った。
去年、シード権を失い、予選から勝ち上がった日体大の優勝は特筆されていい。
1年前、ゴールの直後に監督は選手を集めてこう言った。

「来年のキャプテンは服部で行きます。
だれか文句があるなら辞めて下さい」…

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大学スポーツで4年生がいるのに3年生をキャプテンに据えるのは珍しい。
ショック療法?4年生の奮起? 監督の目的がどこにあったか定かではない。
しかし、結果は出た。

箱根駅伝:大ブレーキが起きない限り日体大の
総合優勝は動かなくなったね。
“3年生キャプテン”というカンフル剤が功を
奏したことになる。ギクシャクがあったそうだが
期待に応えて山登りで結果を出した服部も偉いなあ。
監督は何ももらえないのだろうが満足感はあるはずだ。


書きたいことはまだまだあるが、今年はこれぐらいにしといたる。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-01-06 08:57 | 放送全般 | Comments(2)
Commented by ひろ☆はっぴ at 2013-01-06 15:41 x
今朝の生放送の情報番組では、実況アナに裏話を語らせるというコーナーを設け、1号車と3号車とバイクの担当アナを呼んでいました。鶴見中継所の新谷アナとゴール担当の平川アナはいませんでしたので、この時点でたいした話は無いなと思いました。風が強かったことだけは一所懸命語っていました。そしてスタジオには別府監督以下日体大のチーム全員が出演。司会者に駅伝をわかっている人間がいない、と危惧したのかどうか村山アナが介添え役として出演していたことだけは、ある意味ファインプレーですね。

書店の棚に並ぶ箱根駅伝の前宣伝の雑誌には、日体大のにの字もありゃしませんね。日テレも東洋や駒沢が勝つことを前提に番組構成を準備していたに違いありません。日体大にはずいぶん失礼な話です。
Commented by toruiwa2010 at 2013-01-06 16:05
ひろ☆はっぴサン、こんにちは。

ザッピング中にちらっと見ましたが、まさかアナウンサーまで!
終わってっ見ると、日体大優勝に何の違和感もないのですが、
持ちタイムとか考えると、候補に挙げるのは難しかったんでしょうね。
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