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岩佐徹のOFF-MIKE

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85点が3本~久しぶりのレビュー~13/06/28

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リハビリ優先になっているため映画を見るペースはガクンと落ちています。
したがって、レビューもご無沙汰しています。
古いものばかりですが、更新しないとますます古くなるので…。ハハハ。

「カルテット」85

林の囲まれた広大な敷地の高台に瀟洒なシャトーが建っていた。
ビーチャム・ハウスは引退した音楽家たちが余生を送る養老ホームだ。
住人たちはリハーサルに余念がなかった。近づくヴェルディ生誕の記念ガラに
備えているのだ。“セドリック”と呼ばれるたびに「スィドリックだ」と訂正する
クセの強い元ディレクターが自分のキャリアに誇りを持つ難しい老人の集まりを
統率していた。みんな真剣だった。ガラが成功しないとホームが閉鎖になるかも
しれないというピンチだったからだ。

住人の中に、一人でいることが多いレジー、女好きのウィルフ、ときどき認知症の
症状が見られるようになっているシシーがいた。オペラ歌手として活躍した彼らは、
オペラ界のプリマドンナだったジーン・ホートンとともにカルテットを組んで、
リゴレットを歌い、“ザ・リゴレット”と称された時期があった。

ある日、ホームに新しい入所者が到着した。誰あろう、ジーンだった。
ジーンとレジーは短い期間だったが結婚していた仲だ。苦い終わり方をしたことに
レジーはこだわり続け、ジーンの入居に拒否反応を示した。
一方、セドリックがいいアイディアを思いついた。ザ・リゴレットの復活だ…
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ホームのモデルはイタリアのミラノにあるようですが、映画の舞台はイギリス・
バッキンガムシャーです。美しいセッティングの中のホームで繰り広げられる
老人たちの日常は私にとって遠い先の話ではなく、“身近な”ものです。ですから、
彼らのおしゃべりの中身や行動の一つ一つにうなずいてしまいます。ハハハ。

誰にも等しく老いは訪れるわけですが、若いうちはまったく気にもかけません。
私もそうでした。しかし、このホームで暮らすお年寄りたちは明日の私だと思えば
身につまされます。思ったほど涙は流れませんでしたが、終わりに近いところで
4人が舞台に揃ったときのスタンディング・オベーションにはグッときました。

中には、「このお年寄りどうなの?」と思う登場人物もいますが、必ず、どこかで
“救われて”います。大好きな俳優、ダスティン・ホフマンが監督として年老いた
音楽家たちに優しい眼差しを向けて描いているのがよく分かります。
決して、自分の老後と重ね合わせて悲しくなるようなものではありません。むしろ、
ユーモアたっぷりに描かれています。若い人には向かないでしょうが、この作品も
一定年齢以上の人にはお勧めします。


朝食、昼食、そして夕食 85

朝からバルで酒を飲む友人同士、何一つ不満がなさそうな夫婦、久ぶりに出会う
元恋人同士、気のある女優を家に招いて手料理を振舞おうと奮闘する脇役俳優、
弟が男と同棲していることを知って動揺する兄、初老の教授と年齢差のある愛人…
さまざまな組み合わせの“カップル”が朝、昼、夜の食事をしながら交わす会話が
彼らの抱える問題を浮かび上がらせます。
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彼らが暮らすのはスペイン北部の街、サンティアゴ・デ・コンポステーラです。
ピンと来る人もいるでしょうが、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教三大聖地の
ひとつだそうです。しかし、私にとってはこれまで見た中でトップ5に入る名画
「サンジャックへの道」に出てきた街として頭に刻み込まれている名前です。
世界的に有名で最も人気がある巡礼の旅の最終目的地なのです。

出てくる何気ない料理がどれもおいしそうでした。ハハハ。
字幕に頼らざるを得ませんが、会話がいいですね。


「旅立ちの島唄」85

沖縄本島の東に浮かぶ離島、南大東島には高校がありません。
少年少女たちは中学を卒業すると島を出ていきます。主人公は中学卒業を控えた
仲里優奈(三吉彩花)です。兄も姉も本島で暮らし、母親も仕事を理由に島には
めったに戻ってきません。
サトウキビの栽培で生計を立てる父親と島で暮らす優奈は北大東島に住む中学生と
文通による遠距離恋愛中でした。
島を離れて本土の高校に進む日が迫り、彼女の気持ちは揺れていました。
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この映画で光るのは優奈役の女優・三吉です。
ドラマ「結婚しない」で女子大生を演じましたが、当時の年齢が16歳だと知って
びっくりしました。映画では微妙な環境にある難しい年齢の少女を好演しています。
言いすぎかもしれませんが、大きなダイヤモンドの原石ですね。
大事に育てて日本を代表する女優にしてほしいです。間違ってもチャラチャラした
役をやらせるのは絶対反対です。ハハハ。

「この唄は泣いて唄ったら価値ないからさー。耐えて唄うんだよ」
島に伝わる民謡を教える師匠の言葉が独特のやさしいイントネーションとともに
耳に残って離れません。

85 カルテット 身につまされる老人たちの会話、振る舞い みんなもいつか…
85 朝食、昼食… 出てくる食事のうまそうなこと! 籠城人物の会話が面白い
85 旅立ちの島唄 どこか懐かしいにおいがする 三吉彩花のみずみずしさ
by toruiwa2010 | 2013-06-27 12:29 | 映画が好き | Comments(0)
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