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岩佐徹のOFF-MIKE

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「痛快!ビッグダディ」~口惜しいけど目が離せない~13/04/25

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04/21のツイート

テレビ朝日「ビッグダディ」始まる。大家族は北(岩手)と
南(宮崎)に別れて暮らすことになる。
このお母さん、がんばる人だけどなあ。ダディ、何とか
ならんのかと思ったけどダメなものはダメらしい。
どんな環境にあっても子供たちの誰一人グレない。
すごいね。

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岩手県で暮らしていた“子だくさん”の林下清志さん一家を長期間、取材した
テレビ朝日のドキュメンタリー番組、「痛快!ビッグダディ」を初めて見たのは
2009年の正月でした。すでに8回の放送が終わっていました。「これまで、なぜ
見なかったのか」と残念でした。
大家族を支えるのは働き者夫婦、貧しいけれど幸せいっぱい…そんなコンセプトの
ドキュメンタリーは何本も見ていますが、これはどこかが違っていたのです。

見始めたとき、すでに1時間近く経過していました。“ビッグダディ”こと清志
(きよし)さんは、離婚して4男4女を抱えるシングル・ファーザーです。
苦労は覚悟の上で、全部の子供を高校に入れるのが彼の願いでしたが、地元高校の
廃校が決まり、一家は奄美大島へ移住しました。
そこに、元妻が離婚後に別の男性との間にもうけた三つ子を連れて舞い込み、復縁。
二人の間にも新たな子供が生まれて…たしか、“最盛期”は子供が12人いました。
計算が合っていれば、ですが。ハハハ。 

その後、再び離婚し、別の女性と電撃的に再婚します。相手はなんと5人の子持ち!
夫婦の間に子供ができて…学校の関係や成長した子供が家を出ていたから、えーと、
そのころ住んでいた豊田や小豆島の家にいったい何人が住んでいたのか、今では
さっぱりわかりません。“大勢”と言うことでご勘弁を。ハハハ。

主人公は、もちろん、ビッグダディです。
貧しい暮らしですが、子供たちのために柔道整復師として懸命に働きます。
ひもじい思いはさせないと、工夫を凝らして食事も作ります。イベントを仕掛け、
遊びを発明し、子供たちを退屈させません。どんなに苦しくても骨惜しみをせず、
決して投げ出すことはありません。子供たちが文句を言わず、ほとんど無条件で
尊敬するのも当然でしょう。
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その父親以上に素晴らしいのが“岩手時代”から行動を共にしている子供たちです。
一人一人が素晴らしい人間性を備えているのに驚きます。
貧しい環境の中で実に素直に育ち、誰一人としてグレていないのは奇跡です。
遊びたい盛り、おしゃれもしたいし、おいしいものを食べたい年頃のはずなのに、
わがままな子供が一人もいません。理不尽な怒りかたをせず、真正面から子供達と
向き合ってきたダディの教育の賜物でしょう。

初めて見たとき、彼らの発言にしばしばうなってしまいました。
ダディのしつけがいいのでしょうが、言葉遣いもしっかりしています。
修学旅行に出かけた、当時中学3年だった次男・熱志(あつし)が、隣にすむ大家に
土産を持参したとき、記憶に頼っていますが、こう言いました。
「夜遅くにすみません。修学旅行に行っていて今日帰ってきました。長崎のお土産、
カステラです。定番ですが」…単語が微妙に違うかもしれませんが、おおむね、
そんな感じでした。
“夜遅い”ことを詫び、カステラを“定番”と言うところなど“ビックリ”です。
いまどきの中学生…どころか、いい年した大人でも、これだけきちんと挨拶できる
人間は少ないでしょう。ハハハ。

彼は、元嫁、つまり、彼の実母が突然一家を訪ねて来たときもあわてませんでした。
彼女が“復縁”を願い、父親がそれを拒んでいる…ということは、彼だけでなく、
“年長組”の子供たちはみんな知っています。母親が姿を見せた瞬間、彼の顔に
「これはトラブルになるぞ」という警戒の色が浮かびました。
頭の中でコンピューターがすさまじいスピードで事態を“計算”している様子が
見えるようでした。ハハハ。

「清志さん(子供たちはしばしばダディをそう呼んでいます)は釣に行ってますけど、
これは知らせたほうがいいですね?」と、母親に告げ、「ただ、“お客さんだ”と
言っておきましょうか?」と尋ねました。つまり、“あなた”が来たと言ったほうが
いいのか、それとも、“ぼかした”ほうがいいのかの選択を迫ったのです!
厳しい環境で育った彼らは、日々の生活の中で、生きていくための知恵を自然に
学んでいるということでしょうか。

そして、ほとほと感心するのは、年下の子供たちの面倒をよく見ることです。
嫌な顔を見せることはありません。むしろ嬉々としています。母親が連れてきた
子供たちにもまったく分け隔てなく接します。
人に言われなくても、自分の役割を見つけて動く。言われたら喜んでやる。
あるもので我慢し、ないものは工夫する…すべてダディの背中が教えてくれました。
正直、学問・教養の点では十分ではないと思いますが、彼らは、どこに行っても
適応力、協調性、忍耐力、リーダーシップなどは満点です。私が経営者だったら
今から内定を出してでも確保したいと考えるでしょう。ハハハ。

ただし、見せられたものがすべてではないと思います。“そこまで撮らせるか?”と
思わせるシーンもありますが、当然、話し合いの結果としてカットされたものも
あるはずです。“ドキュメンタリー”は真実をそのまま記録したもの…ということに
なっていますが、カメラが回った瞬間に、そこに記録されるものは“絶対的な”
真実ではなくなる、と考えるのが自然でしょう。
今回の放送分では、小豆島を離れる一家の見送り風景に明らかな“演出”の匂いを
感じました。初めから折り込んでみていますから、がっかりはしませんが。ハハハ。

プライバシーを“切り売り”していると見ることもできますし、一家の“財政”が
どのように成り立っているかの説明がないことに“不透明感”が付きまといますが、
それを忘れさせる 親子、兄弟間の温かさに惹かれて放送のたびに見ています。
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先日の放送では、2度目の妻、18歳年下の美奈子さんとも別れ、それぞれの道を
歩むことになりました。この奥さんも“男前”でなかなか素晴らしい人でしたが、
少し我慢が足りないために、何かというと清志さんと大喧嘩になり、繰り返すうち、
修復がきかなくなりました。憎みあっての離婚ではありません。元妻にむかって、
「別に、今生の別れじゃないんだよな」と清志さんが言っていました。
“復縁”に含みを持たせて終わったあたり、この番組のプロデューサーはかなり
したたかです。ハハハ。

しかし、いくらなんでも4時間は長いわ。視聴率もよかったようだから言っても
無駄とは分かっていますがね。
次回からは、しばらく2か所に分かれた一家の生活を追うことになりますから、
確実に長くなりますね。おのおのがた、覚悟しましょう。ハハハ。
by toruiwa2010 | 2013-04-25 06:42 | 放送全般 | Comments(0)
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