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岩佐徹のOFF-MIKE

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「ストロベリー…」いいよ~「ライフ・オブ…」にはガッカリ~13/02/07

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ライフ・オブ・パイ 70

少年が育ったのはインドの東、ベンガル湾に近いポンディシェリという町だった。
父親はフランスの支配・影響を強く受けるこの町で動物園を経営していた。
ヒンドゥー教徒として育ったが、その後 カソリックの洗礼を受け、イスラム教にも
傾倒していった。

少年が16歳のとき、ガンジー首相の政策によって動物園の経営続行が難しくなり、
父親は家族と動物を連れてカナダに移住することを決意する。
しかし、一家と動物を乗せた船は太平洋の真ん中で嵐に遭遇して沈没、少年だけが
救命ボートに取り残された。孤独な漂流が始まるかと思われたとき、“同行者”が
現れた。“リチャード・パーカー”と呼ばれる獰猛なベンガル・タイガーだった…
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いや、ビックリしました。驚きは「レ・ミゼラブル」以上だったかもしれません。
アカデミー作品賞の候補でなかったら途中で退席していたでしょう。
“冒険もの”ですが、ストーリーらしきものはありません。ひたすら、虎との対峙、
雨や風など、自然との闘いが続くだけで、ドキドキ・わくわく感が乏しく退屈です。
少年・パイが三つの宗教を持っていたことがカギの一つになっているのでしょうが、
無宗教の私には普通の冒険映画にしか見えず、その割には面白くないという致命傷。
ハハハ。

なぜ、これが作品賞候補に? そう思った人は少なくないはずです。違いますかね?
毎年のことですが、アカデミー賞作品賞は会員と私の趣味が全く合いません。
趣味の問題ですから、そこから先は何も言えませんが。ハハハ。

それより、“時差”の関係で、対象作品を見ないまま授賞式を見ることになるのが
残念で仕方がありません。今年も、作品賞候補の中で見たのは、この映画のほかに
「アルゴ」と「レ・ミゼラブル」だけ、授賞式までに見られそうなのが「ゼロ・
ダーク・サーティ」と「世界にひとつのプレイブック」…9作品中の5本です。
有力視されている「リンカーン」は間に合わないのです。


ストロベリーナイト 85

姫川玲子(竹内結子)と菊田和男(西島秀俊)が二人で食事をしていた。珍しいことだ。
そこに電話が入った。管内で殺人事件の発生だ。土砂降りの雨の中を駆けつけると、
死後数日を経過した死体の左の目は縦に切り裂かれていた。酷似した殺人事件は
これで4件目になる。被害者が暴力団組員だったこともあり組織犯罪対策4課との
合同捜査本部が設置された。しかし、捜査方針を巡って菊川班と組対の考えかたは
ことごとく対立し、玲子をいらだたせるのだった。そんな中、自分の“見立て”に
強くこだわる玲子は独自の捜査のプロセスである男(大沢たかお)と知り合う。
不動産業者だと名乗ったその男は…
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姫川と菊田の“恋”の行方を陰ながら応援している私としては「おい、おい」と
言いたくなる場面(ハハハ)も出てきましたが、全体としてはいい出来だと思います。
相変わらず、竹内の言動がスカッとして気持ちいいです。女性が見たら、日ごろの
うっぷんが晴れることでしょう。

サブタイトル?に“姫川班、最後の事件”となっていたので、これでシリーズが
終わってしまうのかと思いましたが、違いました。上映開始の前日に放映された
テレビ版で分かるように、映画で扱った事件で“いろいろ”あったため、姫川班は
バラバラにされたのです。いずれまた、全員が捜査一課に戻ってくるのでしょう。
TBS「ハンチョウ」で分かるように映画やドラマの世界は融通無碍です。ハハハ。

暴力団の事務所に乗り込んだ菊田がボスに「主任を巻き込むな」と詰め寄る場面で
相手が「男の目になりましたね」と返します。出演者の多くがこの映画で印象的な
シーンに挙げていました。
言えてますが、私は、エンディング近くで「菊田、ワタシ…」と言いかける玲子に
菊田が「分かってますから。いいじゃないですか、もう」と遮るところがなかなか
いいと思いました。

一つだけ注文を付けておきます。
映画でもドラマでも竹内結子が輝くのはそばに西島が寄り添っているからです。
それなのに、この映画での扱いは“軽い”気がします。大沢が得してますね。
その分、西島が食われてしまいました。ガッデム。ハハハ。

この映画の大きな特徴は、全編を通じて“ほぼ常に”雨が降っていることです。
こういう映画は珍しいですね。この雨には当然なんらかのメッセージが込められて
いるのでしょう。私には読み取れませんが。ハハハ。
ただ、ここ数年、映画やテレビドラマの中に出てくる雨のシーンに際立った変化が
あることは分かります。

かつて、雨が降るシーンでは周囲も暗かったものです。自然と同じように。
最近は、かなり激しい雨が降っているのにその数メートル向こうには強い日差しが
降り注いでいるのがはっきり分かるシーンをしばしば見るようになりました。
この映画でも、何か所かあります。
そりゃ、“キツネの嫁入り”や“天気雨”という現象もありますが、結構不自然です。
それでも、今の監督たちはまったくこだわらないようです。歌舞伎の黒子と同じで、
「晴れているように見えるだけ」なんでしょう。分からなくはないけど、今全盛の
CGを使えばもう少し“らしい”映像になるんじゃないのかなあ。ハハハ。  


東ベルリンから来た女 85

1980年、バルバラは 着任した東ドイツのローカル病院で周囲から浮いていた。
何かがあってベルリンの病院から“飛ばされてきた”ことが明白だった。
初日、帰宅するため停留所でバスを待つ彼女を、通りがかった同僚の男性医師が
「送っていく」と誘った。
道を教えていないのに、彼は的確に彼女が住むアパートに向けて車を走らせた。

数日後、アパートが捜索を受けた。その日、彼女はよその町に出かけていたため
“空白”の数時間があったからだ…
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話に聞いているだけですが、“個人の自由”が制約される共産主義、社会主義には
強い抵抗があります。この映画のように、監視や密告が普通の世界は異常です。
欠陥も多いですが、法を犯さなければ自由に生きていける国に生まれてよかったと
深く感謝したくなります。ハハハ。

この映画の特徴は、作り方が“逐語訳”ではなく“意訳”になっているところです。
至るところでディテールが省略されています。しかし、その省き方に違和感はなく、
むしろ心地いいです。エンディングには意表をつかれました。

70 ライフ・オブ・パイ 途中で席を立ちたくなった なぜ作品賞候補?と思う
85 ストロベリーナイト 大半が雨のシーンという珍しい映画 フツーに面白い
85 東ベルリンから来た女 小品だが拾いものだった 最後は虚を突かれた

去年9月の「最強のふたり」以降、Yahooの映画レビューに
ほぼ同じ内容で投稿しています。
Gooの方はさっぱりでしたが、こちらでは手ごたえを感じます。
よろしかったらhttp://goo.gl/TYDf5 を訪れて“役に立ちましたか?”
ボタンをクリックしてください。レビューにハクがつきます。

ちなみに“こんなレビュー、くだらん”ボタンはありません。ハハハ。 

by toruiwa2010 | 2013-02-07 08:23 | 映画が好き | Comments(4)
Commented by 老・ましゃこ at 2013-02-07 13:40 x
昨日から写真が変わっていたのでしょうか?
私は今日気付き…思いました…岩佐さん、山の男!っぽいなぁ…と。
アルプスを背に逆光というのも山岳物語みたいでかっこいいです!
いい写真だと思いました。
Commented by toruiwa2010 at 2013-02-07 14:40
老・ましゃこサン、こんにちは。

山の男・・・高尾山ぐらいしか
登ったことないんですが。ハハハ。
Commented by ギリシャ at 2013-02-07 18:53 x
『ストロベリーナイト』、主人と見に行きました。

二人とも竹内さんのファンなので、見て満足でした。(美しさに…)
ハマり過ぎて、次の新作の本まで買ってしまい、『この次はこれか~』と、勝手に妄想していますが…
次の作品も面白かったので、是非映像化してほしいです。
Commented by toruiwa2010 at 2013-02-07 19:14
ギリシャさん、こんばんは。

たぶん、来年のどこかでドラマ、
2年後ぐらいに映画…そんな感じですかね。
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