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岩佐徹のOFF-MIKE

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「オン・ザ・ロード」佳作~「夏の終り」は~ダメだった~ 13/09/06

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「オン・ザ・ロード」85

08/31のツイート

映画「オン・ザ・ロード」を見た。
1940年代終盤のアメリカの様子を
うかがわせるロード・ムービーだ。
少し長いが、”妙に”引き込まれた。
「佳作」だと思う。褒めてんだぜ、
どこかの評論家さん。ハハハ。


西にまっすぐ延びる道を若者が歩いている。なじみのない歌を口ずさみながら。
後ろからトラックが近づく音がした。振り向いた若者が右手の親指をかざすと
停まってくれた。荷台に転がり込んだ若者とそこに乗っていた数人の男たちの
賑やかな会話が始まった…
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舞台は1940年代半ばから50年代にかけてのアメリカです。
道路を歩いていたこの映画の主人公は作家を目指しているサル。
これは彼と、深いきずなで結ばれた男たちの友情の物語でもあります。
酒、おんな、マリワナ、バカ騒ぎ…若さゆえの計算も打算もない放蕩三昧。
しょうがねえなあとも思うし、自分が若かったころとくらべて、うらやましいと
思うところもあります。見る人はきっと頭の中でそんな“作業”をするはずです。
重ね合わすには少し過激ですが、登場する タイプの違う3人の若者の生き方には
一種の“なつかしさ”も覚えるのです。

普通、ロード・ムービーと言えば、ある場所から別の場所への旅を描かれることが
多いですが、この作品ではニューヨークからデンバーへ行ったかと思うと、再び
デンバーからニューヨークへ。どこかに寄り道してまたデンバーへ行き、そこから
サンフランシスコへ…それが何度も繰り返されます。
サル役のサム・ライリーもいいですが、もっと魅力的なのが、サルの“相棒”役、
破滅型の生き方しかできない若者・ディーンを演じるギャレット・ヘドランドと、
彼の2番目の妻、メリールウ役のクリステン・スチュワートです。

傑作、秀作、名作とは言いませんが、間違いなく“佳作”です。
togetterを見ると、ある一部で高名な映画評論家が<「佳作」というのは審査員が
応募作に格付けする時の言葉>と言ったらしいです。さらに、ツイッターや雑誌で
使う人を指して<言葉の使い方を知らないバカタレですね>とも。
おまけに、<「佳作」というのは評論家や審査員気取りの評価の言葉だから、
素人が何かを誉める時に使うと不遜>。自信満々。ハハハ。

コンクールや大会でランク付けするときは確かに“佳作”の位置は低いでしょう。
しかし、普通の会話で“佳作”と言ったら“素晴らしい作品”という意味です。
この人はたぶん、喧嘩ばかりしていて、普通の会話をしたことがないのでしょうね。
ハハハ。


「黒いスーツを着た男」80

09/01のツイート

映画「黒いスーツを着た男」を見た。
フィルム・ノワールの空気が漂う映画だ。
主役のラファエル・ペルソナ―ズは
“アラン・ドロンの再来”が売りらしい。
映画そのものは面白かったが、その一件に
関しては「おととい来やがれ」だね。
ハハハ


夜明けが近い時間だった。疾走して来た車が人をはねた。
道路に横たわった男はほとんど動かない。車を降りて駆け寄った男も何もできない。
仲間に呼ばれて車に戻った男はそのまま車を発進させて闇に消えた。

車を運転していた男の名前はアラン。かなり“あやしげ”な中古車ディーラーで
懸命に働き、社長から実質的な経営を任されほどの信頼を得ていた。その令嬢との
結婚式を前に婚約指輪まで社長が用意してくれるなど、アランの前途は洋々だった。
遊び仲間でもある部下と夜通しバカ騒ぎしてハイになり、事故を起こしたアランは
すべてを失うかもしれない恐怖と罪悪感に“茫然自失”していた。

現場に面したアパートの一室から一部始終を見ていた女がいた。ジュリエットだ…
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ツイートがすべて。
ま、そんな映画ですわ。ハハハ。

ちなみに、“〇〇の再来”と呼ばれた男も女も結局、○○を超えることはない…
人生を知り尽くした岩佐の言葉。ハハハ。


「夏の終わり」75

09/05のツイート

映画「夏の終わり」を見た。
簡単に言えば、二人の男の間で揺れる女心…
みたいな話だからそれほど複雑ではないのだが、
それにしても一つ一つのシーンが中途半端に
終わりすぎる。
満島ひかりはいいが、綾野剛に大した魅力はない。
75点。見なくてもいいのでは。


路地で子供たちが遊んでいる。女が道を掃いている。
どこからか犬の鳴き声が聞こえていた。
男がメモを頼りに家を探していた。“相澤”という表札の家の前で立ち止まった。

外出していた女がコロッケを買って帰って来た。
男が「木下君が来たよ」と声をかけた。「すぐに帰ったよ」とも…
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映画の導入部で満島のセリフのトーンが不自然に高く感じて落ち着きませんでした。
たぶん演出だし、彼女の意図でもあったのでしょうが、そんな風にキャラクターを
作らなくてもいいんじゃないの?と思いました。ハハハ。

昭和30年前後と思われる東京が舞台になっています。
その時代を描くとどうしても画面が暗くなりますね。それが物語全体の雰囲気にも
影響します。瀬戸内晴美が男女の愛憎を描いた小説を映画化したことは分かって
いますから、「こんな風になるのだろうな」と思って出かけたら、ビンゴでした。
ハハハ。

暗いのはあまり好きじゃないのにあえて見に行ったのは満島に期待したからです。
満足度は75%。だから作品の採点も75点です。ハハハ。
目の力は相変わらずです。激しい性格だったらしい瀬戸内の若いころのイメージが
重なる演技ですが、満島の潜在能力を十分引き出せているとは思いません。

説明不足のところが多くて、かなりストレスがたまります。
それを指摘すれば、「説明するような映画を撮ろうとは思わないね」などと、監督が
“調子こいた”ことを言いそうな作り方です。ハハハ。

いろいろ、ディテールにこだわっているのは分かりました。うす暗い生垣沿いに
猫を歩かせたり、降りしきる雨の中、土塀の上に毛虫を這わせたりしています。
急に周りの音を消してみたり、登場人物以外の背景の映像をストップモーションに
したところも気がついただけで2ヶ所ありました。
猫にも毛虫にも、消音やストップモーションにも登場人物の“心情の投影”など、
意図があるはずですが、申し訳ないけど、私にはその意図は伝わりませんでした。
ハハハ。

「タバコを“のむ”」と言った時代、そして、小学高校学年で見た日本で初めての
“総天然色映画”、「カルメン故郷に帰る」が封切られた時代に女性が“トイレ”と
言っていたとは思いません。当時はまだ、特に女性なら“はばかり”、“お便所”、
“お手洗い”と言ったはずで、“トイレット”を省略した“トイレ”という言い方が
一般的になったのはもっとあとのことだと思います。

“時代考証”で確認してあるなら謝りますが、満島がこの言葉を口にした瞬間に、
強い違和感がありました。
1973年にロサンゼルスのビルトモア・ホテルのロビーで“⇒”付きで「便所」と
墨で大書した紙が壁に貼られているのを発見したときと同じ違和感…。ハハハ。


85 オン・ザ・ロード あまり期待していなかったが拾いものだった 佳作だ
80 黒いスーツを着た男 “ドロンの再来”がどんなものかと思ったが失望
75 夏の終わり 満島ひかるに期待して出かけたが失望 彼女にではなく映画に
by toruiwa2010 | 2013-09-06 09:13 | 映画が好き | Comments(2)
Commented by しょう at 2013-09-06 10:23 x
岩佐さん、こんにちは。

私も「佳作」という言葉は「傑作ではないにしろ良い作品」
という意味がまず頭に浮かびます。
"ある一部で高名な映画評論家"がどなたなのか分かりませんが(笑)
常に作品に優劣を付けている職業のために、格付けの名称という
ひとつの意味しか頭に残っていないのでしょうか。

「素人が使うと不遜」というのも、あまりにも乱暴ですね。
最近は一般人の映画のレビューブログもなかなか面白いものが
たくさんありますので、危機感からくる発言だったりして。
Commented by toruiwa2010 at 2013-09-06 11:41
しょうサン、こんにちは。

他人の悪口は言わないことにしていますが(ハハハ)、
この人は世間知らず…だと思います。
自分の知識こそが正義、知っている世界が
すべてだと思っているのでしょう。
だから、見ず知らずの年長者に向かって
「XXじじい」などと言えるのです。ハハハ。
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