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岩佐徹のOFF-MIKE

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“インテンシタって”何よ~“代表負ける”より気になったね~06/03

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05/30のツイート

オーストラリアとの大一番を控えた代表の
ブルガリア戦が始まる。今日は3-4-3で戦うそうだ。
ザッケローニには狙いがあるのだろう。
どっちにしてもそれは基本形で試合の中では
流動的なもの。見守ろう。
Sアナの”用意した”コメントの洪水に辟易。


WOWOW時代にサッカーの実況を担当し、レベルの高い試合も経験しました。
加茂周、奥寺康彦、早野宏史、信藤健仁、田嶋幸三、原博実、野口幸司…多くの
解説者と組んで放送しました。一番楽しめたのは早野さんとのコンビでした。
専門的なことはすべて任せてこちらはプレーの進行を追い、放送の組み立てだけを
考えればいいのですから試合や実況を楽しむ余裕ができるからです。試合内容にも
左右されますが、放送席が楽しい気分になればその空気はつたわります。自分では、
そういう放送こそが視聴者の望んでいるものだと信じてやっていました。
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加茂さん、信藤さん、田嶋さん、原さんと組むときはあまり“脱線”できません。
信藤さん以外はジョークが通じにくく、どうしても真面目な放送になります。
自分のスタイルの基本ですから、小ネタははさみますが、基本は戦術や技術の話に
なります。的確な質問をしなければいけません。私の苦手な分野でした。ハハハ。

真面目に戦術や技術を語る人と組むとき、気をつけなければいけないのは、決して
“出過ぎない”ことです。テニスの柳恵誌郎さんもそうでしたが、アナウンサーに
自分の領域に踏み込んで専門的な話をされることを好まない解説者は多いです。
たとえば、この試合ではザッケローニ監督が3-4-3で戦うと報道されていました。
私は、システムはあくまで基本形であって、3人・4人・3人と3列に並んだまま、
上がったり下がったりするわけじゃあるまいし(ハハハ)、試合が始まれば、選手の
動きはきわめて流動的なものだからこだわっても意味がないと考えるタイプでした。

もちろん、1トップになった、4バックにした…などはとても大事な情報ですから
触れますが、そういうケースでは解説者が先に言ってくれます。だから、それほど
神経を使っていませんでした。「岩佐はサッカーを知らない」と言われたわけです。
はいはい、その通りでございます。ハハハ。
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ただし、システムにこだわらない解説者は案外多いのではないかと思います。
WOWOWの解説者にも、放送を聴いているとアナウンサーが「3-4-2-1か3-4-3か?」
といった質問をすると、明らかに「そんなことどうでもいいじゃないか」という
答え方をする人がいました。相手のタイプを頭に入れて臨まないと放送の雰囲気が
悪くなるのです。ハハハ。


今日のSアナは何が何でもintensita(インテンシタ)を
売り込もうとしてるね。君のエゴは満たされるかも
しれないけど、視聴者が望むものとは違う。
サッカーの実況をしようよ。


日本テレビが中継しました。
この局は、試合中にどれだけ情報を盛り込むかが実況の肝だと教えるようですから、
“資料読み”は確固たる伝統です。そして、この日の実況担当はその伝統が身体に
しみこんだベテラン・アナでした。日テレのサッカー実況ではトップのアナだし、
実績もありますから、好きだと言う人もいるでしょう。私はダメです。
普段の実況も含めて、資料の提供を3割ぐらいにしてもらわない限り受付けません。

しかも、この日の彼は“奇異な”ことにこだわっていましたね。

1週間前のメンバー発表会見でザッケローニ監督の口から
新しいキーワードが出ました。(語調を強めて)“インテンシタ”。
英語のインテンシティ。日本語では強さと強度を意味する言葉です。
日本代表がよい戦いをするためにはこのインテンシタが必ず必要になる。
そう話したザッケローニ監督です。

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ザッケローニがこの言葉で言いたかったのは「ボールを持っていてもいなくても、
常にアクティブに動き、味方と連動し続けること」だとSアナは説明していました。
…私の理解力不足かもしれませんが、とても、“インテンシタ”という単語の意味と
まったく結びつきません。ハハハ。

本当にそうなら、繰り返して言うべきだったのはそちらの方でしょう。特に前半は
インテンシタ、インテンシタと、それがどうシタ?と言いたくなるほど(ハハハ)
連発していましたが、選手入場時のSアナの“解釈"を聞かなかった人は、なんの
ことだか分からないまま放送を見る羽目になりました。

1950年代の終わり、アメリカのVOA(=Voice of America)に派遣されて帰国した
NHKのスポーツ・アナが“bleachers(=ブリーチャーズ)”という言葉をしきりに
使っていたのを覚えています。屋根のない外野席のことです。
私もメジャーの中継を始めた当初、滑り込むことなく、楽々と2塁に行く2塁打を
“standup double(=スタンダップ・ダブル)”と何度も言ったものです

ことほど左様に、アナウンサーは新しい言葉を広めたがるものです。
しかし、この日のインテンシタはしつこすぎましたね。

長くなりました。少し試合のことも書いておきましょう。

0-2…しかも、キーパーの信じられないパンチミスとキャプテンのオウンゴール。
それぞれに多少は同情の余地もあるでしょうが、ワールドカップ本番では、やって
もらっては困るミスでした。特に開始早々だった最初の1点はいきなりチームを
“追いかける立場にしてしまいましたから、まずかったですね。
ただ、あのパンチミスのあとでも、起き上がる川島は独特のドヤ顔だったことに
“感心”しました。TMは徹底して売り込まないとね。ハハハ。
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昔の代表では考えにくかった、きれいなパスが何本もつながる場面がありました。
問題は、それがゴールに結びつかないことです。この点は“相変わらず”なのが
とても歯がゆいです。香川をはじめ、乾、清武が見せ場を作りましたが、この日は
全体のケミストリーがよくないという印象をぬぐえませんでした。

もう一つ“相変わらず”だったのは、試合後の選手のコメントです。
負けたときはどうしてもそうなりがちですが、どの選手も、どこか他人事のように
話すのが気になります。「僕がダメでした」と話す選手はいません。サッカーは
一人で勝ったり負けたりする競技ではありませんからそれでいいのですが、なにか
釈然としないものが残ります。
by toruiwa2010 | 2013-06-03 08:38 | テニス | Comments(4)
Commented by デルボンバー at 2013-06-03 12:28 x
私もS木(?)アナはだめですねぇ。日テレのサッカー実況ではやはり舛方アナか、もしくは芦沢アナが好きでした。だいぶ昔ですけども。
Commented by toruiwa2010 at 2013-06-03 14:55
デルボンバーさん、こんにちは。

いや、びっくり。
その二人は、マラソンとサッカーで現在のアナたちに

例のスタイルを残したアナです。
彼らはニュースを読むアナでなおかつその2種目だけ?
スポーツ実況をしたアナです。今はもうはやらないスタイルです。

アナウンサーは好みですから、好きなものは仕方ないですね。
ハハハ。
Commented by デルボンバー at 2013-06-03 20:19 x
あちゃ~!そうでしたか。ま、素人ではそこまで気づかないですから…。当時は少なくとも気にならなかったんでしょうね。似たようなスタイルでも片方は良くて、もう一方はアウト、なんて場合もあるでしょうし…。
Commented by toruiwa2010 at 2013-06-03 20:28
デルボンバーさん、こんばんは。

あくまで好みの問題ですからいいんですよ。
あんなやつが好きなんだ、へえ・・・なんて
決して言いませんから。ハハハ。
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